野良猫や保護猫を迎え入れたら?まず最初にしてあげたいこと

野良猫 保護猫 お迎え方

猫ちゃんとのご縁は様々な場所にあります。ペットショップやブリーダーさんというのはその代表的な場所ですが、中には子猫を拾ったり、知り合いから譲渡を受けたりする方もいらっしゃるでしょう。

出会いの形は飼い主さんと猫ちゃんの数だけ存在
しています。

とはいえ突然猫ちゃんを迎える事になった方は、一体何から始めればいいのかと悩んでしまいますよね。そこで今回はショップ等を経由せず猫ちゃんがおうちにやってきたときに行いたい事をリストアップしてみました。


まずは健康診断へ

保護猫 受け入れ 健康検査

猫ちゃんを迎えた当日は、飼い主さんも猫ちゃんもソワソワ落ち着かないかと思います。まずはおうちに慣れてもらい、食欲や排泄に異常がないか様子を見てみましょう。その後は、できるだけ早めに動物病院にかかることをおすすめします。

子猫ちゃんの場合はおうちで性別を見極める事は難しいかもしれません。初めての診察では主に性別診断、健康チェック、寄生虫や猫エイズ、猫白血病などの感染症を持っていないかの確認など基本的なことが行われます。成猫であれば持病がないか確認するため血液検査を行う事もありますが、猫ちゃんが極度の緊張状態であれば日を改めた方がいいでしょう。

異常が見つかったときは内服薬や目薬、外用薬など症状に合わせたお薬が処方されます。使い方や与え方に不安がある時は遠慮せずスタッフに聞いてみてくださいね。



寄生虫やノミ取りの駆除

保護猫 ノミ 寄生虫駆除

初回の診察で寄生虫が見つからなかったとしても、数日たってからうんちと一緒に虫が出てきた!なんてケースもあります。多くの病院では結果に関わらずノミ・マダニの駆虫薬とお腹の虫下しを処方することが多いのですが、もし処方がなかった場合には念のため駆虫を行いたい旨を伝え、お薬を出してもらうと安心です。

特に先住猫ちゃんがすでにおうちにいる場合には感染が広がることのないよう必ず駆虫は行いましょう。


月齢に合わせ予防接種を受けましょう

保護猫 予防接種

次に受けてもらいたいのが混合ワクチンの接種、つまり予防注射ですね。これはいつでもいいというわけではなく、子猫なのか成猫なのか、子猫であれば生後何か月齢なのか、今までに接種を受けたことがあるか、など猫ちゃんに関わる色々な情報から獣医師が時期を決定します。

完全にお外で生活していた猫ちゃんであれば初回接種となりますが、保護センターや譲渡主の元で既に接種を受けている場合は、前回からどれほどの期間があいているかがポイントになります。猫ちゃんをおうちに迎え入れるときに前回のワクチン接種証明書を一緒にもらうかコピーをさせてもらってくださいね。

基本的に一度動物病院で予防注射を受けると、その後はハガキで接種時期を知らせてくれるようになりますのでご安心ください。


避妊や去勢手術を検討

保護猫 去勢 避妊 手術

お迎え後、落ち着いてきたら避妊や去勢手術を行うかを検討しましょう。

今回、猫ちゃんは暖かな寝床と毎日食べられる食事を手に入れ、生活を共にしてくれる飼い主さんに出会う事ができました。でも、もし猫ちゃんを誰も見つけなかったら...保護させてくれなかったら...今でもお外の厳しい環境の中で生きていたかもしれません。

避妊や去勢手術は将来の病気を予防するだけでなく、そういったおうちのない猫ちゃん達を増やさないための手段でもあります。

また発情期がやってくるとマーキングや夜鳴きなど、現実的に頭を抱えてしまう問題が出てきます。交配を予定しないのであれば早めに検討してみてもいいかもしれませんね。

保護猫 迎え入れる

最初は戸惑う事も多いかもしれません。でもせっかく出会うことができたご縁です。猫ちゃんと少しずつ時間をかけて、素敵な家族になっていってくださいね。



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