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愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある?

愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある?

ガーガーとした咳や、苦しそうな呼吸が特徴の気管虚脱。小型犬に見られることが多く、進行するとチアノーゼを起こしてしまい通常の生活すら困難になる事も起こりうる症状です。実際に動物病院で勤務していると気管虚脱を発症するワンちゃんはとても多く、身近な病気として知っておいていただきたい病気の一つだと感じます。できるだけ早く気が付いてあげることで進行を遅らせることもできるのですが、初期症状が見逃してしまうほど軽いことや、重度の状態まで何も症状がなく進行してしまうケースもあり、気が付いた時には既にかなり進行していたという事は珍しくありません。そこで今回は、気管虚脱の症状の特徴や治療の方法についてまとめました。できる限り、早期で愛犬の変化に気付いてあげられるヒントになればと思います。 気管虚脱とは? ワンちゃん達も人間と同じように口から肺に向かって【気管】という管が繋がっています。酸素を取り込み、ガス交換を行う生きる上でとても大切な器官ですね。気管はホースのように筒状になっていて手前から頸部気管、胸部気管、そして気管支へと伸びていきます。このホース状の気管が何らかの原因によって潰れてしまい楕円、または完全にペタンコになってしまい酸素を上手に取り込めなくなってしまうのが【気管虚脱】という状態です。レントゲンを撮ることでグレード1では25%、重度のグレード4では75%以上の気管の形状の潰れが見られたなど、進行具合によって振り分けされています。 気管虚脱特有の症状 咳が見られる病気はいくつかありますが、気管虚脱で見られる咳は少し特徴的で注意して見ていれば飼い主さんでも気が付くことができることもあります。以下のような症状が見られたときは咳込んでいるところを動画におさめ、動物病院で獣医師にチェックしてもらいましょう。【軽度】・コンコン、カフカフ、ケフケフとした乾いた咳・飲水時に軽くむせる【重度】・ガーガーとしたダチョウのような咳・ゼーゼーとした呼吸音・一度咳が出たら中々止まらない・チアノーゼ なりやすい犬種や年齢 平均的には7~8歳ごろから始まり、シニアになるほど発症、進行してしまうと言われています。ただ小型犬では1~2歳の若齢でも発症するケースがあるので、若いからといって安心せず咳が見られたときは都度診察を受ける事をお勧めします。小型犬であるプードルやチワワ、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャーテリアに加え短頭種であるパグやフレンチブルドックによく見られます。その他柴犬やMIX犬、ビーグルやレトリバーなどの中型、大型犬種に症状が出る事も。 治療の方法 ■内科療法内科療法はお薬や吸入薬を使って気管周囲の炎症を抑えたり、気管支を広げる方法です。咳止め、気管支拡張剤、ステロイド、去痰剤などが使用される代表的なお薬となります。ネブライザーといってお薬を気化して充満させたボックスに入ってもらい、お薬を直接気管から吸入してもらう方法もあります。潰れた気管を元に戻すことはできませんが、炎症が引くことで呼吸がしやすくなります。■外科治療行える病院は限られますが、気管虚脱は手術をすることができる病気です。この数年でもかなりの進歩が見られている分野で、手術を選ばれる方も増えてきているように感じます。手術の1つはステント法と呼ばれ、気管内に特殊な管を挿入することで気管の形を戻し、維持させる方法です。そしてもう1つがPLLP法と言います。特殊なプロテーゼという素材を使用して気管の形を矯正する方法です。どちらも呼吸器の専門病院でなければ受けることはできず、金額的負担も大きくなりますが、投薬に比べて回復する可能性も高いので検討する価値が十分ある治療方法と言えるでしょう。 予防や緩和する方法 気管虚脱の原因ははっきりわかってはいません。ただワンちゃんは、四肢で移動し、首を酷使する体の作りをしているので、できるだけ首にかかる負担を減らしてあげることが予防、緩和になると見られています。・肥満に注意する・首輪ではなくハーネスに変える・加湿する季節の変わり目は症状が出やすいので、特に注意して様子を見てあげてくださいね! 治療は専門病院も視野に入れよう 気管虚脱の治療は専門病院で受けた方がより治療の選択肢が広がります。特に手術は行える病院や獣医師が限られていますので、セカンドオピニオンを受ける事も視野に入れて治療を進めていきましょう。かかりつけの獣医師から紹介状が必要になりますので、遠慮せずかかりつけの先生にご相談なさってみてくださいね。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある?

ガーガーとした咳や、苦しそうな呼吸が特徴の気管虚脱。小型犬に見られることが多く、進行するとチアノーゼを起こしてしまい通常の生活すら困難になる事も起こりうる症状です。実際に動物病院で勤務していると気管虚脱を発症するワンちゃんはとても多く、身近な病気として知っておいていただきたい病気の一つだと感じます。できるだけ早く気が付いてあげることで進行を遅らせることもできるのですが、初期症状が見逃してしまうほど軽いことや、重度の状態まで何も症状がなく進行してしまうケースもあり、気が付いた時には既にかなり進行していたという事は珍しくありません。そこで今回は、気管虚脱の症状の特徴や治療の方法についてまとめました。できる限り、早期で愛犬の変化に気付いてあげられるヒントになればと思います。 気管虚脱とは? ワンちゃん達も人間と同じように口から肺に向かって【気管】という管が繋がっています。酸素を取り込み、ガス交換を行う生きる上でとても大切な器官ですね。気管はホースのように筒状になっていて手前から頸部気管、胸部気管、そして気管支へと伸びていきます。このホース状の気管が何らかの原因によって潰れてしまい楕円、または完全にペタンコになってしまい酸素を上手に取り込めなくなってしまうのが【気管虚脱】という状態です。レントゲンを撮ることでグレード1では25%、重度のグレード4では75%以上の気管の形状の潰れが見られたなど、進行具合によって振り分けされています。 気管虚脱特有の症状 咳が見られる病気はいくつかありますが、気管虚脱で見られる咳は少し特徴的で注意して見ていれば飼い主さんでも気が付くことができることもあります。以下のような症状が見られたときは咳込んでいるところを動画におさめ、動物病院で獣医師にチェックしてもらいましょう。【軽度】・コンコン、カフカフ、ケフケフとした乾いた咳・飲水時に軽くむせる【重度】・ガーガーとしたダチョウのような咳・ゼーゼーとした呼吸音・一度咳が出たら中々止まらない・チアノーゼ なりやすい犬種や年齢 平均的には7~8歳ごろから始まり、シニアになるほど発症、進行してしまうと言われています。ただ小型犬では1~2歳の若齢でも発症するケースがあるので、若いからといって安心せず咳が見られたときは都度診察を受ける事をお勧めします。小型犬であるプードルやチワワ、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャーテリアに加え短頭種であるパグやフレンチブルドックによく見られます。その他柴犬やMIX犬、ビーグルやレトリバーなどの中型、大型犬種に症状が出る事も。 治療の方法 ■内科療法内科療法はお薬や吸入薬を使って気管周囲の炎症を抑えたり、気管支を広げる方法です。咳止め、気管支拡張剤、ステロイド、去痰剤などが使用される代表的なお薬となります。ネブライザーといってお薬を気化して充満させたボックスに入ってもらい、お薬を直接気管から吸入してもらう方法もあります。潰れた気管を元に戻すことはできませんが、炎症が引くことで呼吸がしやすくなります。■外科治療行える病院は限られますが、気管虚脱は手術をすることができる病気です。この数年でもかなりの進歩が見られている分野で、手術を選ばれる方も増えてきているように感じます。手術の1つはステント法と呼ばれ、気管内に特殊な管を挿入することで気管の形を戻し、維持させる方法です。そしてもう1つがPLLP法と言います。特殊なプロテーゼという素材を使用して気管の形を矯正する方法です。どちらも呼吸器の専門病院でなければ受けることはできず、金額的負担も大きくなりますが、投薬に比べて回復する可能性も高いので検討する価値が十分ある治療方法と言えるでしょう。 予防や緩和する方法 気管虚脱の原因ははっきりわかってはいません。ただワンちゃんは、四肢で移動し、首を酷使する体の作りをしているので、できるだけ首にかかる負担を減らしてあげることが予防、緩和になると見られています。・肥満に注意する・首輪ではなくハーネスに変える・加湿する季節の変わり目は症状が出やすいので、特に注意して様子を見てあげてくださいね! 治療は専門病院も視野に入れよう 気管虚脱の治療は専門病院で受けた方がより治療の選択肢が広がります。特に手術は行える病院や獣医師が限られていますので、セカンドオピニオンを受ける事も視野に入れて治療を進めていきましょう。かかりつけの獣医師から紹介状が必要になりますので、遠慮せずかかりつけの先生にご相談なさってみてくださいね。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

愛猫がエリザベスカラーを嫌がる時はどうしたらいい?困った時の対処法。

愛猫がエリザベスカラーを嫌がる時はどうしたらいい?困った時の対処法。

手術の後や皮膚炎がある時など、エリザベスカラーの出番は意外と多いもの。エリマキトカゲのような見た目で可愛らしい反面、つけることが猫ちゃんにとって大きなストレスになってしまう事も。無理やり取ろうと暴れてしまう子や、動けなくなる子、食欲がなくなってしまう子、その影響は様々な形で現れます。とはいえカラーをしていないと保護するべき傷口を舐めてしまう可能性もありますよね。そこで今回は愛猫ちゃんがエリザベスカラーを嫌がってしまう時にできる対策方法をご紹介します! 愛猫に合わせたカラー選びを エリザベスカラーを嫌がる理由は猫ちゃんによってそれぞれ違います。例えば…・周りが見えなくて怖い・色々な場所にぶつかってしまいストレス・グルーミングができない事が嫌・重たくて鬱陶しいエリザベスカラーは様々な形状があり王道のプラスチックタイプにも色がついているもの、透明なものがあります。また布生地でできたドーナツ状のものも。最初から愛猫ちゃんが好むタイプを選ぶことは難しいかもしれませんが、一度装着したものを嫌がる時は、異なったタイプに変更してみるとすんなりつけてくれることもあるのです。なおプラスチックタイプの適切なサイズはお顔が飛び出さないかどうかを基準に選びましょう。首回りは指が1本~2本入る程度は余裕を持たせて装着することが推奨されています。 生活の環境を変えてみる エリザベスカラーをつけている間はおうちの生活環境を少し変えてあげましょう。・カラーをつけたままでも食事がしやすいよう、食器に高さをつけてあげる。・トイレやハウス、猫ちゃんのよく使う場所や移動するラインの障害物を無くす。・ブラッシングをしてあげる。上記のポイントを抑えるだけでも生活に不便さを緩和できるかもしれません。 外しても良い時間を作る 飼い主さんがしっかり見ていられる間はカラーを外してあげてもOKです。食事時など決まった時間に外してあげることでリフレッシュになることもあります。ただ傷口に痒みがある場合は隙を見て舐めたり引っかいてしまう事もありますので、気にしてしまう素振りが見られたときは再装着してくださいね。 どうしてもつけられない時は? 基本的にエリザベスカラーは、傷口の保護のためのものです。細菌感染を防ぎ、より早く傷を回復させるためのアイテムですね。ただそのために猫ちゃんの食欲や元気がなくなってしまうようでは元も子もありません。エリザベスカラー以外にも傷口を保護する方法はいくつかあり、お洋服タイプになっている術後衣や傷口をダイレクトに保護するテーピングが代表的。どうしてもエリザベスカラーをつけられない、つけていると体調が悪くなる、という時はその他の方法でも大丈夫かどうか獣医師に相談してみましょう! 卒業のタイミングは診察後に 手術の後は、最低でも抜糸が終わるまではエリザベスカラーをつけておきましょう。傷口はふさがっているように見えても、舐め壊されてしまう事が多々あります。そうすると結果的に治療期間が延びてしまい、エリザベスカラーの卒業が先延ばしになってしまいます。また皮膚炎もあと少しのタイミングで引っかいてしまうとあっという間に悪化してしまいます。カラーは独断で外さず、獣医師の診察後ゴーサインが出るまで我慢してくださいね。 柔軟に対応しつつ乗り越えよう! 首回りがジャストサイズにならない、ボタンをつける間に暴れてしまう、という時はカラーを巻き付けたあとガムテープで止めるだけでもOKです。剥がしやすいようテープの端っこを少し折っておくとスムーズですよ♪カラーはずっと付けっぱなしになるわけではありません。柔軟に対応することで、しっかりと回復してもらい、早く卒業できるようもうひと頑張りしましょう! 関連ブログ 車酔いは治らない?ペットとドライブを楽しむ方法とは 犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢 愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

愛猫がエリザベスカラーを嫌がる時はどうしたらいい?困った時の対処法。

手術の後や皮膚炎がある時など、エリザベスカラーの出番は意外と多いもの。エリマキトカゲのような見た目で可愛らしい反面、つけることが猫ちゃんにとって大きなストレスになってしまう事も。無理やり取ろうと暴れてしまう子や、動けなくなる子、食欲がなくなってしまう子、その影響は様々な形で現れます。とはいえカラーをしていないと保護するべき傷口を舐めてしまう可能性もありますよね。そこで今回は愛猫ちゃんがエリザベスカラーを嫌がってしまう時にできる対策方法をご紹介します! 愛猫に合わせたカラー選びを エリザベスカラーを嫌がる理由は猫ちゃんによってそれぞれ違います。例えば…・周りが見えなくて怖い・色々な場所にぶつかってしまいストレス・グルーミングができない事が嫌・重たくて鬱陶しいエリザベスカラーは様々な形状があり王道のプラスチックタイプにも色がついているもの、透明なものがあります。また布生地でできたドーナツ状のものも。最初から愛猫ちゃんが好むタイプを選ぶことは難しいかもしれませんが、一度装着したものを嫌がる時は、異なったタイプに変更してみるとすんなりつけてくれることもあるのです。なおプラスチックタイプの適切なサイズはお顔が飛び出さないかどうかを基準に選びましょう。首回りは指が1本~2本入る程度は余裕を持たせて装着することが推奨されています。 生活の環境を変えてみる エリザベスカラーをつけている間はおうちの生活環境を少し変えてあげましょう。・カラーをつけたままでも食事がしやすいよう、食器に高さをつけてあげる。・トイレやハウス、猫ちゃんのよく使う場所や移動するラインの障害物を無くす。・ブラッシングをしてあげる。上記のポイントを抑えるだけでも生活に不便さを緩和できるかもしれません。 外しても良い時間を作る 飼い主さんがしっかり見ていられる間はカラーを外してあげてもOKです。食事時など決まった時間に外してあげることでリフレッシュになることもあります。ただ傷口に痒みがある場合は隙を見て舐めたり引っかいてしまう事もありますので、気にしてしまう素振りが見られたときは再装着してくださいね。 どうしてもつけられない時は? 基本的にエリザベスカラーは、傷口の保護のためのものです。細菌感染を防ぎ、より早く傷を回復させるためのアイテムですね。ただそのために猫ちゃんの食欲や元気がなくなってしまうようでは元も子もありません。エリザベスカラー以外にも傷口を保護する方法はいくつかあり、お洋服タイプになっている術後衣や傷口をダイレクトに保護するテーピングが代表的。どうしてもエリザベスカラーをつけられない、つけていると体調が悪くなる、という時はその他の方法でも大丈夫かどうか獣医師に相談してみましょう! 卒業のタイミングは診察後に 手術の後は、最低でも抜糸が終わるまではエリザベスカラーをつけておきましょう。傷口はふさがっているように見えても、舐め壊されてしまう事が多々あります。そうすると結果的に治療期間が延びてしまい、エリザベスカラーの卒業が先延ばしになってしまいます。また皮膚炎もあと少しのタイミングで引っかいてしまうとあっという間に悪化してしまいます。カラーは独断で外さず、獣医師の診察後ゴーサインが出るまで我慢してくださいね。 柔軟に対応しつつ乗り越えよう! 首回りがジャストサイズにならない、ボタンをつける間に暴れてしまう、という時はカラーを巻き付けたあとガムテープで止めるだけでもOKです。剥がしやすいようテープの端っこを少し折っておくとスムーズですよ♪カラーはずっと付けっぱなしになるわけではありません。柔軟に対応することで、しっかりと回復してもらい、早く卒業できるようもうひと頑張りしましょう! 関連ブログ 車酔いは治らない?ペットとドライブを楽しむ方法とは 犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢 愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある?

猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある?

皆さんは肥満細胞腫という病気をご存知でしょうか?ぽっちゃり気味の子にできる腫瘍?と感じてしまうネーミングですが肥満とは全く関係のない腫瘍疾患です。猫ちゃんに見られることも多く、できた部位や気が付いたタイミングによっては命にかかわることも。そこで今回は猫ちゃんの肥満細胞腫について気になるポイントや治療方法についてまとめてみました! 肥満細胞腫とはどういう病気? 病名にもなっている肥満細胞というのは免疫に関わる細胞で、どんな子でも全身に存在しています。この肥満細胞が腫瘍化したものが「肥満細胞腫」と呼ばれ、悪性、良性どちらの可能性もあります。皮膚上におできとしてできる【皮膚型】と、脾臓や腸管などの内臓にできる【内臓型】があり、一般的に内臓型の方が予後不良とされてますが、どちらも発見のタイミングや発症部位が重要になってきます。腫瘍の中には、痒みや血が止まりにくくなる成分であるヒスタミンやヘパリンといった物質が含まれています。外部からの刺激によって腫瘍内のそれらの物質が放出されて、重度のアレルギー症状、いわゆるアナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあるため、いじりまわすのはNG。怪しいできものを見つけたら、むやみに触らずに動物病院を受診しましょう。 早期発見がポイント 皮膚型の肥満細胞腫は見た目も様々でただのニキビのように見えることもあります。本人が気にしない事も多く、油断して長い期間放置してしまうと良性であったものが悪性に変異してしまう事や、体の中に転移してしまう事もあります。また大きくなりすぎると切除が難しくなってしまうケースも。最終的に良性か悪性かを判断するのは手術後に切除した腫瘍を病理検査に出し、その結果を見てからになります。どのような治療を行うにしても若く体力があるうちが理想的で、撫でている時やブラッシング時によく触り、おできがないかチェックしてみてくださいね。 主な症状 ■皮膚型肥満細胞腫皮膚型はできものができる以外、痒みや赤みが見られることがあります。顎や耳にできることが多いようですが、実際に動物病院で勤務していると全身の色々な場所で見られる印象です。おできの色や、大きさは様々で肉眼上で腫瘍か皮膚病かを見分けることは困難を極めます。■内臓型肥満細胞腫内臓型は食欲や元気の低下を始め普段の体調に症状が出始めます。嘔吐や下痢、下血が見られることも。進行していくと胃潰瘍や腹水、胸水がたまり命に関わる重篤な症状が出てくるようになります。 治療の方法 ■外科手術皮膚型肥満細胞腫は手術で切り取ることで完治するケースも多くあり、複数できているときは全て切除します。年齢や持病によって麻酔のリスクが大きくなることもありますが、基本的に外科手術が第一選択の治療方法となります。■抗がん治療何らかの理由で手術ができない子や切除後に転移が確認された子は抗がん治療へと進みます。抗がん治療は1回きりではなく、数か月間単位でワンクールとされていて注射や点滴、放射線など様々な方法が取られます。猫ちゃんの状態に合わせて、抗がん剤の種類や治療間隔を獣医師が決定します。■内服治療肥満細胞腫には分子標的薬という種類のお薬が良い反応を示すことがあります。肥満細胞だけを攻撃してくれるお薬で、抗がん剤より副反応がないと言われています。また、ステロイドや抗ヒスタミン剤を併用して治療を進めていくことも。■漢方年齢や状態的に手術や抗がん剤が難しい子には漢方を使用する病院さんもあります。西洋薬とは少し違い、体の代謝や免疫を底上げしながらがん細胞を抑える作用があります。完治まではいかずとも、がん細胞の活性化を防ぐことで長期間落ち着いた状態を維持できることもあるようです。 治療方針は家族で相談を 治療の第一選択になる手術は、腫瘍細胞を取り切れるよう少し大きめに切除することもあります。場所によっては術後の生活に大きく影響することもあるのでご家族でよく相談してから決定なさってくださいね。また抗がん治療を行っていく場合も金銭的、時間的負担が発生してきます。頻繁な通院は可能か、ワンクールどれほどの金額になるのか、事前に確認し話し合っておくことでスムーズに治療を進めていくことができます。治療方針は症状だけでなく、猫ちゃんや飼い主さんの環境により大きく変わります。まずは獣医師にも相談に乗ってもらったうえで、家族の皆さんが猫ちゃんのために一生懸命考えて決めた治療方法が正解なのではないでしょうか。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある?

皆さんは肥満細胞腫という病気をご存知でしょうか?ぽっちゃり気味の子にできる腫瘍?と感じてしまうネーミングですが肥満とは全く関係のない腫瘍疾患です。猫ちゃんに見られることも多く、できた部位や気が付いたタイミングによっては命にかかわることも。そこで今回は猫ちゃんの肥満細胞腫について気になるポイントや治療方法についてまとめてみました! 肥満細胞腫とはどういう病気? 病名にもなっている肥満細胞というのは免疫に関わる細胞で、どんな子でも全身に存在しています。この肥満細胞が腫瘍化したものが「肥満細胞腫」と呼ばれ、悪性、良性どちらの可能性もあります。皮膚上におできとしてできる【皮膚型】と、脾臓や腸管などの内臓にできる【内臓型】があり、一般的に内臓型の方が予後不良とされてますが、どちらも発見のタイミングや発症部位が重要になってきます。腫瘍の中には、痒みや血が止まりにくくなる成分であるヒスタミンやヘパリンといった物質が含まれています。外部からの刺激によって腫瘍内のそれらの物質が放出されて、重度のアレルギー症状、いわゆるアナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあるため、いじりまわすのはNG。怪しいできものを見つけたら、むやみに触らずに動物病院を受診しましょう。 早期発見がポイント 皮膚型の肥満細胞腫は見た目も様々でただのニキビのように見えることもあります。本人が気にしない事も多く、油断して長い期間放置してしまうと良性であったものが悪性に変異してしまう事や、体の中に転移してしまう事もあります。また大きくなりすぎると切除が難しくなってしまうケースも。最終的に良性か悪性かを判断するのは手術後に切除した腫瘍を病理検査に出し、その結果を見てからになります。どのような治療を行うにしても若く体力があるうちが理想的で、撫でている時やブラッシング時によく触り、おできがないかチェックしてみてくださいね。 主な症状 ■皮膚型肥満細胞腫皮膚型はできものができる以外、痒みや赤みが見られることがあります。顎や耳にできることが多いようですが、実際に動物病院で勤務していると全身の色々な場所で見られる印象です。おできの色や、大きさは様々で肉眼上で腫瘍か皮膚病かを見分けることは困難を極めます。■内臓型肥満細胞腫内臓型は食欲や元気の低下を始め普段の体調に症状が出始めます。嘔吐や下痢、下血が見られることも。進行していくと胃潰瘍や腹水、胸水がたまり命に関わる重篤な症状が出てくるようになります。 治療の方法 ■外科手術皮膚型肥満細胞腫は手術で切り取ることで完治するケースも多くあり、複数できているときは全て切除します。年齢や持病によって麻酔のリスクが大きくなることもありますが、基本的に外科手術が第一選択の治療方法となります。■抗がん治療何らかの理由で手術ができない子や切除後に転移が確認された子は抗がん治療へと進みます。抗がん治療は1回きりではなく、数か月間単位でワンクールとされていて注射や点滴、放射線など様々な方法が取られます。猫ちゃんの状態に合わせて、抗がん剤の種類や治療間隔を獣医師が決定します。■内服治療肥満細胞腫には分子標的薬という種類のお薬が良い反応を示すことがあります。肥満細胞だけを攻撃してくれるお薬で、抗がん剤より副反応がないと言われています。また、ステロイドや抗ヒスタミン剤を併用して治療を進めていくことも。■漢方年齢や状態的に手術や抗がん剤が難しい子には漢方を使用する病院さんもあります。西洋薬とは少し違い、体の代謝や免疫を底上げしながらがん細胞を抑える作用があります。完治まではいかずとも、がん細胞の活性化を防ぐことで長期間落ち着いた状態を維持できることもあるようです。 治療方針は家族で相談を 治療の第一選択になる手術は、腫瘍細胞を取り切れるよう少し大きめに切除することもあります。場所によっては術後の生活に大きく影響することもあるのでご家族でよく相談してから決定なさってくださいね。また抗がん治療を行っていく場合も金銭的、時間的負担が発生してきます。頻繁な通院は可能か、ワンクールどれほどの金額になるのか、事前に確認し話し合っておくことでスムーズに治療を進めていくことができます。治療方針は症状だけでなく、猫ちゃんや飼い主さんの環境により大きく変わります。まずは獣医師にも相談に乗ってもらったうえで、家族の皆さんが猫ちゃんのために一生懸命考えて決めた治療方法が正解なのではないでしょうか。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは?

愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは?

ワンちゃん達の平均寿命は年々長くなり、最近では15歳を超えるご長寿さんも見かける機会が多くなってきました。これはワンちゃんを取り囲む、様々な環境の質があがってきている証拠でもあります。 愛犬は家族の一員、幼少期から一緒に育っていれば兄弟にように感じている方もいらっしゃいますよね。ですがワンちゃん達は人間の何倍も早く年齢を重ねていきます。小型犬の15歳は人間でいうと76歳前後、大型犬は更に早いスピードで老いが進んでいきます。長寿化が進むにつれワンちゃん達の認知症、介護も避けては通れない課題となってきました。そこで今回は、愛犬が認知症になってしまった時のケア方法や治療方法をご紹介していきます! 犬の認知症とは ワンちゃんであっても人間であっても認知症になるメカニズムは同様です。正常に機能していた脳の認知機能が加齢によって何らかのトラブルを起こし、うまく機能しなくなることで発症に至ります。11歳ごろから見られはじめ、13歳を超えるとその数もグッと増えてきます。どの犬種でも発症する可能性はありますが特に柴犬や日本犬系MIX、プードルさんに多く見られるようです。それまでの生活環境やしつけは関係ないとされていますが、脳を活性化することが予防につながるので、宝探しゲームなど頭を使う遊びがおすすめです! 認知症の症状 認知症の始まりは普段と少し違うかも...程度の違和感から始まります。・粗相が増える・慣れているはずのお散歩コースや自宅内の家具配置がわからなくなる・呼ばれても無反応・食事を何回も欲しがる・生活リズムが乱れるこのような異変が起き始めたら認知症が始まったサインかもしれません。これが更に進行すると自宅内をウロウロする【徘徊】、その場を回り続ける【旋回】、生活リズムが崩壊する【昼夜逆転】、深夜に鳴き続ける【夜鳴き】へと進んでいきます。 自宅でできるケア方法 ▲犬の介護マット クッションエアー NEWブラウン 認知症は基本的に「治す」ことは難しい病気です。認知症発症後はできるかぎり愛犬に合わせて環境を整え、生活をサポートしてあげてくださいね。■徘徊や旋回が出ている時は…家具や壁にぶつかってケガをしてしまうことがあります。曲がり角にはカバーを付けておくと安心!赤ちゃん用のベビーガードが万能です。認知機能が低下すると前進はできても後退ができなくなるという特徴があります。狭い場所に入り込むと自分で抜け出すことができなくなるため、自宅内に危険な場所はないか見直してみましょう。壁に激突してしまう時は広めのサークルに入ってもらい、座布団を内側にくくりつけておくとケガや騒音の防止にもなります。換気のために開けていた窓やドアから出て行ってしまう子もいますから目を離す時はしっかり戸締りをなさってくださいね。■寝たきりになった時は…自分で体勢を変えられないワンちゃんは床ずれが心配です。寝床には介護マットを使用し数時間おきに体制を変える体位変換を行ってください。お外が好きな子であれば外気を吸うだけでもリフレッシュになります。抱っこが難しいようであれば介護カートを使用して連れ出してあげると喜んでくれるかもしれませんね♪■粗相をしてしまう時は…認知症が始まったらおトイレは失敗するのが当たり前、位に考えておきましょう。 トイレの場所はわかっているけれど、はみだしてしまうという子にはワンサイズからツーサイズ大きいトイレを用意する、トイレの場所を増やしてあげるといった対策がおススメです。家中どこでもしてしまうようであればオムツの使用をスタートしましょう!オムツかぶれにならないようこまめに替えてあげてくださいね。 病院でできる治療方法 病院でできる治療は安定剤や眠剤を処方する内科治療になります。お薬の程度はサプリメントなどの軽いものから、取り扱い注意とされるほど強いものまで様々です。主に昼夜逆転、夜鳴きがひどい時に処方されるかと思います。 ワンちゃんの介護で疲弊される飼い主さんは多く、特に夜鳴きはご家族が眠れないだけでなく近隣との騒音トラブルとなる事もあるからです。介護を続けていく上で飼い主さんの心の健康はとても大切なポイントとなってきます。辛いと感じたときは気軽に動物病院でご相談されてくださいね。場合よっては病院のホテルで数日お預かりすることも可能です。 認知症の愛犬と向き合う事 認知症を発症後、愛犬がまるで違う子になってしまったような寂しさや辛さを感じる事もあるかと思います。お薬の使用や病院に預ける事に後ろめたさを感じたり、介護に疲れ苛立ってしまう事もきっとあるでしょう。認知症の発症は誰のせいでもありません。そして飼い主さんが愛情いっぱいに愛犬を育て、大切にしてきたからこそ長い人生を過ごしてくることができた、という事実。どのように愛犬と向き合っていくのかは飼い主さんの数だけ答えがあります。一番大切なのは飼い主さんもワンちゃんもできる限り穏やかに過ごしていける事です。誰よりも愛犬と寄り添ってきた飼い主さんが悩み、決めた答えであればそれが正解です。私たち動物病院のスタッフは医療的なケアを行うことはできますが、ワンちゃんの性格や好み、癖、行動パターンの全ては把握していません。全てを見てきた飼い主さんからご相談頂ければよりワンちゃんに合った治療方針が出せる事もあります。一人で抱え込まず、頼れる場所には頼り、無理のない形で愛犬をサポートしていきましょう。   関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは?

ワンちゃん達の平均寿命は年々長くなり、最近では15歳を超えるご長寿さんも見かける機会が多くなってきました。これはワンちゃんを取り囲む、様々な環境の質があがってきている証拠でもあります。 愛犬は家族の一員、幼少期から一緒に育っていれば兄弟にように感じている方もいらっしゃいますよね。ですがワンちゃん達は人間の何倍も早く年齢を重ねていきます。小型犬の15歳は人間でいうと76歳前後、大型犬は更に早いスピードで老いが進んでいきます。長寿化が進むにつれワンちゃん達の認知症、介護も避けては通れない課題となってきました。そこで今回は、愛犬が認知症になってしまった時のケア方法や治療方法をご紹介していきます! 犬の認知症とは ワンちゃんであっても人間であっても認知症になるメカニズムは同様です。正常に機能していた脳の認知機能が加齢によって何らかのトラブルを起こし、うまく機能しなくなることで発症に至ります。11歳ごろから見られはじめ、13歳を超えるとその数もグッと増えてきます。どの犬種でも発症する可能性はありますが特に柴犬や日本犬系MIX、プードルさんに多く見られるようです。それまでの生活環境やしつけは関係ないとされていますが、脳を活性化することが予防につながるので、宝探しゲームなど頭を使う遊びがおすすめです! 認知症の症状 認知症の始まりは普段と少し違うかも...程度の違和感から始まります。・粗相が増える・慣れているはずのお散歩コースや自宅内の家具配置がわからなくなる・呼ばれても無反応・食事を何回も欲しがる・生活リズムが乱れるこのような異変が起き始めたら認知症が始まったサインかもしれません。これが更に進行すると自宅内をウロウロする【徘徊】、その場を回り続ける【旋回】、生活リズムが崩壊する【昼夜逆転】、深夜に鳴き続ける【夜鳴き】へと進んでいきます。 自宅でできるケア方法 ▲犬の介護マット クッションエアー NEWブラウン 認知症は基本的に「治す」ことは難しい病気です。認知症発症後はできるかぎり愛犬に合わせて環境を整え、生活をサポートしてあげてくださいね。■徘徊や旋回が出ている時は…家具や壁にぶつかってケガをしてしまうことがあります。曲がり角にはカバーを付けておくと安心!赤ちゃん用のベビーガードが万能です。認知機能が低下すると前進はできても後退ができなくなるという特徴があります。狭い場所に入り込むと自分で抜け出すことができなくなるため、自宅内に危険な場所はないか見直してみましょう。壁に激突してしまう時は広めのサークルに入ってもらい、座布団を内側にくくりつけておくとケガや騒音の防止にもなります。換気のために開けていた窓やドアから出て行ってしまう子もいますから目を離す時はしっかり戸締りをなさってくださいね。■寝たきりになった時は…自分で体勢を変えられないワンちゃんは床ずれが心配です。寝床には介護マットを使用し数時間おきに体制を変える体位変換を行ってください。お外が好きな子であれば外気を吸うだけでもリフレッシュになります。抱っこが難しいようであれば介護カートを使用して連れ出してあげると喜んでくれるかもしれませんね♪■粗相をしてしまう時は…認知症が始まったらおトイレは失敗するのが当たり前、位に考えておきましょう。 トイレの場所はわかっているけれど、はみだしてしまうという子にはワンサイズからツーサイズ大きいトイレを用意する、トイレの場所を増やしてあげるといった対策がおススメです。家中どこでもしてしまうようであればオムツの使用をスタートしましょう!オムツかぶれにならないようこまめに替えてあげてくださいね。 病院でできる治療方法 病院でできる治療は安定剤や眠剤を処方する内科治療になります。お薬の程度はサプリメントなどの軽いものから、取り扱い注意とされるほど強いものまで様々です。主に昼夜逆転、夜鳴きがひどい時に処方されるかと思います。 ワンちゃんの介護で疲弊される飼い主さんは多く、特に夜鳴きはご家族が眠れないだけでなく近隣との騒音トラブルとなる事もあるからです。介護を続けていく上で飼い主さんの心の健康はとても大切なポイントとなってきます。辛いと感じたときは気軽に動物病院でご相談されてくださいね。場合よっては病院のホテルで数日お預かりすることも可能です。 認知症の愛犬と向き合う事 認知症を発症後、愛犬がまるで違う子になってしまったような寂しさや辛さを感じる事もあるかと思います。お薬の使用や病院に預ける事に後ろめたさを感じたり、介護に疲れ苛立ってしまう事もきっとあるでしょう。認知症の発症は誰のせいでもありません。そして飼い主さんが愛情いっぱいに愛犬を育て、大切にしてきたからこそ長い人生を過ごしてくることができた、という事実。どのように愛犬と向き合っていくのかは飼い主さんの数だけ答えがあります。一番大切なのは飼い主さんもワンちゃんもできる限り穏やかに過ごしていける事です。誰よりも愛犬と寄り添ってきた飼い主さんが悩み、決めた答えであればそれが正解です。私たち動物病院のスタッフは医療的なケアを行うことはできますが、ワンちゃんの性格や好み、癖、行動パターンの全ては把握していません。全てを見てきた飼い主さんからご相談頂ければよりワンちゃんに合った治療方針が出せる事もあります。一人で抱え込まず、頼れる場所には頼り、無理のない形で愛犬をサポートしていきましょう。   関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

ペットの療法食とは?正しい食べ方や入手方法

ペットの療法食とは?正しい食べ方や入手方法

ペットが病気になり継続的な治療が必要になると獣医師から【療法食】への切り替えをすすめられることがあります。実はこの療法食、最近ではフリマサイトなどでの出品が禁止され、その取り扱い方に注目が集まっています。また実際に食べさせていると味に飽きてしまう、多頭で他の子も口にしてしまう、など様々な問題に直面する飼い主さんも多くいらっしゃるかと思います。そこで今回は療法食の扱い方や与え方などについてまとめてみました。 ペット用療法食とは 療法食と一般の総合栄養食の差は食事に含まれる栄養素や成分量の違いにあります。総合栄養食は、世界的に定められた基準に乗っ取って作られていますが、療法食は各メーカーの研究結果に基づいて作られているのが特徴です。同じ病気に対して作られていてもメーカーによって微妙に成分差があり、どのメーカーのどのフードにするかの選択は獣医師が行います。近年ではネットショッピングの普及により今まで以上に手軽に購入できるようになりましたが、結果として高額で転売されることも増えてしまい、本当に必要な動物たちに療法食が行き届かないなどの問題も起こっています。この問題に対しフリマサイトなどでは出品が禁止され、各メーカーでも規格や商品名を短期間で変更する、独自のサイトを開設しネット上で購入できるようにする等の対策を取るようになりました。 正しい与え方 原則として療法食を与えるときは、おやつやトッピングなど他のものは一切与えてはいけないとされています。療法食はいわばお薬と同じようなもの。与える量や与え方の決まりをしっかり守ることでその効果が発揮されると考えましょう。ただし、これは獣医師によっても見解が変わります。中にはトッピングしてでも食べてくれるのであればその方が良いという先生もいます。これはどういった病気で、どれ程の進行具合かなど、ペットの状態によって左右される部分でもありますから、かかりつけの先生にご相談なさってくださいね。またトッピングとして使用できるウェットタイプの療法食もあります。食いつきが悪い時は活用してみましょう。 多頭飼育の場合に気を付けたい 困ってしまうのが多頭飼育をしているおうちです。一人だけ違う食事を与えるのが難しいというお声は現場でもよく耳にします。健常な子が療法食を食べてもいいかという点では、やはり望ましくはありません。数口食べてしまう程度であれば大きな心配はありませんが、日常的に療法食を食べていると栄養過多、または栄養不足が心配です。できれば食事の時間をずらす、場所を離すなど、対策を取って頂くと理想的。置きエサにしてしまうとお留守番中は見ていることができませんので時間を決め残っているものは片付けてしまいましょう。 開始と終了のタイミングは必ず相談を 食べ方によってはお薬を使わなくて済むほど、強い効果を発揮するのが療法食です。必ず開始と終了のタイミングは獣医師の指示を仰ぎましょう。腎不全の予防に若いうちから腎臓系の療法食を食べさせておく、おしっこ系の療法食を食べさせていたけど調子がいいから一般食に切り替える、など独断で食事を変更してしまうとかえって健康に影響が出てしまう事があります。また現在療法食は様々なニーズに合わせ獣医師が処方できるよう、一つの病気に対して数種類のラインナップを用意しているメーカーがほとんどです。その中でどのフードが一番合っているかの判断は獣医師にお任せしてくださいね。 療法食で困ってしまったら 療法食で一番困ってしまうのはとにかく食べない時かと思います。味に飽きてしまい突然食いつきが悪くなる、なんてこともあるかもしれません。そんな時は軽く温める、ふやかしてみるなどが一つの作戦です。また二つのメーカー品を交互に与え飽き対策している方も!あまり大きすぎると酸化が進み嗜好性が落ちてしまうため、フードの規格は最低でも1か月で使い切れるサイズがベストです。また購入前に小袋になっているサンプルをもらえる事もありますので、動物病院で確認してみてくださいね。ペット達にとって食は生きる上での大きな楽しみの一つです。気に入ってくれるものを獣医師と相談しながら見つけてあげましょう。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

ペットの療法食とは?正しい食べ方や入手方法

ペットが病気になり継続的な治療が必要になると獣医師から【療法食】への切り替えをすすめられることがあります。実はこの療法食、最近ではフリマサイトなどでの出品が禁止され、その取り扱い方に注目が集まっています。また実際に食べさせていると味に飽きてしまう、多頭で他の子も口にしてしまう、など様々な問題に直面する飼い主さんも多くいらっしゃるかと思います。そこで今回は療法食の扱い方や与え方などについてまとめてみました。 ペット用療法食とは 療法食と一般の総合栄養食の差は食事に含まれる栄養素や成分量の違いにあります。総合栄養食は、世界的に定められた基準に乗っ取って作られていますが、療法食は各メーカーの研究結果に基づいて作られているのが特徴です。同じ病気に対して作られていてもメーカーによって微妙に成分差があり、どのメーカーのどのフードにするかの選択は獣医師が行います。近年ではネットショッピングの普及により今まで以上に手軽に購入できるようになりましたが、結果として高額で転売されることも増えてしまい、本当に必要な動物たちに療法食が行き届かないなどの問題も起こっています。この問題に対しフリマサイトなどでは出品が禁止され、各メーカーでも規格や商品名を短期間で変更する、独自のサイトを開設しネット上で購入できるようにする等の対策を取るようになりました。 正しい与え方 原則として療法食を与えるときは、おやつやトッピングなど他のものは一切与えてはいけないとされています。療法食はいわばお薬と同じようなもの。与える量や与え方の決まりをしっかり守ることでその効果が発揮されると考えましょう。ただし、これは獣医師によっても見解が変わります。中にはトッピングしてでも食べてくれるのであればその方が良いという先生もいます。これはどういった病気で、どれ程の進行具合かなど、ペットの状態によって左右される部分でもありますから、かかりつけの先生にご相談なさってくださいね。またトッピングとして使用できるウェットタイプの療法食もあります。食いつきが悪い時は活用してみましょう。 多頭飼育の場合に気を付けたい 困ってしまうのが多頭飼育をしているおうちです。一人だけ違う食事を与えるのが難しいというお声は現場でもよく耳にします。健常な子が療法食を食べてもいいかという点では、やはり望ましくはありません。数口食べてしまう程度であれば大きな心配はありませんが、日常的に療法食を食べていると栄養過多、または栄養不足が心配です。できれば食事の時間をずらす、場所を離すなど、対策を取って頂くと理想的。置きエサにしてしまうとお留守番中は見ていることができませんので時間を決め残っているものは片付けてしまいましょう。 開始と終了のタイミングは必ず相談を 食べ方によってはお薬を使わなくて済むほど、強い効果を発揮するのが療法食です。必ず開始と終了のタイミングは獣医師の指示を仰ぎましょう。腎不全の予防に若いうちから腎臓系の療法食を食べさせておく、おしっこ系の療法食を食べさせていたけど調子がいいから一般食に切り替える、など独断で食事を変更してしまうとかえって健康に影響が出てしまう事があります。また現在療法食は様々なニーズに合わせ獣医師が処方できるよう、一つの病気に対して数種類のラインナップを用意しているメーカーがほとんどです。その中でどのフードが一番合っているかの判断は獣医師にお任せしてくださいね。 療法食で困ってしまったら 療法食で一番困ってしまうのはとにかく食べない時かと思います。味に飽きてしまい突然食いつきが悪くなる、なんてこともあるかもしれません。そんな時は軽く温める、ふやかしてみるなどが一つの作戦です。また二つのメーカー品を交互に与え飽き対策している方も!あまり大きすぎると酸化が進み嗜好性が落ちてしまうため、フードの規格は最低でも1か月で使い切れるサイズがベストです。また購入前に小袋になっているサンプルをもらえる事もありますので、動物病院で確認してみてくださいね。ペット達にとって食は生きる上での大きな楽しみの一つです。気に入ってくれるものを獣医師と相談しながら見つけてあげましょう。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

愛犬の爪切りや肛門腺絞り、ベストなタイミングとは?

愛犬の爪切りや肛門腺絞り、ベストなタイミングとは?

サロンさんに【トリミング】や【グルーミング】に通われているワンちゃんも多いですよね。一般的に被毛のカットまで行うのがトリミング、爪切りや肛門腺絞り、シャンプーなどのデイリーケアまでを行うのがグルーミングと呼ばれています。短毛、長毛に関わらずこのお手入れはとっても大切。お手入れのベストタイミングを逃してしまうと病気やケガに繋がってしまう事も…!そこで今回はお手入れの理想的な頻度や、放置することで起こってしまうトラブルについてご紹介します。 お手入れの理想頻度 ワンちゃん達の爪の伸びるスピードや、肛門腺の溜まり具合には個体差があります。外をたくさん歩くワンちゃんであれば爪は自然に削れていきますし、肛門腺も大型犬であれば排便時に一緒に出せている事が多く、絞らなくても問題ない場合も。ただし季節や年齢、食事、生活環境など様々な要因によって日々変化していくものですから、一度大丈夫だったからといって放置してしまうのはNGです。3週間~4週間に1度はシャンプーを含め体のお手入れを行いましょう。ワンちゃんの皮膚は約3週間でターンオーバーを繰り返します。シャンプーやカットのタイミングとしてもベストと言えます。 爪が伸びすぎてしまうと? 爪切りの目安は足をおろした時に爪が地面にあたるようになってきたら、です。歩いた時にカツカツと音が鳴るようであれば早めに爪を切りましょう。ワンちゃんの爪の中には血管が通っていて根元が一番太く、爪先に向かって細くなっていく形状をしています。爪切りではこの血管の手前までをカットしていきますが、爪の伸びすぎを放置してしまうと血管も一緒に伸びてしまい爪切りをしても地面にあたってしまう、または多少の痛みを我慢してもらい血管ごと爪を切る、ということになってしまいます。また伸びすぎた爪が巻き爪になり肉球に食い込んでしまうことや、少しの衝撃で根元から折れてしまうような大ケガにも繋がります。長い爪や伸びすぎた足裏の毛は歩く時に腰や背中に大きな負担をかけますので定期的な爪切りはとても大切です。足裏カットもセットでやってくれますので是非お願いしてくださいね! 肛門腺が溜まりすぎると危険! 肛門腺絞りのタイミングは、肉眼ではわかりにくい事もあるので、原則は3週間から4週間を目処に行っていただくと安心です。肛門腺が溜まってくると、ワンちゃんもむずがゆさを感じお尻をズリズリと引きずって歩くような仕草が見られます。また独特な臭いを放ったり、肛門下が膨れてくることも。肛門腺は臭腺のひとつで肛門を中心として4時と8時のあたりにあり、袋状になっています。これを皮膚の上から押し上げるようにして袋の中にある分泌物を出すことを肛門腺絞りと呼びます。簡単に出る事もありますが分泌物が硬いワンちゃん達も多く動物病院でなければ出せないケースも少なくありません。肛門腺が溜まりすぎると周囲が炎症を起こしてしまい袋が破裂してしまいます。溜まった肛門腺液が皮膚を突き破って外に出てくるため強い痛みを伴い、食欲や元気の低下が見られることも。この場合は洗浄や抗菌剤の投与などしばらく通院治療を受けることになります。季節によって肛門腺液の溜まるスピードが変わることもありますので定期的にチェックしてあげましょう。 サロンの予約が取れない時は 普段通っているサロンで予約が取れないこともありますよね。特に年末年始などは予約が取りにくく困ってしまう事もあるかと思います。しかし、予約が取れた日までお手入れを放置してしまうとトラブルを起こしかねません。そのような時は是非かかりつけの動物病院さんに依頼してください。サロンの仕上がりとは異なりますが、多くの動物病院で爪切りや耳掃除、肛門腺絞りは受け付けています。ご自宅でシャンプーをしている方も難しい時は無理をせず依頼してくださいね!愛犬の様子をよく観察し、ベストなタイミングでお手入れ行ってあげましょう。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは   ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

愛犬の爪切りや肛門腺絞り、ベストなタイミングとは?

サロンさんに【トリミング】や【グルーミング】に通われているワンちゃんも多いですよね。一般的に被毛のカットまで行うのがトリミング、爪切りや肛門腺絞り、シャンプーなどのデイリーケアまでを行うのがグルーミングと呼ばれています。短毛、長毛に関わらずこのお手入れはとっても大切。お手入れのベストタイミングを逃してしまうと病気やケガに繋がってしまう事も…!そこで今回はお手入れの理想的な頻度や、放置することで起こってしまうトラブルについてご紹介します。 お手入れの理想頻度 ワンちゃん達の爪の伸びるスピードや、肛門腺の溜まり具合には個体差があります。外をたくさん歩くワンちゃんであれば爪は自然に削れていきますし、肛門腺も大型犬であれば排便時に一緒に出せている事が多く、絞らなくても問題ない場合も。ただし季節や年齢、食事、生活環境など様々な要因によって日々変化していくものですから、一度大丈夫だったからといって放置してしまうのはNGです。3週間~4週間に1度はシャンプーを含め体のお手入れを行いましょう。ワンちゃんの皮膚は約3週間でターンオーバーを繰り返します。シャンプーやカットのタイミングとしてもベストと言えます。 爪が伸びすぎてしまうと? 爪切りの目安は足をおろした時に爪が地面にあたるようになってきたら、です。歩いた時にカツカツと音が鳴るようであれば早めに爪を切りましょう。ワンちゃんの爪の中には血管が通っていて根元が一番太く、爪先に向かって細くなっていく形状をしています。爪切りではこの血管の手前までをカットしていきますが、爪の伸びすぎを放置してしまうと血管も一緒に伸びてしまい爪切りをしても地面にあたってしまう、または多少の痛みを我慢してもらい血管ごと爪を切る、ということになってしまいます。また伸びすぎた爪が巻き爪になり肉球に食い込んでしまうことや、少しの衝撃で根元から折れてしまうような大ケガにも繋がります。長い爪や伸びすぎた足裏の毛は歩く時に腰や背中に大きな負担をかけますので定期的な爪切りはとても大切です。足裏カットもセットでやってくれますので是非お願いしてくださいね! 肛門腺が溜まりすぎると危険! 肛門腺絞りのタイミングは、肉眼ではわかりにくい事もあるので、原則は3週間から4週間を目処に行っていただくと安心です。肛門腺が溜まってくると、ワンちゃんもむずがゆさを感じお尻をズリズリと引きずって歩くような仕草が見られます。また独特な臭いを放ったり、肛門下が膨れてくることも。肛門腺は臭腺のひとつで肛門を中心として4時と8時のあたりにあり、袋状になっています。これを皮膚の上から押し上げるようにして袋の中にある分泌物を出すことを肛門腺絞りと呼びます。簡単に出る事もありますが分泌物が硬いワンちゃん達も多く動物病院でなければ出せないケースも少なくありません。肛門腺が溜まりすぎると周囲が炎症を起こしてしまい袋が破裂してしまいます。溜まった肛門腺液が皮膚を突き破って外に出てくるため強い痛みを伴い、食欲や元気の低下が見られることも。この場合は洗浄や抗菌剤の投与などしばらく通院治療を受けることになります。季節によって肛門腺液の溜まるスピードが変わることもありますので定期的にチェックしてあげましょう。 サロンの予約が取れない時は 普段通っているサロンで予約が取れないこともありますよね。特に年末年始などは予約が取りにくく困ってしまう事もあるかと思います。しかし、予約が取れた日までお手入れを放置してしまうとトラブルを起こしかねません。そのような時は是非かかりつけの動物病院さんに依頼してください。サロンの仕上がりとは異なりますが、多くの動物病院で爪切りや耳掃除、肛門腺絞りは受け付けています。ご自宅でシャンプーをしている方も難しい時は無理をせず依頼してくださいね!愛犬の様子をよく観察し、ベストなタイミングでお手入れ行ってあげましょう。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは   ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

ペットにお薬を飲ませるコツとは?テクニックを伝授します!

ペットにお薬を飲ませるコツとは?テクニックを伝授します!

下痢や皮膚炎、膀胱炎などペットが病気になるとお薬が処方されることがほとんどです。人間のようにお水でゴクッと飲めればいいのですが中々難しいですよね。ペット達は嗅覚も鋭く、フードに混ぜ込んでも上手にお薬だけ吐き出してしまう事がよくあります。特に抗生剤は苦みが強いものもあり苦戦してしまう事もしばしば…。中にはお口の中に隠しておき飼い主さんが目を離したすきに吐き出す、なんて上級者もいるほどです…!とはいえ投薬できないと体調も回復せず困ってしまう方も多いのではないでしょうか?そこで今回は動物病院で勤務し、お薬嫌いのペット達に通用したいくつかのテクニックをお伝えできればと思います。 粉薬をペットに飲ませる方法 ■液体にするお粉の薬はお水、または砂糖水に溶かし液体にしてしまうと投薬がしやすくなります。液体にしたあとはスポイトやシリンジで直接お口に投薬しましょう。お口の構造的に犬歯の後ろに少し隙間がありますので、そこに先端を差し込んで少しずつ液体を注入します。投薬が終わったらお口直しの意味もこめて普通のお水を少し飲ませてあげると安心です。スポイトやシリンジは動物病院に用意がありますので処方時に一緒にもらっておくとスムーズですよ!■ペーストにする液体にする時よりも更に少ない量の水分を混ぜ、ペースト状にします。ペーストにしたお薬は指で上顎やほほの内側にこすりつけ唾液と一緒に飲み込んでもらいます。■ウェットフードに混ぜるドライフードよりもウェットフードの方が混ぜ込みやすく気が付かれないものです。少しだけフードを温めて頂くと香りが立ち、お薬が目立たなくなります。■カプセルにいれる動物病院では一人一人の体重に合わせお薬を計算し調剤しています。種類によってはどうしても粉薬になってしまうこともあるのですが、中には錠剤なら飲めるのに…という子もいますよね。そんな時は薬局で空のカプセルを購入し粉薬をカプセルにしてしまいましょう。カプセルのサイズがいくつかあるかと思いますので処方されたお薬に合わせ購入してくださいね。 錠剤をペットに飲ませる方法 ■喉奥にいれるお口を開き、舌の奥にお薬を入れ素早く手を引き抜きます。そのままお口が開かないように手で押さえ飲み込むのを待ちましょう。この時鼻に息を軽くふきかけると反射的に飲み込んでくれます。喉をさすってあげると本人も飲み込みやすいかもしれませんね。投薬後はお水を飲ませてあげてください。■インプッター手は噛まれてしまいそう、という方は投薬器【インプッター】を使用しましょう。インプッターとは動物病院やネットで手軽に購入できる投薬器です。細長い棒の先にお薬を装着しお口の中に挿入し投薬を行います。投薬後の流れは喉奥にお薬を入れたときと同様です。■固形おやつに埋め込む錠剤の場合は固形おやつに埋め込んでもOK。ペット用チーズが使いやすくおススメです。カロリーも高いのでお薬の時だけの特別おやつにしておくといいかもしれませんね。 ペット用の投薬補助剤を使用してみる ペットの投薬アイテムは実はバリエーション豊富。投薬のために作られているので嗜好性も高くペット達が好む香りになっています。ペーストタイプの他、最初からお薬を埋め込むための穴があいているおやつなど様々です。ぜひ我が子に合わせたものを選んであげましょう。 どうしても投薬が難しい時は無理せず相談を どうしても投薬が難しい時は無理をせず獣医師に相談してみましょう。種類によっては注射に切り替える事ができることもあります。無理な投薬を続け飼い主さんが噛まれてしまったり、ペットのストレスになってしまってはいけません。投薬がうまくできないのは決して飼い主さんのせいではありませんから気軽にご相談されてくださいね。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは       ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

ペットにお薬を飲ませるコツとは?テクニックを伝授します!

下痢や皮膚炎、膀胱炎などペットが病気になるとお薬が処方されることがほとんどです。人間のようにお水でゴクッと飲めればいいのですが中々難しいですよね。ペット達は嗅覚も鋭く、フードに混ぜ込んでも上手にお薬だけ吐き出してしまう事がよくあります。特に抗生剤は苦みが強いものもあり苦戦してしまう事もしばしば…。中にはお口の中に隠しておき飼い主さんが目を離したすきに吐き出す、なんて上級者もいるほどです…!とはいえ投薬できないと体調も回復せず困ってしまう方も多いのではないでしょうか?そこで今回は動物病院で勤務し、お薬嫌いのペット達に通用したいくつかのテクニックをお伝えできればと思います。 粉薬をペットに飲ませる方法 ■液体にするお粉の薬はお水、または砂糖水に溶かし液体にしてしまうと投薬がしやすくなります。液体にしたあとはスポイトやシリンジで直接お口に投薬しましょう。お口の構造的に犬歯の後ろに少し隙間がありますので、そこに先端を差し込んで少しずつ液体を注入します。投薬が終わったらお口直しの意味もこめて普通のお水を少し飲ませてあげると安心です。スポイトやシリンジは動物病院に用意がありますので処方時に一緒にもらっておくとスムーズですよ!■ペーストにする液体にする時よりも更に少ない量の水分を混ぜ、ペースト状にします。ペーストにしたお薬は指で上顎やほほの内側にこすりつけ唾液と一緒に飲み込んでもらいます。■ウェットフードに混ぜるドライフードよりもウェットフードの方が混ぜ込みやすく気が付かれないものです。少しだけフードを温めて頂くと香りが立ち、お薬が目立たなくなります。■カプセルにいれる動物病院では一人一人の体重に合わせお薬を計算し調剤しています。種類によってはどうしても粉薬になってしまうこともあるのですが、中には錠剤なら飲めるのに…という子もいますよね。そんな時は薬局で空のカプセルを購入し粉薬をカプセルにしてしまいましょう。カプセルのサイズがいくつかあるかと思いますので処方されたお薬に合わせ購入してくださいね。 錠剤をペットに飲ませる方法 ■喉奥にいれるお口を開き、舌の奥にお薬を入れ素早く手を引き抜きます。そのままお口が開かないように手で押さえ飲み込むのを待ちましょう。この時鼻に息を軽くふきかけると反射的に飲み込んでくれます。喉をさすってあげると本人も飲み込みやすいかもしれませんね。投薬後はお水を飲ませてあげてください。■インプッター手は噛まれてしまいそう、という方は投薬器【インプッター】を使用しましょう。インプッターとは動物病院やネットで手軽に購入できる投薬器です。細長い棒の先にお薬を装着しお口の中に挿入し投薬を行います。投薬後の流れは喉奥にお薬を入れたときと同様です。■固形おやつに埋め込む錠剤の場合は固形おやつに埋め込んでもOK。ペット用チーズが使いやすくおススメです。カロリーも高いのでお薬の時だけの特別おやつにしておくといいかもしれませんね。 ペット用の投薬補助剤を使用してみる ペットの投薬アイテムは実はバリエーション豊富。投薬のために作られているので嗜好性も高くペット達が好む香りになっています。ペーストタイプの他、最初からお薬を埋め込むための穴があいているおやつなど様々です。ぜひ我が子に合わせたものを選んであげましょう。 どうしても投薬が難しい時は無理せず相談を どうしても投薬が難しい時は無理をせず獣医師に相談してみましょう。種類によっては注射に切り替える事ができることもあります。無理な投薬を続け飼い主さんが噛まれてしまったり、ペットのストレスになってしまってはいけません。投薬がうまくできないのは決して飼い主さんのせいではありませんから気軽にご相談されてくださいね。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは       ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

猫アレルギーでも猫は飼える?原因や対処法を探ろう

猫アレルギーでも猫は飼える?原因や対処法を探ろう

『猫アレルギー』は成人の5人に1人が発症するといわれており、猫が好きなのに飼えないと諦める方も多いのが現状です。飼育を始めてから発症してしまった場合、アレルギー症状により家にいるのが辛くなってしまうことも… しかし、ちょっとしたことに気を付け工夫すれば、大好きな猫ちゃんと一緒に生活できるかもしれません。そのためにも、なぜアレルギー症状が出て、どのような対処法があるのかについて詳しくみていきましょう。 猫アレルギーの原因 猫アレルギーはFel d 1(フェル ディ ワン)と呼ばれるタンパク質が原因で、毛だけでなくフケや唾液、尿にも含まれます。· 花粉の1/10程の大きさなので顕微鏡でも確認できない· 空気中を浮遊する· 猫の唾液・皮脂腺・糞尿に含まれている· 猫の体中にも付着している という特徴があり、原因物質を吸い込んだり触れたりすることでアレルギー反応が起こります。 主な症状 猫アレルギーは風邪に似た軽い症状から、アナフィラキシーショックなど命に関わる危険な症状まで様々です。 軽度の場合、目の痒みや充血、腫れ、鼻水、鼻の痒み、咳、くしゃみなどが挙げられます。目の痒みは結膜炎を引き起こす可能性もあるため、痒みや充血が強い場合はすぐに受診しましょう。突如、皮膚が痒くなったり赤くなったり蕁麻疹がでたりすることもあるので、身体の変化も見落とさないよう注意して下さいね。重度になると、喉の痛みや咳の悪化により呼吸困難になる場合や、吐き気、下痢、嘔吐さらにはめまい、動機を起こすこともあるためとても危険です。 また、原因物質の蓄積により、アレルギーとは無縁だった方が急に発症してしまう可能性もあります。少しでも異変を感じたら医師に相談しましょう。 猫アレルギーでも飼える?猫種とは ■サイベリアン(サイベリアンフォレストキャット)聞き慣れない猫種かもしれませんが、ロシア生まれのサイベリアンフォレストキャットをご存知でしょうか?長毛で大型のサイベリアンは大きい子で10㎏前後になることもあり、メインクーンの次に大きいと言われています。不思議なことに成長が遅く、子猫から成猫になるまで2~3年、中には5年程かかる子もいるのだとか。 そんなサイベリアンはアレルギーの原因物質であるFel d 1の数値が他の猫よりも低いというデータがあるのです。また、オスよりメス、被毛の色が薄い方がアレルギー値が低いなど、アメリカの「Siberian Research社」がHPで発表したこともあり、猫アレルギーの症状が出にくい猫なのではないかとにわかに人気が出てきています。性格も温厚で犬のように人懐っこく、比較的飼いやすい猫種でもあります。ただし、ロシア生れのサイベリアンは寒さには強いですが暑さには弱いため、夏場の室内温度には注意が必要です。■その他の猫種ロシアンブルーやバリニーズは、もともと持っているFel d 1(アレルギーの原因となるタンパク質)の数値が低いため、アレルギー症状が出にくいと言われています。また、コーニッシュレックス、スフィンクス、オリエンタルショートヘア、ベンガルはFel d 1値が低い上、抜け毛が少ない猫種です。特にベンガルはグルーミング(毛づくろい)が少ないので、アレルギーの原因物質が被毛に広がりにくくオススメですよ♪ アレルギーを抑える飼育のポイント 猫アレルギーは猫を飼ってから発症することもあるため、まさか自分が?猫はどうしたら良いの?と驚く方も少なくありません。 大切な家族の一員である猫ちゃんと、できるだけ一緒に快適な生活が送れるよう飼育方法についても確認していきましょう。...

猫アレルギーでも猫は飼える?原因や対処法を探ろう

『猫アレルギー』は成人の5人に1人が発症するといわれており、猫が好きなのに飼えないと諦める方も多いのが現状です。飼育を始めてから発症してしまった場合、アレルギー症状により家にいるのが辛くなってしまうことも… しかし、ちょっとしたことに気を付け工夫すれば、大好きな猫ちゃんと一緒に生活できるかもしれません。そのためにも、なぜアレルギー症状が出て、どのような対処法があるのかについて詳しくみていきましょう。 猫アレルギーの原因 猫アレルギーはFel d 1(フェル ディ ワン)と呼ばれるタンパク質が原因で、毛だけでなくフケや唾液、尿にも含まれます。· 花粉の1/10程の大きさなので顕微鏡でも確認できない· 空気中を浮遊する· 猫の唾液・皮脂腺・糞尿に含まれている· 猫の体中にも付着している という特徴があり、原因物質を吸い込んだり触れたりすることでアレルギー反応が起こります。 主な症状 猫アレルギーは風邪に似た軽い症状から、アナフィラキシーショックなど命に関わる危険な症状まで様々です。 軽度の場合、目の痒みや充血、腫れ、鼻水、鼻の痒み、咳、くしゃみなどが挙げられます。目の痒みは結膜炎を引き起こす可能性もあるため、痒みや充血が強い場合はすぐに受診しましょう。突如、皮膚が痒くなったり赤くなったり蕁麻疹がでたりすることもあるので、身体の変化も見落とさないよう注意して下さいね。重度になると、喉の痛みや咳の悪化により呼吸困難になる場合や、吐き気、下痢、嘔吐さらにはめまい、動機を起こすこともあるためとても危険です。 また、原因物質の蓄積により、アレルギーとは無縁だった方が急に発症してしまう可能性もあります。少しでも異変を感じたら医師に相談しましょう。 猫アレルギーでも飼える?猫種とは ■サイベリアン(サイベリアンフォレストキャット)聞き慣れない猫種かもしれませんが、ロシア生まれのサイベリアンフォレストキャットをご存知でしょうか?長毛で大型のサイベリアンは大きい子で10㎏前後になることもあり、メインクーンの次に大きいと言われています。不思議なことに成長が遅く、子猫から成猫になるまで2~3年、中には5年程かかる子もいるのだとか。 そんなサイベリアンはアレルギーの原因物質であるFel d 1の数値が他の猫よりも低いというデータがあるのです。また、オスよりメス、被毛の色が薄い方がアレルギー値が低いなど、アメリカの「Siberian Research社」がHPで発表したこともあり、猫アレルギーの症状が出にくい猫なのではないかとにわかに人気が出てきています。性格も温厚で犬のように人懐っこく、比較的飼いやすい猫種でもあります。ただし、ロシア生れのサイベリアンは寒さには強いですが暑さには弱いため、夏場の室内温度には注意が必要です。■その他の猫種ロシアンブルーやバリニーズは、もともと持っているFel d 1(アレルギーの原因となるタンパク質)の数値が低いため、アレルギー症状が出にくいと言われています。また、コーニッシュレックス、スフィンクス、オリエンタルショートヘア、ベンガルはFel d 1値が低い上、抜け毛が少ない猫種です。特にベンガルはグルーミング(毛づくろい)が少ないので、アレルギーの原因物質が被毛に広がりにくくオススメですよ♪ アレルギーを抑える飼育のポイント 猫アレルギーは猫を飼ってから発症することもあるため、まさか自分が?猫はどうしたら良いの?と驚く方も少なくありません。 大切な家族の一員である猫ちゃんと、できるだけ一緒に快適な生活が送れるよう飼育方法についても確認していきましょう。...

猫砂を食べてしまう理由とその対策

猫砂を食べてしまう理由とその対策

ふと見ると猫が猫砂を食べていた。そんな光景をみて心配に思う方も多いのではないでしょうか。 もしかして我が家だけ?いいえ、実は口にしてしまう猫ちゃんは意外と少なくはないのです。そんなお悩みを持つ方に猫が猫砂を食べてしまう理由と対策についてお話いたします。 猫砂を食べてしまう理由と対策 猫砂を食べてしまう理由として次のことが考えられます。理由によって対策も異なるため、飼っている猫ちゃんにあたる原因を考えて見て下さいね。■空腹・栄養が足りていないご飯の量が少なく満足に食事がとれていないため、空腹により食べている可能性があります。量だけでなく栄養の偏りも考えられるため、一度食事内容を見直してみると良いかもしれません。過度に増やしてしまうと、肥満になってしまうこともあるため、カロリーの低いダイエットタイプへの変更や、1回の量を減らしご飯の回数を増やしてみて下さい。 ご飯の味に飽きている場合もあるので、種類を変えて様子を見ても良いでしょう。お腹を満たしてあげることで猫砂を食べてしまう行為が防げるはずです。■心理的欲求ストレスが溜まっている、また、飼い主の気を引くためや暇つぶし、欲求不満で猫砂を食べてしまう子もいます。落ち着ける空間がない、寂しい、構ってほしいなどあるようならば、落ち着ける空間つくりや一緒に遊んであげることで改善していきます。仕事などで一緒に遊んであげることが難しい場合は、おもちゃを用意してあげると良いかもしれません。また、キャットタワーなどで体を動かしたりとストレスを溜めさせないことも大切です。■病気寄生虫感染や肝臓疾患、吸収不良など何かしらの病気にかかっている可能性があります。体調の悪さから自発的に食べたり、過食になってしまったりすることもありますので、心配な方は一度動物病院に受診してみましょう。薬を飲んでいる子の場合、薬剤の種類によっては食欲が増進してしまうことも考えられます。また、老猫の場合は認知症で猫砂を食べてしまうこともあります。■好みの猫砂を使用している現在使用している猫砂を気に入って食べている場合は、思い切って種類を変えてみましょう!おから系、鉱物系、紙系など様々なタイプがあるので、自分の猫に合ったものを探してみて下さい。神経質な子の場合、トイレを嫌がってしまうこともあるため、その時は従来の砂も同時に用意し、少しずつ慣らしながら移行していきましょう。 猫砂を食べてしまった時の対処 どんな理由であっても、猫砂を食べる行為は心配ですよね。何事もなかったように遊んでいる姿を見ると受診するべきか悩み、タイミングを逃してしまう方もいるかもしれません。しかし、猫砂は消化されないため消化器官を傷つけてしまう可能性や、中毒症状、また固まるタイプの砂ですと腸閉塞などになってしまう恐れがあります。胃や腸に詰まってしまう危険性がありますので、気づいた時点で吐かせますが、粒の種類や大きさによっては、かえって喉や消化器官を傷つけてしまいます。「大量に食べてしまった」「食べた量がわからない」という場合や、子猫の場合はすぐに動物病院へ受診しましょう。また、摂取してから1時間以上経ってしまうと、吐くのが難しくなってしまうため早急な対応が必要です。少量の場合は便と一緒に出てくることが多いですが、あくまで食べ物ではないため排泄できるまで様子を見てあげて下さいね。 おから系と鉱物系どちらの猫砂がいいの? ▲キャッサバとトウモロコシからできている天然系猫砂サスティナブリーユアーズ 「サスティナブリーユアーズ」は、トウモロコシとキャッサバの天然素材のみでつくられた地球にも優しい猫砂なのでおすすめです。また、おから系猫砂「PULFINO」も植物由来成分で安心安全にご利用いただけるので口に入れてしまう猫ちゃんでも安心です。しかし、おから系は食べ物である「大豆」から作られているため、ニオイや味を好んで積極的に口にしてしまう猫ちゃんには、食べづらい鉱物系に変更してみると良いでしょう。但し、鉱物系の猫砂は沢山の量を食べてしまうと健康を損なう可能性もあるため、それでも口にしてしまう子には使用を避けて下さい。 猫砂を食べてしまう行為のほとんどには理由があるため、飼い主さんはそれを探り対策することが重要です。自分の猫はなぜ食べてしまうのか、日々の行動を観察して考えてみましょう。食べ過ぎにより具合が悪くなってしまうことや既に病気の可能性もあるため、普段と様子が異なる時はすぐに獣医師に診てもらって下さい。改善するまでに時間がかかることもありますが、愛猫ちゃんの健康のためにも根気強く対策を続けていきましょう。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼

猫砂を食べてしまう理由とその対策

ふと見ると猫が猫砂を食べていた。そんな光景をみて心配に思う方も多いのではないでしょうか。 もしかして我が家だけ?いいえ、実は口にしてしまう猫ちゃんは意外と少なくはないのです。そんなお悩みを持つ方に猫が猫砂を食べてしまう理由と対策についてお話いたします。 猫砂を食べてしまう理由と対策 猫砂を食べてしまう理由として次のことが考えられます。理由によって対策も異なるため、飼っている猫ちゃんにあたる原因を考えて見て下さいね。■空腹・栄養が足りていないご飯の量が少なく満足に食事がとれていないため、空腹により食べている可能性があります。量だけでなく栄養の偏りも考えられるため、一度食事内容を見直してみると良いかもしれません。過度に増やしてしまうと、肥満になってしまうこともあるため、カロリーの低いダイエットタイプへの変更や、1回の量を減らしご飯の回数を増やしてみて下さい。 ご飯の味に飽きている場合もあるので、種類を変えて様子を見ても良いでしょう。お腹を満たしてあげることで猫砂を食べてしまう行為が防げるはずです。■心理的欲求ストレスが溜まっている、また、飼い主の気を引くためや暇つぶし、欲求不満で猫砂を食べてしまう子もいます。落ち着ける空間がない、寂しい、構ってほしいなどあるようならば、落ち着ける空間つくりや一緒に遊んであげることで改善していきます。仕事などで一緒に遊んであげることが難しい場合は、おもちゃを用意してあげると良いかもしれません。また、キャットタワーなどで体を動かしたりとストレスを溜めさせないことも大切です。■病気寄生虫感染や肝臓疾患、吸収不良など何かしらの病気にかかっている可能性があります。体調の悪さから自発的に食べたり、過食になってしまったりすることもありますので、心配な方は一度動物病院に受診してみましょう。薬を飲んでいる子の場合、薬剤の種類によっては食欲が増進してしまうことも考えられます。また、老猫の場合は認知症で猫砂を食べてしまうこともあります。■好みの猫砂を使用している現在使用している猫砂を気に入って食べている場合は、思い切って種類を変えてみましょう!おから系、鉱物系、紙系など様々なタイプがあるので、自分の猫に合ったものを探してみて下さい。神経質な子の場合、トイレを嫌がってしまうこともあるため、その時は従来の砂も同時に用意し、少しずつ慣らしながら移行していきましょう。 猫砂を食べてしまった時の対処 どんな理由であっても、猫砂を食べる行為は心配ですよね。何事もなかったように遊んでいる姿を見ると受診するべきか悩み、タイミングを逃してしまう方もいるかもしれません。しかし、猫砂は消化されないため消化器官を傷つけてしまう可能性や、中毒症状、また固まるタイプの砂ですと腸閉塞などになってしまう恐れがあります。胃や腸に詰まってしまう危険性がありますので、気づいた時点で吐かせますが、粒の種類や大きさによっては、かえって喉や消化器官を傷つけてしまいます。「大量に食べてしまった」「食べた量がわからない」という場合や、子猫の場合はすぐに動物病院へ受診しましょう。また、摂取してから1時間以上経ってしまうと、吐くのが難しくなってしまうため早急な対応が必要です。少量の場合は便と一緒に出てくることが多いですが、あくまで食べ物ではないため排泄できるまで様子を見てあげて下さいね。 おから系と鉱物系どちらの猫砂がいいの? ▲キャッサバとトウモロコシからできている天然系猫砂サスティナブリーユアーズ 「サスティナブリーユアーズ」は、トウモロコシとキャッサバの天然素材のみでつくられた地球にも優しい猫砂なのでおすすめです。また、おから系猫砂「PULFINO」も植物由来成分で安心安全にご利用いただけるので口に入れてしまう猫ちゃんでも安心です。しかし、おから系は食べ物である「大豆」から作られているため、ニオイや味を好んで積極的に口にしてしまう猫ちゃんには、食べづらい鉱物系に変更してみると良いでしょう。但し、鉱物系の猫砂は沢山の量を食べてしまうと健康を損なう可能性もあるため、それでも口にしてしまう子には使用を避けて下さい。 猫砂を食べてしまう行為のほとんどには理由があるため、飼い主さんはそれを探り対策することが重要です。自分の猫はなぜ食べてしまうのか、日々の行動を観察して考えてみましょう。食べ過ぎにより具合が悪くなってしまうことや既に病気の可能性もあるため、普段と様子が異なる時はすぐに獣医師に診てもらって下さい。改善するまでに時間がかかることもありますが、愛猫ちゃんの健康のためにも根気強く対策を続けていきましょう。 関連ブログペット用サプリメントとの付き合い方犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪犬のかかりやすい病気vol.2~下痢健康のバロメーター!猫のうんちからわかる体調の変化とは?猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼

猫エイズはうつる?症状や治療方法とは

猫エイズはうつる?症状や治療方法とは

猫ちゃんの飼い主さんであれば一度は耳にしたことがある【猫エイズ】という病気。 不治の病、感染する、短命である、といったイメージをお持ちかもしれませんね。ですが実は猫エイズに感染していてもご長寿であったり、元気いっぱいで天寿を全うする子も多いことをご存知でしょうか?今回は猫エイズについて、症状や治療方法を含めてご紹介していきます。 猫エイズとは 猫エイズは【猫免疫不全ウイルス感染症】という名前で、主に唾液、血液を介して感染する病気です。多くは感染猫と喧嘩をし、咬傷を負う事で病気をもらってしまうと言われています。野良猫の10%以上がウイルスを保持しており、その猫ちゃんを【キャリア】と呼びます。一度体内にウイルスを保持すると生涯ウイルスが体から無くなることはありません。 猫エイズの症状 口内炎は猫エイズ特有の症状で、ヨダレや口臭、食欲不振などを伴います。ウイルスが発症すると極端に免疫力が落ちていき、様々な病気にかかりやすくなる【日和見感染状態】へと変化していきます。この状態まで進行してしまうと体力もどんどん削られていき最終的には亡くなってしまいます。ただし、これらの症状はあくまでウイルスが発症した場合。中にはウイルスを保持したまま発症はせず長生きする猫ちゃんも多くいます。 猫エイズはうつる? 上記でも挙げた通り、猫エイズは感染症です。ただ感染力は強いものではなく同じ食器を使ったり、毛繕いをする程度では感染しないと言われています。母猫がキャリアだった場合、子猫にも感染が認められることがありますが、生後6か月前後までは母猫からの移行抗体によって検査結果が陽性と出る事もあるため少し時間を置いてから検査する必要があります。また室内飼いの猫ちゃんが外に出ていると野良猫との接触でウイルスをもらってしまう可能性があります。外に出さないことが一番安心な予防方法ですが、万が一出てしまって野良猫との触れ合いがあった場合は、2か月ほど時間をおいてから検査を行ってみましょう。 猫エイズ感染から発症までの流れ 猫エイズは感染から発症までいくつかの段階を経ていきます。1.急性期(感染から数週間)感染直後、リンパの腫れや食欲低下、発熱などの症状が見られます。2.無症候キャリア期(数年~生涯)ウイルスを保持していながら発症はせず何も症状が出ない状態です。この状態のまま天寿を全うすることもあります。3.持続性リンパ節腫大期(数週間~1年)ウイルスが動き始めた時に見られる症状で、全身のリンパ節が腫れてしまいます。短期間で改善することも多く気が付かない事も。4.エイズ関連症候群期(数か月~数年)口内炎や歯肉炎、消化器症状などの症状が出始めます。口内の炎症が重度の場合は毛繕いができなくなり被毛のパサつきや皮膚炎などが見られることも。5.後天性免疫不全症候群期(末期)末期の状態です。様々な感染症にかかりやすくなり、通常では感染しないような弱いウイルスにも感染してしまいます。貧血や腫瘍性疾患など命に関わる重い症状が見られ、数か月で命を落としてしまうこともあります。 検査を受けよう 猫エイズの検査は血液数滴で行うことが可能です。結果も数分で出るため健康診断や避妊去勢手術時に一緒に受けておくと安心です。日常的にお外に出ているようであれば定期的に検査を受けましょう。※病院によっては血液を検査センターに出し結果まで数日かかることもあります。 キャリア持ち発覚後の生活 猫エイズの発症にはストレスが大きく関係していると言われています。できるだけストレスフリーな生活を心がけ発症を遅らせましょう。また多頭飼育の場合、キャリア持ちの猫ちゃんはできる範囲で隔離して生活してください。動物病院で勤務しているとキャリア持ちの猫ちゃんに会う機会はとても多くありますが健康で元気な猫ちゃんも沢山いらっしゃいます。キャリア持ちが発覚したからといって悲観的になることはありません。上手にお付き合いし、穏やかな生活を続けて下さいね。 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

猫エイズはうつる?症状や治療方法とは

猫ちゃんの飼い主さんであれば一度は耳にしたことがある【猫エイズ】という病気。 不治の病、感染する、短命である、といったイメージをお持ちかもしれませんね。ですが実は猫エイズに感染していてもご長寿であったり、元気いっぱいで天寿を全うする子も多いことをご存知でしょうか?今回は猫エイズについて、症状や治療方法を含めてご紹介していきます。 猫エイズとは 猫エイズは【猫免疫不全ウイルス感染症】という名前で、主に唾液、血液を介して感染する病気です。多くは感染猫と喧嘩をし、咬傷を負う事で病気をもらってしまうと言われています。野良猫の10%以上がウイルスを保持しており、その猫ちゃんを【キャリア】と呼びます。一度体内にウイルスを保持すると生涯ウイルスが体から無くなることはありません。 猫エイズの症状 口内炎は猫エイズ特有の症状で、ヨダレや口臭、食欲不振などを伴います。ウイルスが発症すると極端に免疫力が落ちていき、様々な病気にかかりやすくなる【日和見感染状態】へと変化していきます。この状態まで進行してしまうと体力もどんどん削られていき最終的には亡くなってしまいます。ただし、これらの症状はあくまでウイルスが発症した場合。中にはウイルスを保持したまま発症はせず長生きする猫ちゃんも多くいます。 猫エイズはうつる? 上記でも挙げた通り、猫エイズは感染症です。ただ感染力は強いものではなく同じ食器を使ったり、毛繕いをする程度では感染しないと言われています。母猫がキャリアだった場合、子猫にも感染が認められることがありますが、生後6か月前後までは母猫からの移行抗体によって検査結果が陽性と出る事もあるため少し時間を置いてから検査する必要があります。また室内飼いの猫ちゃんが外に出ていると野良猫との接触でウイルスをもらってしまう可能性があります。外に出さないことが一番安心な予防方法ですが、万が一出てしまって野良猫との触れ合いがあった場合は、2か月ほど時間をおいてから検査を行ってみましょう。 猫エイズ感染から発症までの流れ 猫エイズは感染から発症までいくつかの段階を経ていきます。1.急性期(感染から数週間)感染直後、リンパの腫れや食欲低下、発熱などの症状が見られます。2.無症候キャリア期(数年~生涯)ウイルスを保持していながら発症はせず何も症状が出ない状態です。この状態のまま天寿を全うすることもあります。3.持続性リンパ節腫大期(数週間~1年)ウイルスが動き始めた時に見られる症状で、全身のリンパ節が腫れてしまいます。短期間で改善することも多く気が付かない事も。4.エイズ関連症候群期(数か月~数年)口内炎や歯肉炎、消化器症状などの症状が出始めます。口内の炎症が重度の場合は毛繕いができなくなり被毛のパサつきや皮膚炎などが見られることも。5.後天性免疫不全症候群期(末期)末期の状態です。様々な感染症にかかりやすくなり、通常では感染しないような弱いウイルスにも感染してしまいます。貧血や腫瘍性疾患など命に関わる重い症状が見られ、数か月で命を落としてしまうこともあります。 検査を受けよう 猫エイズの検査は血液数滴で行うことが可能です。結果も数分で出るため健康診断や避妊去勢手術時に一緒に受けておくと安心です。日常的にお外に出ているようであれば定期的に検査を受けましょう。※病院によっては血液を検査センターに出し結果まで数日かかることもあります。 キャリア持ち発覚後の生活 猫エイズの発症にはストレスが大きく関係していると言われています。できるだけストレスフリーな生活を心がけ発症を遅らせましょう。また多頭飼育の場合、キャリア持ちの猫ちゃんはできる範囲で隔離して生活してください。動物病院で勤務しているとキャリア持ちの猫ちゃんに会う機会はとても多くありますが健康で元気な猫ちゃんも沢山いらっしゃいます。キャリア持ちが発覚したからといって悲観的になることはありません。上手にお付き合いし、穏やかな生活を続けて下さいね。 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

 犬が『くるくる』回るのはナゼ?

 犬が『くるくる』回るのはナゼ?

家や外で愛犬が急にくるくると回りだすという光景を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。可愛らしい動作ですが、なぜ旋回するのか気になったり、不可解な動きに心配したり..なんて方もいらっしゃるのかもしれません。そこで今回は、ワンちゃんのくるくる回る不思議な行動についてご紹介いたします。 くるくる回るタイミングとワケ くるくる回る姿は、飼い主さんの帰宅時、就寝前、遊んでいる時など様々ですが、中でも排泄前や散歩中に多く見られます。お気に入りの場所を探しニオイを確認している?それともただの癖?と今まであまり気にしていなかった方も、ぜひ一度愛犬を観察してみて下さい。もしかしたら...人間にはない第6感のようなモノを持っているのかもしれません!実は、ワンちゃんと地球から生じる『磁場』が深く関係している可能性があるのです。 もし自宅のワンちゃんが、その磁場を感じてくるくる回っていたとしたら、きっと散歩中の行動から目が離せなくなりますよ。 磁場とは?見える!? そもそも磁場とは、どのようなものでしょうか。小学校の理科で、磁石に砂鉄をくっつける実験をした事ありませんか?磁石のN極とS極の周りにできた砂鉄の流れがいわゆる磁場なのです。同じことが地球の内部から発生していると考えるとスケールが大きいですよね。犬は磁場を感じて『排泄時に体を南北に向ける』という研究では、なんと2014年にイグ・ノーベル賞の生物学賞を受賞しているのです!このデータは2年間1800回以上の排便と5500回以上の排尿を観察したもので、オスとメスで若干の違いはあるものの、ほとんどのワンちゃんが方位磁石になってしまったかのように頭を北、お尻を南に向けたといいます。 参照:Dogs are sensitive to small variations of the Earth’s magnetic field 意図的なのか無意識なのかはわかりませんが、なぜ南北を選んでいるのか犬に直接聞いてみたいですよね。 実際にあったケース 実際に、ワンちゃんが磁場を感じているのかを研究したチームがチェコ生命科学大学にいました。猟犬を広い森の中に放ち、元の位置に戻れるかという研究です。大体は、自分のニオイを辿って同じ道で戻ってきましたが、中には不思議な行動をとった猟犬も! より詳しく観察したところ、なぜか戻る前に一度停止し南北軸に沿って約20m程移動していました。そして調べた結果、この行動こそが、より効率良く飼い主さんの元へ帰る帰路だったのです。本当にワンちゃんが磁場が見えているかどうかは、視覚や嗅覚なども調べる必要があり、なかなか証明するのは難しいです。ただ、このように様々な研究結果を見てみると、あながち間違いではないのかもしれませんね。 前庭疾患とは?気をつけたい回り方 普段のくるくる回る仕草は特に問題ある行動ではないため、無理に止める必要はありませんが、場合によっては認知症や体の異常など注意が必要な時もあります。• ふらつきながら回っている• 一定方向にひたすら回る(旋回運動)• 眼球が揺れている• 食欲がない• 首を常にかしげているこのような症状がある場合、平衡感覚が失われる「前庭疾患」の可能性があるためすぐに動物病院で受診しましょう。体のバランスを保つ前庭という器官の異常から起こるこの病気は、パピーや成犬よりもシニアの発症率が多いため、認知症かと自己判断せず、一度獣医師に相談してみましょう。その際、動画を撮影しておくと診察もスムーズに行えます。排泄時にくるくる回る理由の1つに、磁場が関係していたのかもしれないとお話してきましたが、愛犬の場合はいかがでしょうか?散歩中や排泄中にくるくる回ったタイミングで、一度コンパスやスマートフォンのコンパス機能で方位を調べてみると面白いかもしれません♪ ワンちゃん達のふとした仕草も、実は地球の大きな磁場を感じ取っているとしたら、素敵な発見ですよね。 あせて読みたい雑学ブログ...

 犬が『くるくる』回るのはナゼ?

家や外で愛犬が急にくるくると回りだすという光景を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。可愛らしい動作ですが、なぜ旋回するのか気になったり、不可解な動きに心配したり..なんて方もいらっしゃるのかもしれません。そこで今回は、ワンちゃんのくるくる回る不思議な行動についてご紹介いたします。 くるくる回るタイミングとワケ くるくる回る姿は、飼い主さんの帰宅時、就寝前、遊んでいる時など様々ですが、中でも排泄前や散歩中に多く見られます。お気に入りの場所を探しニオイを確認している?それともただの癖?と今まであまり気にしていなかった方も、ぜひ一度愛犬を観察してみて下さい。もしかしたら...人間にはない第6感のようなモノを持っているのかもしれません!実は、ワンちゃんと地球から生じる『磁場』が深く関係している可能性があるのです。 もし自宅のワンちゃんが、その磁場を感じてくるくる回っていたとしたら、きっと散歩中の行動から目が離せなくなりますよ。 磁場とは?見える!? そもそも磁場とは、どのようなものでしょうか。小学校の理科で、磁石に砂鉄をくっつける実験をした事ありませんか?磁石のN極とS極の周りにできた砂鉄の流れがいわゆる磁場なのです。同じことが地球の内部から発生していると考えるとスケールが大きいですよね。犬は磁場を感じて『排泄時に体を南北に向ける』という研究では、なんと2014年にイグ・ノーベル賞の生物学賞を受賞しているのです!このデータは2年間1800回以上の排便と5500回以上の排尿を観察したもので、オスとメスで若干の違いはあるものの、ほとんどのワンちゃんが方位磁石になってしまったかのように頭を北、お尻を南に向けたといいます。 参照:Dogs are sensitive to small variations of the Earth’s magnetic field 意図的なのか無意識なのかはわかりませんが、なぜ南北を選んでいるのか犬に直接聞いてみたいですよね。 実際にあったケース 実際に、ワンちゃんが磁場を感じているのかを研究したチームがチェコ生命科学大学にいました。猟犬を広い森の中に放ち、元の位置に戻れるかという研究です。大体は、自分のニオイを辿って同じ道で戻ってきましたが、中には不思議な行動をとった猟犬も! より詳しく観察したところ、なぜか戻る前に一度停止し南北軸に沿って約20m程移動していました。そして調べた結果、この行動こそが、より効率良く飼い主さんの元へ帰る帰路だったのです。本当にワンちゃんが磁場が見えているかどうかは、視覚や嗅覚なども調べる必要があり、なかなか証明するのは難しいです。ただ、このように様々な研究結果を見てみると、あながち間違いではないのかもしれませんね。 前庭疾患とは?気をつけたい回り方 普段のくるくる回る仕草は特に問題ある行動ではないため、無理に止める必要はありませんが、場合によっては認知症や体の異常など注意が必要な時もあります。• ふらつきながら回っている• 一定方向にひたすら回る(旋回運動)• 眼球が揺れている• 食欲がない• 首を常にかしげているこのような症状がある場合、平衡感覚が失われる「前庭疾患」の可能性があるためすぐに動物病院で受診しましょう。体のバランスを保つ前庭という器官の異常から起こるこの病気は、パピーや成犬よりもシニアの発症率が多いため、認知症かと自己判断せず、一度獣医師に相談してみましょう。その際、動画を撮影しておくと診察もスムーズに行えます。排泄時にくるくる回る理由の1つに、磁場が関係していたのかもしれないとお話してきましたが、愛犬の場合はいかがでしょうか?散歩中や排泄中にくるくる回ったタイミングで、一度コンパスやスマートフォンのコンパス機能で方位を調べてみると面白いかもしれません♪ ワンちゃん達のふとした仕草も、実は地球の大きな磁場を感じ取っているとしたら、素敵な発見ですよね。 あせて読みたい雑学ブログ...

びっくり仰天!動物病院エピソード~生命の不思議編

びっくり仰天!動物病院エピソード~生命の不思議編

動物病院にいらっしゃる様々な患者様とお話する時間は、私たちスタッフにとって大変楽しい時間です。新しい家族が増えたとき、心配事があったとき、ご相談頂けることは嬉しいことですし解決した時は一層喜びを感じます。今回はそんなスタッフがつい笑顔になってしまった病院エピソードをご紹介します。 新しい家族を一頭迎えたはずが… 先住犬を老衰で亡くされた飼い主さん。気持ちが落ち着いた頃、ご家族とご相談のうえ新しい家族を迎え入れる事を決心されました。新しく家族となったのは元繁殖犬で、保護された経歴をもつ女の子のワンちゃんです。とても小柄で臆病な性格でしたが、飼い主さんご家族がとても温和で優しい方だったこともあり、少しずつ新しい生活になじんでいけたようです。初日にワンちゃんを連れご挨拶に来ていただき、スタッフも大変嬉しく思っていました。ところが1週間ほどすると打って変わって体調が悪いとご来院されたのです。食欲が落ち、動かない。そしてお腹が腫れているというのです。お腹の腫れは重篤な病気のサインということもあります。早速エコーでお腹の中を確認しようと仰向けの姿勢になってもらいました。すると…エコーをあてた院長が一言『おめでとうございます。赤ちゃんです!!』飼い主さんはびっくり仰天。どうも保護された時点で妊娠していたようで、気が付かれないまま譲渡されたようでした。あれよと言う間に出産の日が訪れ無事に2頭の赤ちゃんを出産。今まで繁殖犬だったため出産した我が子とすぐに離ればなれにされていたワンちゃんでしたが、その後3頭で仲良く一緒に暮らすことができ、すっかりお転婆さんに成長してくれました♪ 5頭妊娠していたはずが… ダックスフンドのカップルを飼われていた飼い主さん。2頭はとても仲が良く、妊娠したようだとご来院いただきました。ダックスフンドは難産になる事も多く、帝王切開になることも少なくありません。飼い主さんはお仕事がお忙しいため予定日前後は出産管理として入院をご希望されていました。小型犬の平均妊娠頭数は3~4頭です。助産につくスタッフも必要ですから出産前にエコーとレントゲンにて頭数の確認が行われました。お腹の中には小さな赤ちゃんが沢山いるようで、重なって写る事もあり正確な頭数はわかりませんでしたが、どうやら5頭、もしくはそれ以上いるようでした。そして予定日前日に入院、予定通りに陣痛が来ました。とても頑張り屋さんでスタッフの手も借りず、出産してはすぐに赤ちゃんの処理を自分でこなしていきます。ところが5頭目が出てきたあとも出産が終わる気配が一向にありません。1頭、また1頭と次々に子犬が誕生します。そして最終的に生まれた頭数はなんと…9頭!みんな元気いっぱいです。お世話で忙しいママと元気いっぱいの9頭の子犬ちゃんは、しばらく病院にお泊りです。すっかりスタッフはメロメロになってしまい出勤時、退勤時、夜勤時にはみんながこぞって大家族のもとへ通うようになりました。その後、みんな仲良く新しいおうちで賑やかに暮らしています!とご報告をいただきました。 お兄ちゃんになったワンちゃん お次はご夫婦にとても可愛がられていた男の子のチワワです。お二人の愛情を一心にうけてスクスク育っていましたが、ある日家族が増えることになりました。そう、お二人のお子さん、人間の赤ちゃんです。実はこのチワワちゃんちょっぴり噛み癖がありヤキモチ焼きな性格で、ご出産前から飼い主さんは心配されているようでした。少しずつ接触させてみてくださいね、とお話していたのですが産後はやはり中々ご来院できず、半年ほどたってようやくお会いすることができました。すると最初はヤキモチを焼いていたチワワちゃんがすっかりお兄ちゃん化しているというではないですか!お布団を運んであげたりおもちゃを貸してあげたりと大変微笑ましい成長を遂げていました。 その後、赤ちゃんが動ける時期になると、おやつを奪われたり、叩かれたり(赤ちゃん本人は撫でているつもりなのでしょうね)とどうやらお兄ちゃん業も大変なよう。ご来院頂くときはチワワちゃんが主役、お母さんを独り占めできることもあり以前よりスタッフにも友好的になってくれた、というオマケが付いてきました。今ではすっかり遊び友達として仲良くしているようです♪ 不測の事態が起きたときはまずご相談ください 今回はどのケースも素敵な結果に終わりましたが出産など新しい家族が増えるときは不測の事態が起こることも想定されます。そんな時は悩むより先に動物病院へご相談くださいね。特に出産は人間同様命がけですから、飼い主さんと病院スタッフが連携しておくことが大切です。どんな些細な事でも不安な時は動物病院を頼ってくださいね。 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

びっくり仰天!動物病院エピソード~生命の不思議編

動物病院にいらっしゃる様々な患者様とお話する時間は、私たちスタッフにとって大変楽しい時間です。新しい家族が増えたとき、心配事があったとき、ご相談頂けることは嬉しいことですし解決した時は一層喜びを感じます。今回はそんなスタッフがつい笑顔になってしまった病院エピソードをご紹介します。 新しい家族を一頭迎えたはずが… 先住犬を老衰で亡くされた飼い主さん。気持ちが落ち着いた頃、ご家族とご相談のうえ新しい家族を迎え入れる事を決心されました。新しく家族となったのは元繁殖犬で、保護された経歴をもつ女の子のワンちゃんです。とても小柄で臆病な性格でしたが、飼い主さんご家族がとても温和で優しい方だったこともあり、少しずつ新しい生活になじんでいけたようです。初日にワンちゃんを連れご挨拶に来ていただき、スタッフも大変嬉しく思っていました。ところが1週間ほどすると打って変わって体調が悪いとご来院されたのです。食欲が落ち、動かない。そしてお腹が腫れているというのです。お腹の腫れは重篤な病気のサインということもあります。早速エコーでお腹の中を確認しようと仰向けの姿勢になってもらいました。すると…エコーをあてた院長が一言『おめでとうございます。赤ちゃんです!!』飼い主さんはびっくり仰天。どうも保護された時点で妊娠していたようで、気が付かれないまま譲渡されたようでした。あれよと言う間に出産の日が訪れ無事に2頭の赤ちゃんを出産。今まで繁殖犬だったため出産した我が子とすぐに離ればなれにされていたワンちゃんでしたが、その後3頭で仲良く一緒に暮らすことができ、すっかりお転婆さんに成長してくれました♪ 5頭妊娠していたはずが… ダックスフンドのカップルを飼われていた飼い主さん。2頭はとても仲が良く、妊娠したようだとご来院いただきました。ダックスフンドは難産になる事も多く、帝王切開になることも少なくありません。飼い主さんはお仕事がお忙しいため予定日前後は出産管理として入院をご希望されていました。小型犬の平均妊娠頭数は3~4頭です。助産につくスタッフも必要ですから出産前にエコーとレントゲンにて頭数の確認が行われました。お腹の中には小さな赤ちゃんが沢山いるようで、重なって写る事もあり正確な頭数はわかりませんでしたが、どうやら5頭、もしくはそれ以上いるようでした。そして予定日前日に入院、予定通りに陣痛が来ました。とても頑張り屋さんでスタッフの手も借りず、出産してはすぐに赤ちゃんの処理を自分でこなしていきます。ところが5頭目が出てきたあとも出産が終わる気配が一向にありません。1頭、また1頭と次々に子犬が誕生します。そして最終的に生まれた頭数はなんと…9頭!みんな元気いっぱいです。お世話で忙しいママと元気いっぱいの9頭の子犬ちゃんは、しばらく病院にお泊りです。すっかりスタッフはメロメロになってしまい出勤時、退勤時、夜勤時にはみんながこぞって大家族のもとへ通うようになりました。その後、みんな仲良く新しいおうちで賑やかに暮らしています!とご報告をいただきました。 お兄ちゃんになったワンちゃん お次はご夫婦にとても可愛がられていた男の子のチワワです。お二人の愛情を一心にうけてスクスク育っていましたが、ある日家族が増えることになりました。そう、お二人のお子さん、人間の赤ちゃんです。実はこのチワワちゃんちょっぴり噛み癖がありヤキモチ焼きな性格で、ご出産前から飼い主さんは心配されているようでした。少しずつ接触させてみてくださいね、とお話していたのですが産後はやはり中々ご来院できず、半年ほどたってようやくお会いすることができました。すると最初はヤキモチを焼いていたチワワちゃんがすっかりお兄ちゃん化しているというではないですか!お布団を運んであげたりおもちゃを貸してあげたりと大変微笑ましい成長を遂げていました。 その後、赤ちゃんが動ける時期になると、おやつを奪われたり、叩かれたり(赤ちゃん本人は撫でているつもりなのでしょうね)とどうやらお兄ちゃん業も大変なよう。ご来院頂くときはチワワちゃんが主役、お母さんを独り占めできることもあり以前よりスタッフにも友好的になってくれた、というオマケが付いてきました。今ではすっかり遊び友達として仲良くしているようです♪ 不測の事態が起きたときはまずご相談ください 今回はどのケースも素敵な結果に終わりましたが出産など新しい家族が増えるときは不測の事態が起こることも想定されます。そんな時は悩むより先に動物病院へご相談くださいね。特に出産は人間同様命がけですから、飼い主さんと病院スタッフが連携しておくことが大切です。どんな些細な事でも不安な時は動物病院を頼ってくださいね。 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

愛が溢れる飼い主さん!動物病院での珍エピソード

愛が溢れる飼い主さん!動物病院での珍エピソード

動物病院に勤めていると、ペット達と飼い主さんの数だけ物語があります。『夫婦は似てくる』とよく言いますが、不思議なことに飼い主さんとペット達も似ている!と感じる事が多くあります。それはきっと家族として堅い絆が結ばれているからこそなのでしょう。病気やケガ、予防接種など動物病院に足を運ぶ理由は様々ですが、愛が溢れているが故のほっこりしてしまう場面や事件も!今回はそんなエピソードをご紹介していきます。 骨折!?足を痛がる本当の理由とは? 可愛らしいチワワちゃんを慌てて連れていらっしゃった奥様。来院主訴を確認すると『後ろ足を地面につけない』とのこと。足を完全にあげ、全く地面に着くことができない時は骨折の可能性も高いためスタッフにも緊張が走ります。診察前に看護師である私が問診を取るために飼い主さんを診察室の中へお呼びしました。チワワちゃんは確かに後ろ足をあげ、全く地面に着くことができないようです。でもその割に痛がる様子もなく、それどころか尻尾を振って大変ご機嫌なご様子。違和感を感じ「足、少し見せてもらってもいいかな?」と声をかけながら後ろ足を確認すると…何やら肉球にべったりとくっついているではありませんか。「お母さん、これのせいかなと思うのですが…お心当たりありますか?」と伺うと、飼い主さんは一瞬絶句したあと「これ…おばあちゃんの…ピップ〇レキバン…!」と絞り出すように答えてくださいました。スタッフの緊張も解け途端に和やかな雰囲気に。その後肉球が傷つかないようピップ〇レキバンを剥がし元気に帰宅していかれました。 まさかガン!?涙目の飼い主さんに告げられたのは… お次にいらしたのは若いお兄さんと女の子の猫ちゃんペアの患者様です。お一人暮らしの大切なパートナーとして猫ちゃんを迎え入れ、健診や予防にも熱心に通っていただいていました。とても可愛がられているご様子がスタッフにも伝わってくるような素敵な飼い主様です。ところがその日は浮かない表情のお兄さん、診察室で事情を聞くと突然お腹にしこりが沢山できてしまったとのこと。来院前にインターネットで検索し悪性腫瘍なのではないかと不安になってしまったそうです。猫ちゃんはまだ若く、避妊手術も若齢で済ませていたので(ガンや乳腺腫瘍の可能性は低そうだけど…)と思いながらもまずは患部を見せてもらうことにしました。キャリーバックから猫ちゃんを出すお兄さんは今にも泣きだしてしまいそうなほど思い詰めたお顔をされています…。「これです…こことここと、あと毛に隠れてるんですけどこっちにも…」とお兄さんに患部を見せて頂き、スタッフ一同失礼ながらもホッと安心しました。それは腫瘍でもなんでもなかったのです。「これは……全部乳首、ですね!!」お伝えするとお兄さんは驚きながら「えっ!?猫にも乳首、あるんですか!?」と言いながらも安心したようで、満面の笑みを見せてくださいました。その後はせっかく来たので…。と検診を受け無事ご帰宅頂きました! 飼い主さんが好きすぎて食べてしまったもの 最後は飼い主が大好きなゴールデンレトリバーちゃんのお話。子犬期から飼い主さんにべったりだったこのワンちゃん。体が大きくなっても飼い主さんへの愛は大きくなる一方のようで来院時はなんと抱っこでいらっしゃるほどラブラブが印象的な患者様でした。ところがこの大きな愛がとんでもない事件を巻き起こしてしまったのです。事件はワンちゃんがお留守番中に起きたようです。寂しくなってしまったワンちゃんは飼い主さんの丸めた靴下をかじって遊び寂しさを紛らわせていました。実は飼い主さんの靴下は特別匂いが強く、遊び道具として好むワンちゃんは沢山います。ところが遊びが過熱したワンちゃんはその靴下をゴクン!と飲み込んでしまったのです。翌日、お腹の中で靴下が詰まったことにより嘔吐症状が始まりました。靴下が見当たらないことに気が付いた飼い主さんは大慌てでご来院。時間が経過していたこともあり即日で麻酔下での摘出処置となってしまいました。処置は無事成功し、靴下も摘出されましたが念のため入院しなくてはいけません。離れるときはお互いに寂しさいっぱいの表情でしたがワンちゃんの回復も早く、その後元気に退院していかれました。 どんなことでも是非動物病院へ 我が子が大切だからこそ、いざという時はパニックになってしまうものですよね。動物病院のスタッフはプロでもありますが、中身は皆さまと同じく動物が大好きな人間ですからそのお気持ちもよくよく理解しています。どんな些細な事でも抱え込まず気軽に受診してみてくださいね。 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

愛が溢れる飼い主さん!動物病院での珍エピソード

動物病院に勤めていると、ペット達と飼い主さんの数だけ物語があります。『夫婦は似てくる』とよく言いますが、不思議なことに飼い主さんとペット達も似ている!と感じる事が多くあります。それはきっと家族として堅い絆が結ばれているからこそなのでしょう。病気やケガ、予防接種など動物病院に足を運ぶ理由は様々ですが、愛が溢れているが故のほっこりしてしまう場面や事件も!今回はそんなエピソードをご紹介していきます。 骨折!?足を痛がる本当の理由とは? 可愛らしいチワワちゃんを慌てて連れていらっしゃった奥様。来院主訴を確認すると『後ろ足を地面につけない』とのこと。足を完全にあげ、全く地面に着くことができない時は骨折の可能性も高いためスタッフにも緊張が走ります。診察前に看護師である私が問診を取るために飼い主さんを診察室の中へお呼びしました。チワワちゃんは確かに後ろ足をあげ、全く地面に着くことができないようです。でもその割に痛がる様子もなく、それどころか尻尾を振って大変ご機嫌なご様子。違和感を感じ「足、少し見せてもらってもいいかな?」と声をかけながら後ろ足を確認すると…何やら肉球にべったりとくっついているではありませんか。「お母さん、これのせいかなと思うのですが…お心当たりありますか?」と伺うと、飼い主さんは一瞬絶句したあと「これ…おばあちゃんの…ピップ〇レキバン…!」と絞り出すように答えてくださいました。スタッフの緊張も解け途端に和やかな雰囲気に。その後肉球が傷つかないようピップ〇レキバンを剥がし元気に帰宅していかれました。 まさかガン!?涙目の飼い主さんに告げられたのは… お次にいらしたのは若いお兄さんと女の子の猫ちゃんペアの患者様です。お一人暮らしの大切なパートナーとして猫ちゃんを迎え入れ、健診や予防にも熱心に通っていただいていました。とても可愛がられているご様子がスタッフにも伝わってくるような素敵な飼い主様です。ところがその日は浮かない表情のお兄さん、診察室で事情を聞くと突然お腹にしこりが沢山できてしまったとのこと。来院前にインターネットで検索し悪性腫瘍なのではないかと不安になってしまったそうです。猫ちゃんはまだ若く、避妊手術も若齢で済ませていたので(ガンや乳腺腫瘍の可能性は低そうだけど…)と思いながらもまずは患部を見せてもらうことにしました。キャリーバックから猫ちゃんを出すお兄さんは今にも泣きだしてしまいそうなほど思い詰めたお顔をされています…。「これです…こことここと、あと毛に隠れてるんですけどこっちにも…」とお兄さんに患部を見せて頂き、スタッフ一同失礼ながらもホッと安心しました。それは腫瘍でもなんでもなかったのです。「これは……全部乳首、ですね!!」お伝えするとお兄さんは驚きながら「えっ!?猫にも乳首、あるんですか!?」と言いながらも安心したようで、満面の笑みを見せてくださいました。その後はせっかく来たので…。と検診を受け無事ご帰宅頂きました! 飼い主さんが好きすぎて食べてしまったもの 最後は飼い主が大好きなゴールデンレトリバーちゃんのお話。子犬期から飼い主さんにべったりだったこのワンちゃん。体が大きくなっても飼い主さんへの愛は大きくなる一方のようで来院時はなんと抱っこでいらっしゃるほどラブラブが印象的な患者様でした。ところがこの大きな愛がとんでもない事件を巻き起こしてしまったのです。事件はワンちゃんがお留守番中に起きたようです。寂しくなってしまったワンちゃんは飼い主さんの丸めた靴下をかじって遊び寂しさを紛らわせていました。実は飼い主さんの靴下は特別匂いが強く、遊び道具として好むワンちゃんは沢山います。ところが遊びが過熱したワンちゃんはその靴下をゴクン!と飲み込んでしまったのです。翌日、お腹の中で靴下が詰まったことにより嘔吐症状が始まりました。靴下が見当たらないことに気が付いた飼い主さんは大慌てでご来院。時間が経過していたこともあり即日で麻酔下での摘出処置となってしまいました。処置は無事成功し、靴下も摘出されましたが念のため入院しなくてはいけません。離れるときはお互いに寂しさいっぱいの表情でしたがワンちゃんの回復も早く、その後元気に退院していかれました。 どんなことでも是非動物病院へ 我が子が大切だからこそ、いざという時はパニックになってしまうものですよね。動物病院のスタッフはプロでもありますが、中身は皆さまと同じく動物が大好きな人間ですからそのお気持ちもよくよく理解しています。どんな些細な事でも抱え込まず気軽に受診してみてくださいね。 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

ペット保険は必要?入るタイミングや選び方

ペット保険は必要?入るタイミングや選び方

皆さんは【ペット保険】に加入されていますか?私が動物看護師になったばかりの14年前は、今ほどペット保険はポピュラーではなく、加入されている方もそこまで多くありませんでした。しかし、年数を重ねるほど加入されている方が増えてきたように思います。今では多くの会社さんがペット保険を売り出しており、いざ加入しようと思っても悩んでしまう方も多いかと思います。そこで今回はペット保険のメリットやデメリット、注意ポイントなどをまとめてみました。 ペット保険とは? 私たち人間は、健康保険が効く保険診療ですが、ペット達はどうでしょうか?動物病院での診療は【自由診療】といわれ公的な保険システムは存在していません。全額飼い主さんがお支払いを行い、診療価格も各動物病院が自由に決める事ができます。ゆえに手術や入院、長期に渡る通院、内服治療となると飼い主さんにかかる金銭的負担が大きくなってしまいます。そこで活躍してくれるのがペット保険。毎月の保険料を支払う事でペット達の通院時に診療費が補償されるものです。様々なプランが用意されていますがペットの年齢や持病によって加入できるプランが制限される場合もあります。なおワクチンや避妊、去勢手術、健康診断など予防医療に該当するものは保険対象外となります。 加入するメリット 最大のメリットは予期せぬ病気や手術でも金額的負担を最小限に抑えられることです。言い換えれば選択できる治療方法の幅が広がる事ともいえます。生涯一度も病院にかからず健康で過ごすことができれば一番良いですが、年齢を重ねていくうちに病気が出てくるのは自然な事です。できる治療は全てしてあげたい飼い主さんにとって、ペット保険は背中を押す強い味方となってくれます。 加入するデメリット デメリットとしては掛け捨てであること、窓口清算ができないことなどがあげられます。貯蓄型保険がある人間とは異なりペットちゃん達は掛け捨て保険が基本となります。病気をしなければ保険を使う機会もありませんから保険料が勿体ない、と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。また窓口清算ができない保険も多く一度飼い主さんが全額支払い、後日保険会社に申請、その後補償額が振り込まれる、というのが一般的な流れになります。現状窓口清算ができる保険会社さんは限られており、取り扱っていない動物病院さんも多いため毎回の申請手続きが面倒であることはデメリットといえるかもしれません。 加入するタイミングやポイント ペット保険はシニアになるほど加入が難しくなっていきます。また加入できても持病は免責事項として補償対象外になってしまうことも。若いうちは不要と思いがちですが、持病などがないうちから加入しておくとシニア期以降も安心です。一番大切なことは飼い主さんに負担がなく加入できる保険であることです。安心代として月にかけられる金額を算出し、そこに合わせて保険プランを探してみましょう。 保険料が年数を重ねるごとにあがっていくケースも多いため将来的にいくらぐらいの保険料になるかも問い合わせておくと確実です。最近ではシニアから加入できるプランを出している保険会社さんもありますので加入希望の方は諦めずにチェックしてみてくださいね。 無理のない保険料を目安にペット保険選びを 動物病院で勤務していると全然病気しないから!と保険を解約した翌月に体調を壊してしまった…なんて子がいたりします。万が一の時にかかる負担を無くすためのペット保険ですから、月々の保険料が負担になってしまっては元も子もありません。ペットの年齢や体調、かけられる金額を考慮してペット保険を検討してみましょう。 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

ペット保険は必要?入るタイミングや選び方

皆さんは【ペット保険】に加入されていますか?私が動物看護師になったばかりの14年前は、今ほどペット保険はポピュラーではなく、加入されている方もそこまで多くありませんでした。しかし、年数を重ねるほど加入されている方が増えてきたように思います。今では多くの会社さんがペット保険を売り出しており、いざ加入しようと思っても悩んでしまう方も多いかと思います。そこで今回はペット保険のメリットやデメリット、注意ポイントなどをまとめてみました。 ペット保険とは? 私たち人間は、健康保険が効く保険診療ですが、ペット達はどうでしょうか?動物病院での診療は【自由診療】といわれ公的な保険システムは存在していません。全額飼い主さんがお支払いを行い、診療価格も各動物病院が自由に決める事ができます。ゆえに手術や入院、長期に渡る通院、内服治療となると飼い主さんにかかる金銭的負担が大きくなってしまいます。そこで活躍してくれるのがペット保険。毎月の保険料を支払う事でペット達の通院時に診療費が補償されるものです。様々なプランが用意されていますがペットの年齢や持病によって加入できるプランが制限される場合もあります。なおワクチンや避妊、去勢手術、健康診断など予防医療に該当するものは保険対象外となります。 加入するメリット 最大のメリットは予期せぬ病気や手術でも金額的負担を最小限に抑えられることです。言い換えれば選択できる治療方法の幅が広がる事ともいえます。生涯一度も病院にかからず健康で過ごすことができれば一番良いですが、年齢を重ねていくうちに病気が出てくるのは自然な事です。できる治療は全てしてあげたい飼い主さんにとって、ペット保険は背中を押す強い味方となってくれます。 加入するデメリット デメリットとしては掛け捨てであること、窓口清算ができないことなどがあげられます。貯蓄型保険がある人間とは異なりペットちゃん達は掛け捨て保険が基本となります。病気をしなければ保険を使う機会もありませんから保険料が勿体ない、と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。また窓口清算ができない保険も多く一度飼い主さんが全額支払い、後日保険会社に申請、その後補償額が振り込まれる、というのが一般的な流れになります。現状窓口清算ができる保険会社さんは限られており、取り扱っていない動物病院さんも多いため毎回の申請手続きが面倒であることはデメリットといえるかもしれません。 加入するタイミングやポイント ペット保険はシニアになるほど加入が難しくなっていきます。また加入できても持病は免責事項として補償対象外になってしまうことも。若いうちは不要と思いがちですが、持病などがないうちから加入しておくとシニア期以降も安心です。一番大切なことは飼い主さんに負担がなく加入できる保険であることです。安心代として月にかけられる金額を算出し、そこに合わせて保険プランを探してみましょう。 保険料が年数を重ねるごとにあがっていくケースも多いため将来的にいくらぐらいの保険料になるかも問い合わせておくと確実です。最近ではシニアから加入できるプランを出している保険会社さんもありますので加入希望の方は諦めずにチェックしてみてくださいね。 無理のない保険料を目安にペット保険選びを 動物病院で勤務していると全然病気しないから!と保険を解約した翌月に体調を壊してしまった…なんて子がいたりします。万が一の時にかかる負担を無くすためのペット保険ですから、月々の保険料が負担になってしまっては元も子もありません。ペットの年齢や体調、かけられる金額を考慮してペット保険を検討してみましょう。 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

冬に多いペットの病気。クリスマスにも要注意!

冬に多いペットの病気。クリスマスにも要注意!

寒さが厳しい季節になってきましたね。飼い主さんは勿論、ペット達の冬支度は進んでいますか?人間に比べ、体温が高く毛に覆われている彼らですが、寒さには弱く寒さ対策は欠かせません。実は冬になりやすい病気や悪化してしまう病気も…。今回は冬時期に特に注意したい病気やその対策についてご紹介します。 おしっこ疾患 体感温度が下がることでお水を飲む量が減ってしまうため、膀胱結石や膀胱炎など尿路疾患にかかりやすい時期となります。おしっこに行く回数や色合いをよく観察しておきましょう。対策としては、水分摂取量をあげること。お水を飲みたがらない場合はウェットタイプのフードを使って食事から水分を取ってもらってくださいね。 心臓病 人間同様、心臓病に寒さは大敵です。気温が下がると血管が収縮し血圧があがるため心臓にかかる負担が増えてしまうためです。特に持病があるペット達は病気が進行してしまう可能性もありますので自宅内の温度管理を工夫してあげましょう。暖房をつけていても暖気は上に流れていくため、足元までしっかり循環できていないことがあります。家族の中で生活視点が低いペット達だけが寒さを感じていることも。サーキュレーターやブランケットなどをうまく使って寒さ対策をしてあげてくださいね。 低温火傷 冬場に活躍する暖房器具ですが使い方によっては低温火傷を負ってしまう事もあります。低温火傷とは、体温より少し高めの温度が同じ場所にあたり続けることで引き起こる火傷症状で、ヒーターやホットカーペット、湯たんぽなどは要注意!高温火傷のような瞬間的な熱さや痛みを伴わないので飼い主さんもペット本人も気が付かないうちに症状が進んでしまう事があります。・ヒーターにはガードをつける・ホットカーペットには一枚毛布を重ねておく・湯たんぽはタオルを巻くなど、暖房器具とペットの間にワンクッションいれるよう意識してみてくださいね。 クリスマスは誤食に注意 冬のイベントといえばクリスマスですよね。実はこのクリスマス、動物病院では誤食の要注意デーとして警戒されています…!ケーキや定番のチキンはワンちゃん達の嗅覚をくすぐる特別な食べ物です。少量誤食してしまうだけでも下痢や嘔吐を引き起こす可能性がありますが、特に注意したいのはチキンの骨。鶏肉の骨は加熱すると縦に割れやすくなります。誤食時に割れてしまうと先端が鋭利な状態のまま体内に入り臓器を傷つけたり、突き破るようなことがあり大変危険です。最悪の場合、聖夜に開腹手術をすることになってしまうかも…クリスマスのごちそうは味付けをしていないペット用を別で用意し、人間用の食事はいつも以上に手が届かないよう注意して置きましょう。 ペット達と冬を乗り越えるために ペット達の中にも冬が好きな子、苦手な子と様々かと思います。震えていないか、体調は変わりないかなど本人の様子に合わせて寒さ対策をしてあげましょう。温度計を足元に置いておくと視覚的にもわかりやすいかと思います。暖を取れる場所と、少し涼しい場所を作ってあげると自分で過ごしやすい場所へと動けるのでお留守番時も安心です。今年は冷え込みが厳しい冬になりそうですがしっかり冬支度を整え、元気に乗り越えましょう! ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

冬に多いペットの病気。クリスマスにも要注意!

寒さが厳しい季節になってきましたね。飼い主さんは勿論、ペット達の冬支度は進んでいますか?人間に比べ、体温が高く毛に覆われている彼らですが、寒さには弱く寒さ対策は欠かせません。実は冬になりやすい病気や悪化してしまう病気も…。今回は冬時期に特に注意したい病気やその対策についてご紹介します。 おしっこ疾患 体感温度が下がることでお水を飲む量が減ってしまうため、膀胱結石や膀胱炎など尿路疾患にかかりやすい時期となります。おしっこに行く回数や色合いをよく観察しておきましょう。対策としては、水分摂取量をあげること。お水を飲みたがらない場合はウェットタイプのフードを使って食事から水分を取ってもらってくださいね。 心臓病 人間同様、心臓病に寒さは大敵です。気温が下がると血管が収縮し血圧があがるため心臓にかかる負担が増えてしまうためです。特に持病があるペット達は病気が進行してしまう可能性もありますので自宅内の温度管理を工夫してあげましょう。暖房をつけていても暖気は上に流れていくため、足元までしっかり循環できていないことがあります。家族の中で生活視点が低いペット達だけが寒さを感じていることも。サーキュレーターやブランケットなどをうまく使って寒さ対策をしてあげてくださいね。 低温火傷 冬場に活躍する暖房器具ですが使い方によっては低温火傷を負ってしまう事もあります。低温火傷とは、体温より少し高めの温度が同じ場所にあたり続けることで引き起こる火傷症状で、ヒーターやホットカーペット、湯たんぽなどは要注意!高温火傷のような瞬間的な熱さや痛みを伴わないので飼い主さんもペット本人も気が付かないうちに症状が進んでしまう事があります。・ヒーターにはガードをつける・ホットカーペットには一枚毛布を重ねておく・湯たんぽはタオルを巻くなど、暖房器具とペットの間にワンクッションいれるよう意識してみてくださいね。 クリスマスは誤食に注意 冬のイベントといえばクリスマスですよね。実はこのクリスマス、動物病院では誤食の要注意デーとして警戒されています…!ケーキや定番のチキンはワンちゃん達の嗅覚をくすぐる特別な食べ物です。少量誤食してしまうだけでも下痢や嘔吐を引き起こす可能性がありますが、特に注意したいのはチキンの骨。鶏肉の骨は加熱すると縦に割れやすくなります。誤食時に割れてしまうと先端が鋭利な状態のまま体内に入り臓器を傷つけたり、突き破るようなことがあり大変危険です。最悪の場合、聖夜に開腹手術をすることになってしまうかも…クリスマスのごちそうは味付けをしていないペット用を別で用意し、人間用の食事はいつも以上に手が届かないよう注意して置きましょう。 ペット達と冬を乗り越えるために ペット達の中にも冬が好きな子、苦手な子と様々かと思います。震えていないか、体調は変わりないかなど本人の様子に合わせて寒さ対策をしてあげましょう。温度計を足元に置いておくと視覚的にもわかりやすいかと思います。暖を取れる場所と、少し涼しい場所を作ってあげると自分で過ごしやすい場所へと動けるのでお留守番時も安心です。今年は冷え込みが厳しい冬になりそうですがしっかり冬支度を整え、元気に乗り越えましょう! ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

ペットだって歯が命!残った歯垢がわずか3日で...

ペットだって歯が命!残った歯垢がわずか3日で...

 ペットの歯磨きを、皆様毎日されているでしょうか?もし、今ドキッとされた方がいらっしゃれば、是非こちらのブログを読んでいただきたいと思います。 実は、ペット達は人間よりも歯垢がつきやすく、歯石に変わるまでもとても早いため、歯に関する病気が一番多いといわれているのです。意外と知られていない歯磨きや口内チェックの必要性を知って、一緒に病気知らずの健康な歯を目指しましょう! 実は怖い歯の病気 歯くらいで大袈裟!なんて思う方もいるかもしれませんが、歯周病や歯肉炎は口の中だけでなく次第に体へと細菌が感染し、大きな病気になってしまう可能性も…。鼻炎や顎の骨折、心臓病、腎臓病、肝炎、骨髄炎など最悪死に至る場合もあるため軽視はできません。そのためにも、日々のケアとして口や歯茎のチェックが重要となります。· 口臭がないか· 歯茎が赤く腫れていないか· 出血していないか· 歯石が付いていないか· ヨダレの量が以前より増えていないかこれらの項目を確認し、異常や気になることがあれば獣医師に相談し、必要であれば早めに処置してもらいましょう。 歯が抜けるタイミング 犬も猫も生後3ヶ月頃から6ヶ月頃までに乳歯から永久歯へと生え変わります。個体差はありますが、遅くても1歳頃までには全て永久歯になるため、痒そうにしていたら身体の大きさに合った噛みやすいオモチャをあたえて下さい。また、歯が抜けそうな時はご飯も食べにくくなってしまうため、フードを水やお湯でふやかして食べやすくするなど工夫してあげましょう。この時期にで注意してあげたい事は乳歯が残ったままになってしまう「乳歯遺残」がないかどうかです。乳歯が抜けず残ったままの状態でいると二枚歯になってしまい歯並びが悪くなり嚙み合わせも上手くいかなくなってしまいます。歯石も付きやすくなり歯周病などの病気にもなりやすくなってしまうため、生後6,7ヶ月以上経っても抜けそうにないようでしたら獣医師に診察してもらいましょう。病院にもよりますが、避妊や去勢を予定している場合は一緒に診てもらうことで愛犬に負担をかけずチェックすることができ、1回の麻酔で抜歯もしてもらえて安心です。乳歯遺残は飼い主でも気づかないことが多いため、予定していない方はワクチンや診察で通院する際に口の中も診てもらうことをおすすめします。抜歯は生え方をしっかりと確認してから行う必要があるので、無理に自分で抜くことは避けて下さいね。 放置してしまうと 歯周病や歯肉炎をそのままにしてしまうとあっという間に悪化してしまい、治療が困難になってしまいます。レントゲンや麻酔、抜歯などが必要になると、ペットの身体に負担がかかってしまううえ、年齢によっては麻酔ができないために治療が限られてしまうのです。また、飼い主さんも治療方法によっては治療費が高額になってしまい金銭面でも負担が…一度破損してしまった歯の組織は元に戻らないため日々のケアと観察を怠らないようにしましょう。 歯磨きが重要 歯垢から歯石になるまでわずか3日といわれているため、毎日の歯磨きはとても重要です。嫌がらないように子犬、子猫のころから習慣づけてあげると楽しくケアすることができますよ。嫌がってしまう子も多いのですが、健康な歯を保つためにも欠かすことはできません。まず口を触ることから始め、歯磨きは怖くないということを少しずつ教えていき上手にできたらたくさん褒めてあげましょう。どうしても難しいようでしたら、遊びながら歯磨き効果が期待できるロープ状のオモチャやデンタルガムなどを利用してみて下さいね。 人間同様、ペットも歯はとても大切です。悪くなってしまうと思いがけない病気になってしまうだけでなく、高度な治療も必要になってしまいます。散歩やブラッシングのように日々のケアの一つとして歯磨きも習慣づけ、ペットの健康な歯を守ってあげて下さいね。 ▼ この記事を書いたのは ▼

ペットだって歯が命!残った歯垢がわずか3日で...

 ペットの歯磨きを、皆様毎日されているでしょうか?もし、今ドキッとされた方がいらっしゃれば、是非こちらのブログを読んでいただきたいと思います。 実は、ペット達は人間よりも歯垢がつきやすく、歯石に変わるまでもとても早いため、歯に関する病気が一番多いといわれているのです。意外と知られていない歯磨きや口内チェックの必要性を知って、一緒に病気知らずの健康な歯を目指しましょう! 実は怖い歯の病気 歯くらいで大袈裟!なんて思う方もいるかもしれませんが、歯周病や歯肉炎は口の中だけでなく次第に体へと細菌が感染し、大きな病気になってしまう可能性も…。鼻炎や顎の骨折、心臓病、腎臓病、肝炎、骨髄炎など最悪死に至る場合もあるため軽視はできません。そのためにも、日々のケアとして口や歯茎のチェックが重要となります。· 口臭がないか· 歯茎が赤く腫れていないか· 出血していないか· 歯石が付いていないか· ヨダレの量が以前より増えていないかこれらの項目を確認し、異常や気になることがあれば獣医師に相談し、必要であれば早めに処置してもらいましょう。 歯が抜けるタイミング 犬も猫も生後3ヶ月頃から6ヶ月頃までに乳歯から永久歯へと生え変わります。個体差はありますが、遅くても1歳頃までには全て永久歯になるため、痒そうにしていたら身体の大きさに合った噛みやすいオモチャをあたえて下さい。また、歯が抜けそうな時はご飯も食べにくくなってしまうため、フードを水やお湯でふやかして食べやすくするなど工夫してあげましょう。この時期にで注意してあげたい事は乳歯が残ったままになってしまう「乳歯遺残」がないかどうかです。乳歯が抜けず残ったままの状態でいると二枚歯になってしまい歯並びが悪くなり嚙み合わせも上手くいかなくなってしまいます。歯石も付きやすくなり歯周病などの病気にもなりやすくなってしまうため、生後6,7ヶ月以上経っても抜けそうにないようでしたら獣医師に診察してもらいましょう。病院にもよりますが、避妊や去勢を予定している場合は一緒に診てもらうことで愛犬に負担をかけずチェックすることができ、1回の麻酔で抜歯もしてもらえて安心です。乳歯遺残は飼い主でも気づかないことが多いため、予定していない方はワクチンや診察で通院する際に口の中も診てもらうことをおすすめします。抜歯は生え方をしっかりと確認してから行う必要があるので、無理に自分で抜くことは避けて下さいね。 放置してしまうと 歯周病や歯肉炎をそのままにしてしまうとあっという間に悪化してしまい、治療が困難になってしまいます。レントゲンや麻酔、抜歯などが必要になると、ペットの身体に負担がかかってしまううえ、年齢によっては麻酔ができないために治療が限られてしまうのです。また、飼い主さんも治療方法によっては治療費が高額になってしまい金銭面でも負担が…一度破損してしまった歯の組織は元に戻らないため日々のケアと観察を怠らないようにしましょう。 歯磨きが重要 歯垢から歯石になるまでわずか3日といわれているため、毎日の歯磨きはとても重要です。嫌がらないように子犬、子猫のころから習慣づけてあげると楽しくケアすることができますよ。嫌がってしまう子も多いのですが、健康な歯を保つためにも欠かすことはできません。まず口を触ることから始め、歯磨きは怖くないということを少しずつ教えていき上手にできたらたくさん褒めてあげましょう。どうしても難しいようでしたら、遊びながら歯磨き効果が期待できるロープ状のオモチャやデンタルガムなどを利用してみて下さいね。 人間同様、ペットも歯はとても大切です。悪くなってしまうと思いがけない病気になってしまうだけでなく、高度な治療も必要になってしまいます。散歩やブラッシングのように日々のケアの一つとして歯磨きも習慣づけ、ペットの健康な歯を守ってあげて下さいね。 ▼ この記事を書いたのは ▼