病院は一大イベント!?愛猫ちゃんと上手に通院するポイントとは

猫 病院嫌い 対処法

愛猫の通院に手を焼いている飼い主さん、いらっしゃいませんか?ワンちゃんでも病院が苦手な子はたくさんいますが、単純に抱っこやリードの着用でなんとか連れていけることの方が多いかと思います。

その点猫ちゃん達は逃亡してしまったり、身を隠してみたり、中には暴れる、噛みつく、引っかく、と力いっぱいの抵抗を見せてくれる子も。
一般的に、どうしても連れて行くことができない状態が発生してしまうのが猫ちゃんというものなのです。

そこで今回は猫ちゃん、そして飼い主さんが少しでもストレスなく通院できるポイントをご紹介します。


病院嫌いでも健康診断は受けるべき?

猫 健康診断 大変

まず大前提にどんなに病院が嫌いでも、定期的な健康診断は猫ちゃんの健康寿命を延ばすためにとても重要です。
猫ちゃん達は野生時代、他の動物に襲われないよう弱っている所は見せないようにする習性がありました。その名残で現代の猫ちゃん達も本能的に体調の悪さをギリギリまで隠してしまうため、いざ目に見えた症状が出てきた時には、かなり進行してしまっているケースも少なくありません。本人が不調を見せない初期のうちに病気を見つけ、治療を始めてあげられることが健康診断を受ける大きなメリットです。

ただし、病院に行った後体調を壊してしまうほどデリケートな猫ちゃんは健診のタイミングや頻度を獣医師に相談してみましょう。連れて行ってもスタッフが触れないほど興奮状態になってしまっては飼い主さんと猫ちゃんの頑張りが無駄になってしまいます。

愛猫の性格やご機嫌に合わせベストタイミングで受診できるといいですね。


どうして病院を怖がってしまう?

猫 病院嫌い なぜ

猫ちゃんが病院を怖がってしまう理由は様々です。慣れない場所であることに加え、他の動物の匂いや鳴き声がするのでやはり警戒してしまいますよね。

また過去に経験した注射や手術、お泊りなどがトラウマになっていて強い恐怖心を抱いている事もあります。猫ちゃん達は飼い主さんの不安や焦りを感じ取ることができるため、普段と違う飼い主さんの様子に一層緊張感が増してしまう...なんてことも。



お互いストレスのためない通院のための配慮

猫 病院に連れて行き方

猫ちゃん達はとても賢い動物。

普段動物病院で働いていると「予約の電話を聞いていたようで朝から姿が見当たらず連れて行くことができない…」というご相談を驚くほどお受けします。本当に電話を理解しているのか、準備している様子で察知しているのかはわかりませんが、あまり飼い主さんが身構えてしまうと猫ちゃんも緊張してしまうようです。

できるだけ直前まで普段通りに過ごし病院へ行くことを悟られないように工夫してみましょう。

また病院へ行く前に空いている時間帯を確認しておくのもおススメです。他の動物の鳴き声に委縮してしまうようであれば、静かな別部屋で待機させてもらえないかスタッフに相談してみてください。

どんなに大人しい猫ちゃんであっても、抱っこで病院へ行くのはNG。予想外の出来事が起こると、猫ちゃん達は信じられないパワーとスピードで逃げ出してしまいます。

まずは猫ちゃんが安心感を持てるよう、キャリーにいれて上からバスタオルをかぶせてあげるといいですね。パニックを起こしてしまう可能性がある猫ちゃんは、大きめの洗濯ネットにいれてからキャリーに入ってもらう事で検査や診察が受けやすくなります。


無理はせず事前にスタッフと相談を

猫 病院 スタッフに相談

病院が嫌いで、連れて行くことが難しい猫ちゃんというのは動物病院では決して珍しくありません。スタッフもそういったご相談はよくお受けしているので、遠慮せず相談してみましょう。

無理に連れて行くことで猫ちゃんがかえって体調を壊してしまったり、飼い主さんがケガをしてしまうと本末転倒ですよね。まずは病院へ行く前に、症状や性格などを伝えどう対処すべきか都度相談してみてください。



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