愛犬の目が真っ白に?白内障の治療や予防の方法とは

犬の白内障 目が白く濁る

可愛い愛犬の瞳、つぶらで見つめられるとグッときてしまいますよね。そんなワンちゃん達に非常に多く見られるのが【白内障】です。飼い主さんが想像していたよりずっと早い段階から目が白っぽくなってきてしまった...なんてお声もよく耳にします。

この白内障、進行すると視力はどうなってしまうのでしょうか?今回は白内障の症状や治療方法にスポットをあて、ご紹介していきます。

目次
■白内障とは
■白内障の症状や原因
■治療の方法は?
■お付き合いしていくのも選択肢の一つ


白内障とは

犬の白内障 どんな症状?

ワンちゃんの眼球の中で、本来は透明でピントを合わせるカメラレンズのような役割を果たしているのが、【水晶体】と呼ばれる部分です。白内障はこの水晶体の部分が何らかの理由で白く濁ってしまう状態のことを指します。

白内障には「初発」「未熟」「成熟」「過熟」と4つの段階があり、進むにつれ白濁が進行し、視力が失われていきます。

発症する原因は様々ですが、老齢性のものと先天性のものが多く、前者はプードル、ビーグル、シュナウザー、柴犬、ミニチュアダックスフンド、ヨークシャーテリア、後者はレトリバー犬種、ウエストハイランドホワイトテリアなどが好発犬種とされています。



白内障の症状や原因

犬の白内障 症状や原因

初発の段階では水晶体の白濁はほとんどわからず、視力にもあまり影響がないため気が付くことは難しいかもしれません。進行するに伴って眼球の奥の方が白っぽくなっていき、その範囲が徐々に広がっていきます。

ワンちゃんの視力は、もともとあまりよくなく、嗅覚や聴覚に頼って行動しているので、少し視力が落ちてきたくらいでは生活に支障が出る事はほとんどありません。

ただし成熟期に入り白濁範囲が広がると、視力の大部分を失ってしまうために、今までできていた段差の上り下り、お散歩、トイレへの移動など、日常生活をスムーズにこなせなくなることもあります。

犬の白内障 重症 症状

また過熟期に入ると眼球の構造自体が壊れ、目が委縮してしまったり、炎症を起こしたりすることもあり、本人が強い痛みを感じる時も...白内障が、視神経に障害が起こり視野が狭くなってしまう緑内障という病気に繋がってしまう場合もあるため、定期的なチェックが必要となります。

前述した老齢性、先天性発症の他に糖尿病や外傷が発症原因となる事もあります。若いにも関わらず白内障の発症が確認できた時は、血液検査を行って発症原因を探っていくようになるでしょう。


治療の方法は?

犬の白内障 治療方法は

白内障の治療には点眼やサプリメントで行う内科的治療と、専門動物病院で水晶体の白濁を吸引する手術を受ける外科的治療の2つがあります。

内科的治療は白内障を治す治療ではなく、進行を遅らせたり痛みを緩和することがメイン治療となり、効果は個体差によって大きく異なります。また、進行していればしているほど効果は出にくいとも言われています。

反対に外科的治療は、成功すれば視力も回復することができる治療方法です。ただし手術を行うことができるのは、眼科専門の動物病院となるので紹介状が必要なケースも。まずはかかりつけ医で相談してみてくださいね。

費用は片目30~40万円前後が平均的で、金銭的負担も大きくなる手術です。また術後しばらくして再発の可能性もありますので、獣医師とよく相談のうえ治療方針を決めていきましょう。


お付き合いしていくのも選択肢の一つ

犬 白内障と付き合い方

視力がなくなるなんて可哀想…多くの飼い主さんはそう感じていると思います。実際に視力が低下し、今までできていたことができなくなってしまう姿に胸を痛める方も多いでしょう。

ただワンちゃんの白内障はとてもポピュラーな病気であり、どうしても避けれないケースがほとんどです。発症した年齢、愛犬の性格や持病の有無、総合的に見てどのような治療が愛犬に合っているかご家族で検討してみてくださいね。

嬉しそうな犬 楽しそうな犬

動物病院で勤務していると、特に治療はせず、目が見えなくても生活しやすいよう家具の配置などに工夫しながら白内障のワンちゃんと生活されている、たくさんの飼い主さんとお会いします。

周囲のサポートがあれば、白内障を患ったワンちゃんたちも、今まで通り楽しく生活ができるのだなと痛感します。もちろん他の病気や症状を併発している時は治療が必要なケースもありますので、定期的にチェックしながら病気との付き合い方を考えてみましょう。



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