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犬のフィラリア症、感染率はどれくらい?もしも感染してしまった時は?

犬 フィアリア症感染

ワンちゃんのフィラリア症、毎月お薬を投薬し予防を行っている方が多いかと思います。ペット達の予防医療が年々進化し浸透している現代では、あまり身近でフィラリア症の感染を聞くことはないかもしれませんね。

ですが動物病院で勤務していると都内でも年に数回お見かけする機会がある病気。フィラリア症は飼い主さんが思っているよりずっと、身近で危険な存在なのです。

前回のブログでは、 【犬のフィラリア予防、病気の実態や飲み忘れ時の対応方法とは】について書かせていただきました。今回は引き続き、もし予防をしなかった場合、感染してしまう可能性がどれほどあるか、感染するとどのような症状が出るかなど、フィラリア症を更に深堀してご説明していきたいと思います。


フィラリア症の感染率

犬 フィアリア症感染率

フィラリア症の感染率は生活環境によって大きく変わります。室内飼育か屋外飼育か、森林がそばにあるか、水がある場所に行くか。これは単純に蚊と接触する機会がどれほどあるかがポイントになります。

一般的に全く予防をしていないワンちゃんが1年間でフィラリア症に感染する確率は、20%前後あると言われています。お散歩の頻度や行先にもよりますので一概には言えませんが、想像していたより高い数字ではないでしょうか。

また、屋外飼育で3年間無予防だと90%以上の確率で感染するというデータもあるのです。


フィラリア症の症状

フィラリア症 症状

フィラリア症はまずフィラリアの赤ちゃんである【ミクロフィラリア】が体内に入り込むところから始まります。この段階ではまだ何も症状は出ません。

2~3か月の期間をかけてミクロフィラリアは成虫に育っていきます。成虫になったフィラリアたちは増殖しながら肺動脈や心臓に寄生し、ここまでくると目に見えた症状が出てくるようになります。

代表的な症状は
・疲れやすくなり動きたがらない
・乾いた咳が出る
・痩せてくる
・食欲がなくなる
・毛艶が悪くなる

更に増殖、寄生が進行すると症状は悪化し、貧血や不整脈、循環不全に陥り腹水が溜まるといったことも。最悪の場合、急激に状態が悪くなり命を落とすこともあります。


フィラリア症の治療方法

犬のフィアリア症 治療方法

フィラリア症は症状の度合い、ワンちゃんの年齢や持病の有無によっていくつかの方法から治療法が選択されます。

■外科手術
麻酔をかけ体内のフィラリアを外科的に取り除く方法です。血管内の成虫は摘出が難しいため、原則摘出できるのは心臓内に寄生している成虫のみとなります。なお術後は内服治療が必要です。

手術自体のリスクが高いことや専門的な手技を必要とすることから実際に手術を行っている病院は多くはないのが現状です。

■内科治療
抗生剤や駆虫薬で成虫を減少させていきます。駆虫薬の使用で体内にいるフィラリアの成虫が一気に死滅してしまうと死骸が血管につまり循環不全に陥ることもあるため、ステロイドやヒスタミンの内服薬を併用しながら慎重に治療を進めていかなくてはいけません。

フィラリア成虫の寿命は約6年ほどなので再感染させないよう予防薬を使いながらフィラリアの寿命を待つ、という方法もあります。どちらも年単位の長期的な治療になることがほとんどです。

■心臓治療
心臓にフィラリアが寄生すると心機能が正常に働かなくなるため心臓薬や利尿剤を使用して循環をサポートしていくこともあります。一度失われた心機能を元に戻すことはできないため、フィラリア症の治療終了後も原則的には心臓の治療を生涯続けていくこととなります。


毎年の検査と予防を忘れずに

犬 フィラリア症予防

フィラリア予防薬の投薬前に感染確認の検査を行う動物病院さんが多いのは、万が一感染していた場合、予防薬の投与で成虫が大量に死滅しショック症状を起こしてしまう可能性があるためです。

過去にたった1年、投薬を忘れてしまった。というワンちゃんにフィラリア感染が見られたことがありました。例え室内飼いであっても感染するリスクは十分あることを忘れず、しっかり予防を行っていきたいですね。

もし感染が見つかった場合でも、早期発見できれば臓器へのダメージを最小限に抑える事ができます。予後は良くないとされるフィラリア症ですが、感染後治療に通われ元気いっぱいに過ごすことができているワンちゃん達も知っています。まずはかかりつけの獣医師とよく相談し、治療の方針を決めましょう。

1番は感染させないことです。飼い主さんの手で愛犬の安心を守ってあげてくださいね。







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