一緒に楽しい時間を過ごさせてあげられれば、ペット達もストレスが少なく済むかもしれませんが、お出かけ中に【車酔い】になってしまったら逆にお出かけが大きな負担やストレスになってしまうことも。今回は車酔いになってしまう原因やその対処法を詳しくご紹介していきます。
車酔いを起こす原因
ペット達が車酔いを起こすメカニズムは人間と同じです。耳の奥にある三半規管という器官。左右のバランスや平衡感覚をつかさどるこの器官が車の揺れや振動によって混乱を起こし車酔いの状態を引き起こしてしまいます。
子犬、子猫の間は元々発達が未熟なため車酔いを起こしやすく、乗車時は特に注意が必要です。また一度車酔いを起こしたことで心理的に車が苦手になり、乗車しただけや短時間の移動のみでも車酔いを起こしてしまう事があります。
車酔いの代表的な症状とは?
乗車中、ペットの様子はこまめにチェックしてあげましょう。
・よだれ
・あくび
・パンティング
・落ち着きを無くす
・嘔吐
こういった症状が見られたときは車酔いを起こしている可能性があります。特に嘔吐が出ている時は本人自身もとても気持ちが悪い状態ですので、一度車を止め、ペットを休ませ様子を見てくださいね。
車酔いを防ぐ方法
▲ペットケンネル・ファーストクラス トップオープン/クリア
■移動スペースを限定する
車内で動き回ってしまう事も車酔いを助長してしまう要因です。飼い主さんの安全のためにもケージにいれ動きを制限しましょう。
様子がよく見えるよう上が格子になっているものやメッシュ、透明素材のものを選ぶと安心です。
■車内環境を整える
嗅覚が鋭いペット達は強い芳香剤の香りが苦手です。またタバコや香水など人工的な香りがするものも避け、定期的に外気を入れると過ごしやすくなります。
また温かすぎる温度もNG。季節に合わせ車内温度を調節してあげてくださいね。
■こまめに休憩を取る
ワンちゃんであれば目的地まで時間がかかってしまいますがこまめに休憩を取り、お外の空気を吸わせてリフレッシュさせてあげましょう。
反対に猫ちゃんは出先でお外に出すのはNG。ケージにいれたまま、安全かつ速やかに目的地まで向かいましょう。
■食事時間を調整する
満腹でも空腹でも車酔いを起こしやすい状態になってしまいます。乗車2時間前までに食事を済ませておくと理想的です。普段より少し量を減らしてあげることで乗車中吐きにくくなることも。
■酔い止めを持参する
動物病院ではペット達に酔い止めを処方することができます。乗車30分ほど前に服用することで車酔いを軽減することができるお薬で、予備も含め2回~3回分もらっておくと安心です。
お薬の種類は動物病院によって異なりますので服用時間は獣医師に確認なさってくださいね。
ペットとのドライブは安全第一で
▲PGカートドライブシステム
予防策をしっかり取ることでドライブを一緒に楽しめるようになると飼い主さんも安心ですよね。ですが中にはどうしてもドライブが苦手な子もいます。
お留守番やペットホテルは寂しさを感じるデメリットはありますが、安心できる環境で過ごせることや、プロの元しっかりとした健康管理を受けられることなどメリットもあります。
車酔いをしたペットと同乗していると本人もつらい上に、飼い主さんも気になってしまい危険運転になってしまうことも。まずは安全、そして安心、健康を考慮しペットを同乗させるか判断してくださいね。
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