しっぽの動きでわかる猫ちゃんの気持ち。ワンちゃんとの違いはある?

ねこのしっぽ

「愛猫の言葉がわかればいいのに…」と、猫ちゃんの飼い主さんならだれもが一度は考えますよね。実際に言葉を交わすことはできませんが、鳴き声や表情、耳の向きなどから猫ちゃんが伝えたい感情を読み取ることは可能です。

なかでも今回は、しっぽの動きに大注目!ぜひおうちの子との絆を深めるヒントにしてみてくださいね。

目次
■犬と真逆!しっぽを振るのは不満のサイン
■しっぽを立てるのは嬉しいサイン
■くるりと前足に巻き付ける『しっぽマフラー』、その意味は?
■飼い主さんにしっぽを巻き付けているときは?
■毛を逆立てて警戒する『たぬきしっぽ』
■面倒くさいときにはこんな使い方も
■しっぽは口ほどにものを言う!


犬と真逆!しっぽを振るのは不満のサイン

しっぽをふる猫

ワンちゃんがぶんぶんと勢いよくしっぽを振るのが喜びのサインであることはよく知られていますよね。でもじつは猫ちゃんの場合、イライラや不快感を表現していることが多いんです。

とくに、ダンダンと音を立てるように床をたたいている場合には、飼い主さんに不満を伝えたいのかもしれません。このようなしぐさが見られたら、あまり構いすぎずそっとしておくのがよいでしょう。


しっぽを立てるのは嬉しいサイン

しっぽを立てる猫

飼い主さんに遊んでもらえるときやおやつをもらえるときなど、嬉しい感情が沸き上がるとぴんと元気よくしっぽが立つことがあります。ワンちゃんの場合だとしっぽを立てるのは警戒のサインであることが多いので、これも正反対の感情表現ですね。

もともとは仔猫が母猫におしりを舐めてほしいときに取るポーズで、仲良しの猫ちゃん同士のあいさつでもよく見られる光景です。

ねこのしっぽ はてなマーク

また、もし立ったしっぽの先がはてなマークのように曲がっていたり、ぴくぴく小刻みに揺れていたりするときは、飼い主さんに構ってほしい合図です。猫ちゃんがこのポーズで近づいてきたら、たっぷり遊んであげてくださいね。


くるりと前足に巻き付ける『しっぽマフラー』、その意味は?

しっぽマフラー 猫

しっぽをマフラーのように前足やからだに巻き付ける、通称『しっぽマフラー』は、警戒して様子をうかがっているときによく見られます。大型猫種など、ラグジュアリーなしっぽを持つ猫ちゃんだととくに様になりますよね。

秋冬の場合、防寒のためにしっぽを使っているケースもあるので、寒そうであればお部屋の温度を上げてあげましょう。



飼い主さんにしっぽを巻き付けているときは?

しっぽを巻き付けて甘える猫

自分のからだではなく飼い主さんや他の猫ちゃんなどにしっぽを巻き付けている場合は、『このひとは私のもの!』という気持ちの表れです。猫ちゃんが甘えた声を出しながら足元や腕に絡みついてくるのは、なんとも言えずかわいいですよね。

歩きたいときには少し邪魔に感じるかもしれませんが、ぜひ思う存分マーキングさせてあげて愛情表現を受け止めてくださいね。



毛を逆立てて警戒する『たぬきしっぽ』

猫 たぬきしっぽ 意味

警戒するときや驚いたときなどには、アドレナリンが放出されて猫ちゃんの全身の毛がぶわりと逆立ちます。このときに太く広がるしっぽは『たぬきしっぽ』と呼ばれており、猫ちゃんの体をより大きく見せて相手を威嚇する効果があるのです。

おもちゃで大興奮して遊んでいるときにも、『たぬきしっぽ』がみられることがありますよ。


面倒くさいときにはこんな使い方も

猫のしっぽ 気持ちがわかる

寝ているもしくはリラックスしているとき、飼い主さんから呼びかけられたら顔はこちらを向けずにしっぽの先だけ小さく振ることがありますよね。状況からわかる通り、これは「返事をするのは面倒くさいけれど聞こえているよ」という合図です。

コミュニケーションのツールとしてこのような使い方もできるんですね。


しっぽは口ほどにものを言う!

猫のしっぽで気持ちを知る

気分の移ろいやすい猫ちゃんだからこそ、構ってほしかったりそっとしてほしかったりするタイミングをはかるのは難しいですよね。そんなときは、ぜひしっぽの動きをチェックしてみてください。猫ちゃんとの暮らしに新しい発見があるかもしれませんよ♪



 

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