雨の日はなんとなく頭痛や倦怠感があって調子が悪い…と感じる方は多いですよね。これは、気温や気圧の変化によってからだに負担が掛かり引き起こされる『気象病』と呼ばれるもので、日本人のなんと6割が低気圧で体調の変化を実感しているといわれています。
そんな困った『気象病』ですが、悩まされているのは人間ばかりではありません。じつは猫ちゃんやワンちゃん、うさぎやハムスターなど、さまざまなペットが飼い主さんと同じように気温や気圧の変化で不調になるケースがあるのです。
猫ちゃんの『気象病』の症状とは?飼い主さんにできる対策は?今回は、気になる皆さまのそんなギモンにお答えしていきます!
うちの子、雨の日は寝てばっかり…
「寝子」が語源といわれるほど寝ることが大好きな猫ちゃん。雨の日はとくに一日中寝て過ごしていることも珍しくないですよね。悪天候では狩りができないため、本能的に眠くなることが原因といわれていますが、寝てばかりいるのはもしかしたら『気象病』で何らかの体調不良を感じているのかもしれません。
猫ちゃんの気象病の症状は?
低気圧によって血管が膨張し、神経を圧迫することで、頭痛やむくみ、吐き気などの症状が現れることがあります。腎臓や心臓に疾患のある猫ちゃんの場合、症状が悪化するケースがあるのでとくに注意が必要です。
台風や雨の日に上記のような行動がみられる場合には、気象病の可能性があります。
・ずっと眠っている
・食欲がなく、いつもとは違う場所で隠れるようにじっとしている
・飼い主さんのそばを離れず不安そうにしている
・唸ったり壁に頭を打ち付けたりしている
・下痢、嘔吐など
おうちの子が気圧の影響を受けやすいタイプかどうか、普段からよく観察しておくとよいでしょう。
飼い主さんがしてあげられることは?
軽く運動させてあげると、血行がよくなって症状の緩和が期待できます。リンパの流れをよくするマッサージも効果的です。
また、低気圧で気温が下がることで、飲水量が減ってしまう子も多くみられます。とくに腎臓が悪い子はしっかりと水分補給させることを意識しましょう。日頃から栄養バランスのよい食事を心がけることも対策として有効ですよ。
気象病で調子が悪そうなとき、もっとも気をつけたいポイントは猫ちゃんにストレスを与えないことです。リラックスできるように室温などの環境を整え、普段以上に構いすぎないようにしましょう。もし猫ちゃんが甘えてきたときは、安心できるようたくさんコミュニケーションしてあげてくださいね。
気象病だからといってただちに動物病院にかかる必要はありませんが、シニア猫や腎臓・心臓に疾患がある子、嘔吐などの症状が激しくみられる場合には、獣医師さんに相談するとよいでしょう。
天候の変化に気をつけて
猫ちゃんの体調は日頃からチェックしている飼い主さんが多いですが、天候と紐づけて考えるのはなかなか難しいですよね。気象病を知ることで、「うちの子の体調不良、もしかしたら低気圧が原因かも…?」と気づくきっかけになるかもしれません。
これからは、天候の変化も意識しながら愛猫の健康をチェックしてみてくださいね。
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