ワンちゃんは年を重ねるとトイレの失敗が増える傾向にあります。老化によるとはいえ、ワンちゃんのためにも、飼い主さんのためにもなるべく粗相は減らしたいものですよね。では、シニア期のワンちゃんのトイレはどのような点に気をつければいいのでしょうか。
失敗が増えていく、その原因は?
粗相の原因は大きく2つ、“筋肉の衰え"と"病気"が考えられます。
加齢によりふんばる筋力が衰え、排泄時にすべてを出し切ることができず、膀胱内に尿が残ってしまうことが粗相の原因になるのです。
また、膀胱炎や腎不全などの病気によりトイレが間に合わないことや、認知症によって場所を間違えてしまうことも考えられます。病気はしつけでは治りませんので、気になることがあれば獣医師さんに相談しましょう。
もし失敗してしまっても"叱らない"ことが重要です。粗相をしたときに叱られると、トイレをすること自体を叱られたと思ってしまい、隠れて排泄するなどさらなる失敗へとつながっていきます。そのため、粗相したときには叱るのではなく、失敗を減らすための環境を整える等のサポートをしましょう。
失敗を減らす!そのためにできること
くるくると回ったり、腰を落として膝を曲げたりする行動は、トイレのサインです。そのような仕草をしているときや、日頃トイレをする時間が決まっている場合は、先回りして誘導してあげましょう。
シートのサイズを大きくする、シートが滑らないか確認する、トイレそのものを増やしてみるなど部屋の環境を見直すことも大切です。
外での排せつが習慣化しているワンちゃんも、シニア期に入るとお散歩まで我慢することができなくなってしまいます。回数も増え、トイレのたびに外へ連れ出すのは飼い主さんにとっても負担になります。
そのため、室内でトイレができるようトイレトレーニングを行うことをオススメします。
▲『Kitty and Puppy Pan』(Sサイズ/Lサイズ)
入り口が低く、出入りがしやすい形状の仔犬・シニア犬用トイレ『Kitty and Puppy Pan』は、囲いのないものに比べてトイレとして認識しやすく、トレーニングに最適です。シンプルな形状で汚れたら簡単に丸洗いできるので、失敗の多いシニア犬でも清潔に使用することが出来ますよ。
オムツの活用もオススメ
オムツをすることでワンちゃん自身が粗相をしてしまうストレスから解放さます。留守番中など自由に動き回ることができるシーンも増えるので、運動不足も解消されます。飼い主さんもワンちゃんも安心して過ごすことができるようになりますよね。
ペット用オムツサイズや形など、さまざまな種類があります。慣れないうちは嫌がることもあるので、優しく声をかけるなどして、オムツに排せつしていいものだと安心させてあげてくださいね。
排せつを促すときには、「ワン・ツー・ワン・ツー」など、いつも同じ言葉をかけてあげると効果的です。繰り返すうちに、声掛け=トイレの時間と認識できるようになっていきます。
排せつ後はかぶれや炎症の原因にならないよう、陰部周りの汚れをきれいに拭き取り、すぐにオムツを取り替えるようにしましょう。
トイレの習慣や環境の見直しを
シニア期もトイレの失敗を気にせず、ワンちゃんも飼い主さんも心穏やかに過ごしたいですよね。そのためにも、トイレの習慣や環境を改めて見なおしてみましょう。
粗相は筋肉の衰えによるものもあれば、脳や内臓の病気によることも。量や回数などのチェックを行い、気になることがあれば獣医師さんに相談してみてください。トイレの失敗は叱るのではなく、時間をかけて根気よく向き合うことが大切です。
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