猫ちゃんの排せつを検知し、自動でお掃除してくれる”自動猫トイレ”。登場以来、お手入れの手間が省ける画期的なアイテムとして人気を集め、今では数えきれないほどさまざまな機種が台頭しています。
実際に自動猫トイレの導入を検討する場合、まずはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか?今回は、自動猫トイレの設置場所や多頭飼いのケースで注意したいポイントをご紹介していきます。
使いはじめるときの大前提
■電源(コンセント)が取れる場所
まず初歩として大切なことは、自動猫トイレのコードの長さに対してコンセントが届く場所かどうかです。飼い主さんの中には延長コードを使用している方もいるのですが、接続部に猫砂の粉塵やオシッコが掛かる可能性も否定できません。思わぬ事故を避けるために、延長コードなどは避けた方が安全です。
■アプリ対応機種の場合、Wi-Fiが安定的に届く場所
おうちの中でも、ルーターの位置や性能によってWi-Fiの速度はさまざまです。接続が切れたり弱まったりしているとアプリにデータが正しく反映されない恐れがあるため、設置したい場所のWi-Fi接続状況は事前にチェックしておくといいでしょう。
猫ちゃんの習性に合わせて
■ごはんや水のある場所の近くに置かない
私たちもトイレの目の前で食事をするのはイヤですよね。それは猫ちゃんも同じです。気持ちの切り替えができるよう、きちんとスペースを分けてあげるようにしてください。
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■猫ちゃんが出入りしやすい場所で
トイレの出入り口に障害物があったり、落ち着かない場所だったりすると猫ちゃんが排せつを我慢してしまうことに繋がるかもしれません。入り口までの高さが負担になっていそうな場合、ペット用のステップを導入してあげるのもおすすめですよ。
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多頭飼いの場合、注意したいポイントは?
■お互いのテリトリーの範囲内かどうか
多頭飼いの場合、それぞれが自分だけのテリトリーを持っているケースもあります。縄張りの中に他の子が来ることも、縄張りの外に出なければならないことも猫ちゃんにとっては大きなストレスです。愛猫たちの行動をよく観察し、共有しているテリトリーにトイレを設置するよう配慮しましょう。
■委縮して自由にトイレができない危険も…
猫ちゃんはワンちゃんのようにハッキリとした上下関係を築くことは少ない生き物ですが、もし他の子に威圧的な態度を取りがちな猫ちゃんがおうちにいる場合は、とくに注意して見てあげることが大切です。
立場の弱い子が中に入っているときにトイレの順番待ちができてしまったら、その子は砂をかぶせたりするルーティンを行わずに急いでトイレから出てくるかもしれません。もしそのような状況になっていたとしたら、明らかにトイレ不足と言えるでしょう。猫ちゃんのストレスにならないよう、別の場所にもう1台トイレを設置するようにしてください。
正しく使って快適なwith自動猫トイレ生活を
使うたびにお掃除してくれる”自動猫トイレ”は、きれい好きな猫ちゃんにとっても嬉しいアイテムです。臆病な子でも、時間を掛けて慣らせば気に入って使ってくれるようになりますよ。
導入前に基本的な部分を改めてチェックし、快適なwith自動猫トイレ生活を満喫してくださいね♪