猫トイレの洗いすぎ!?ニオイがないのは猫にとって死活問題!

猫 匂いなし ストレス

毎日使うものだから、愛猫のためにも猫トイレはいつでも清潔にしておきたいですよね。最近では、おしっこやウンチを検知して自動でお掃除してくれる”自動猫トイレ”の人気も高まってきています。なかなかトイレ掃除の時間が取れない忙しい飼い主さんにとっても強い味方ですよね。

しかし、たとえ自動猫トイレやシステムトイレを使用している場合でも、衛生面や故障防止の観点から、砂の全入れ替え、トレー部分の丸洗いなどの定期的なお手入れは必要です。当店でも、自動猫トイレの場合なら2週間~1ヵ月に1回程度のメンテナンスを推奨しています。

ところが、よかれと思って飼い主さんが必要以上にトイレをきれいに掃除しすぎることが、かえって猫ちゃんのストレスを生んでしまう結果につながることもあるのです!


洗いすぎはストレスの元!?

猫トイレ 洗いすぎ注意

猫ちゃんの強烈なおしっこやウンチのニオイ、できることなら一瞬だって嗅ぎたくないですよね。しかし猫ちゃんにとっては、自分のトイレのニオイは大切な安心材料です。

飼い主さんが過剰に洗浄剤や消臭剤を振りまいて排せつ物のニオイを完全に消してしまうと、猫ちゃんはたちどころに不安になってしまいます。そこへ芳香剤やニオイ付きの猫砂なんかが加われば、過剰なストレスとなってしまうことも考えられます。


マーキングは猫ちゃんの本能!

猫 マーキング 本能

そもそも、自分の縄張りを示すために行う”マーキング”は猫ちゃんの本能です。爪とぎや体をこすりつけるといった行為もそうですが、おしっこやウンチのニオイによって他の猫に自分の存在をアピールし、テリトリーを主張することで、自分だけの居場所を確保しているのです。

たとえ完全室内飼育の単頭飼いである場合でも、生まれ持った習性は変わりません。そんな猫社会のルールを、飼い主さんが知らずに壊してしまうとどうなるでしょうか?

猫ちゃんにとってプライベートな空間を失うことは大きなストレスとなりますし、マーキングのために粗相を繰り返してしまう結果につながるかもしれません。このような理由から、トイレの脱臭や消臭をしすぎること、加えて強すぎる芳香剤を使用することは、繊細な猫ちゃんには気を付けてあげた方がいいでしょう。


トイレ掃除は適度に!

猫トイレ掃除 適度

もちろん、猫ちゃんとの生活においてトイレをきれいに保つことは欠かせません。トイレが汚れていることも、排せつを我慢してしまったり他の場所に粗相してしまったりする大きな原因となります。最悪の場合、膀胱炎や尿路結石といった泌尿器系の病気につながる可能性もあるのです。

適切な頻度で、やりすぎない範囲でお掃除することで、負担のない排せつを促すことが大切です。

ただ、一口に猫ちゃんと言ってもその性格はさまざまです。少しの変化が気に食わない子もいれば、ニオイ付きの猫砂や芳香剤をまったく気にしない大らかな子もいます。

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トイレの徹底的なお手入れや新しい猫砂などを導入した場合は、その後の猫ちゃんの様子をよく見守るようにしましょう。トライ&エラーを繰り返しながら、飼い主さんと愛猫がお互いに気持ちよく過ごせる環境づくりができるといいですね。



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