猫草の育て方|海外で話題の「猫草の庭」を水耕栽培でつくる方法



おうちの猫ちゃんは「猫草」を食べますか?

最近、海外では猫草を広いケースで育てて芝生のようなお庭をつくる「キャット・グラス・ガーデン(Cat Grass Garden)」が人気を集めています。猫ちゃんが草の上でくつろいだり、香りを楽しんだりする姿がSNSでも話題なんですよ。

今回は、猫草とはどんな植物なのか、猫が食べる理由、さらに水耕栽培で簡単につくれる「猫草の庭」の作り方をご紹介します。


目次
■猫草とは?猫が食べる理由は?
■猫草に期待される働きと食べ過ぎによる注意点
■海外で話題の猫草の庭をつくってみよう!
■猫草を上手に育てて長持ちさせるコツ
■猫草の庭で愛猫に特別な癒しのひとときを



猫草とは?猫が食べる理由は?



実は「猫草」という品種の草はありません。猫ちゃんが好んで食べる草の総称で、多くはイネ科植物の若葉なんです。オーツ麦(燕麦)や大麦、小麦と聞けば、私たちにも馴染み深いですね。

でも「肉食の猫ちゃんがなぜ草を食べるのか」不思議に思う飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。 よく聞くのは、毛玉の排出を助けると考えられているほか、お腹の調子を整えるためともいわれています。最近では“本能的な行動”や、シャキシャキとした食感や草の香りに魅力を感じて、“おやつ感覚で食べている”という説もあります。

ちなみに猫草は、ワンちゃんも食べられます。しかしながら、少量食べても問題ないことがほとんどですが、一気に大量に食べると吐いたり、お腹を壊したりすることがあります。 

猫草に期待される働きと食べ過ぎによる注意点



猫ちゃんが猫草を食べる理由ははっきりしていません。しかし、その一方で、さまざまな働きが期待されています。ここでは一般的に言われている働きと、食べ過ぎによる注意点をご紹介します。

■毛玉ケアをサポート
食物繊維によって胃が刺激され、飲み込んだ毛の排出を助けるとされています。
■お腹の調子を整える
猫草に含まれる不溶性食物繊維が、腸の働きをサポートすると考えられています。
■気分転換になる
草を噛む行動やシャキシャキ食感を楽しむことが遊びや気分転換のひとつにつながります。



嬉しい働きが期待されていますが、食べ過ぎは消化不良の原因になる場合があります。吐く回数が増えたり下痢をしたりする場合は、一時的に与えるのを控えましょう。

また、胃腸が未発達な子猫や、消化能力の衰えたシニア猫にはあまりおすすめしません。「ずっと食べてきた」というシニア猫ちゃんは、かかりつけの獣医師さんに相談して与えるようにしてくださいね。

海外で話題の「猫草の庭」をつくってみよう!



海外で注目されている猫草の庭は、広めの容器で育てるとってもシンプルなアイデアです。特別な道具がなくても、100円ショップのアイテムなど身近なもので手軽につくれちゃいます。さらに土を使わない水耕栽培なら、清潔を保ちやすく、室内でも管理しやすいですよ。

ここでは、スポンジを使って簡単に水耕栽培ができる方法をご紹介します。スポンジは、キッチン用のセルローススポンジや園芸用スポンジがおすすめです。

【準備するもの】
・猫草の種
・深さ5~10cmの広めのトレー
・スポンジ

種はペット用や、無農薬・種子消毒なしのものを選ぶと安心です。トレーは猫ちゃんが乗れる広さがあり、30~40cm程度あると、猫ちゃんがお庭のように楽しめます。また、底にメッシュがついていると水替えが楽になりますよ。



【作り方】
1.スポンジにたっぷりと水を含ませる
2.トレーに隙間のないよう、スポンジを敷き詰める
3.スポンジの上に種をびっしり撒く
4.霧吹きで全体を湿らせる
5.発芽するまで新聞紙やアルミホイルなどをかぶせておく(遮光・乾燥対策)

上手に仕上げるポイントは、ふさふさの絨毯になるよう種を隙間なくびっしり撒くこと!育てる環境にもよりますが、4~7日前後で発芽し、10日ほどで小さなお庭が完成します。

猫草を上手に育てて長持ちさせるコツ



せっかく猫ちゃんのために作ったお庭、できるだけ長持ちさせたいですよね。猫草は以下のポイントを押さえるだけでグッと持ちが良くなります。
【発芽前】
■種を水没させない
種も呼吸ができないと腐ってしまいます。スポンジが常に水をたっぷり含んでいる状態をキープして、優しく霧吹きをかける程度で十分です。

■光を完全に遮る
新聞紙などで完全に真っ暗にして芽が出るのを待ちましょう。

■直射日光を避け風通しのいい場所に置く
湿気によるカビや種の腐敗を防ぐため、風通しの良い場所での管理がおすすめです。



【発芽後のお手入れ】
■日当たりの良い窓際へ移動させる
光合成を促し、元気な葉に育てます。直射日光は葉焼けの原因になるのでレースのカーテン越しなどやわらかな光の当たる場所がいいですね。

■エアコンの直風を避ける
乾燥を防ぐため、風が直接当たらない場所へ移動してください。

■日々の水やりはスポンジに!
葉がしっかり生えてからは、根腐れを防ぐため草に直接水をかけないようにします。スポンジにたっぷり水を補給するだけで、根っこがお水を吸って元気に育ってくれます。

■こまめなトリミング
猫ちゃんが乗って折れたり潰れたりした葉は、はさみでカットしてあげてください。風通しがよくなり、新しい芽が生えやすくなります。※スポンジにカビが生えてしまった場合は、新しく作り直しましょう。カビの生えた猫草は与えないようにしてください。

猫草の庭で愛猫に特別な癒しのひとときを



猫草の庭は、愛猫がおうちにいながら自然を感じられる特別な場所です。

草の香りを嗅いでまったりしたり、生き生き遊んだり…いつもとは違う可愛らしい姿を見せてくれるかもしれません♪ また、爽やかな緑がお部屋のアクセントになって、飼い主さんにとっても心地よい癒しの空間になりますよ。

市販の猫草でももちろん楽しめますが、自宅で育てると成長の様子も楽しめます。猫草の庭づくり、ぜひ試してみてくださいね。

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