いつから人間のそばにいたの?気まぐれ猫たちの歴史とは



縁側でのんびり、ツンツンからの急なデレ、猫ちゃんとの生活は驚きや笑いが絶えない幸せなものですよね。

動物病院で働いていると月に数回は【愛猫が予約の電話を聞いていたようで、どうしても捕まらないのでキャンセルします…】というなんとも微笑ましいお電話を受けることがあります。

自由に見えて実は人の言動をよく理解し、時に涙が出るような寄り添いを見せてくれる猫ちゃん達。では愛すべき彼らはいつこの世に生まれ、いつ人間と生活を共にするようになったのでしょうか?今回は猫と人、その歴史についてご紹介していきます。

目次
■猫の歴史
■人間と生活しはじめたのはいつ?
■日本における猫の歴史
■世界で一匹しかいない特別な猫


猫の歴史



猫ちゃん達の祖先は【リビアヤマネコ】です。祖先と聞くと現在の姿は進化した姿なのだと感じるかもしれませんが実はほぼ変わっていません。

現代の【キジトラ】と呼ばれている猫ちゃんたちと瓜二つの姿をしています。若干耳や体が大きめなのが特徴です。飼育されるようになった猫たちはヤマネコと区別するため【イエネコ】と総称します。なおリビアヤマネコの祖先は【ミアキス】という500万年前に生きていたイタチのような動物と言われており、面白いことに猫だけでなく犬やハイエナ、熊の祖先でもあるんです。

当時の生活形態に合わせ各々が進化した結果様々な動物が生まれたとされています。そのためラテン語で【動物の母】という意味のミアキスという名前がつけられました。 


人間と生活しはじめたのはいつ?



9500年前のキプロス島の遺跡には猫と人が一緒に埋葬されています。こんなに昔から人と猫は寄り添って生活していたんですね。

この頃はペットとして生活していたのか、害獣から穀物を守る使役猫として働いていたのかはわかっていませんが、人慣れしている子が多かったのでしょうから、現代と形は違えど可愛がられていたのではないかなと考えています。

例え生きる時代が違っていても猫ちゃん達の可愛さや自由さにきっと人間はかなわないはずですからね!



なお明確にペットとして生活していたのは4000年前の古代エジプト期以降と言われています。エジプトではネズミを駆除してくれる猫たちが神聖視されており像や壁画、ミイラなど様々な形で記録が残されています。



日本における猫の歴史



これまで日本に猫ちゃん達がやってきたのは奈良時代といわれてきましたが、2011年に弥生時代の遺跡からイエネコの化石が見つかったことから数は多くないものの実はもっと前からいたのでは…?と議論されるようになりました。

平安時代には貴族間で猫を飼う事が流行り始め、当時の宇多天皇が漆黒の愛猫を愛でていた記録が残っています。江戸時代には平民でも猫を飼育する猫ブームがやってきます。ネズミの駆除を担う猫たちはとても重宝されていたようです。浮世絵や歌舞伎のモチーフになっているところを見ると、当時の人たちも大いに猫ちゃんたちに魅了されていたのがわかりますね。

なお日本では愛され続けてきた猫ちゃん達ですが、ヨーロッパでは迫害対象となった時期がありました。特に黒猫は魔女の手下と言われ虐殺されていた悲しい過去があります。



世界で一匹しかいない特別な猫



現在猫ちゃん達には色々な色、柄の子がいますよね。もとはキジトラだったリビアヤマネコから始まっていますが、変異を繰り返し、更に変異個体が繁殖していった結果、多種多様な模様の猫ちゃんたちが生まれました。

いま目の前にいる愛猫は、たくさんの軌跡の結果生まれた特別な子なのです。どの時代でも愛された猫たち、ぜひその魅力の虜になってしまいましょう♪

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