2匹以上の猫ちゃんと暮らす多頭飼育では、賑やかに遊ぶ姿や仲良く眠る姿に癒されるほか、猫ちゃん自身の認知症を防ぐ効果も期待できるなど、メリットがたくさんあります。
しかしその一方で「ご飯の横取り問題」に頭を抱えている飼い主さんも意外と多いのではないでしょうか。放っておくと関係性の悪化も不安ですし、健康面でも心配ですよね。
そこで今回は横取りをしてしまう理由と、今すぐできる対策についてお話させていただきたいと思います。
ご飯を横取りする5つの理由
ご飯を横取りしてしまう猫ちゃんには、5つの理由が考えられます。
1.強さをアピール
先輩猫や力の強い子が後輩やシニアを相手に、自分の方が格上であることを行動で示しています。
2.食いしん坊
食いしん坊さんは食べ終わるのも早く、他の子の器に残っているフードまで食べようとします。
3.元野良猫
いつご飯にありつけるかわからない生活をしていた子は、食べ物への執着心が強い傾向にあります。
4.子猫
まだ猫社会のルールが身についていない子猫は、やりたい放題!大人しい性格の先輩猫だと、ご飯を横取りされてもそのまま譲ってしまうことも…。
5.量や栄養が足りていないorご飯の間隔が空きすぎている
年齢や体の大きさに対してご飯の量や栄養素が足りていない。また食事の間隔が長い場合、空腹から横取りしてしまうことも。
ご飯の横取りで起きる問題点
成猫、子猫、シニア、その他療法中などのライフステージによって適切なフードはそれぞれ異なるため、横取りする子は食べ過ぎによる肥満や栄養過多になることも…。そこから病気(心臓病・高血圧・糖尿病など)のリスクが高まります。
逆に横取りされてしまう子は、栄養不足による体重の減少、毛艶が悪くなり、抜け毛が増え…さらに攻撃的になったり無気力になってしまったりと精神面への影響も現れる子もいるでしょう。
やはり、飼い主さんによる横取り対策が重要となりますね。
今すぐできる対策法!
ご飯の横取り対策では、まずは置き餌をやめてみることから始めましょう。そのうえで以下の方法を試してみてください。
方法 | 期待できる効果 |
猫ちゃんごとに必要なフードの量を再度確認する。 | ライフステージに合ったものを、適切な量与えることで、満腹感を得られる。 |
食事回数を増やし、1日の必要量を 3回以上に分けて与える。 |
空腹時間を長引かせないのがポイント。 ドカ食いによる消化器への負担も防げて 一石二鳥。 |
別々の部屋で与えるなど食事場所を分ける。またはケージ内で行う。 | 他の子のフードが目に入らないことで横取りを防止する。「ご飯=ケージ」と覚えると喜んで入ってくれるようになる。 |
ダンボールやアクリル板等で 仕切り、専用スペースを作る。 |
物理的に他の子が横入りできないだけで |
さらに、お仕事などで家を空けてしまう忙しい飼い主さんには、自動給餌器の使用もおすすめです。
多頭飼いなら自動給餌器がオススメ
自動給餌器は設定した時刻にフードが自動で出て来るアイテムです。お留守番中も、いつものリズムを崩さずご飯を食べられて猫ちゃんも嬉しいですね。
カリカリ専用のストッカータイプとウェットフードも入れられるトレイタイプの2種類があり、時間を細かく設定できたり、スマホと連動できたりと、商品によって機能もさまざま。ライフスタイルやコストに合せて選べます。
私たちOFTからも横取り防止に特化した『CATLINK RFID Pet Feeder(キャットリンク アールエフアイディ ペットフィーダー』を販売中です。
普段はフタが閉じている状態で、『専用タグ』を装着した子が近づいたときのみ開く仕組みで、1匹分の頭しか入らないスペース設計のため横取りをしっかり防ぎます。
またフタがあると虫やホコリ、湿気を防いで衛生的ですし、お部屋にニオイが広がらないのも大きなポイント♪電池式でコードレスのため設置する場所を選ばず、停電時にも問題なく作動するので安心ですよ。
ご飯の横取りを防ぐことは猫ちゃんの健康を守り長生きにも繋がっていきます。ぜひ飼い主さんと猫ちゃんに合った方法を試してみてくださいね!
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