痩せた方がいい?猫ちゃんの太ってしまう理由やダイエット方法とは

太り過ぎの猫

マイペースな愛猫、気持ちよさそうに眠りお腹が空いたらご飯を食べ、そしてまたひと眠り。

見ているだけでのんびりした気持ちになりますが、気が付けばずいぶん体が丸くなったな⁉と感じる方も多いかもしれませんね。

猫ちゃんは本来外で狩りをする動物ですが、室内で生活しているとどうしても運動量が不足しがちです。更にお留守番をする時間も長いためご飯を出しっぱなしにする置きエサにしているご家庭も多く、これもまた体重増加の原因の1つとされています。

猫ちゃんの肥満は糖尿病や関節疾患に繋がりやすく、長く元気に過ごしてもらうためには体重管理がとても重要です。では気まぐれマイペースな猫ちゃんのダイエット、どのように行えばいいのでしょうか?

目次
■肥満度チェック
■太ってしまう原因別のダイエット方法
・フードの食べ過ぎ
・多頭飼い飼育
・運動不足
・ホルモンバランスの変化
・病気
■無理ないペースで愛猫に寄り添ったダイエットを



肥満度チェック

猫の肥満度チェック

まずは愛猫にダイエットが必要か否かチェックしてみましょう。

動物病院へ行くのが確実ではありますが、病院嫌いの猫ちゃんも多いはず。そんな時はBCS(ボディコンディションスコア)を参考に自宅で確認してみてください。

BCSは5段階ある体格チェックリストになっていて肋骨やお腹周り、くびれの有無などを確認していくと愛猫の体格を評価できるというもの。1~2は痩せ気味、3が理想体型、4~5は肥満気味とされていて、4以上は要ダイエットです。

環境省が見やすい表を出していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
環境省BCSチェックリスト


太ってしまう原因別のダイエット方法

猫のダイエット

ダイエットに挑む前に、なぜ愛猫が太ってしまったのか原因を突き止めましょう。

多く見られる肥満の理由は以下になります。

食べ過ぎの猫

 

■フードの食べ過ぎ 
規定量以上のフードを食べていれば当然体重も増えていきます。パッケージに記載されている給餌量をしっかり守ることが大切!

出してもすぐに食べないから...と置きエサにされる方も多いのですが、好きな時に好きなだけ食べられてしまう環境はやはり太ってしまう要因です。

更に給餌量を守っていても、そこにおやつが加わればカロリーオーバーとなってしまいますよね。まずはおやつも含めて、1日に口にしていいカロリー量を計算してみてください。

置きエサはライフスタイル的にやめられない方もいらっしゃると思いますので、置いて行くフードの量を見直してみるといいですね。

もしフードのボリュームが減ってしまい、愛猫が物足りなさそうであれば、低カロリーかつ栄養バランスの取れたダイエット用総合栄養食へ変更してもOK。フードチョイスに悩んだ時は動物病院で相談できます。

多頭飼育 太る原因

 

■多頭飼い飼育
多頭飼いの場合、他の子に取られまい!という本能が働き、一気にドカ食いしてしまう子が見られます。

同じ生活、同じ食事で1匹だけ太っていくという場合はこれに該当しているのかもしれませんね。食事場所や時間を変える、お留守番時間が長い子は自動給餌器を活用して落ち着いて食事が取られる環境を作ってあげましょう!

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猫 運動不足で太る

 

■運動不足
自宅での運動量はどうしても不足しがち。外猫ちゃんと比較するとその差は歴然です。

とはいえワンちゃんとは違いお散歩に連れて行くことは、脱走のリスクが高いためあまりお勧めできません。そこで自宅内ではキャットタワーやトンネルを駆使して獲物を追いかけて動くという遊びをすると運動量を確保!さらに、狩猟本能が満たされ心身ともに大きなメリットがあります。

スペースの問題もあるので、各ご家庭で出来る範囲の運動にトライしてみましょう。


猫 ホルモンバランスの乱れ

 

■ホルモンバランスの変化
避妊去勢後になるとホルモンバランスが大きく変化し、太りやすい体質になります。

今までと同じ食生活であっても、ジワジワ体重が増えていってしまうかも...。これは避妊去勢後用の専用フードの活用がおススメです。

太り始めてからではなく、太ってしまう前に始めると万全。動物病院で扱っていますので、術後の診察で相談してみてくださいね。


猫 太る病気

 

■病気
多くはありませんが病気が原因で体型が変わってしまうこともあります。また持病がある子では服用している薬の副作用で体重が増えてしまうケースも。

体重増加の他に毛艶が悪い、飲水量が普段と違う、元気がないなど他の症状が見られるときは動物病院へ。病気が原因の場合はダイエットも要相談です。獣医師の判断に任せましょう。

無理ないペースで愛猫に寄り添ったダイエットを

猫のダイエット

猫ちゃんたちは【急激な変化】が得意ではありません。

食事にしても運動にしても明日からいきなりやってみる!というのではなく、時間をかけて徐々にダイエット仕様の生活に変えていきましょう。

ダイエットは猫ちゃんの数だけ方法があります。よその子がうまくいったからと言ってその方法が我が子に合っているとは限りません。

もちろん健康寿命を延ばすために適切な体重を維持することは大切ですが、ダイエットで体調を壊してしまっては元も子ありませんよね。まずは焦らず、愛猫に合った方法を探してみましょう!
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