柴犬はどんな犬?動物看護師から見る犬種の特徴や性格とは



日本の犬、番犬と言えば…のイメージが強い柴犬。現在は日本のみならず全世界で愛される犬種となりました。

多くの人を魅了する理由は高い忠誠心や、真面目でありながら天真爛漫でお茶目な顔も見せる性格。動物看護師として見ていても柴犬はとても魅力的で愛らしい存在です。

今回はそんな柴犬のルーツや性格、注意したい病気など深堀してご紹介していきたいと思います!


目次
■柴犬のルーツ
■豆柴とは?
■柴犬の特徴的な性格
■柴犬に多い病気とは
■一緒に暮らす際の注意点
■とにかく柴犬は可愛い



柴犬のルーツ



日本では縄文時代にはすでに犬と暮らす文化存在しており、この時代の犬は「縄文犬」と呼ばれています。その後、弥生時代に入ると大陸から渡来した犬の系統が加わり、「弥生犬」と呼ばれる犬たちの血が混ざっていきました。これらの犬は、現在の柴犬につながる特徴を持っていたと考えられており、日本権のルーツはこの頃から形成され始めたといえるでしょう。

時代が進み、後になると、日本国内でも洋犬の飼育が広まり、純粋な日本犬の数は次第に減少していきました。こうした状況を受けて、が設立され、日本犬の血統を守るための取り組みが本格的に始まります。 その過程で基礎犬として重要な役割を果たしたのが、島根県で猟犬として活躍していた「石」という犬です。

保存会はこの石をもとに、四国出身の「コロ」と交配を行い、「アカ」や「中(なか)」といった優秀な子孫へと血統をつないでいきました。これらの系統は当時流行していた感染症にも耐え抜き、現在の柴犬へと受け継がれていったとされています。

こうして受け継がれてきた柴犬には、地域ごとに特徴の異なる系統が存在します。代表的なものとしては、以下のような系統が知られています。

・信州柴
・美濃柴
・山陰柴
・縄文柴

それぞれ毛色や顔立ち、体格などに違いがあり、日本犬の多様性と長い歴史を感じさせてくれます。日本犬として歴史を築いてきた柴犬。その血が我が子にも流れていると思うと不思議な気持ちになりませんか? 

豆柴とは?



上記であげた柴種の他に近年よく耳にするのが「豆柴」という名前。一般的な柴犬よりも体が小さめなのが特徴ですが、正式な種別ではなく、体が小さい子同士を選び、繁殖させて生まれた子達です。

豆柴の歴史はまだ浅いため、成犬になっても小さめと聞いていたのに普通サイズ、なんなら少し大きめに成長したということもあります。豆柴を迎えるときは、その可能性が十分にある事を理解しておきましょう。 

柴犬の特徴的な性格



・飼い主に忠実
・勇敢
・警戒心が強い
・賢い

柴犬は飼い主さんへの忠誠心が強く、愛情深い犬種。見知らぬ人間にはクールですが、飼い主さんにだけは甘えん坊という子も多いです。また、猟犬や番犬として活躍していたこともあり、賢く、敵に立ち向かおうとする性質を持ちます。

動物病院に来院する柴犬を見ていると、こうした気質はとても顕著に表れています。スタッフに対して強い警戒心を示し、なかなか触らせてくれない子でも、飼い主さんがそばにいることで安心し、ぐっと我慢してくれるケースが多く見られます。

柴犬にとって、信頼を寄せる飼い主は絶対的な存在であり、いわば群れを導くリーダーのようなものです。そして家族は同じ群れの仲間であり、自分が守るべき大切な存在として認識していると考えられます。

こうした強い絆と忠誠心こそが、柴犬ならではの魅力といえるでしょう。



柴犬に多い病気とは



柴犬に多く見られる主な病気としては、以下のようなものが挙げられます。
・皮膚炎
・外耳炎
・眼疾患
・膀胱炎
・認知症

なかでも、皮膚トラブルを抱える子は非常に多い印象があります。体質的に皮膚がデリケートな傾向があり、かゆみや炎症に悩まされるケースが少なくありません。

また、柴犬は比較的丈夫で長寿な犬種として知られていますが、その一方で高齢期に入ると認知症の症状が見られることもあります。夜鳴きや徘徊といった行動に悩む飼い主さんも多く、日々のケアや環境作りが重要になってきます。 


一緒に暮らす際の注意点



柴犬は自分のテリトリーや時間をとても大切にします。愛犬だけがゆっくり過ごせるスペースを作り、過度にかまいすぎないことがポイントです。また猟犬、番犬として活躍するほどのパワーと体力があるため、しつけや毎日のお散歩も重要ですね。

体調面では皮膚トラブルを起こしやすいので、定期的なシャンプーやブラッシングを行い、異常が見られたときは悪化する前に、すみやかに病院を受診しましょう。


とにかく柴犬は可愛い



いかがでしたか?

さまざまな特徴をご紹介してきましたが、やはり柴犬の最大の魅力は、その愛らしさに尽きるのではないでしょうか。凛とした佇まいを持ちながらも官女表現がとても豊かで、怒ったり、嬉しそうにしたりと、日々たくさんの表情を見せてくれます。

外ではどこか武士のように堂々としていても、飼い主さんの前では一転して甘えん坊な一面をみせることも。そんなギャップもまた、柴犬ならではの大きな魅力です。

一緒に過ごす毎日は、きっと笑顔にあふれたかけがえのない時間になるはず。ぜひ柴犬らしい愛犬だけのチャームポイントを見つけて、その魅力をたっぷり楽しんでくださいね。

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