ワクチン後はお散歩OK?注意したいポイント

犬 混合ワクチン

ワンちゃん達が定期的に接種する【混合ワクチン】

様々な感染症から愛犬を守り、より安心して生活を送っていくために必要な予防接種の一つです。ワクチンの接種後は普段より少し注意してあげたいポイントがいくつかあります。

子犬ちゃんはいつからお散歩に出ていいのかも気になりますよね!

そこで今回は混合ワクチン接種後の過ごし方についてご紹介していきます。


ワクチンの必要性

犬のワクチンの必要性

ワンちゃん達にとって感染症は命を脅かしてしまう恐ろしい病気です。

中には生まれつきの病気や、アレルギーがありワクチンを打つことができない子たちもいます。打てる子がしっかりワクチンを打つことで、どんな子でも安心して生活が送れる環境になっていきます。

特に免疫力が弱い子犬期のワクチンはスケジュール通り接種することが大切です。

ワクチンの回数やタイミングはバラバラ!

犬のワクチン接種

ワンちゃん達のワクチン接種時期はその子その子によって異なります。

母犬からの移行抗体を持つ子犬期は、より免疫力の高い抗体をつくるため2回または3回続けてワクチン接種を行います。成犬期では生活環境によって接種するワクチンを決め1~3年に1回のペースでワクチン接種を行います。

多頭飼いで全員の接種タイミングを統一したい、という場合にはかかりつけの獣医師に相談してみてくださいね。


ワクチン接種後の注意点

犬 ワクチン後の過ごし方

■運動

接種後は息が上がるほどの激しい運動は控えましょう。体温が上がることで副反応が出やすくなってしまいます。当日のお散歩はおトイレ出し程度で済ませ、あとはおうちで安静に過ごします。

■シャンプー

シャンプーも体温が上がってしまうため当日は避けた方が安心です。病院で緊張してしまった子もいると思いますのでストレス面から見てもワクチン当日のグルーミングやトリミングはやめておきましょう。

■お出かけ

接種直後に遠方へのお出かけはお勧めしません。

興奮によって体温があがってしまう可能性、そして万が一副反応が起きてしまった場合再受診に時間がかかってしまうことが考えられるからです。何かあってもすぐに動ける範囲で行動しましょう。


副反応が出てしまったら?

犬ワクチン副作用

ワクチンの副反応には様々なものがあります。

嘔吐や下痢、食欲元気の低下は比較的ポピュラーで起こりやすい症状。一回きりですぐ治った、翌日には元気になった、と言う場合には大事に至らないケースがほとんどです。

様子を見ても大丈夫かどうかは、自己判断せずかかりつけに電話で確認してみましょう。

副反応の中で最も深刻な症状は【アナフィラキシーショック】です。接種から15分~30分前後で呼吸困難、顔の腫れ、ぐったりする、などの症状が見られます。

この場合は様子を見ずにかかりつけへ行き再受診なさってくださいね。抗アレルギーのお注射で症状は改善します。

アレルギー症状が出ないかご不安な方は接種後30分程度院内で様子を見させてもらいましょう


ワクチン接種後のお散歩デビュー

子犬 お散歩テビュー

子犬ちゃんのお散歩デビュー、心待ちにしている方が多いですよね。

接種後すぐにでも行きたいところですが、実は抗体が完全に作られるまでは2週間のタイムラグがあります。そのためお散歩は2週間しっかり待ってからデビューさせてあげましょう。

この期間の間、抱っこで短時間お外に出るくらいであればOKです。

いきなりお外を歩かせるより少しずつお外に慣らすいい機会ですから、是非お外の空気は吸わせてあげてください。


感染症から守りましょう

犬 ワクチン後

接種するワクチンの種類は居住地区やライフスタイルによって変わりますので獣医師と相談しましょう。また接種は何時でもできますが、万が一アレルギーが起きた場合を考慮し休診時間ギリギリの時間は避けた方が安心です。

愛犬から少しでも感染症から守れるよう、獣医師とワクチン接種のスケジュールを相談しながらしっかり進めてくださいね。




▼ この記事を書いたのは ▼
クリックでライターの詳細がご覧いただけます。




ブログに戻る