ワンちゃんたちの睡眠サイクルは、人間とは異なることをご存知でしょうか?
人は浅い眠りの「レム睡眠」が約20%、深い眠りの「ノンレム睡眠」が約80%を占めるといわれていますが、ワンちゃんたちはその割合がほぼ反対。さらに、短い時間の中でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているともいわれています。
そのため、体をしっかり回復させるには、人よりもやや長めの睡眠が必要です。「よく寝ているな」と感じることが多いのは、こうした睡眠サイクルの違いが理由なんですね。では、ワンちゃんたちはどのような気持ちで、どれくらいリラックスして眠っているのでしょうか?そこで注目したいのが【寝相】です。
今回は、愛犬の寝る姿勢からわかる気持ちや状態についてご紹介していきます。
クルっとまんまるドーナッツ型

尻尾と頭をくっつけるように丸くなり、手足をすっぽり体の中にしまって寝ている状態。アンモナイトのような形から、「ワンモナイト」とも呼ばれるオーソドックスな寝姿です。
手足をしまうのは、体温を逃さないため。さらに、体を丸くすることで無防備なお腹を守りながら眠っています。これは、外敵から身を守っていた野生時代の本能的な習慣ともいえますね。
横向きでパタリ

体を横にして手足を投げ出すように寝ている時は、安心して眠っているサイン。
この姿勢はワンちゃんたちにとって楽な体勢ではありますが、すぐに起き上がりにくいのが難点です。そのため、いつ敵が襲ってくるかわからないような緊張状態では、まず見られません。安心してくつろげる場所であること、あるいは守ってくれる飼い主さんがそばにいることなど、リラックスして眠れている時に見られる寝相です。
うつぶせでビューンのスーパーマン型

うつ伏せのまま手足を前後に伸ばした、まるでスーパーマンのような寝相。これは子犬によく見られる姿勢です。リラックスしているようにも見えますが、実は「目が覚めたらすぐ遊ぶぞ!」という気持ちの表れともいわれています。
また、暑い時期にはお腹を床に密着させて、体温調節をしている場合もあります。
伏せの姿勢

伏せた姿勢のまま眠っている時は、やや警戒モード。顎を床につけることで振動を感じ取り、周囲の気配を察知しやすくしています。
「何かあればすぐ動けるように」という意識の中で眠っているため、浅い睡眠状態ともいえるでしょう。
お腹を真上に、王道へそ天

仰向けになり、お腹を丸出しにして寝ている時は、完全にリラックスしているサイン。
ワンちゃんたちにとってお腹は最も無防備な場所であり、攻撃されれば命に関わる急所でもあります。そこをさらけ出して眠れるということは、100%安心している状態です。熟睡していることが多いので、そっと温かく見守ってあげてくださいね。
注意したい寝相とは?

いかがでしたか?
上記に限らず、ワンちゃんたちはその時の気分や環境に合わせて、さまざまな姿勢で眠ります。たとえ「へそ天」が見られなくても、リラックスできていないわけではありませんので安心してくださいね。
ただし、丸まっているだけでなく震えていたり、ソワソワと落ち着かず何度も姿勢を変えたりする時は要注意。痛みや気持ち悪さを感じている可能性もあるため、起きた後の食欲や元気の有無をチェックしてあげましょう。
安心しきっているワンちゃんたちの寝相には、思わずこちらまで頬がゆるんでしまうような可愛らしい姿がたくさんあります。こっそり写真に収めておくのも、素敵な思い出になるかもしれませんね。