
大好きなペットには、いつまでも元気でいてほしい!そんな思いから、「無添加」のペットフードを選ぶ飼い主さんが増えています。確かに添加物が入っていないと聞くと、体に優しそうなイメージがありますよね。
しかし、本当に「無添加=100%安全」で、「添加物=悪」なのでしょうか。
今回は添加物の本来の役割や、無添加フードを選ぶ際に知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。
「無添加ペットフード」とは?
一般的に無添加フードとは、保存料や着色料、香料、酸化防止剤など特定の添加物を使用していないフードを指します。実は、栄養を補うためのビタミンやミネラルなども添加物に分類されることをご存知でしょうか。 そのため、「無添加」という言葉だけで判断せず、“何が使われていないのか”を確認することが大切です。
以前は特定の添加物を使用していないだけでも「無添加」と大きく表示されている商品が多くみられました。しかし、2024年に具体的な表示をするようルールが見直され、現在はより具体的な表示が求められています。とはいえ、賞味期限が長いものなどは流通状況によって、旧表示の商品が今も店頭に並んでいるケースもあります。
気になる成分があるときは、購入前にしっかり表示を確認すると安心ですね。
「添加物」はペットの体に悪い?

インターネットや動画サイトで、添加物の危険性を強調した情報を見かけたことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。ショッキングな内容を見ると、不安になってしまいますよね。
しかし、添加物のすべてが悪いわけではありません。
国内で正規に販売されている商品は、日本の安全基準に基づいて製造・販売されているため、怖がりすぎる必要はないでしょう。 実際、添加物には品質や安全性を保つ役割があります。
たとえば、水分量の多いウェットフードはカビや腐敗を防ぐために保存料が、脂質を多く含むドライフードでは酸化を防ぐための酸化防止剤が使用されるケースもあります。カルシウム・ミネラル・ビタミンなどの成分は、ぺットの健康維持に必要な栄養を補う目的で使われています。
知っておきたい無添加フードの3つの特徴

無添加フードを選ぶ際は、メリットだけでなく注意点も知っておきましょう。
1.保存性が下がりやすい傾向がある
保存料を使用していないペットフードは、賞味期限が短くなりがちです。
開封後は風味や品質が変化しやすくなるため、小分け保存や冷暗所での保管など少し気を配る必要があります。開封後はできるだけ早く食べきるようにしましょう。
2.食いつきが落ちる可能性がある
素材本来の風味を重視しているため、香りや味が控えめで物足りないと感じる子も…。そんな時は少し温めて香りを立たせたり、鰹節や肉のゆで汁を少量加えたりなどのひと工夫で、食いつきが良くなる場合があります。
3.アレルギーには注意が必要
無添加だからといってアレルギー反応が出ないわけではありません。体質によっては特定の食材に反応する可能性もあります。初めて与えるフードは少量からはじめ、原材料表示をよく確認して選んであげてくださいね。
無添加フード購入時にチェックしたい成分表示とは

無添加と書かれていても、全てのペットに合うとは限りません。購入時は、パッケージの裏面の成分表示や製造元なども確認すると安心です。
■何が“無添加”なのかを確認する
保存料無添加、着色料無添加…など、製品によって異なります。まずは、何が使用されていないのかを確認してください。また、風味付けにローズマリー抽出物やパセリなどのハーブ類が使われている商品もあるため、気になる場合は原材料欄でチェックしてみてくださいね。
■原材料名が具体的に書かれているか
原材料表示は、使用量の多い順に記載されています。最初の方に「チキン」「サーモン」「大豆」というように具体的な素材名が書かれているかを確認してみましょう。
「肉類」「ミール」といった表示もありますが、具体的な表示であるほど内容をイメージしやすく、安心感につながります。
■賞味期限と保存方法
保存料を使用していないフードは、比較的賞味期限が短い傾向にあります。また、品質維持のために、遮光性や密封性の高いパッケージが採用されているかも見ておきたいところ。さらに、保管方法も重要です。
「いつも通り保管していたら品質が落ちてしまった」ということもあるため、保存方法は必ず確認しておきましょう。
災害時の備蓄用として保管するならなおさら注意したいですね。
■「総合栄養食」かどうか
毎日の主食として与える場合は、「総合栄養食」と書かれているかを確認しましょう。
無添加タイプには、おやつやトッピング向けの商品も多くあります。気づかずに与え続けると、栄養バランスが偏ってしまう可能性も。
また、どこで製造・加工・管理されていたのかといった情報を確認することも大切です。製造元や販売元が明確だと、より安心して選びやすいですよね♪
今回は無添加フードについて、押さえておきたいポイントをご紹介しました。
無添加フードは魅力的な選択肢ですが、「無添加だから絶対に安心」「添加物入りだから危険」と単純に判断できるものではありません。
香りづけをされたフードの方が食いつきのいい子もいれば、シンプルな素材のほうが体に合う子もいます。 大切なのは、愛犬・愛猫の体質や年齢、ライフステージに合わせて選ぶこと。ぜひ“うちの子”にピッタリ♪のフード選びの参考にしてみてくださいね。