筆者の実家に暮らす3匹の猫のうち1匹は、どうしても猫砂を食べてしまうためペットシーツを利用しています。帰省中お世話をしていたのですが、クルクルッと丸めて燃えるゴミに捨てるだけでとても楽ちん♪ お掃除の手間が省けるアイテムといえば「トイレに流せるタイプの猫砂」もそのひとつです。
紙や木、おからなど環境にも猫ちゃんにも優しい原料を使っている商品が多いのも人気のポイントですね。
ところが流せるはずの砂がトイレに詰まってしまった…という話を聞いたことはないでしょうか。 今回は流せる猫砂が詰まる理由と、流すよりも処理がカンタンになるアイテムをご紹介させていただきます。
流せる猫砂が詰まる理由
流せる猫砂が詰まってしまう理由には、以下のケースが考えられます。
1.注意事項を守っていない
流せる砂の商品のパッケージには必ずメーカーによる注意事項が書かれています。便は取り除く、一度に流すのはコップ一杯程度、大きな塊は崩す…など。
守らないと詰まる原因になります。
2.トイレが節水タイプである
最近の住宅は、少量の水で排せつ物を流せる節水タイプのトイレが増えています。水の勢いが足りず詰まりの原因になる場合も。
メーカーによっては、節水タイプに対応した商品も販売されているため、そちらのタイプを使用するようにしましょう。
3.浄化槽付きの住宅である
公共の下水道が整備されていない地域では、排せつ物を留めておく小型の浄化槽が設置されています。小型なので、お腹を壊したときちょっと多めにペーパーを流すだけでも詰まりがち。
また定期的に業者さんが汚物を汲み取りに来てくれますが、猫砂などを流すと清掃の頻度が上がり費用もかさみます。
4.そもそも流せる猫砂ではない
水分に触れると固まってしまうなど、そもそも詰まりやすい性質のものです。「トイレに流せる砂」と明記されていない場合は、絶対にトイレに流してはいけません。
ペットのウンチも詰まりの原因!?
トイレに流せるのは「トイレットペーパー」「人間の排せつ物」「水」の3つだけです。ラーメンのスープや嘔吐物なども、油分や固形物が配管に詰まる恐れがあるため流してはいけません。
ペットの排せつ物は硬く水に溶けにくい上に、体毛やお散歩中に飲み込んだ小石・葉っぱなど異物が混ざっている可能性があります。実は猫砂が詰まる原因の一つに、便がしっかり取り除けていないこともあるのです。
トイレが詰まると想像以上の大惨事に
トイレが詰まると水が流れなくなるだけでなく、最悪の場合は汚水が逆流する恐れもあります。さらにマンションなどの集合住宅では、あふれた水が階下に漏れたり、他の部屋のトイレまで使用できなくなったりするなど、周囲を巻き込む深刻なトラブルに発展する可能性もあります。想像するだけでも不安になりますね。
修理費用は一般的に1万円前後が目安とされていますが、地域によっては出張料が加算される場合や、早朝・深夜の依頼では割増料金がかかることも。依頼する業者によっては高額な請求をされるケースもあるようです。
猫砂の処理が楽になるアイテム
実は、トイレに猫砂を流す以外にも、お掃除の手間を減らす方法はあるのです!
■固まりのいい砂を選ぶ
凝固力の高い砂は、塊を取り除くだけでお掃除完了。凝固スピードも速ければトイレ本体も汚れません。
【OFTオススメ】
・セリームバイオサンド(鉱物系)
・サスティナブリーユアーズ(穀物系)
・ビークリスタミックス(鉱物×おから系)
■シリカゲルの砂を使う
固まるタイプではありませんが、オシッコの後は砂をかき混ぜるだけでOK♪商品によってはなんと1ヵ月交換不要のものもあります。
【OFTオススメ】
クリスタルシリカサンド
■掃除が楽になるトイレに変える
砂に触れずに排せつ物を処理できるトレーや、猫ちゃんの排泄を感知して自動でお掃除してくれる全自動猫トイレなら時短も同時に叶います。
【OFTオススメ】
・ノータッチリターボックス
・CATLINKシリーズ(全自動猫トイレ)
トイレに流せる猫砂を使用する際は、必ずご自宅のトイレ環境を確認し、パッケージ記載の注意事項を守ることが大切です。今回ご紹介した、お手入れがラクになる猫砂やトイレもぜひ一度お試しくださいね♪