ペットたちの同居がうまくいく秘訣とは?

猫ちゃん

ある日、お客様からお問合せをいただきました。

『初めて猫を飼おうと思っていますが、後ろ足の悪い保護した子で、御社の自動猫トイレは使えますか?』

このような初めて猫と暮らすお客様に対して、私たちがまずすることは、猫のことをどの程度ご存じなのかという確認です。

猫のことを知ることで、必要な用品選びやお部屋の状況がそのままでもよいのかなどを考えるきっかけとなります。交通事故で片足を失った猫ちゃんということであれば、さらに配慮が必要です。


やっぱり気になるニオイ問題

トイレに入る猫
▲例えば木製のペレットを使うシステムトイレ

お客様はもう一つの問題についても相談してこられました。それは、ニオイの問題です。

もともとニオイが苦手だそうで、猫の排泄物のニオイは非常にきつく感じるかもしれません。お部屋の空調関係の設備も含め、自動猫トイレの種類、使用する砂の種類、消臭剤選びなどもポイントになってきます。


お客様の家には先住者がいた!?

さらに、猫の話をしている中で、新たな問題も発覚しました。よくよく伺ってみると、すでにウサギと暮らしていらっしゃるというのです。

猫ちゃんのほうは足の治療のため1か月以上病院で暮らし、犬や猫など自分以外の動物、そしてスタッフに対しても、まったく緊張せず暮らしていることから社会性が出来ているようです。

ウサギのほうはどうでしょうか?


ウサギは人になつくのか?

 うさぎとねこ

種類にもよるかもしれませんが、ウサギは非常に人になつきます。

特に今回のお客様のように、一人になついている場合、飼い主以外には威嚇行動をとります。それは、まだ見ぬ猫に対しても同じかもしれません。

ふたり(ウサギと猫)が、同じ空間で生活できるようになるまでは、時間と距離感が必要なようです。その役割は、お客様に託されています。

ウサギと猫を一緒に飼うときの注意点

ウサギは夜行性の草食動物。逆に猫は代表的な肉食動物で、最近では薄明性(明け方や夕方に活発に活動する)との見解が正しいとも言われています。

猫の耳が良いのは、獲物を探し出すためです。一方、ウサギのあの大きな耳は、捕食者である肉食動物から自身を守るために進化した結果なので、自分の住処にネコちゃんが入ってきた場合、今まで休んでいたはずの時間も音に敏感になるかもしれません。

ただし、家の中は自然下ではありませんので、無理せず時間をかけて慣れさせていくことで、仲良く暮らせるようになるのではないかと思います。

いつの日か、良いご連絡をいただきたいと感じるお客様との会話でした。




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