外に出さなくても外気浴!猫ちゃんが喜ぶキャティオのつくり方と注意点



窓の外をじっと眺める猫ちゃん。そんな姿を見ていると、「外に出たいのかな?」と気になってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。気候がいい時期に外に出られたら、猫ちゃんもきっと気持ちがいいですよね。

とはいえ、猫の外飼いは事故や感染症、ケガなどのリスクがありおすすめできません。国や自治体も完全室内飼いを強く推奨しています。では、安全を確保しながら外気浴ができる専用スペースがあるとしたら、どうでしょうか?

今回はアメリカを中心に世界中で人気が高まっている「キャティオ」についてご紹介します!



目次
■「キャティオ」は猫が喜ぶ屋外スペース
■キャティオのDIY方法と設置スタイル
■キャティオを作る前にクリアにしておきたい3つの条件
■愛猫を守るためのキャティオ設置時の安全対策
■キャティオで叶う、安全な外気浴!





キャティオは猫が喜ぶ屋外スペース



「キャティオ(Catio)」は、猫ちゃん専用の半屋外スペースです。窓やベランダに網などを取り付けて外の空気を直接楽しめる設備で、DIY文化が盛んなアメリカから広まりました。

風の音や草木の香り、他の動物の気配など家の中で過ごすだけでは得られない刺激は猫ちゃんにとって良い気分転換になり、ストレス解消や健康維持にも役立つといわれています。

ちなみにキャティオという言葉は猫(Cat)と中庭(Patio)をミックスした造語で、単なる“囲い”ではなく、愛猫へのプレゼントとして作る人が多くみられます

キャティオのDIY方法と設置スタイル



キャティオづくりは、普段からDIYに慣れている方であれば意外と手軽に取り入れられるのも魅力のひとつです。安全性や耐久性をしっかり確保できれば、住環境に合わせて設置できますよ。

まずは代表的な3つのスタイルをご紹介します。


■窓に直結するタイプ
箱型の部屋を窓の外に取り付ける方法です。木材やスチールでフレームを作り、金網や防獣ネットを張って棚受けなどでしっかり固定する構造が一般的です。

出窓のような感覚で、室内の安心感を得ながら外の空気や景色も楽しみたい猫ちゃんにぴったりです。


■ベランダ囲いタイプ
ベランダの一部、または全体をネットなどで覆う方法です。スチールパイプで骨組みを作って金網または防獣ネットで固定すれば、初心者さんでも比較的取り入れやすいですね。

解放感があり、動ける範囲が広がるため、猫ちゃんがのびのびと過ごせます。飼い主さんと一緒に日向ぼっこも楽しめますよ。


■独立タイプ
庭などに独立したキャティオを設置するスタイルです。スチールパイプで組み立て、防獣ネットなどで囲うシンプルなものから、小屋のようにしっかりした構造の本格的なものまで、バリエーションはさまざま。遊べる空間を大きく確保できるため、猫ちゃんの運動不足解消にも適しています。

ちなみに、キャティオの本場アメリカでは、窓直結型やベランダを囲うスタイルを家の一部として見せるのがトレンドです。また、独立タイプでは鶏小屋を補強して活用するケースも多いんですよ。



キャティオを作る前にクリアにしておきたい3つの条件



設置の自由度が高いキャティオですが、その一方で、安全性や周囲への配慮もかかせません。特に以下の3つは、事前に確認しておくと安心です。 

1.設置場所のルールを確認する
キャティオは家の敷地内に作るのが前提です。集合住宅はベランダの使用ルールや、建物の管理規約を事前に確認しておきましょう。

2.設置面の安全を確認する
ガタつきや隙間ができないよう平らな場所に設置します。カラスなどの鳥類以外に、モグラのように地面からやって来る害獣対策も必要です。

3.近隣へ配慮も忘れずに
ニオイや抜け毛、鳴き声などご近所さんへの配慮も重要です!先回りの対応が、今後の楽しいキャティオライフの鍵となります。なお、大規模なキャティオを制作する場合は行政に届け出が必要な場合もあるので、予定がある方はあわせて確認してくださいね。



愛猫を守るためのキャティオ設置時の安全対策



条件がクリアできたなら、いよいよキャティオづくりのスタートです。ただし、安全対策はなによりも重要。どれだけ気を配っても、配りすぎることはありません。愛猫を守るために、どれも見落とせないポイントを挙げていきますね。

■脱走防止の徹底
猫ちゃんは頭が通る隙間ならどこでもするりとすり抜けてしまいますよね。そのため脱走対策は飼い主さんが特に力を入れたい安全対策のひとつです。キャティオづくりでは接合部に隙間やゆがみ、ぐらつきがないかを確認し、出入り口の開閉もしっかり確認しておきましょう。

■強度の管理
噛んだり爪とぎをしたりしても破損しにくく、外敵の侵入を防げる十分な強度が必要です。さらに、強風で簡単に動かない安定性も欠かせません。設置場所の地面が、猫やキャティオ本体の重さに耐えられるかどうかも要チェック!飼い主さんが軽く寄りかかってもグラつかない頑丈さが、ひとつの目安となります。


■天候・温度管理
暑い季節はもちろん、熱中症対策は一年を通して必須条件です。直射日光を避けられるよう、ステップなどで日陰ができる場所をつくり、あわせて風通しを良くして内部に熱がこもらないよう細部まで配慮してくださいね。

■素材の安全性
猫ちゃんが舐めたり、爪とぎをしても体に影響がない安全な素材選びも大切です。天然木や耐久性に優れたポリプロピレン、アルミニウムなどが代表的です。接着剤や塗料は、ペット向けに安全性が確認されたものを選ぶなど、十分に配慮してくださいね。


■怪我の防止
物理的な安全性も細部までチェックします。突起部分を削り落とすバリ取り、角を丸くする面取りやエッジ処理など、ケガの原因になり得る部分は丁寧に仕上げましょう。

ステップから落っこちて怪我をしないように床面に人工芝を敷いて柔らかくしておくなどの対策が、思わぬ怪我を防ぎます。そのほか、ドアを二重構造にしたり、身を隠せるスペースを設けたりするなど、万が一に備えたひと工夫を取り入れておくと、より安心して過ごせる環境が整います。

キャティオで叶う、安全な外気浴!



猫ちゃんは「安全が確保された縄張りの中で、安心して満足に暮らせる」生き物です。その一方で、実際に外を歩き回らなくても、外の空気や音、においなど五感への刺激が、心の充足につながるともいわれています。

安心と刺激の両方をバランスよく取り入れられるキャティオは、そんな猫ちゃんの心身の健康を支えてくれるVIPなお部屋と言えるでしょう♪

実際にキャティオを取り入れる場合には、「夜や留守番時はおうちの中へ」「発情期には外に出さない」「排せつはさせない」といった基本的なルールを設けておくことで、トラブルを防ぎ、スムーズに運用することができます。 

知れば知るほど、魅力的なキャティオ。まずはコンパクトなものから、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。

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