愛する猫ちゃんにはできる限り快適な環境を整えてあげたい!常に“うちの子”にぴったりのアイテムを探している飼い主さんも多いのではないでしょうか。
特にトイレは、猫ちゃんにとって自分だけの落ち着けるプライベート空間。では、その「猫トイレ」と「猫砂」にも相性があるのをご存じでしょうか。組み合わせ次第で驚くほど使いやすくなり、猫ちゃんも飼い主さんもぐっと快適に過ごせるのです。
そこで今回は猫トイレと猫砂の相性についてご紹介させていただきます。
まずはトイレの素材をチェック
猫用トイレを選ぶ際、多くの方が「サイズ」や「形状」、「砂の飛び散りにくさ」や「出入口の高さ」といった機能面を重視しがちですが、実は“素材の違い”にも大きなポイントがあります。
日本では一般的にポリプロピレン(以下、PP)素材が主流ですが、OFTでは新たな選択肢として、より衛生的で高い耐久性を備えた“ステンレス製トイレ”に着目しました。
そして2024年冬、待望のステンキャットトイレがついに登場!
ここからは、PPとステンレス、それぞれの素材が持つ特長とメリットを詳しくご紹介します。
【PP素材】
・軽く、持ち運びしやすい。
・大量生産しやすく、価格を抑えられる。
・柔らかい素材で、デザイン豊富。
・水分をはじいて排せつ物が浸み込みにくいため、便や尿がくっつきづらい。
・気兼ねなく洗剤を使用でき、じゃぶじゃぶ洗える。
【ステンレス素材】
・表面に微細な穴がなく、アンモニアなどを吸着せずニオイにくい。
・硬い金属で、傷がつきにくく頑丈。
・サビに強く、劣化しづらいので長く使える。
・光沢があり、見た目に高級感がある。
・ツルツルなうえ、空気に触れると見えないバリアを作る性質があり、菌や汚れが増えにくい。
猫砂の種類を確認しよう
猫ちゃんの好みや安全性など、“猫ちゃん目線”で選ぶことが多い猫砂。では、砂そのものの性質を改めて確認してみましょう。
■鉱物系
・粘土質の鉱石は水分を吸ってギュッと固まり、掃除がしやすい。
・水分と一緒にアンモニアも吸収して、ニオイを抑える力が強い。
■おから系
・大豆のカスを使用しており軽くて扱いやすく、口にしても健康被害が起きにくい。
・食物由来で、環境にやさしい。
■穀物系
・穀物のでんぷんが水分を吸って糊のようになり、しっかり固まる。
・誤って口にしても健康被害がおきにくく安心。
■紙系
・パルプや古紙を固めてあり、とても軽く持ち運びしやすい。
・リサイクル資源を活用し、環境に配慮されている。
■木系
・木に含まれる“フィトンチッド”などの成分がアンモニア臭を和らげ、ニオイいにくい。
・木を固めたものだから、可燃ごみとしても処分できる。
■シリカゲル
・目に見えない穴がスポンジのように開いていて、グングン水分を吸収する。
・吸い込んだ水分やニオイ成分を穴の中に閉じ込めて、ニオイが広がりにくい。
猫トイレと猫砂の最適な組み合わせは?
素材を知れば、相性が見えてくる♪掃除やニオイの悩みも大幅に軽減できる組み合わせをご紹介します。
■PP素材のトイレには…
柔らかくて軽いPP素材のトイレには、固まりがしっかりした鉱物系の猫砂が相性バツグン!
そのほか、おからや紙タイプの砂もトレーに残りにくく、快適に使うことができます。また、穀物系の砂はプラスチックにくっつきやすい性質がありますが、基本的にはペロッとはがれるので安心ですよ。
■ステンレス素材のトイレには…
ツルツルの表面が特徴のステンレスには、固まりがいい猫砂…鉱物系や穀物系との相性がバツグン。
一方でシリカゲルの砂は取り扱いにちょっとした配慮が必要です。というのも、水分が砂とステンレスの間に入り込んでしまうと、化学反応を起こしてベッタリと貼りついてしまうことがあるからなんです。
もし使用する場合は砂を厚めに敷く(目安は5cm以上)、排せつの後は速やかに処理する、底にペットシーツを敷いておくなどの工夫をしてあげてくださいね。
ただし、シリカゲルを配合したミックス砂は、少し扱い方が異なります。この点については、次のタイトル「ミックス猫砂を使用する場合」で詳しくご紹介しますので、ぜひ続けてチェックしてくださいね!
ミックス猫砂を使用する場合
機能を高めるため、数種類の砂をブレンドしたミックス猫砂もさまざまなメーカーから販売されています。購入の前には、入っている素材を一通りチェックしてみましょう。
OFTのアイテムでは、『PIDAN 3in1ミックス』『コーヒーベントナイトミックス猫砂』は鉱物系や活性炭・コーヒー豆などのミックス砂です。PPやステンレスでも使いやすく、トイレにくっついてもスルッと剥がれて 掃除がしやすいのが魅力です。
一方で、『クリスタルブレンドサンド』は鉱物系の砂にシリカゲルが配合されています。ステンレス素材のトイレではくっついてしまう場合があり、少し注意が必要です。
全自動猫トイレと猫砂の関係は?
では、全自動猫トイレはどうでしょうか?
自動トイレは高性能家電という位置付けですが、本体や排せつ物が落ちる場所はPP素材であるのがほとんど。つまりは、固まるタイプの砂がおススメです。
なかでも鉱物系との相性が最もよく、『セリームバイオサンド』や『クリスタルブレンドサンド』などが人気です。
一方で、でんぷんを含む穀物系はクシやメッシュなどのパーツにくっつきやすくなるため、OFTのミックス猫砂『ナチュラルブレンドサンド』は向きません。
そんな中で『サスティナブリーユアーズ』シリーズは格別で特別!
凝固スピードや凝固力が鉱物系と変わらず、PP素材にも気兼ねなく使える、まさに快適さを追求した高機能な穀物系猫砂なのです!
知れば本領を発揮する、猫トイレと猫砂の相性をご紹介しました。少し気にするだけで使用感が変わり、グッと快適になりますよ♪飼い主さんのライフスタイルや猫ちゃんの好み・体質を優先しつつ、ぜひ参考にしてくださいね。
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