各地を訪れ、私たちの知らない文化で生まれた新しい用品を見つけるため出張を続けます。
2019年1月上旬、前回に引き続き、福建省から香港を経由して台湾の台北市へやってきました。私は台湾が初めてだったため、観光を兼ねて世界四大博物館といわれる「国立故宮博物院」を訪れました。
台湾へ渡ってきた中国最大の博物院
▲国立故宮博物院の入り口
この博物院が中国最大といわれ、台湾に置かれる理由は1930~40年代の戦争によって歴史的な書物、美術品の消失を避けるため、避難先に選ばれた台湾へ運ばれました。
その品々が現在台北の故宮博物院に展示されております。また運び切れなかった品は北京の紫禁城にも故宮博物院として展示されています。
残念ながら有名な「翠玉白菜」と「肉形石」は貸出中のため見ることはできませんでしたが、紀元前6000年前からの、あらゆる中国王朝の至宝が展示されており、展示品交換の周期があるなど、1日では見ることは決してできないほどのボリュームです。
▲清朝 乾隆帝の時期(1735 – 1795)「三希文翰」玉冊
▲アジアの古地図。日本に関係のある品も多く展示されていました
台湾マラソンと記念公園
▲ちょうど近くで台北国道マラソン(Taipei Expressway Marathon)が開催。
▲フルマラソンレース開始の瞬間を見ることができました!
翌日の朝、宿泊場所を出ると大きなアナウンスが聞こえてきました。音に近づくと道路は封鎖され、なんと中央にはスタートゲートが。
どうやら調べてみたところ、「台北国道マラソン」がこの日に開催されており、観客や多くのランナーで街が盛り上がっていました。
1月にもかかわらず、日中は気温が20度近くあり、ランナーにとっても走りやすい気候だったのではないでしょうか。
▲公園内には記念碑や事件に関するモニュメントがありました。
▲木を下るリス。公園の木の中で住んでいるようです。
マラソンのスタート会場の横には「二二八和平公園」という大きな公園がありました。この公園には台湾の歴史の中でも非常に重要で悲惨な、二二八事件の記念館があります。
綺麗に整備された公園で、リスなどの小動物がいたり、朝には太極拳を行っている年配の方々がいて、広々とした落ち着く空間です。散歩にもちょうどいいですね。
最後は台中にて工場視察とペットショップ巡り
▲最近、台中ではペットショップが次々とオープンしているとのこと
▲ペット用品でも日本製が大人気!日本のペットショップとほとんど違和感がありませんでした
台北市では博物院を見学した後、キャットタワーの改良を見学したり、硬質ダンボールの猫ハウスなど、様々な工場をめぐることができました。これらは今後ストアに登場する予定です。
7日間の出張もついに終着点に。最後は台中市に移動してオーエフティーオリジナル商品の工場視察へ向かいました。
先日改良され発売された「クリアレット2(ミニ)」 ですが、こちらのレギュラーやラージサイズの新型の検討など、現地の製造部門の方々と開発についてお話させて頂きました。
→ クリアレットシリーズの詳細はこちら
街中にいくつもあるペットショップを見学いたしました。 ただ陳列されている商品は日本でも見覚えがあるような商品ばかり。
なんと日本のメーカーのフードや犬用シーツなどが品質が高いと非常に人気で、台湾でもあえて日本語のパッケージで販売されているようです。
今回の出張では現地のペット事情と、香港・中国福建省・台湾と非常に近い地域にも関わらず文化がそれぞれ違うということを感じることができました。海外へ赴く度、素晴らしい経験ができていると思います。
次回はアメリカ・フロリダで行われたグローバルペットエキスポを紹介いたします。