映画のおはなし「ザ・セル」

OFTデザイン課の田淵です。
危険な映画を紹介します。

『ザ・セル』
2000年公開/ファンタジー映画
監督:ターセム・シン



怖うつくしい世界観

猟奇的連続殺人犯の精神世界に入り込み、"異常"に呑まれていく。
そこに”真実"はあるのだろうか?彼のこころを救うことはできるのか?

心臓の弱い方・グロテスクな表現が苦手な方にはオススメできません。
確か年齢指定が設けられていたはずなので、15歳未満の方も視聴されないように。

ともかくどこをとっても格別の映像美!
主演のジェニファー・ロペスも美しすぎる!
なのに怖い。ほんとに怖い。ひとりじゃ観れなかったかも。

シン監督の他作品をそうとは知らずに幾つか好きでよく観ていたんですが、まさか ♪ ノリノリインドダンス ♪ をエンディングにもってくるようなひとがこんな映像も録っていたなんて……。
監督の感性の振り幅の秘密を知りたいです。



日本人デザイナーが衣装を担当


この映画と、その他同監督作品の多くに衣装デザインとして携わったのはなんと日本人!
石岡瑛子さんというかたなんですが、資生堂で活躍されていた……と言えば興味をひかれる女性も少なくないのではないでしょうか。

資生堂には海外でも通用するような偉大なデザイナーさんが沢山いらっしゃって(学生時代に何度か社員さんの講義を受けられる機会があって、その事は今でもたいせつな思い出です)、わたし個人としても大いに憧れるところであります。もちろん石岡さんもそのひとりです。


経歴、功績などなどまるで足元にも及ばないわけですが、こういう活躍を聞くと同じ日本人として勝手に誇らしい気持ちになっちゃいます。


ザ・セル シェパード



今回の動物はシェパード犬のヴァレンタインくん。ちゃん?

アルビノという生まれつき極端に色素が薄い個体の子です。ワンちゃんでは初めて見ました。


皮膚や体毛がほとんど真っ白でともすれば「神秘的できれい〜」なんて思ってしまうんですが、メラニンの欠乏に基づいた症状なので肌や眼が弱くなりがちで、常に紫外線対策が必要らしく……。

わたしは普段何も考えずに日差しのなかを歩いているわけですが、それって実はすごくありがたいことなのかも。




Fin.
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