シニア期の猫ちゃんのボディケア!清潔に保つ方法をご紹介



ぺろぺろと舌を使って毛づくろいをする姿が印象的できれい好きな猫ちゃん。

しかし、高齢になると体力の低下によって毛づくろいの頻度が減ってしまい、長毛の子はとくに毛並みの乱れや毛玉が気になるようになってきます。猫ちゃんが自分でグルーミングできなくなったぶん、できれば飼い主さんのケアで清潔にしてあげたいですよね。

そこで今回は、シニア期の猫ちゃんのボディケアについてご紹介します。


目次
◼️シニア期の猫ちゃんにシャンプーの必要性はある?
◼️蒸しタオルで拭くのも効果的!
◼️日々のブラッシングを大切に
◼️負担をかけない方法で、清潔に



シニア期の猫ちゃんにシャンプーの必要性はある?



猫ちゃんは自分でからだを舐めることで、被毛を清潔に保つことができます。そのため、若い元気な子であれば基本的にシャンプーは必要ありません。

しかし高齢になってくると、毛づくろいの頻度が減り、どうしても汚れやニオイが気になるようになってきます。そうした場合には、シャンプーなど飼い主さんのケアで汚れや毛玉を取り除く必要があるでしょう。

ここで気を付けたいのは、猫ちゃんにできるだけ負担を掛けない方法を選択すること。シャンプーする場合は、猫ちゃんの様子や体調をみながら、慎重に行うようにしましょう。汚れている箇所が少ないようであれば、からだ全体を洗うのではなく、部分シャンプーもおすすめです。



シャンプー剤は無香料のものが適しています。猫ちゃんは体を舐めて体臭をなくすことで天敵から身を守る習性があるため、シャンプー後に被毛に残った香りがストレスの原因になってしまう可能性があるのです。

人間用は刺激が強いので、かならずマイルドな猫用のシャンプーを選んでくださいね。

蒸しタオルで拭くのも効果的!



多くの猫ちゃんは水に濡れることが苦手なので、嫌がって暴れることがあるかもしれません。そんなときに怒鳴ったり叱ったりすると、猫ちゃんにとって大きなストレスになってしまいます。

シャンプーが苦手な子の場合、蒸しタオルで拭くこともオススメです。



準備として、タオルを38〜40℃くらいのお湯で濡らし、硬く絞ります。濡らしたタオルを電子レンジで温める方法もお手軽で◎。タオルはやさしい肌触りのガーゼ素材のものが適しています。



まずはタオルで猫ちゃんのからだを覆いかぶせるように包み込み、顔から順に毛の流れに沿って拭いていきます。声をかけ、コミュニケーションを取りながら、撫でるように汚れを取ってあげてください。

目やにや耳垢のほか、肉球、指の間、爪などに汚れがこびりついていることがあります。先端の細かいところまで丁寧にチェックするようにしましょう。



汚れを取り終わったあとは、乾いたタオルで全身をしっかり拭きあげ、それでも濡れが残るようならドライヤーの弱風で軽く乾かします。

この方法だとタオル一枚で手軽にケアすることができますし、ぽかぽかと体が温まり、血行を促進させる効果もあるので健康維持に効果的ですよ。


日々のブラッシングを大切に



ブラッシングは毛並みを整えるだけではなく、胃や腸に毛が溜まってしまう毛球症の対策になります。また、血行を良くすることで、新陳代謝の活性化にもつながります。

まずは毛を逆立てるようにとかし、抜け毛を除去していきましょう。長毛の子は優しくていねいに毛の絡まりをほぐします。毛玉は手で優しくほぐし、地肌を傷つけないようにしてくださいね。毛玉や絡まりがなくなったら、毛並みに沿ってとかして仕上げます。

ブラッシングのときに痛い思いをさせると、お手入れを嫌がるように...。ブラシの先が皮膚に当たらない程度の力加減が目安です。最後にコームで整えてあげるとさらに毛並みが良くなりますよ。


負担をかけない方法で、清潔に



毛づくろいが減り、被毛や皮膚に汚れが溜まりやすくなるシニア期の猫ちゃんには、どうしても飼い主さんのケアが必要となってきます。しかし、心臓や腎臓に疾患のある子はシャンプーが大きな負担になることもあるので、事前に獣医さんに相談をしてから行うようにしましょう。

全身シャンプーは体力を消耗するので、どうしても必要な場合以外は避けた方が無難です。今回ご紹介したように、蒸しタオルや部分シャンプー、水のいらないドライシャンプーなど、全身シャンプーをしなくてもケアできる方法はいろいろあります。

高齢になって自分では毛繕いができない猫ちゃんも、清潔で気持ちよく過ごすことができるよう、気にかけてあげるようにしましょうね。

 

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