犬の自傷行為はなぜ起こる?暇つぶし?原因と今すぐできる対策を解説



愛犬が手足をひっきりなしに舐める、爪を噛む、尻尾を追いかけまわして噛みつく、そんな光景を見た事ありませんか?実はこれ愛犬の退屈サインかもしれません。

ひどくなると出血するまで自分を傷つけてしまうこともあるんです。

ではどのように対処してあげればいいのでしょうか?今回はワンちゃんの退屈サインや自傷行為についてまとめてみました!

目次
■ワンちゃんだって暇をする!
■愛犬が退屈な時に見せる行動
■実はストレスサインかも
■自宅での対策方法
■症状に合わせて動物病院の受診を





ワンちゃんだって暇をする!



人間はテレビや携帯、当然出かける事もできるので時間を持てますことはあまりありません。しかし、ワンちゃん達はどうでしょう…?

限られたスペースの中でお留守番時間が長く、刺激が少ない生活だと【退屈】を強く感じるようになっていきます。体力がある成犬期のワンちゃんは顕著かもしれません。

飼い主さんもお仕事やおうちのご予定を一生懸命こなしていますが、その間ワンちゃんも一生懸命お留守番をしてくれています。退屈しない生活環境やお留守番時の対策を取り入れてお互いの負担を減らしていきましょう!


愛犬が退屈な時に見せる行動



・手足を舐める
・爪をかじる
・被毛を抜いてしまう
・尻尾を追いかける、噛んでしまう
これらはワンちゃんが退屈しのぎに見せる代表的な行動です。

動物病院での勤務中、パッと見ただけでもかじっていることがわかるほど爪がボロボロになっているワンちゃんをよくお見かけします。それほどポピュラーな行動であり退屈を感じているワンちゃんが多いともいえますね。

自分の体を使って時間をつぶそうとする行為そのものは異常なわけではありません。ただし、これが上限なく続いてしまうと出血やひどい皮膚炎に繋がってしまうので要注意!しっかり様子を見てあげてくださいね。


実はストレスサインかも




前述した行動は時として【分離不安症状】とも呼ばれます。

退屈しのぎとの明確な線引きはありませんが傷になるまで、出血するまで、もしくはその段階に達していてもやめずに続けてしまう時は分離不安と考えた方がいいかもしれません。

不安やストレスが強くなったときに見られるもので、愛犬のメンタルフォローが必要です。飼い主さんがいない事自体に不安があるのか、お留守番中の物音や環境にストレスがあるのか、まずは原因を探り解決策を模索してみましょう。


自宅での対策方法



お留守番時間を減らし愛犬との時間を増やすことがベストですが難しい方も多いですよね。そこでポイントになるのは【刺激】や【変化】を意識する事。

・おもちゃは箱にしまい昨日とは違うものを出す
・自宅内におやつを複数隠し、宝探しをしてもらう
・コングにおやつを入れ出発直前に渡す
・お出かけ前に少し長めの散歩へ行く
・自動給餌器を活用し頻回少量の食事を出す
・ペット用オンラインカメラで声掛けやおやつをあげる
・外が見える場所を作ってあげる



おもちゃが出しっぱなしだとワンちゃんも飽きてしまうので、毎日見えない場所にしまいましょう。飼い主さんが出かけた直後に宝探しやおやつ入りコングがもらえると時間を潰せるだけでなく、お留守番=嬉しいことが起こるといいイメージと紐づけることができます。

防犯的に大丈夫であればお外が見える場所を一つ作ってあげると、移り変わる景色が刺激になってくれますよ!出来ることから一つずつトライしてみてくださいね。

症状に合わせて動物病院の受診を



あまりに症状がひどい時は迷わず動物病院へ。

皮膚の赤みや傷はワンちゃんが舐めると悪化しやすく、最初は暇つぶしでしていたものが途中から本当に痒みや痛みが気になっていじっている時もあります。

症状に合わせた治療と生活環境の見直し、メンタル面のサポート、複合的に進め改善を目指していきましょう。

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