臆病な子、人懐っこい子、食欲旺盛な子!
私たち人間がそうであるように、ワンちゃんにもそれぞれ生まれ持った個性や性格があり、一匹として同じワンちゃんは存在していません。しかしながら、性別や犬種はワンちゃんの性格を構成する重要な要素のひとつです。
そこで今回は、性別による性格の違いの傾向を大調査!ぜひおうちの子と比べてみてくださいね。
男の子の特徴
男の子ワンちゃんにみられる特徴的な習性として、縄張りを主張するマーキングやマウンティングがあげられます。上下関係や縄張りに対する意識が女の子よりも高く、他の人やワンちゃんに対して攻撃的になりやすい傾向があるのです。
からだは筋肉質で、運動量が多く、活発に遊ぶことが大好き。ヤンチャで元気いっぱいだからこそ、飼い主の留守中にイタズラ放題しがちなのも男の子が多いといわれています。
反面、飼い主さんにべったりと甘えたがる子が多いのも男の子ワンちゃんのかわいいところです。とくに去勢手術をした子は、ホルモンによる縄張り意識や攻撃性が薄れ、甘えん坊になる傾向が強くなります。
女の子の特徴
男の子に比べ、マイペースで落ち着いた子が多いのが女の子ワンちゃんの特徴。従順で社交性が高く、しつけがしやすい子が多いです。
甘え上手なぶん、飼い主さんが他の犬に構ったり、ひと同士で会話したりしているとヤキモチを焼きやすいのも女の子だといわれています。大好きな飼い主さんを独り占めしたいちょっと面倒な一面も、女の子ならではの可愛さですよね。
避妊手術を受けていない場合、半年に1回程度で発情期(ヒート)が訪れます。ヒートの前後は情緒不安定になりやすいので、ワンちゃんの心身の変化に寄り添ってあげてくださいね。
飼いやすいのはどっち?
一般的に、フレンドリーで従順な女の子の方が飼育しやすいといわれています。1日に必要な運動量や食事量も女の子の方が少ないため、とくに初心者の飼い主さんには女の子の方がおすすめだといえるでしょう。
とはいえ、おとなしい男の子も攻撃的な女の子ももちろんいますし、ワンちゃんとの出会いは一期一会です。お迎えするときは、性別にとらわれすぎず、その子自身をみてあげてくださいね。
筆者の場合
男の子と女の子どちらも飼ったことのある筆者の場合、やはり男の子は攻撃的な傾向が強く、女の子はおっとりとしたタイプが多かったです。男の子は体つきも筋肉質で、ごはんやおやつに対する執着心が人一倍強く、食事中は近づかないよう注意していました。
筆者の出産後、人間の赤ちゃんに強烈な母性本能を発揮したのが女の子のワンちゃんです。ごはんも食べずに赤ちゃんから離れようとせず、少しでも泣こうものなら母である筆者より早く赤ちゃんの元へ駆けつけていて、普段の落ち着いた印象からかけ離れた豹変ぶりに驚きました。
性別を意識せず迎えたワンちゃんたちですが、男の子ならでは、女の子ならではのエピソードも思い出深いものです。
男の子も女の子もかわいい!
男の子ワンちゃんにも女の子ワンちゃんにもそれぞれのよさがあり、どちらも愛おしい存在ですよね。また、性別による特徴の違いもあるとはいえ、やはり個性の差が大きいものです。
「想像と違う」からこそ楽しい、世界に一匹だけの愛犬との暮らしを満喫してくださいね。