愛犬にじっと見つめられたら…皆さんはどうしますか?
おやつ?ご飯?それともお散歩?なんて、なんとなく愛犬の気持ちがわかる方も多いのではないでしょうか?
感情があり、性格があり、その伝え方にも個性がある。これが犬と暮らす大きな楽しみ、醍醐味かもしれませんね。
でも実はワンちゃん達には気持ちを伝えるためのボディランゲージ、【カーミングシグナル】というものがあります。これを覚えておかないと愛犬の気持ちとは裏腹な返事をしてしまうかも?
今回はワンちゃんの代表的なカーミングシグナルをピックアップしてご紹介します!
目次
■カーミングシグナルって一体なに?
■勘違いされがちな【あくび】の意味
■自分を落ち着かせたいときのサイン
■相手に落ち着いてほしい時のサイン
■嬉しいだけじゃない尻尾の揺れ
■おしっこは親愛の証?
■愛犬のカーミングシグナルを受け止めよう
■カーミングシグナルって一体なに?
■勘違いされがちな【あくび】の意味
■自分を落ち着かせたいときのサイン
■相手に落ち着いてほしい時のサイン
■嬉しいだけじゃない尻尾の揺れ
■おしっこは親愛の証?
■愛犬のカーミングシグナルを受け止めよう
カーミングシグナルって一体なに?
カーミングシグナルとは落ち着かせる、和ませるといった意味合いの「Calm」と信号、合図という意味の「Signal」が一つになった言葉です。その意味通りワンちゃん達が自分や相手を落ち着かせたいときに行うボディランゲージを指します。
ワンちゃん達はこのカーミングシグナルを上手に使うことで無駄な争いを避け、相手とコミュニケーションを取ることができます。大昔、群れとして生活ができていたのもこのカーミングシグナルによってグループ内の序列が保たれていたからなんです!
飼い主さんがサインを理解できれば、言葉を話せない愛犬の気持ちが手に取るようにわかるかもしれません。
勘違いされがちな【あくび】の意味
勘違いされがちなカーミングシグナルの代表は【あくび】です。
「叱るとあくびばっかりして話を聞かないの」なんてお声を耳にしますが、実はあくびはワンちゃんが大きなストレスや緊張、不快さを感じたときに見せるカーミングシグナル。聞いていないのではなく、しっかり聞いているからこそ「もうわかった~怒らないで~」と伝えているのかも。
ちなみに動物病院で勤務していると注射や採血などワンちゃんが緊張するシーンが多いのであくび連発!なんて子をよく見かけます。
自分を落ち着かせたいときのサイン
テンションが上がりすぎてしまった時や、不安でいっぱいになってしまった時、ワンちゃん達は自分でその気持ちを落ち着かせようとします。
代表的な行動としては
・周囲の匂いを嗅ぐ
・お口をパクパクさせる
・お口周りを舐め始める
など。
もしこういった動きをしていたら状況を見つつフォローしてあげましょう。
相手に落ち着いてほしい時のサイン
敵意がないと伝え、相手に落ち着いてもらう事は群れで生活する上で一番重要となるカーミングシグナルです。ゆえにワンちゃん達はさまざまな動作でサインを出しています。
・視線を逸らす
・体を横向きにしてそっぽを向く
・お座りや伏せをする
・相手にゆっくり近づいていく
他のワンちゃんにこういった動作を見せるときは、仲良くなろうとしているのかも?
嬉しいだけじゃない尻尾の揺れ
ワンちゃんが尻尾を振っていたら大喜びのサイン!と思っていませんか?
もちろんそのパターンもありますが尻尾の振り方によっては全く逆の場合もあるんです。
・左右にブンブン
嬉しい、楽しい、ワクワクのサイン
・ピンと上向きで左右に小刻み
怖い、不安、緊張、威嚇のサイン
・だらんと下げて左右に大きくゆったり
リラックスや友好、仲良くしようという気持ちの表れ
・右と左で使い分け?
イタリアではポジティブな感情の時は右、ネガティブな感情の時は左に振ることが多いと研究結果が発表されています。
パッと見では判別しにくいかもしれませんがその時の状況と合わせて喜んでいるのか、怖がっているのか判断してあげましょう。
おしっこは親愛の証?
おしっこをするのは相手に敵意がない意思を示し仲良くしよう!と伝えたい時です。また排泄中や排せつ後に飼い主さんを見つめるのは信頼しているよ、という親愛のサイン。
ただし、不安や緊張でおしっこをしてしまう子もいるのでケースバイケースと考えておいてくださいね。
愛犬のカーミングシグナルを受け止めよう
カーミングシグナルがわかるようになると愛犬との絆もグッと深まります。言葉は通じずとも気持ちに寄り添ってくれるという事は、愛犬にとって嬉しいに違いありません。
もちろん教科書通りに行くわけではなく、愛犬なりの伝え方がありますので時々の状況に合わせ気持ちを推察してみましょう。我が子の溢れる気持ちをぜひ受け止めてあげてくださいね。