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シニア期のワンちゃんのトイレ!失敗が増える原因や対策は?

シニア期のワンちゃんのトイレ!失敗が増える原因や対策は?

ワンちゃんは年を重ねるとトイレの失敗が増える傾向にあります。老化によるとはいえ、ワンちゃんのためにも、飼い主さんのためにもなるべく粗相は減らしたいものですよね。では、シニア期のワンちゃんのトイレはどのような点に気をつければいいのでしょうか。 失敗が増えていく、その原因は? 粗相の原因は大きく2つ、“筋肉の衰え"と"病気"が考えられます。加齢によりふんばる筋力が衰え、排泄時にすべてを出し切ることができず、膀胱内に尿が残ってしまうことが粗相の原因になるのです。また、膀胱炎や腎不全などの病気によりトイレが間に合わないことや、認知症によって場所を間違えてしまうことも考えられます。病気はしつけでは治りませんので、気になることがあれば獣医師さんに相談しましょう。もし失敗してしまっても"叱らない"ことが重要です。粗相をしたときに叱られると、トイレをすること自体を叱られたと思ってしまい、隠れて排泄するなどさらなる失敗へとつながっていきます。そのため、粗相したときには叱るのではなく、失敗を減らすための環境を整える等のサポートをしましょう。 失敗を減らす!そのためにできること くるくると回ったり、腰を落として膝を曲げたりする行動は、トイレのサインです。そのような仕草をしているときや、日頃トイレをする時間が決まっている場合は、先回りして誘導してあげましょう。シートのサイズを大きくする、シートが滑らないか確認する、トイレそのものを増やしてみるなど部屋の環境を見直すことも大切です。外での排せつが習慣化しているワンちゃんも、シニア期に入るとお散歩まで我慢することができなくなってしまいます。回数も増え、トイレのたびに外へ連れ出すのは飼い主さんにとっても負担になります。そのため、室内でトイレができるようトイレトレーニングを行うことをオススメします。 ▲『Kitty and Puppy Pan』(Sサイズ/Lサイズ) 入り口が低く、出入りがしやすい形状の仔犬・シニア犬用トイレ『Kitty and Puppy Pan』は、囲いのないものに比べてトイレとして認識しやすく、トレーニングに最適です。シンプルな形状で汚れたら簡単に丸洗いできるので、失敗の多いシニア犬でも清潔に使用することが出来ますよ。 オムツの活用もオススメ オムツをすることでワンちゃん自身が粗相をしてしまうストレスから解放さます。留守番中など自由に動き回ることができるシーンも増えるので、運動不足も解消されます。飼い主さんもワンちゃんも安心して過ごすことができるようになりますよね。ペット用オムツサイズや形など、さまざまな種類があります。慣れないうちは嫌がることもあるので、優しく声をかけるなどして、オムツに排せつしていいものだと安心させてあげてくださいね。排せつを促すときには、「ワン・ツー・ワン・ツー」など、いつも同じ言葉をかけてあげると効果的です。繰り返すうちに、声掛け=トイレの時間と認識できるようになっていきます。排せつ後はかぶれや炎症の原因にならないよう、陰部周りの汚れをきれいに拭き取り、すぐにオムツを取り替えるようにしましょう。 トイレの習慣や環境の見直しを シニア期もトイレの失敗を気にせず、ワンちゃんも飼い主さんも心穏やかに過ごしたいですよね。そのためにも、トイレの習慣や環境を改めて見なおしてみましょう。粗相は筋肉の衰えによるものもあれば、脳や内臓の病気によることも。量や回数などのチェックを行い、気になることがあれば獣医師さんに相談してみてください。トイレの失敗は叱るのではなく、時間をかけて根気よく向き合うことが大切です。 関連ブログ・春の健康診断!メリットや受診すべき愛犬の目安は? ・今すぐやめさせたい!愛犬の食糞、原因や対策は?便利アイテムも ・犬のフィラリア症、感染率はどれくらい?もしも感染してしまった時は?・犬のフィラリア予防、病気の実態や飲み忘れ時の対応方法とは ・犬の心臓の病気、僧帽弁閉鎖不全症とは?治療や予後について徹底解説します。・犬の避妊手術、しないとどうなる?メリットやデメリットとは・犬は安産?妊娠期間や出産にかかる時間や、自宅出産に向けての準備とは ▼ この記事を書いたのは ▼

シニア期のワンちゃんのトイレ!失敗が増える原因や対策は?

ワンちゃんは年を重ねるとトイレの失敗が増える傾向にあります。老化によるとはいえ、ワンちゃんのためにも、飼い主さんのためにもなるべく粗相は減らしたいものですよね。では、シニア期のワンちゃんのトイレはどのような点に気をつければいいのでしょうか。 失敗が増えていく、その原因は? 粗相の原因は大きく2つ、“筋肉の衰え"と"病気"が考えられます。加齢によりふんばる筋力が衰え、排泄時にすべてを出し切ることができず、膀胱内に尿が残ってしまうことが粗相の原因になるのです。また、膀胱炎や腎不全などの病気によりトイレが間に合わないことや、認知症によって場所を間違えてしまうことも考えられます。病気はしつけでは治りませんので、気になることがあれば獣医師さんに相談しましょう。もし失敗してしまっても"叱らない"ことが重要です。粗相をしたときに叱られると、トイレをすること自体を叱られたと思ってしまい、隠れて排泄するなどさらなる失敗へとつながっていきます。そのため、粗相したときには叱るのではなく、失敗を減らすための環境を整える等のサポートをしましょう。 失敗を減らす!そのためにできること くるくると回ったり、腰を落として膝を曲げたりする行動は、トイレのサインです。そのような仕草をしているときや、日頃トイレをする時間が決まっている場合は、先回りして誘導してあげましょう。シートのサイズを大きくする、シートが滑らないか確認する、トイレそのものを増やしてみるなど部屋の環境を見直すことも大切です。外での排せつが習慣化しているワンちゃんも、シニア期に入るとお散歩まで我慢することができなくなってしまいます。回数も増え、トイレのたびに外へ連れ出すのは飼い主さんにとっても負担になります。そのため、室内でトイレができるようトイレトレーニングを行うことをオススメします。 ▲『Kitty and Puppy Pan』(Sサイズ/Lサイズ) 入り口が低く、出入りがしやすい形状の仔犬・シニア犬用トイレ『Kitty and Puppy Pan』は、囲いのないものに比べてトイレとして認識しやすく、トレーニングに最適です。シンプルな形状で汚れたら簡単に丸洗いできるので、失敗の多いシニア犬でも清潔に使用することが出来ますよ。 オムツの活用もオススメ オムツをすることでワンちゃん自身が粗相をしてしまうストレスから解放さます。留守番中など自由に動き回ることができるシーンも増えるので、運動不足も解消されます。飼い主さんもワンちゃんも安心して過ごすことができるようになりますよね。ペット用オムツサイズや形など、さまざまな種類があります。慣れないうちは嫌がることもあるので、優しく声をかけるなどして、オムツに排せつしていいものだと安心させてあげてくださいね。排せつを促すときには、「ワン・ツー・ワン・ツー」など、いつも同じ言葉をかけてあげると効果的です。繰り返すうちに、声掛け=トイレの時間と認識できるようになっていきます。排せつ後はかぶれや炎症の原因にならないよう、陰部周りの汚れをきれいに拭き取り、すぐにオムツを取り替えるようにしましょう。 トイレの習慣や環境の見直しを シニア期もトイレの失敗を気にせず、ワンちゃんも飼い主さんも心穏やかに過ごしたいですよね。そのためにも、トイレの習慣や環境を改めて見なおしてみましょう。粗相は筋肉の衰えによるものもあれば、脳や内臓の病気によることも。量や回数などのチェックを行い、気になることがあれば獣医師さんに相談してみてください。トイレの失敗は叱るのではなく、時間をかけて根気よく向き合うことが大切です。 関連ブログ・春の健康診断!メリットや受診すべき愛犬の目安は? ・今すぐやめさせたい!愛犬の食糞、原因や対策は?便利アイテムも ・犬のフィラリア症、感染率はどれくらい?もしも感染してしまった時は?・犬のフィラリア予防、病気の実態や飲み忘れ時の対応方法とは ・犬の心臓の病気、僧帽弁閉鎖不全症とは?治療や予後について徹底解説します。・犬の避妊手術、しないとどうなる?メリットやデメリットとは・犬は安産?妊娠期間や出産にかかる時間や、自宅出産に向けての準備とは ▼ この記事を書いたのは ▼

今すぐやめさせたい!愛犬の食糞、原因や対策は?便利アイテムも

今すぐやめさせたい!愛犬の食糞、原因や対策は?便利アイテムも

私たち人間にとってはにわかに信じがたいことではありますが、愛犬がウンチを食べてしまう、いわゆる食糞問題に悩んでいる飼い主さんは実はとっても多いものです。自分のウンチを食べることについては、健康面からすればそこまで深刻な問題ではないのですが、他の動物のウンチを食べて寄生虫に侵されてしまうケースや、そもそも病気やストレスが原因である可能性も考えられます。ワンちゃんのためにも、食糞はすみやかに矯正していく必要がある行為といえるでしょう。そこで今回は、愛犬の食糞対策を原因別にピックアップしてご紹介していきたいと思います。 食糞の原因と対策 ■仔犬の場合そもそも、自然界において動物が食糞行為を行うことは不自然なことではありません。排せつが上手にできないうちは母犬が仔犬のウンチを舐めとって処理しているため、それを見た仔犬も自然とウンチを食べてしまうようになるといわれています。また、仔犬は消化機能が完全でないため、まだ栄養が残っているおいしそうなニオイのウンチに食欲をそそられてしまうこともあります。そうでなくても仔犬のころは好奇心旺盛なので、遊びの延長でなんでも口に入れ食べてしまうことも多いのです。たいていの場合、仔犬の食糞は成長とともにおさまっていきます。■おなかがすいている成犬の食糞であれば、まず考えられるのは栄養不足の問題です。ワンちゃんのごはんの量や頻度が適切かどうか、いま一度見直してみてください。きちんと食べているのに改善しない場合は、消化器官の不調でほとんど吸収できずに排せつされてしまっている可能性も考えられます。栄養不足で空腹を感じているうえ、食べたものがそのまま出てきているので、ごはんと勘違いして食糞してしまうようになるのです。また、ニオイの強いフードを与えているケースでも、同じように勘違いしてしまうことがあります。まずは食事の環境や内容を改善し、体調が悪そうなら獣医師さんに相談するなどの対策を取ることをおすすめします。■飼い主さんの接し方ワンちゃんの食糞シーンに出くわすと、びっくりして思わず大声を出してしまいたくなりますよね。しかし、派手なリアクションはワンちゃんにとって「飼い主さんにかまってもらえた!」という成功体験に感じるかもしれません。こういった経験が、さみしいときや退屈しているとき、お留守番中などに食糞してしまう原因になります。また、トイレトレーニングの失敗や食糞行為に対して、怒鳴ったり叱りつけたりするのも逆効果です。排便自体が悪いことだと認識して、ウンチを隠すために食べてしまうようになることも考えられるのです。たとえトイレトレーニングを失敗しても、食糞していても、飼い主さんは騒ぎ立てず冷静に対処することが求められます。 もっとも効果的な対策は? 原因別に対策は異なってきますが、基本的にもっとも効果的なのは「ウンチをしたら食べる前にすぐに片づける」ということを徹底し、食糞の習慣をなくすという方法です。とはいえ、1日中つきっきりでワンちゃんの排せつを監視しているわけにもいきませんよね。そこでご紹介したいのが、お留守番中も安心の自動犬用トイレ『BrilliantPad SMART(ブリリアントパット スマート)』です。 ワンちゃんの出入りを検知して自動でシーツを巻き取り交換してくれるという画期的な犬トイレで、忙しい現代人の味方であるだけでなく、食糞対策グッズとしてもいま大きく注目を集めているんです。スマホで遠隔操作が可能で、自動撮影されるカメラの記録をいつでもどこでも確認することができるので、「今ごろ食糞してしまっているかも…」という出先での不安がゼロになります。 ワンちゃんに合った対策を ひとくちに食糞と言っても、その原因はさまざまです。病気やストレスの可能性を見なおしたうえで、どうしても改善されない場合は『BrilliantPad SMART(ブリリアントパット スマート)』などの対策アイテムに頼ることもおすすめですよ。愛犬の食糞にお悩みの飼い主さんは、この機会にぜひ検討してみてくださいね。 関連ブログ・春の健康診断!メリットや受診すべき愛犬の目安は? ・愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? ・犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎・犬のかかりやすい病気vol.2~下痢 ・犬のフィラリア症、感染率はどれくらい?もしも感染してしまった時は?・犬のフィラリア予防、病気の実態や飲み忘れ時の対応方法とは ・犬の心臓の病気、僧帽弁閉鎖不全症とは?治療や予後について徹底解説します。・犬の避妊手術、しないとどうなる?メリットやデメリットとは・犬は安産?妊娠期間や出産にかかる時間や、自宅出産に向けての準備とは ▼ この記事を書いたのは ▼

今すぐやめさせたい!愛犬の食糞、原因や対策は?便利アイテムも

私たち人間にとってはにわかに信じがたいことではありますが、愛犬がウンチを食べてしまう、いわゆる食糞問題に悩んでいる飼い主さんは実はとっても多いものです。自分のウンチを食べることについては、健康面からすればそこまで深刻な問題ではないのですが、他の動物のウンチを食べて寄生虫に侵されてしまうケースや、そもそも病気やストレスが原因である可能性も考えられます。ワンちゃんのためにも、食糞はすみやかに矯正していく必要がある行為といえるでしょう。そこで今回は、愛犬の食糞対策を原因別にピックアップしてご紹介していきたいと思います。 食糞の原因と対策 ■仔犬の場合そもそも、自然界において動物が食糞行為を行うことは不自然なことではありません。排せつが上手にできないうちは母犬が仔犬のウンチを舐めとって処理しているため、それを見た仔犬も自然とウンチを食べてしまうようになるといわれています。また、仔犬は消化機能が完全でないため、まだ栄養が残っているおいしそうなニオイのウンチに食欲をそそられてしまうこともあります。そうでなくても仔犬のころは好奇心旺盛なので、遊びの延長でなんでも口に入れ食べてしまうことも多いのです。たいていの場合、仔犬の食糞は成長とともにおさまっていきます。■おなかがすいている成犬の食糞であれば、まず考えられるのは栄養不足の問題です。ワンちゃんのごはんの量や頻度が適切かどうか、いま一度見直してみてください。きちんと食べているのに改善しない場合は、消化器官の不調でほとんど吸収できずに排せつされてしまっている可能性も考えられます。栄養不足で空腹を感じているうえ、食べたものがそのまま出てきているので、ごはんと勘違いして食糞してしまうようになるのです。また、ニオイの強いフードを与えているケースでも、同じように勘違いしてしまうことがあります。まずは食事の環境や内容を改善し、体調が悪そうなら獣医師さんに相談するなどの対策を取ることをおすすめします。■飼い主さんの接し方ワンちゃんの食糞シーンに出くわすと、びっくりして思わず大声を出してしまいたくなりますよね。しかし、派手なリアクションはワンちゃんにとって「飼い主さんにかまってもらえた!」という成功体験に感じるかもしれません。こういった経験が、さみしいときや退屈しているとき、お留守番中などに食糞してしまう原因になります。また、トイレトレーニングの失敗や食糞行為に対して、怒鳴ったり叱りつけたりするのも逆効果です。排便自体が悪いことだと認識して、ウンチを隠すために食べてしまうようになることも考えられるのです。たとえトイレトレーニングを失敗しても、食糞していても、飼い主さんは騒ぎ立てず冷静に対処することが求められます。 もっとも効果的な対策は? 原因別に対策は異なってきますが、基本的にもっとも効果的なのは「ウンチをしたら食べる前にすぐに片づける」ということを徹底し、食糞の習慣をなくすという方法です。とはいえ、1日中つきっきりでワンちゃんの排せつを監視しているわけにもいきませんよね。そこでご紹介したいのが、お留守番中も安心の自動犬用トイレ『BrilliantPad SMART(ブリリアントパット スマート)』です。 ワンちゃんの出入りを検知して自動でシーツを巻き取り交換してくれるという画期的な犬トイレで、忙しい現代人の味方であるだけでなく、食糞対策グッズとしてもいま大きく注目を集めているんです。スマホで遠隔操作が可能で、自動撮影されるカメラの記録をいつでもどこでも確認することができるので、「今ごろ食糞してしまっているかも…」という出先での不安がゼロになります。 ワンちゃんに合った対策を ひとくちに食糞と言っても、その原因はさまざまです。病気やストレスの可能性を見なおしたうえで、どうしても改善されない場合は『BrilliantPad SMART(ブリリアントパット スマート)』などの対策アイテムに頼ることもおすすめですよ。愛犬の食糞にお悩みの飼い主さんは、この機会にぜひ検討してみてくださいね。 関連ブログ・春の健康診断!メリットや受診すべき愛犬の目安は? ・愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? ・犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎・犬のかかりやすい病気vol.2~下痢 ・犬のフィラリア症、感染率はどれくらい?もしも感染してしまった時は?・犬のフィラリア予防、病気の実態や飲み忘れ時の対応方法とは ・犬の心臓の病気、僧帽弁閉鎖不全症とは?治療や予後について徹底解説します。・犬の避妊手術、しないとどうなる?メリットやデメリットとは・犬は安産?妊娠期間や出産にかかる時間や、自宅出産に向けての準備とは ▼ この記事を書いたのは ▼

もう猫砂の飛び散りに悩まない!OFTオススメ解決アイテム

もう猫砂の飛び散りに悩まない!OFTオススメ解決アイテム

素早くしっかり固まり、消臭力に優れ、自然の砂に近い掘り心地…猫ちゃんにも飼い主さんにも求められるのは、こんな猫砂ですよね。しかしこういった砂は共通して粒子が細かくサラサラとしているので、高い人気を誇る反面、「部屋中に散らばって掃除が大変」という飼い主さんのお声をよく耳にします。2022年度OFT猫砂売り上げNo.2を獲得した『サスティナブリーユアーズ』も例外ではありません。穀物由来で安心安全なだけでなく、機能面においても超優秀。人気と実力を兼ね備え、一度使えば猫ちゃんも飼い主さんもすっかりトリコになってしまう、あの最強の猫砂ですらお部屋への散らばりだけは避けられないのです。そこで今回は、日々お掃除を頑張る飼い主さんにぜひ試して欲しい、飛び散り対策アイテムをご紹介します。 猫砂が飛び散る主な原因 猫砂が飛び散る主な原因は2つ考えられます。1つ目は猫ちゃんの習性である砂かき。排泄前には地面をならし、排泄後はしっかり隠して自分の痕跡を消す、猫ちゃんにとっては大切な作業です。静かに行う子もいれば、目一杯ホリホリしちゃう元気さんもいます♪そして、もう1つの原因は肉球への挟まりです。細かい粒ほど足の指の間に挟まりやすく、猫ちゃん自身も足をプルプル振るわせて払いますが、落としきれなかった砂はそのままお部屋中を歩くことでバラ撒かれてしまいます。つまり、砂の飛び散りをおさえるためには「飛び散らせない&運ばせない」ことがポイントです! 上から出入りするタイプで対策『TOPCAT』 上から出入りするタイプのトイレ、『TOP CAT』は飛び散り対策にもってこいです。周囲をぐるりと完全包囲した筒状のフォルムで、あらゆる方向への飛び散りをシャットアウトできます。フタ部分にもデコボコとした突起があり、猫ちゃんが乗るたびに足についた砂粒を落とします。ベルギー製のオシャレなデザインは、それだけでも選びたくなっちゃうと好評です。 大型の屋根付きタイプで対策『ギガトレー』&『メガコンフィ』 体の大きな猫ちゃんはもちろん、ゆったり用を足せる大型トイレにも砂の飛び散り対策は必要ですよね。業界最大級である『ギガトレー』や、『メガコンフィ』は大きいうえにフード付きで、上へ跳ね上げるなど激しく飛び散る砂もしっかりとガードします。もしも猫ちゃんがフードを嫌がってしまった場合でも、外してそのまま使用できるので安心ですね。 壁の高いトイレ『TALL WALL BOX』×『専用ステップ』 トイレの壁は高ければ高いほど飛び散り対策になります。OFTにて販売中の『TALL WALL BOX』は、市場では意外と見かけない高い壁の大型トイレで、体の大きな猫ちゃんでもゆったりと排泄できます。さらにオプションの『専用ステップ』との二刀使いがオススメ。弾力のある二重構造のマットが足の裏についた砂をしっかりキャッチし、お部屋への散らばりを軽減します。またステップは、上り下りによる猫ちゃんの足腰の負担を軽減してくれますよ。 自動猫トイレ『CATLINK』×『専用ステップ』 OFTの代名詞でもある自動猫トイレは、いずれもドーム型で出入り口以外は壁で囲まれているため、砂かきによる飛び散りをしっかり抑えられます。なかでも排泄物をためるコンテナが大容量で、多頭飼いのお家にも大人気の『CATLINK SCOOPER シリーズ』と『専用ステップ』の組み合わせは飛び散り対策にも最強のコンビです。ステップにはスノコ状の穴が空いており、猫ちゃんの足裏についた砂を捕らえて、下部のトレーに落とします。ややこしい取り付け作業も無く、置くだけで簡単に設置が完了します。  その他の猫砂飛び散り防止アイテム 猫トイレはそのままに、飛び散り対策が行えるアイテムもたくさん販売されています。■『凹凸のあるマット』表面がデコボコしているマットが肉球の間の砂を落としてくれて、効果は大!■『人工芝』「芝」部分で砂を除去し「土台」で受け止める2層構造。今は100円ショップでもお手軽に手に入れることができちゃいます。■『ペットフェンス/パーティション』ペットに侵入して欲しくない場所などに設置するペットフェンスも広範囲の飛び散りを防ぎます。隙間の無いものを使用してコの字型に囲えば、左右・後方の飛び散りをカバーできますよ。OFTでは大型でクリアタイプの『ディフェンスパーティション』を販売中です。■『トイレカバー』トイレそのものをすっぽり覆うアイテムです。トイレ本体を丸ごとしまえる家具タイプと、上からかぶせて簡単に設置・移動可能なカジュアルタイプがあるので、お部屋のインテリアに合せて選んでみてください。OFTではトイレをすっぽり隠せるカジュアルタイプの『PG Pawty Cats Space Saver』をご購入いただけます。紹介したパーティションやトイレカバーは、ダンボールを使って自作することも可能なので、DIYが得意な方はぜひ挑戦してみてくださいね♪ ちょっとした工夫で猫砂の飛び散りを解消♪ 今回は、猫砂の飛び散りを解決するさまざまなアイテムをご紹介しました。猫ちゃんの性格や行動によって、砂の散らばり方も変わってきますので、色々調節してみましょう。トイレ直後に飛び出して走り出してしまう猫ちゃんには、出入り口を壁側に向けるだけでも砂の落ちる量は大幅に減ります。砂の飛び散り対策は同時にオシッコも防げて嬉しい効果も得られます♪ぜひ色々と試してみて、飛び散った猫砂のお掃除から開放されちゃいましょう! ▼ この記事を書いたのは ▼

もう猫砂の飛び散りに悩まない!OFTオススメ解決アイテム

素早くしっかり固まり、消臭力に優れ、自然の砂に近い掘り心地…猫ちゃんにも飼い主さんにも求められるのは、こんな猫砂ですよね。しかしこういった砂は共通して粒子が細かくサラサラとしているので、高い人気を誇る反面、「部屋中に散らばって掃除が大変」という飼い主さんのお声をよく耳にします。2022年度OFT猫砂売り上げNo.2を獲得した『サスティナブリーユアーズ』も例外ではありません。穀物由来で安心安全なだけでなく、機能面においても超優秀。人気と実力を兼ね備え、一度使えば猫ちゃんも飼い主さんもすっかりトリコになってしまう、あの最強の猫砂ですらお部屋への散らばりだけは避けられないのです。そこで今回は、日々お掃除を頑張る飼い主さんにぜひ試して欲しい、飛び散り対策アイテムをご紹介します。 猫砂が飛び散る主な原因 猫砂が飛び散る主な原因は2つ考えられます。1つ目は猫ちゃんの習性である砂かき。排泄前には地面をならし、排泄後はしっかり隠して自分の痕跡を消す、猫ちゃんにとっては大切な作業です。静かに行う子もいれば、目一杯ホリホリしちゃう元気さんもいます♪そして、もう1つの原因は肉球への挟まりです。細かい粒ほど足の指の間に挟まりやすく、猫ちゃん自身も足をプルプル振るわせて払いますが、落としきれなかった砂はそのままお部屋中を歩くことでバラ撒かれてしまいます。つまり、砂の飛び散りをおさえるためには「飛び散らせない&運ばせない」ことがポイントです! 上から出入りするタイプで対策『TOPCAT』 上から出入りするタイプのトイレ、『TOP CAT』は飛び散り対策にもってこいです。周囲をぐるりと完全包囲した筒状のフォルムで、あらゆる方向への飛び散りをシャットアウトできます。フタ部分にもデコボコとした突起があり、猫ちゃんが乗るたびに足についた砂粒を落とします。ベルギー製のオシャレなデザインは、それだけでも選びたくなっちゃうと好評です。 大型の屋根付きタイプで対策『ギガトレー』&『メガコンフィ』 体の大きな猫ちゃんはもちろん、ゆったり用を足せる大型トイレにも砂の飛び散り対策は必要ですよね。業界最大級である『ギガトレー』や、『メガコンフィ』は大きいうえにフード付きで、上へ跳ね上げるなど激しく飛び散る砂もしっかりとガードします。もしも猫ちゃんがフードを嫌がってしまった場合でも、外してそのまま使用できるので安心ですね。 壁の高いトイレ『TALL WALL BOX』×『専用ステップ』 トイレの壁は高ければ高いほど飛び散り対策になります。OFTにて販売中の『TALL WALL BOX』は、市場では意外と見かけない高い壁の大型トイレで、体の大きな猫ちゃんでもゆったりと排泄できます。さらにオプションの『専用ステップ』との二刀使いがオススメ。弾力のある二重構造のマットが足の裏についた砂をしっかりキャッチし、お部屋への散らばりを軽減します。またステップは、上り下りによる猫ちゃんの足腰の負担を軽減してくれますよ。 自動猫トイレ『CATLINK』×『専用ステップ』 OFTの代名詞でもある自動猫トイレは、いずれもドーム型で出入り口以外は壁で囲まれているため、砂かきによる飛び散りをしっかり抑えられます。なかでも排泄物をためるコンテナが大容量で、多頭飼いのお家にも大人気の『CATLINK SCOOPER シリーズ』と『専用ステップ』の組み合わせは飛び散り対策にも最強のコンビです。ステップにはスノコ状の穴が空いており、猫ちゃんの足裏についた砂を捕らえて、下部のトレーに落とします。ややこしい取り付け作業も無く、置くだけで簡単に設置が完了します。  その他の猫砂飛び散り防止アイテム 猫トイレはそのままに、飛び散り対策が行えるアイテムもたくさん販売されています。■『凹凸のあるマット』表面がデコボコしているマットが肉球の間の砂を落としてくれて、効果は大!■『人工芝』「芝」部分で砂を除去し「土台」で受け止める2層構造。今は100円ショップでもお手軽に手に入れることができちゃいます。■『ペットフェンス/パーティション』ペットに侵入して欲しくない場所などに設置するペットフェンスも広範囲の飛び散りを防ぎます。隙間の無いものを使用してコの字型に囲えば、左右・後方の飛び散りをカバーできますよ。OFTでは大型でクリアタイプの『ディフェンスパーティション』を販売中です。■『トイレカバー』トイレそのものをすっぽり覆うアイテムです。トイレ本体を丸ごとしまえる家具タイプと、上からかぶせて簡単に設置・移動可能なカジュアルタイプがあるので、お部屋のインテリアに合せて選んでみてください。OFTではトイレをすっぽり隠せるカジュアルタイプの『PG Pawty Cats Space Saver』をご購入いただけます。紹介したパーティションやトイレカバーは、ダンボールを使って自作することも可能なので、DIYが得意な方はぜひ挑戦してみてくださいね♪ ちょっとした工夫で猫砂の飛び散りを解消♪ 今回は、猫砂の飛び散りを解決するさまざまなアイテムをご紹介しました。猫ちゃんの性格や行動によって、砂の散らばり方も変わってきますので、色々調節してみましょう。トイレ直後に飛び出して走り出してしまう猫ちゃんには、出入り口を壁側に向けるだけでも砂の落ちる量は大幅に減ります。砂の飛び散り対策は同時にオシッコも防げて嬉しい効果も得られます♪ぜひ色々と試してみて、飛び散った猫砂のお掃除から開放されちゃいましょう! ▼ この記事を書いたのは ▼

 シニア期の猫ちゃんに多く現れる“毛割れ" 。原因や対策は?

 シニア期の猫ちゃんに多く現れる“毛割れ" 。原因や対策は?

猫ちゃんのふわふわとした毛並みは最高の癒しですよね。できることならずっとこの手触りを維持していたい…そう願う飼い主さんにとって天敵となるのが、猫ちゃんの老化現象のひとつでもある”毛割れ”です。毛割れとは、被毛が束となって割れているようにみえる症状のことを指します。背中から見るとわかりやすく、まるで松ぼっくりのように被毛がうろこ状になっているのです。艶のないボサボサとした手触りが特徴で、悪化すると毛の束はどんどん大きくなって皮膚がむき出しの状態になります。その結果、乾燥や皮膚疾患などの思わぬトラブルに見舞われてしまうケースもあるのです。いつもと変わらず元気に見えても、毛割れが起きているということは不調のサインである可能性もあり、注意が必要です。では、毛割れの症状がみられた場合はどのように対処すればよいのでしょうか。今回は、猫ちゃんの毛割れの原因と対策をご紹介していきたいと思います。 まずは食事の見直しを 毛割れの原因として真っ先に考えられるのが栄養不足です。加齢により代謝が悪くなると、栄養が被毛まで行き届かなかったり、皮脂の分泌に異常が見られたりと、さまざまな理由で皮膚トラブルが起きやすくなります。加えて、食欲の低下でタンパク質や脂質の摂取量が減ることも、毛割れの大きな要因です。若い猫ちゃんであっても、肥満防止のためにカロリーや油分を極端に減らした結果、毛割れが起きるケースもあります。猫ちゃんの被毛にとって、ある程度の油分やカロリーは必要なものなのです。毛割れが起きてしまった場合、まずは食事内容を見直すようにしましょう。毛艶のない猫ちゃんには、良質なタンパク質が多く含まれているものを選ぶことも重要です。とくに手作り食の場合は栄養が偏りがちになりやすいため、サプリメントを併用することをオススメします。 うるおい不足も毛割れの原因に 食事だけでなく水分不足が原因で毛割れが引き起こされることもあります。猫ちゃんに多い尿路結石などの病気を防ぐためにも、水分はしっかりと摂取させるように意識しましょう。お部屋の環境を見直すことも大切なポイントです。とくに冬場の乾燥には注意しなければなりません。猫ちゃんにとって快適な温度や湿度になるよう気にかけ、乾燥がひどい場合には加湿器を使用するなどの対策を行ってくださいね。 ブラッシングも効果的でオススメです 毛割れの改善にはブラッシングも効果的です。シニア期の猫ちゃんは体力が落ちてきて、徐々にグルーミングの回数も減っていきます。自分で被毛のケアができなくなることで、肌トラブルが起きることも。特に長毛の猫ちゃんは毛が長い分、毛割れになりやすい傾向にあると言われています。ブラッシングは毛並みを整えるだけでなく、血行を促進する効果にも期待できます。首元や背中、お尻など毛繕いしづらいところを重点的に、ブラッシングでグルーミングのお手伝いをしてあげましょう。。皮脂が過剰に出やすい子には、必要に応じてシャンプーをしてあげましょう。おうちでのシャンプーが難しいようなら、動物病院やトリミングサロンを利用してみるのもいいですよ。 原因は加齢のほか、皮膚トラブルの可能性も 猫ちゃんの毛割れはシニア期に多く見られる症状ではありますが、その原因は加齢によるものだけではありません。食事の見直しやブラッシングを行っても改善が見られなかった場合、腎臓病や甲状腺機能亢進症などの内臓疾患や、皮膚トラブルの可能性も考えられます。高齢で腎臓病のリスクが高い場合には、とくに注意が必要となります。少しでも不安がある時は、獣医師さんに相談してみてくださいね。 関連ブログ・シニア期の猫ちゃんの住環境!気をつけてあげたいポイントは?・シニア期の猫ちゃんの食事!切り替えの時期や注意点、フード選びのポイントは?・猫が爪とぎする理由とは?自宅でできる対策方法をご紹介! ・ペットのノミ・マダニ予防、開始時期やお薬選びのポイントとは? ・寿命は猫種によって違う?一番ご長寿な猫ちゃんとは ・猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう ・愛猫がエリザベスカラーを嫌がる時はどうしたらいい?困った時の対処法。 ・猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼

 シニア期の猫ちゃんに多く現れる“毛割れ" 。原因や対策は?

猫ちゃんのふわふわとした毛並みは最高の癒しですよね。できることならずっとこの手触りを維持していたい…そう願う飼い主さんにとって天敵となるのが、猫ちゃんの老化現象のひとつでもある”毛割れ”です。毛割れとは、被毛が束となって割れているようにみえる症状のことを指します。背中から見るとわかりやすく、まるで松ぼっくりのように被毛がうろこ状になっているのです。艶のないボサボサとした手触りが特徴で、悪化すると毛の束はどんどん大きくなって皮膚がむき出しの状態になります。その結果、乾燥や皮膚疾患などの思わぬトラブルに見舞われてしまうケースもあるのです。いつもと変わらず元気に見えても、毛割れが起きているということは不調のサインである可能性もあり、注意が必要です。では、毛割れの症状がみられた場合はどのように対処すればよいのでしょうか。今回は、猫ちゃんの毛割れの原因と対策をご紹介していきたいと思います。 まずは食事の見直しを 毛割れの原因として真っ先に考えられるのが栄養不足です。加齢により代謝が悪くなると、栄養が被毛まで行き届かなかったり、皮脂の分泌に異常が見られたりと、さまざまな理由で皮膚トラブルが起きやすくなります。加えて、食欲の低下でタンパク質や脂質の摂取量が減ることも、毛割れの大きな要因です。若い猫ちゃんであっても、肥満防止のためにカロリーや油分を極端に減らした結果、毛割れが起きるケースもあります。猫ちゃんの被毛にとって、ある程度の油分やカロリーは必要なものなのです。毛割れが起きてしまった場合、まずは食事内容を見直すようにしましょう。毛艶のない猫ちゃんには、良質なタンパク質が多く含まれているものを選ぶことも重要です。とくに手作り食の場合は栄養が偏りがちになりやすいため、サプリメントを併用することをオススメします。 うるおい不足も毛割れの原因に 食事だけでなく水分不足が原因で毛割れが引き起こされることもあります。猫ちゃんに多い尿路結石などの病気を防ぐためにも、水分はしっかりと摂取させるように意識しましょう。お部屋の環境を見直すことも大切なポイントです。とくに冬場の乾燥には注意しなければなりません。猫ちゃんにとって快適な温度や湿度になるよう気にかけ、乾燥がひどい場合には加湿器を使用するなどの対策を行ってくださいね。 ブラッシングも効果的でオススメです 毛割れの改善にはブラッシングも効果的です。シニア期の猫ちゃんは体力が落ちてきて、徐々にグルーミングの回数も減っていきます。自分で被毛のケアができなくなることで、肌トラブルが起きることも。特に長毛の猫ちゃんは毛が長い分、毛割れになりやすい傾向にあると言われています。ブラッシングは毛並みを整えるだけでなく、血行を促進する効果にも期待できます。首元や背中、お尻など毛繕いしづらいところを重点的に、ブラッシングでグルーミングのお手伝いをしてあげましょう。。皮脂が過剰に出やすい子には、必要に応じてシャンプーをしてあげましょう。おうちでのシャンプーが難しいようなら、動物病院やトリミングサロンを利用してみるのもいいですよ。 原因は加齢のほか、皮膚トラブルの可能性も 猫ちゃんの毛割れはシニア期に多く見られる症状ではありますが、その原因は加齢によるものだけではありません。食事の見直しやブラッシングを行っても改善が見られなかった場合、腎臓病や甲状腺機能亢進症などの内臓疾患や、皮膚トラブルの可能性も考えられます。高齢で腎臓病のリスクが高い場合には、とくに注意が必要となります。少しでも不安がある時は、獣医師さんに相談してみてくださいね。 関連ブログ・シニア期の猫ちゃんの住環境!気をつけてあげたいポイントは?・シニア期の猫ちゃんの食事!切り替えの時期や注意点、フード選びのポイントは?・猫が爪とぎする理由とは?自宅でできる対策方法をご紹介! ・ペットのノミ・マダニ予防、開始時期やお薬選びのポイントとは? ・寿命は猫種によって違う?一番ご長寿な猫ちゃんとは ・猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう ・愛猫がエリザベスカラーを嫌がる時はどうしたらいい?困った時の対処法。 ・猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼

シニア犬も喜ぶマッサージには、メリットが盛りだくさん!実践してみましょう。

シニア犬も喜ぶマッサージには、メリットが盛りだくさん!実践してみましょう。

ワンちゃんもシニア期に入ると寝ている時間が多くなり、どうしても運動量が減ってしまいがちですよね。筋肉や関節がこわばり衰えてしまうことを防ぐためにも、シニア期のワンちゃんにはマッサージがオススメです。マッサージによって血行が良くなると、身体が温まるうえ、寝たきりを予防することにも効果的なんですよ。今回は部位ごとにマッサージ方法を紹介していきますので、愛犬とコミュニケーションを取りながらぜひチャレンジしてみてくださいね。 優しくお顔のマッサージ 目や鼻、耳などの器官を日常的に使用しているため、顔の筋肉は全体的疲労が溜まりやすくなります。とくにシニア期は鼻涙管が狭くなるので、マッサージで涙の通りを良くしてあげましょう。顔を両手で包み込み、目の下から耳にかけて親指で撫でまわすようにします。また、ワンちゃんは見上げることが多く、肩も凝りやすい傾向にあります。肩甲骨や首の周りも優しく揉みほぐしてあげましょう。 運動の代わりにも!全身のマッサージ 背骨を人差し指と親指で挟むようにし、力を入れずに触るようなタッチで頭から尾に向かって優しくなでます。筋肉をほぐすようなイメージで、強く引っ張らないように注意してください。四肢も足の付け根から先端にかけて同様に行います。全身の筋肉をほぐしたら、関節が固まるのを防ぐために屈伸運動を兼ねたマッサージも施していきます。足を優しく持ち上げ、ゆっくりと曲げ伸ばししましょう。ワンちゃんの関節は縦方向にしか動きません。足先が外側に向かないよう、真っ直ぐに曲げ伸ばしすることが注意点です。つぎに、足裏の肉球部分もほぐしてあげます。指の腹を使い、下から上へ、そして肉球のあいだを優しく揉みこんでくださいね。 便秘気味の子には「の」の字マッサージ お腹のマッサージは、便秘の子に効果が期待できます。仰向けで抱きかかえ、時計回りに「の」の字を描くように、お腹を優しく撫でてあげましょう。力を入れ過ぎないように注意しながら、腸に適度な刺激を与えます。肛門に向かって手を動かし、便を肛門へ押し出すように行うことがポイントです。排せつ物が溜まったままだと、体に障害を起こす原因になることも。そのため、排せつがうまくできない場合はこのようにして手助けしてあげるといいでしょう。また、去勢手術をしていない子は、会陰ヘルニアにもなりやすいです。お尻の周りをマッサージで刺激することで、予防することもできますよ。満腹の状態でマッサージをすると、苦しくなってしまい逆効果です。食後すぐは避けるようにしてください。 マッサージのメリットはたくさん! ワンちゃんと触れ合うことはコミュニケーションにもなり、飼い主さんとの絆も深まります。リラックス効果もあるので、シニア期の疲れやすい心身を癒してあげることもできるのです。突然マッサージを始めるとワンちゃんも驚いてしまうので、声をかけながらゆっくりと、触れ合うところから少しずつ慣らしていくことが重要です。飼い主さんの爪が伸びていると体を傷つけてしまうことがあるので、必ず短くしてから行いましょう。また、指輪などのアクセサリー類があたらないよう、マッサージの時は外してあげてくださいね。マッサージがきっかけで、からだの変化に気付くこともあります。マッサージの最中に痛がる様子が見られたら、揉む力が強すぎるのかもしれません。力加減は自分の耳たぶを握った時に痛みを感じない程度が目安です。気をつけていても同じところを痛がる場合には、獣医師さんに相談しましょう。1日5分程度で良いので、できるだけ毎日、健康チェックも兼ねて行うことをオススメします。 関連ブログ・動物介護施設に注目!“第二のおうち"老犬ホームってどんなところ? ・シニア期からの住環境!ワンちゃんのお部屋づくりのポイントは? ・元気なシニア期を過ごすために。ワンちゃんの食事は何を意識する? ・ペットの療法食とは?正しい食べ方や入手方法 ・大切な愛犬を守る、マストアイテム!ペット用ステップ『EASY STEP』 ・愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは? ・シニア期からの運動!飼い主ができるサポートと注意点は? ・愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 ▼ この記事を書いたのは ▼

シニア犬も喜ぶマッサージには、メリットが盛りだくさん!実践してみましょう。

ワンちゃんもシニア期に入ると寝ている時間が多くなり、どうしても運動量が減ってしまいがちですよね。筋肉や関節がこわばり衰えてしまうことを防ぐためにも、シニア期のワンちゃんにはマッサージがオススメです。マッサージによって血行が良くなると、身体が温まるうえ、寝たきりを予防することにも効果的なんですよ。今回は部位ごとにマッサージ方法を紹介していきますので、愛犬とコミュニケーションを取りながらぜひチャレンジしてみてくださいね。 優しくお顔のマッサージ 目や鼻、耳などの器官を日常的に使用しているため、顔の筋肉は全体的疲労が溜まりやすくなります。とくにシニア期は鼻涙管が狭くなるので、マッサージで涙の通りを良くしてあげましょう。顔を両手で包み込み、目の下から耳にかけて親指で撫でまわすようにします。また、ワンちゃんは見上げることが多く、肩も凝りやすい傾向にあります。肩甲骨や首の周りも優しく揉みほぐしてあげましょう。 運動の代わりにも!全身のマッサージ 背骨を人差し指と親指で挟むようにし、力を入れずに触るようなタッチで頭から尾に向かって優しくなでます。筋肉をほぐすようなイメージで、強く引っ張らないように注意してください。四肢も足の付け根から先端にかけて同様に行います。全身の筋肉をほぐしたら、関節が固まるのを防ぐために屈伸運動を兼ねたマッサージも施していきます。足を優しく持ち上げ、ゆっくりと曲げ伸ばししましょう。ワンちゃんの関節は縦方向にしか動きません。足先が外側に向かないよう、真っ直ぐに曲げ伸ばしすることが注意点です。つぎに、足裏の肉球部分もほぐしてあげます。指の腹を使い、下から上へ、そして肉球のあいだを優しく揉みこんでくださいね。 便秘気味の子には「の」の字マッサージ お腹のマッサージは、便秘の子に効果が期待できます。仰向けで抱きかかえ、時計回りに「の」の字を描くように、お腹を優しく撫でてあげましょう。力を入れ過ぎないように注意しながら、腸に適度な刺激を与えます。肛門に向かって手を動かし、便を肛門へ押し出すように行うことがポイントです。排せつ物が溜まったままだと、体に障害を起こす原因になることも。そのため、排せつがうまくできない場合はこのようにして手助けしてあげるといいでしょう。また、去勢手術をしていない子は、会陰ヘルニアにもなりやすいです。お尻の周りをマッサージで刺激することで、予防することもできますよ。満腹の状態でマッサージをすると、苦しくなってしまい逆効果です。食後すぐは避けるようにしてください。 マッサージのメリットはたくさん! ワンちゃんと触れ合うことはコミュニケーションにもなり、飼い主さんとの絆も深まります。リラックス効果もあるので、シニア期の疲れやすい心身を癒してあげることもできるのです。突然マッサージを始めるとワンちゃんも驚いてしまうので、声をかけながらゆっくりと、触れ合うところから少しずつ慣らしていくことが重要です。飼い主さんの爪が伸びていると体を傷つけてしまうことがあるので、必ず短くしてから行いましょう。また、指輪などのアクセサリー類があたらないよう、マッサージの時は外してあげてくださいね。マッサージがきっかけで、からだの変化に気付くこともあります。マッサージの最中に痛がる様子が見られたら、揉む力が強すぎるのかもしれません。力加減は自分の耳たぶを握った時に痛みを感じない程度が目安です。気をつけていても同じところを痛がる場合には、獣医師さんに相談しましょう。1日5分程度で良いので、できるだけ毎日、健康チェックも兼ねて行うことをオススメします。 関連ブログ・動物介護施設に注目!“第二のおうち"老犬ホームってどんなところ? ・シニア期からの住環境!ワンちゃんのお部屋づくりのポイントは? ・元気なシニア期を過ごすために。ワンちゃんの食事は何を意識する? ・ペットの療法食とは?正しい食べ方や入手方法 ・大切な愛犬を守る、マストアイテム!ペット用ステップ『EASY STEP』 ・愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは? ・シニア期からの運動!飼い主ができるサポートと注意点は? ・愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 ▼ この記事を書いたのは ▼

犬の避妊手術、しないとどうなる?メリットやデメリットとは

犬の避妊手術、しないとどうなる?メリットやデメリットとは

女の子のワンちゃんをお迎えし、ワクチンなどで動物病院へかかると獣医師から【避妊手術】のお話をされることがあるかもしれませんね。体が小さな愛犬に麻酔をかけること、メスをいれること、抵抗や不安を感じる方も少なからずいらっしゃるかと思います。そもそも、なぜ避妊手術はここまですすめられているのでしょうか?今回は避妊手術に関わるメリットやデメリット、しないことで負ってしまうリスクや気になる費用についてまとめてみました。 避妊手術とは 避妊手術とは卵巣及び子宮を取り除き、生殖機能を消失させる手術のことです。手術を行う1番の意味は望まない妊娠を避け、将来の病気を予防するという所にあります。避妊手術を受けずにいるとシニア期に発症してしまう病気は緊急性が高く、命に関わる病気が多いのが現実です。そのため避妊手術は、健康寿命を延ばすためにとても有効な手段と言えますね。定期的にやってくる生理はワンちゃんのストレスになることも多く、強い性ホルモンが放たれることで周囲にいる男の子のワンちゃんが興奮状態になり、飛びかかってくるような事故が起きてしまう事や、それによって妊娠してしまう可能性も否定できません。避妊手術は健康寿命を延ばすだけでなく、あらゆる危険からワンちゃんを守ることにも繋がっていきます。なお摘出部位は卵巣のみ、という病院もありますので手術を受ける際は事前に確認してみましょう。 手術のベストタイミングは? 子犬期であれば生後半年前後、体重が2キロを超えたあたりがベストなタイミングです。乳腺腫瘍の予防率は、初回の生理が来る前に手術行うと90%以上と1番高く、その後2回、3回とヒート(生理)を迎えるほど低下していきます。2歳以降になるといつ行っても予防率は変わらないとされていますが、麻酔を使う手術になるのでできるだけ若く健康なうちに行う方が理想的。もし出産希望で避妊手術を受けていない、という場合は産後や妊娠のタイムリミットを迎えたあとに手術を検討してみましょう。なお生理中、あるいはその直後は出血が止まりにくい状態になるため、数か月期間をあけてからの手術を勧める病院もあります。不思議なことに手術当日の朝に生理がきてしまうケースも少なくありません。正確なタイミングは、かかりつけの獣医師と相談してみてくださいね。 避妊手術のメリット 避妊手術の最大のメリットはやはり病気の予防ができるという点です。特に【乳腺腫瘍】や【子宮蓄膿症】は未避妊のワンちゃんに多く見られる病気で、その発症確率はシニア期で25~50%以上もあると言われています。実際に動物病院で勤務していると、未避妊でシニア期のワンちゃんが体調不良で来院されると、まず一番に子宮蓄膿症を疑うというくらいにポピュラーな病気です。また乳腺腫瘍も良性であったとしても巨大化や腫瘍の爆発が起こりワンちゃんのQOL(生活や生命の質)を著しく低下させてしまう可能性があります。そういった病気を未然に防ぐことができる他、生理を気にせずドッグランや旅行などに連れだしてあげられるようになる事も大きなメリットと言えます。 避妊手術のデメリット 避妊手術を受けることで考えられるデメリットは麻酔のリスク、そして体質の変化、この2点です。残念ながら麻酔を使う処置に絶対大丈夫、は存在しません。どんなに若く健康なワンちゃんでも少なからずリスクが伴います。もちろんそのリスクを最小限に抑えるため、術前に血液検査を行ったり点滴を流したりと万全の準備を整えますが、必ず獣医師から事前に説明を受け、不安な点は確認するようにしておきましょう。また術後はホルモンバランスが変わることで性格や体質が変化することもあります。特に代謝が落ち太りやすくなるケースはとても多く、今までと同じ食事量なのに体重が増えてしまう…なんて頭を抱えてしまう飼い主さんも。避妊後専用フードに切り替えるなどして早めに対策をしておくと安心です。 手術時間や費用 避妊手術自体は30分前後で終了します。麻酔の導入から覚醒までだと1時間前後。想像より短いと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、短時間とはいえ麻酔をかけお腹にメスをいれる処置、術後はたくさん褒めてあげていただきたいなと思います。入院は1泊する事が多く、どの病院でも術後は痛み止めの注射薬などで疼痛管理を行います。痛みが強く状態が安定しない場合は入院日数を伸ばし、安定するまで病院で様子を見ます。費用は体の大きさによって変動しますが5~10万円前後が平均的です。 術後の過ごし方 退院後、基本的にはいつも通りの生活でOKですが、抜糸までは激しい運動やシャンプーは避けましょう。術部は舐め壊してしまわないようエリザベスカラーや術衣で保護します。エリザベスカラーがストレスになってしまっているようであれば、飼い主さんが見ていられる間だけは外してあげても大丈夫です。 避妊手術をしない、という選択肢も ここまで避妊手術のメリットやデメリットをご説明してきましたが、中にはできるだけ自然な形で生活をさせてあげたいと考える方もいらっしゃるかと思います。生理がくることは自然なホルモンのサイクル、本人が辛くないようであれば無理に手術を受けさせる必要はないかもしれません。避妊手術をしない、という選択肢ももちろん間違いではありません。小さな体に麻酔をかけ、メスを入れるという事に抵抗があるのは家族として当然のお気持ちです。生理中のお出かけマナーや将来の病気の可能性を知った上で、避妊手術をどうしていくか家族で相談してみてくださいね。 関連ブログ ・愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? ・犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎 ・シニア期からの運動!飼い主ができるサポートと注意点は? ・愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 ・犬のかかりやすい病気vol.2~下痢 ・犬のフィラリア症、感染率はどれくらい?もしも感染してしまった時は?・ 犬のフィラリア予防、病気の実態や飲み忘れ時の対応方法とは ・狂犬病予防注射を打つ時期は?必要な手続きや金額とは・犬の心臓の病気、僧帽弁閉鎖不全症とは?治療や予後について徹底解説します。 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

犬の避妊手術、しないとどうなる?メリットやデメリットとは

女の子のワンちゃんをお迎えし、ワクチンなどで動物病院へかかると獣医師から【避妊手術】のお話をされることがあるかもしれませんね。体が小さな愛犬に麻酔をかけること、メスをいれること、抵抗や不安を感じる方も少なからずいらっしゃるかと思います。そもそも、なぜ避妊手術はここまですすめられているのでしょうか?今回は避妊手術に関わるメリットやデメリット、しないことで負ってしまうリスクや気になる費用についてまとめてみました。 避妊手術とは 避妊手術とは卵巣及び子宮を取り除き、生殖機能を消失させる手術のことです。手術を行う1番の意味は望まない妊娠を避け、将来の病気を予防するという所にあります。避妊手術を受けずにいるとシニア期に発症してしまう病気は緊急性が高く、命に関わる病気が多いのが現実です。そのため避妊手術は、健康寿命を延ばすためにとても有効な手段と言えますね。定期的にやってくる生理はワンちゃんのストレスになることも多く、強い性ホルモンが放たれることで周囲にいる男の子のワンちゃんが興奮状態になり、飛びかかってくるような事故が起きてしまう事や、それによって妊娠してしまう可能性も否定できません。避妊手術は健康寿命を延ばすだけでなく、あらゆる危険からワンちゃんを守ることにも繋がっていきます。なお摘出部位は卵巣のみ、という病院もありますので手術を受ける際は事前に確認してみましょう。 手術のベストタイミングは? 子犬期であれば生後半年前後、体重が2キロを超えたあたりがベストなタイミングです。乳腺腫瘍の予防率は、初回の生理が来る前に手術行うと90%以上と1番高く、その後2回、3回とヒート(生理)を迎えるほど低下していきます。2歳以降になるといつ行っても予防率は変わらないとされていますが、麻酔を使う手術になるのでできるだけ若く健康なうちに行う方が理想的。もし出産希望で避妊手術を受けていない、という場合は産後や妊娠のタイムリミットを迎えたあとに手術を検討してみましょう。なお生理中、あるいはその直後は出血が止まりにくい状態になるため、数か月期間をあけてからの手術を勧める病院もあります。不思議なことに手術当日の朝に生理がきてしまうケースも少なくありません。正確なタイミングは、かかりつけの獣医師と相談してみてくださいね。 避妊手術のメリット 避妊手術の最大のメリットはやはり病気の予防ができるという点です。特に【乳腺腫瘍】や【子宮蓄膿症】は未避妊のワンちゃんに多く見られる病気で、その発症確率はシニア期で25~50%以上もあると言われています。実際に動物病院で勤務していると、未避妊でシニア期のワンちゃんが体調不良で来院されると、まず一番に子宮蓄膿症を疑うというくらいにポピュラーな病気です。また乳腺腫瘍も良性であったとしても巨大化や腫瘍の爆発が起こりワンちゃんのQOL(生活や生命の質)を著しく低下させてしまう可能性があります。そういった病気を未然に防ぐことができる他、生理を気にせずドッグランや旅行などに連れだしてあげられるようになる事も大きなメリットと言えます。 避妊手術のデメリット 避妊手術を受けることで考えられるデメリットは麻酔のリスク、そして体質の変化、この2点です。残念ながら麻酔を使う処置に絶対大丈夫、は存在しません。どんなに若く健康なワンちゃんでも少なからずリスクが伴います。もちろんそのリスクを最小限に抑えるため、術前に血液検査を行ったり点滴を流したりと万全の準備を整えますが、必ず獣医師から事前に説明を受け、不安な点は確認するようにしておきましょう。また術後はホルモンバランスが変わることで性格や体質が変化することもあります。特に代謝が落ち太りやすくなるケースはとても多く、今までと同じ食事量なのに体重が増えてしまう…なんて頭を抱えてしまう飼い主さんも。避妊後専用フードに切り替えるなどして早めに対策をしておくと安心です。 手術時間や費用 避妊手術自体は30分前後で終了します。麻酔の導入から覚醒までだと1時間前後。想像より短いと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、短時間とはいえ麻酔をかけお腹にメスをいれる処置、術後はたくさん褒めてあげていただきたいなと思います。入院は1泊する事が多く、どの病院でも術後は痛み止めの注射薬などで疼痛管理を行います。痛みが強く状態が安定しない場合は入院日数を伸ばし、安定するまで病院で様子を見ます。費用は体の大きさによって変動しますが5~10万円前後が平均的です。 術後の過ごし方 退院後、基本的にはいつも通りの生活でOKですが、抜糸までは激しい運動やシャンプーは避けましょう。術部は舐め壊してしまわないようエリザベスカラーや術衣で保護します。エリザベスカラーがストレスになってしまっているようであれば、飼い主さんが見ていられる間だけは外してあげても大丈夫です。 避妊手術をしない、という選択肢も ここまで避妊手術のメリットやデメリットをご説明してきましたが、中にはできるだけ自然な形で生活をさせてあげたいと考える方もいらっしゃるかと思います。生理がくることは自然なホルモンのサイクル、本人が辛くないようであれば無理に手術を受けさせる必要はないかもしれません。避妊手術をしない、という選択肢ももちろん間違いではありません。小さな体に麻酔をかけ、メスを入れるという事に抵抗があるのは家族として当然のお気持ちです。生理中のお出かけマナーや将来の病気の可能性を知った上で、避妊手術をどうしていくか家族で相談してみてくださいね。 関連ブログ ・愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? ・犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎 ・シニア期からの運動!飼い主ができるサポートと注意点は? ・愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 ・犬のかかりやすい病気vol.2~下痢 ・犬のフィラリア症、感染率はどれくらい?もしも感染してしまった時は?・ 犬のフィラリア予防、病気の実態や飲み忘れ時の対応方法とは ・狂犬病予防注射を打つ時期は?必要な手続きや金額とは・犬の心臓の病気、僧帽弁閉鎖不全症とは?治療や予後について徹底解説します。 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

猫の柄や色は性格に関係ある?気になる柄別性格診断!

猫の柄や色は性格に関係ある?気になる柄別性格診断!

猫ちゃん達の毛色や柄、一匹一匹個性があって、とっても可愛らしいですよね。でも母猫とは全然違う柄であったり、兄弟猫なのに色が全然違っていたりと不思議に思ったことはありませんか?動物病院で勤務していると柄や毛色によって性格がなんとなくわかることもあります。もちろん全ての子が当てはまるわけではありませんが、今回は猫ちゃん達の毛色や柄でわかる性格の傾向や、その不思議について迫ってみたいと思います! 猫の毛色や柄は遺伝している 猫ちゃん達の毛色や柄は原則、親猫からの遺伝子で決まります。遺伝子の中には人間と同じように優性遺伝子と劣性遺伝子があり、優性遺伝子の毛色が優先的に子猫にも出てきます。母猫と全く違う毛色の場合は、父猫からの優性遺伝子が反映されているのかもしれませんね。また兄弟猫で柄や色が全く異なっているのは、違うオス猫の子供を同時に妊娠できるという特殊な体質を持っているためと考えられます。現在の家猫ちゃんたちの発祥はリビアヤマネコとされていて、いわゆるキジトラ柄の猫ちゃんが最もルーツに近い柄だと言われています。そして、様々な変異を重ね現代の多種多様な色や柄の猫ちゃん達が生まれてきました。愛猫の柄や色は生まれてくるまでの長い歴史が作り上げた特別なもの、と考えると一層愛おしく感じてしまいますね。 毛色別の性格診断 とある大学のアンケート結果によるとやはり毛色や柄である程度の性格傾向がわかるようです。もちろん生まれ育った環境も大きく関係するため一概には言えませんが、私自身動物病院で15年働き確かに…と思うようなものをまとめてみました。■白猫警戒心が強いと言われる白猫ちゃんですが、私が見てきて感じる事はとにかく賢い子が多いという事。採血や処置も大人しくじっとしていれば早く終わる。と理解しているような気がします。女の子の方が警戒心が強く、男の子は比較的マイペース。甘え方も上品、かつ人間のツボを押さえているのでメロメロになってしまう飼い主さん多数です…!■黒猫黒猫ちゃんは人間をよく見て上手に立ち回ることができるタイプが多いとされています。そしてなんといっても甘えん坊!中でも黒猫の男の子は、初めましてでもグルグルズリズリしてくれるほど。採血中ですら喉を鳴らしてくれることがあり、普段ペット達に嫌われてしまう動物病院スタッフから特にモテること間違いないでしょう。■三毛猫/サビネコそのほとんどが女の子である三毛猫とサビネコ。男の子が生まれる確率は約3万分の1程度だそうで、実は私もお会いしたことがありません。性格は勝ち気、マイペース、気まぐれ、と猫らしい性格が多いですね。三毛猫ちゃんよりはサビネコちゃんの方が社交的とされています。私の三毛猫ちゃんへの印象は【女王様】でしょうか。なぜか尽くしてしまいたくなるその堂々たるたたずまいは、猫好きにはたまらないものがあります。まさにツンデレ。そっけないと思いきや甘えてみたり、おねだりしてみたりといい意味で振り回してくれます♪■キジトラキジトラの猫ちゃん達は警戒心が強く、初めての場所や人はあまり得意ではないようです。環境変化にもデリケートでストレスによる尿路疾患を起こしやすい子も多いように感じます。ただし、一度心を開くと大変な甘えん坊へと変身。そのギャップがたまらないですよね。遊ぶことも大好きなのでしっかりと運動量を確保してあげるとGOODです。■茶トラ茶トラの猫ちゃん達は優しく社交的とされています。他の猫ちゃんのお世話を甲斐甲斐しくするなど、多頭飼いに向いているタイプという印象です。飼い主さんに密着して甘えたがる子が多いので、ラブラブタイムを設けてあげるといいかもしれませんね。■サバトラ神経質で臆病な子が多いと言われるサバトラちゃんですが、飼い主さん家族にはとてもフレンドリーで甘えたがる子が多い傾向です。確かにサバトラちゃん達は採血や処置で怒ってしまうことも多いのですが、飼い主さんにぴったり付き添っていただくと大人しくなり、拍子抜けするほどあっさり終わる!なんてことが多くあります。それほど飼い主さんへの信頼、安心感が強いのですね。■白黒白黒の猫ちゃん達は白と黒の割合によって性格傾向が変わるそうです。白が多いと気が強く、黒が多いと甘えん坊と言われています。頭のてっぺんから鼻先に向かって【八】の字に柄が広がる子も多く、末広がりの八にかけ縁起がいいと昔から愛されてきた柄です。全体的に友好的な子が多く、お子さんとも仲良くできるケースが多いのでファミリー世帯でも飼いやすい柄かもしれませんね。 一人一人が特別です いかがでしたか?決して、柄や毛色で性格が決まるわけではなく、あくまでご参考程度に思ってくださいね。愛猫の柄や性格はとても特別なもので、この世にたった一人、我が子にしかないものです。この世に生まれ、飼い主さんと出会うまでにたどってきた全ての歴史を体にまとっている愛猫。丸ごと愛し可愛がってあげましょう♪   関連ブログ ・ 冬に多いペットの病気。クリスマスにも要注意! ・  ワンちゃんにオススメ食材と注意したい食材 ・ ペットの健康診断!?受ける頻度や金額の目安はどれくらい? ・ 愛犬・愛猫との別れに立ち直れない時は ・【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します ・ びっくり仰天!動物病院エピソード~生命の不思議編 ・ 愛が溢れる飼い主さん!動物病院での珍エピソード ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

猫の柄や色は性格に関係ある?気になる柄別性格診断!

猫ちゃん達の毛色や柄、一匹一匹個性があって、とっても可愛らしいですよね。でも母猫とは全然違う柄であったり、兄弟猫なのに色が全然違っていたりと不思議に思ったことはありませんか?動物病院で勤務していると柄や毛色によって性格がなんとなくわかることもあります。もちろん全ての子が当てはまるわけではありませんが、今回は猫ちゃん達の毛色や柄でわかる性格の傾向や、その不思議について迫ってみたいと思います! 猫の毛色や柄は遺伝している 猫ちゃん達の毛色や柄は原則、親猫からの遺伝子で決まります。遺伝子の中には人間と同じように優性遺伝子と劣性遺伝子があり、優性遺伝子の毛色が優先的に子猫にも出てきます。母猫と全く違う毛色の場合は、父猫からの優性遺伝子が反映されているのかもしれませんね。また兄弟猫で柄や色が全く異なっているのは、違うオス猫の子供を同時に妊娠できるという特殊な体質を持っているためと考えられます。現在の家猫ちゃんたちの発祥はリビアヤマネコとされていて、いわゆるキジトラ柄の猫ちゃんが最もルーツに近い柄だと言われています。そして、様々な変異を重ね現代の多種多様な色や柄の猫ちゃん達が生まれてきました。愛猫の柄や色は生まれてくるまでの長い歴史が作り上げた特別なもの、と考えると一層愛おしく感じてしまいますね。 毛色別の性格診断 とある大学のアンケート結果によるとやはり毛色や柄である程度の性格傾向がわかるようです。もちろん生まれ育った環境も大きく関係するため一概には言えませんが、私自身動物病院で15年働き確かに…と思うようなものをまとめてみました。■白猫警戒心が強いと言われる白猫ちゃんですが、私が見てきて感じる事はとにかく賢い子が多いという事。採血や処置も大人しくじっとしていれば早く終わる。と理解しているような気がします。女の子の方が警戒心が強く、男の子は比較的マイペース。甘え方も上品、かつ人間のツボを押さえているのでメロメロになってしまう飼い主さん多数です…!■黒猫黒猫ちゃんは人間をよく見て上手に立ち回ることができるタイプが多いとされています。そしてなんといっても甘えん坊!中でも黒猫の男の子は、初めましてでもグルグルズリズリしてくれるほど。採血中ですら喉を鳴らしてくれることがあり、普段ペット達に嫌われてしまう動物病院スタッフから特にモテること間違いないでしょう。■三毛猫/サビネコそのほとんどが女の子である三毛猫とサビネコ。男の子が生まれる確率は約3万分の1程度だそうで、実は私もお会いしたことがありません。性格は勝ち気、マイペース、気まぐれ、と猫らしい性格が多いですね。三毛猫ちゃんよりはサビネコちゃんの方が社交的とされています。私の三毛猫ちゃんへの印象は【女王様】でしょうか。なぜか尽くしてしまいたくなるその堂々たるたたずまいは、猫好きにはたまらないものがあります。まさにツンデレ。そっけないと思いきや甘えてみたり、おねだりしてみたりといい意味で振り回してくれます♪■キジトラキジトラの猫ちゃん達は警戒心が強く、初めての場所や人はあまり得意ではないようです。環境変化にもデリケートでストレスによる尿路疾患を起こしやすい子も多いように感じます。ただし、一度心を開くと大変な甘えん坊へと変身。そのギャップがたまらないですよね。遊ぶことも大好きなのでしっかりと運動量を確保してあげるとGOODです。■茶トラ茶トラの猫ちゃん達は優しく社交的とされています。他の猫ちゃんのお世話を甲斐甲斐しくするなど、多頭飼いに向いているタイプという印象です。飼い主さんに密着して甘えたがる子が多いので、ラブラブタイムを設けてあげるといいかもしれませんね。■サバトラ神経質で臆病な子が多いと言われるサバトラちゃんですが、飼い主さん家族にはとてもフレンドリーで甘えたがる子が多い傾向です。確かにサバトラちゃん達は採血や処置で怒ってしまうことも多いのですが、飼い主さんにぴったり付き添っていただくと大人しくなり、拍子抜けするほどあっさり終わる!なんてことが多くあります。それほど飼い主さんへの信頼、安心感が強いのですね。■白黒白黒の猫ちゃん達は白と黒の割合によって性格傾向が変わるそうです。白が多いと気が強く、黒が多いと甘えん坊と言われています。頭のてっぺんから鼻先に向かって【八】の字に柄が広がる子も多く、末広がりの八にかけ縁起がいいと昔から愛されてきた柄です。全体的に友好的な子が多く、お子さんとも仲良くできるケースが多いのでファミリー世帯でも飼いやすい柄かもしれませんね。 一人一人が特別です いかがでしたか?決して、柄や毛色で性格が決まるわけではなく、あくまでご参考程度に思ってくださいね。愛猫の柄や性格はとても特別なもので、この世にたった一人、我が子にしかないものです。この世に生まれ、飼い主さんと出会うまでにたどってきた全ての歴史を体にまとっている愛猫。丸ごと愛し可愛がってあげましょう♪   関連ブログ ・ 冬に多いペットの病気。クリスマスにも要注意! ・  ワンちゃんにオススメ食材と注意したい食材 ・ ペットの健康診断!?受ける頻度や金額の目安はどれくらい? ・ 愛犬・愛猫との別れに立ち直れない時は ・【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します ・ びっくり仰天!動物病院エピソード~生命の不思議編 ・ 愛が溢れる飼い主さん!動物病院での珍エピソード ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

大型犬のトイレ問題。はみ出る?しつけは?おすすめ大型トイレもご紹介!

大型犬のトイレ問題。はみ出る?しつけは?おすすめ大型トイレもご紹介!

少し前まで、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどの大型犬といえば外でつながれているイメージが強かったものですが、現在では犬種やサイズに限らず室内飼いが主流になってきましたよね。そこで気になるのが、「大型犬のトイレってどうしてる?どうすべき?」という問題です。お散歩のときにだけ外でしているというワンちゃんも多いのですが、どんな天候の際にも出かけなければならなかったり、日常的におしっこを我慢してしまったりとデメリットも大きいものです。特に大型犬の場合、飼い主さんとワンちゃん両方にとって将来的な介護の負担が大きくなってくるため、トイレトレーニングを行うことで室内でのトイレ習慣を身につけさせておいた方がよいのです。 大型犬のトイレ環境、気を付けるポイントは? 大型犬の場合でも、トイレのしつけ方は他のワンちゃんと変わりません。排せつの兆候があればトイレまで誘導し、うまくできたら褒めてあげることを繰り返します。失敗しても叱らず、できるだけ成功体験を重ねるようにしましょう。どうしても失敗してしまうようなら、いまのトイレ環境がワンちゃんに合っていない可能性があります。シーツが汚れている場合や寝床に近すぎる場合、落ち着いて排せつができない原因になります。スムーズにトイレトレーニングを成功させるためにも、トイレが快適であるようにいつも気を付けておくようにしましょう。また、愛犬がトイレの場所をしっかりと覚えているのにはみ出してしまうときは、トレーのサイズが体格に合っていないことが考えられます。ワンちゃんは排せつの前にくるりと回転し、位置を調節することを好むことが多いので、最低でも全身がすっぽりと収まるサイズが必要なのです。 大型犬におすすめ!おしゃれで快適な犬トイレ 大型犬用に対応した大きなトイレトレーを選ぶのはなかなか難しいですよね。市販のスーパーワイドシーツに合うサイズ感が理想的ですが、大きなトイレはそれだけで目立つもの…リビングなど人目につくところに置くのは抵抗があるという方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたい大きなサイズの犬トイレが、『クリアレット2(L) スーパーワイドシーツサイズ』です。大型犬も余裕のゆったりとしたサイズながら、クリアカラーと究極にシンプルなデザインで空気のようにお部屋に馴染んでくれるさりげなさが魅力です。底面の四隅には滑り止めの足ゴムがついているので、ワンちゃんが飛び乗ってもトイレ自体が動いてしまう心配がありません。強度の強いABS樹脂を採用しているので、キズが付きにくく、キレイな状態で長年使用することができますよ。 『クリアレット2(L) スーパーワイドシーツサイズ』は、ワンちゃんの性格に合わせて “メッシュトレーセット”か”シーツストッパーセット”のどちらかを選ぶことができます。仔犬や室内トイレに慣れていないワンちゃんの場合は、シーツを噛んだり引っ掻いたりしてイタズラすることを防ぐ”メッシュトレーセット”がぴったり!またトイレトレーニングが完了している子の場合は、駆け込んだりトイレの上で回転したりしてもシーツがズレにくい、”シーツストッパーセット”を選ぶといいでしょう。それでもどうしてもおしっこをはみ出してしまう子や、足を上げて排せつする習慣のある子にお困りの飼い主さんにご紹介したいのが、オプションアイテムである『クリアレット2専用 飛散ガード』です!入り口以外の3面をコの字で囲ってくれるので、はみ出してしまう失敗が圧倒的に少なくなります。高く足を上げてしまうワンちゃんの場合は、50cmの高さを誇る『クリアレット2専用 飛散ガード ハイタイプ』もおすすめですよ。 飛散ガードに使用されているアクリルは、水族館の水槽などにも使用される丈夫で透明度の高い素材で、大きくてもまったく存在を感じさせません。パネルは3枚に分けることができるので、使用しない場合はコンパクトに収納することができますよ。 適切なトイレ選びで、大型犬も飼い主さんも快適に! 愛犬の健康に影響することだから、大切にしたいトイレ環境やトイレ選び。大型犬の飼い主さんや、これから一緒に暮らすことを考えている方は、この機会にぜひ改めて考えてみてくださいね。 ▼ この記事を書いたのは ▼

大型犬のトイレ問題。はみ出る?しつけは?おすすめ大型トイレもご紹介!

少し前まで、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどの大型犬といえば外でつながれているイメージが強かったものですが、現在では犬種やサイズに限らず室内飼いが主流になってきましたよね。そこで気になるのが、「大型犬のトイレってどうしてる?どうすべき?」という問題です。お散歩のときにだけ外でしているというワンちゃんも多いのですが、どんな天候の際にも出かけなければならなかったり、日常的におしっこを我慢してしまったりとデメリットも大きいものです。特に大型犬の場合、飼い主さんとワンちゃん両方にとって将来的な介護の負担が大きくなってくるため、トイレトレーニングを行うことで室内でのトイレ習慣を身につけさせておいた方がよいのです。 大型犬のトイレ環境、気を付けるポイントは? 大型犬の場合でも、トイレのしつけ方は他のワンちゃんと変わりません。排せつの兆候があればトイレまで誘導し、うまくできたら褒めてあげることを繰り返します。失敗しても叱らず、できるだけ成功体験を重ねるようにしましょう。どうしても失敗してしまうようなら、いまのトイレ環境がワンちゃんに合っていない可能性があります。シーツが汚れている場合や寝床に近すぎる場合、落ち着いて排せつができない原因になります。スムーズにトイレトレーニングを成功させるためにも、トイレが快適であるようにいつも気を付けておくようにしましょう。また、愛犬がトイレの場所をしっかりと覚えているのにはみ出してしまうときは、トレーのサイズが体格に合っていないことが考えられます。ワンちゃんは排せつの前にくるりと回転し、位置を調節することを好むことが多いので、最低でも全身がすっぽりと収まるサイズが必要なのです。 大型犬におすすめ!おしゃれで快適な犬トイレ 大型犬用に対応した大きなトイレトレーを選ぶのはなかなか難しいですよね。市販のスーパーワイドシーツに合うサイズ感が理想的ですが、大きなトイレはそれだけで目立つもの…リビングなど人目につくところに置くのは抵抗があるという方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたい大きなサイズの犬トイレが、『クリアレット2(L) スーパーワイドシーツサイズ』です。大型犬も余裕のゆったりとしたサイズながら、クリアカラーと究極にシンプルなデザインで空気のようにお部屋に馴染んでくれるさりげなさが魅力です。底面の四隅には滑り止めの足ゴムがついているので、ワンちゃんが飛び乗ってもトイレ自体が動いてしまう心配がありません。強度の強いABS樹脂を採用しているので、キズが付きにくく、キレイな状態で長年使用することができますよ。 『クリアレット2(L) スーパーワイドシーツサイズ』は、ワンちゃんの性格に合わせて “メッシュトレーセット”か”シーツストッパーセット”のどちらかを選ぶことができます。仔犬や室内トイレに慣れていないワンちゃんの場合は、シーツを噛んだり引っ掻いたりしてイタズラすることを防ぐ”メッシュトレーセット”がぴったり!またトイレトレーニングが完了している子の場合は、駆け込んだりトイレの上で回転したりしてもシーツがズレにくい、”シーツストッパーセット”を選ぶといいでしょう。それでもどうしてもおしっこをはみ出してしまう子や、足を上げて排せつする習慣のある子にお困りの飼い主さんにご紹介したいのが、オプションアイテムである『クリアレット2専用 飛散ガード』です!入り口以外の3面をコの字で囲ってくれるので、はみ出してしまう失敗が圧倒的に少なくなります。高く足を上げてしまうワンちゃんの場合は、50cmの高さを誇る『クリアレット2専用 飛散ガード ハイタイプ』もおすすめですよ。 飛散ガードに使用されているアクリルは、水族館の水槽などにも使用される丈夫で透明度の高い素材で、大きくてもまったく存在を感じさせません。パネルは3枚に分けることができるので、使用しない場合はコンパクトに収納することができますよ。 適切なトイレ選びで、大型犬も飼い主さんも快適に! 愛犬の健康に影響することだから、大切にしたいトイレ環境やトイレ選び。大型犬の飼い主さんや、これから一緒に暮らすことを考えている方は、この機会にぜひ改めて考えてみてくださいね。 ▼ この記事を書いたのは ▼

世界で一番!ペット達のびっくり記録大公開

世界で一番!ペット達のびっくり記録大公開

世界で1番うちの子が可愛いのでは?なんて飼い主さんなら誰もが考えてしまいますよね。私自身も同じように自分の愛犬が...なんて思っていたり。そんな中にも、多岐にわたるジャンルで実際にギネス世界記録に認定されているようなすごいペット達がたくさんいます♪今回はそんなペット達を一挙ご紹介します! 世界で一番のご長寿さんは? ■犬ワンちゃんの平均寿命は段々と長くなり、現在は14歳前後と言われています。ギネス記録に残るワンちゃんの最高齢はなんと29歳!人間齢に換算すると130歳前後でしょうか。生活環境に恵まれていたことはもちろん、強い遺伝子を持っていたのかもしれません。大型犬は小型犬に比べ平均寿命も短いとされていますが、私は動物病院での勤務中に20歳を迎えたゴールデンレトリバーちゃんにお会いしたこともあります♪■猫家猫の平均寿命は約15歳。シニア期に入ると腎不全や甲状腺疾患を発症しやすいため、闘病しながらシニア期以降を過ごすことも少なくありません。そんな猫ちゃんのギネス最高年齢記録は驚きの38歳!人間齢に換算すると170歳近いことになります。食生活やストレスフリーな環境、遺伝子の強さ、全てが好条件で揃った結果ではないでしょうか。なお私がお会いした最高齢の猫ちゃんは25歳。動物病院での勤務も長くなってきましたが、年々20歳を超える猫ちゃんを見かける事が増え、改めて長寿化を感じています。 驚きのサイズ記録は? ワンちゃんのビックサイズ記録は、グレートデーンのゼウスくん。その大きさは足先から肩まで(体高)が111.8cm!立ち上がると223cmもの高さになっていたそう。この大きさはロバの大きさとほぼ同じと言われています。優しく穏やかだったゼウス君はセラピードックとして活躍していたそうです。反対にミニサイズの記録はチワワのミラクルミリーちゃんで、体重はわずか450g、体高は9.65cm!ゼウスくんと比較するとその小ささが際立ちますね。猫ちゃんのビックサイズ記録はサバンナキャットのフェンリル君。身長47cm超えと、群を抜いた大きさの記録を持っています。 この投稿をInstagramで見る Will Powers(@starcats_detroit)がシェアした投稿 ▲サバンナキャットのフェンリル君。引用:Instagram@starcats_detroi 犬種や猫種によってサイズには差が出てきますが大きな子は比較的穏やかでのんびり、小さな子は小ささを物ともしないパワフルさがあるように感じます!私が動物看護師をしている15年の中で出会った一番小さなワンちゃんはクリサジークのワンちゃんで、成犬でも1kgほど。大変可愛らしかった記憶があります。 抱っこは無理かも?体重の世界記録 ギネス記録に残る世界一重たいワンちゃんはオールドイングリッシュマスティフのゾルバくん。その体重はなんと156.5kg…!とても抱っこできる重さではありませんね。ゾルバくんは世界一長いワンちゃん部門でも記録を持っており、鼻先からしっぽの先までの長さは2.544メートルもあったそうですよ。元々マスティフは大きくなる犬種ですが、その中でも群を抜いて大柄だったようです。 それぞれが特別な存在 いかがでしたか?驚きの記録も多かったですね。当たり前ですがこの世界に我が子と全く同じ子はいません。性格、体型、柄、全てが特別で大切な個性。そんな特別を持った子が飼い主さんの元にやってきたのはきっと意味のあるご縁なのだと思います。ペットと寄り添い、かけがえのない愛猫・愛犬だけの特別をたくさん見つけてあげてくださいね♪   関連ブログ ・ 冬に多いペットの病気。クリスマスにも要注意! ・  ワンちゃんにオススメ食材と注意したい食材 ・ ペットの健康診断!?受ける頻度や金額の目安はどれくらい? ・ 愛犬・愛猫との別れに立ち直れない時は ・【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します ・ びっくり仰天!動物病院エピソード~生命の不思議編 ・ 愛が溢れる飼い主さん!動物病院での珍エピソード  ...

世界で一番!ペット達のびっくり記録大公開

世界で1番うちの子が可愛いのでは?なんて飼い主さんなら誰もが考えてしまいますよね。私自身も同じように自分の愛犬が...なんて思っていたり。そんな中にも、多岐にわたるジャンルで実際にギネス世界記録に認定されているようなすごいペット達がたくさんいます♪今回はそんなペット達を一挙ご紹介します! 世界で一番のご長寿さんは? ■犬ワンちゃんの平均寿命は段々と長くなり、現在は14歳前後と言われています。ギネス記録に残るワンちゃんの最高齢はなんと29歳!人間齢に換算すると130歳前後でしょうか。生活環境に恵まれていたことはもちろん、強い遺伝子を持っていたのかもしれません。大型犬は小型犬に比べ平均寿命も短いとされていますが、私は動物病院での勤務中に20歳を迎えたゴールデンレトリバーちゃんにお会いしたこともあります♪■猫家猫の平均寿命は約15歳。シニア期に入ると腎不全や甲状腺疾患を発症しやすいため、闘病しながらシニア期以降を過ごすことも少なくありません。そんな猫ちゃんのギネス最高年齢記録は驚きの38歳!人間齢に換算すると170歳近いことになります。食生活やストレスフリーな環境、遺伝子の強さ、全てが好条件で揃った結果ではないでしょうか。なお私がお会いした最高齢の猫ちゃんは25歳。動物病院での勤務も長くなってきましたが、年々20歳を超える猫ちゃんを見かける事が増え、改めて長寿化を感じています。 驚きのサイズ記録は? ワンちゃんのビックサイズ記録は、グレートデーンのゼウスくん。その大きさは足先から肩まで(体高)が111.8cm!立ち上がると223cmもの高さになっていたそう。この大きさはロバの大きさとほぼ同じと言われています。優しく穏やかだったゼウス君はセラピードックとして活躍していたそうです。反対にミニサイズの記録はチワワのミラクルミリーちゃんで、体重はわずか450g、体高は9.65cm!ゼウスくんと比較するとその小ささが際立ちますね。猫ちゃんのビックサイズ記録はサバンナキャットのフェンリル君。身長47cm超えと、群を抜いた大きさの記録を持っています。 この投稿をInstagramで見る Will Powers(@starcats_detroit)がシェアした投稿 ▲サバンナキャットのフェンリル君。引用:Instagram@starcats_detroi 犬種や猫種によってサイズには差が出てきますが大きな子は比較的穏やかでのんびり、小さな子は小ささを物ともしないパワフルさがあるように感じます!私が動物看護師をしている15年の中で出会った一番小さなワンちゃんはクリサジークのワンちゃんで、成犬でも1kgほど。大変可愛らしかった記憶があります。 抱っこは無理かも?体重の世界記録 ギネス記録に残る世界一重たいワンちゃんはオールドイングリッシュマスティフのゾルバくん。その体重はなんと156.5kg…!とても抱っこできる重さではありませんね。ゾルバくんは世界一長いワンちゃん部門でも記録を持っており、鼻先からしっぽの先までの長さは2.544メートルもあったそうですよ。元々マスティフは大きくなる犬種ですが、その中でも群を抜いて大柄だったようです。 それぞれが特別な存在 いかがでしたか?驚きの記録も多かったですね。当たり前ですがこの世界に我が子と全く同じ子はいません。性格、体型、柄、全てが特別で大切な個性。そんな特別を持った子が飼い主さんの元にやってきたのはきっと意味のあるご縁なのだと思います。ペットと寄り添い、かけがえのない愛猫・愛犬だけの特別をたくさん見つけてあげてくださいね♪   関連ブログ ・ 冬に多いペットの病気。クリスマスにも要注意! ・  ワンちゃんにオススメ食材と注意したい食材 ・ ペットの健康診断!?受ける頻度や金額の目安はどれくらい? ・ 愛犬・愛猫との別れに立ち直れない時は ・【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します ・ びっくり仰天!動物病院エピソード~生命の不思議編 ・ 愛が溢れる飼い主さん!動物病院での珍エピソード  ...

実は知らない【盲導犬】のこと。デビュー前や引退後の生活とは?

実は知らない【盲導犬】のこと。デビュー前や引退後の生活とは?

街中や公共交通機関、飲食店、盲導犬を見かける機会は度々ありますよね。とても賢いというイメージはあるかもしれませんが、彼らが盲導犬としてデビューするまでどういった訓練を重ね、引退後はどのように生活していくかはあまり知られていません。中には「盲導犬は可哀想」という声もあります。でも彼らは子犬期から沢山の人間に触れ、愛情を知り、学び、そして誇りを持って盲導犬の仕事に就いています。今回はそんな盲導犬について少し掘り下げてみましょう。 盲導犬の歴史 第一次世界大戦後、ドイツで盲導犬を訓練する組織が作られました。日本で盲導犬が知られるようになったのは昭和13年、盲導犬を連れたアメリカ人旅行者が公演を行ったことがきっかけです。その後、ドイツで訓練された4頭の盲導犬が日本にやってきてくれます。この子たちは日本語で、かつ国内の交通事情に合わせ訓練を受けなおし失明軍人に寄贈されました。第二次世界大戦中に一度は立ち消えてしまった盲導犬育成ですが、やはりその必要性が大きかったため戦後に研究が開始され、1967年に日本盲導犬協会が発足しました。 盲導犬の一生 盲導犬になるワンちゃん達は専門の施設で繁殖、出産が行われ生後2ヵ月まで施設内で過ごします。この時期は母犬や兄弟犬と触れ合い、犬の社会化に必要な経験をしっかりと積む期間です。その後【パピーウォーカー】という盲導犬候補生を育てるボランティア家庭にうつり、たくさんの愛情を受け成長していきます。人間との生活、褒められる事の喜び、車や電車の音、いつもと違うお出かけ先、色々なことをボランティア家族と一緒に経験することで人間への信頼や安心を覚えていくのです。1歳になるとパピーウォーカーと離れ、訓練センターに入ります。ここで様々な訓練を受け、3つの試験をクリアしたワンちゃんだけが盲導犬となるのです。実際に盲導犬になれるのは全体の3~4割で、それ以外のワンちゃん達はキャリアチェンジといって他のお仕事に就く事も。デビューするのは2歳前後で10歳頃まで約8年間、目の不自由な方の手足となり生活のサポートを行います。10歳を迎えるとプロの判断の元、盲導犬としてのお仕事は引退することとなります。 もしも見かけたときは 街中では訓練中の盲導犬候補生や、お仕事中の現役ワンちゃんを見かける機会もあるかと思います。真面目に頑張っている光景を前にするとついつい「お利口だね」と声をかけたくなりますが、ここはぐっと我慢しましょう。彼らは自分の仕事を全うするために周囲の音や声、匂いにとても集中しています。仮に一人でお座りしていても、それは【マテ】のコマンドをかけられている状態。声をかけたり、不用意に物音を立てて気をそらしたりしてしまうとユーザーさんに危険が及ぶ可能性すらあります。信号や駅、ホームで困っていそう、危険、という場面に遭遇したときは、盲導犬に対してではなくユーザーの方に直接お声掛けをしてみてくださいね。特に信号は盲導犬が色を識別しているわけではなく、ユーザーさんが周囲の音で判断しています。赤ですよ、青になりましたよ、と声をかけるだけでも力になれる事があります。 引退後の生活 10歳を迎え、ハーネスを外したら盲導犬のお仕事は引退となります。その後は引退犬飼育を行うボランティア家庭で余生を過ごすか、環境が整った専門の施設で仲間たちと暮らします。パピーウォーカーを行った家庭が引退後引き取るケースもありますが、全ては盲導犬協会を経由し、条件が適合した場合のみ。ボランティア家庭もしくは施設で過ごすにしても、定期的な獣医師のチェックのもと、穏やかで自由な日々を送ることが約束されています。私自身、動物病院での勤務中パピーウォーカーさんが候補生を連れて来院されることや、現役の盲導犬がデイリーケアを受けにこられる場面に何回か遭遇しました。どの子も共通しているのは【人が大好き】ということ。そんな尊い気持ちを持ち、人のためにお仕事をしてくれる彼らには感謝しかありません。盲導犬協会のホームページには更に盲導犬について色々な事が紹介されていますのでご興味がある方はぜひ調べてみてくださいね! 関連ブログ ・愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? ・愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは? ・ ペットの健康診断!?受ける頻度や金額の目安はどれくらい? ・愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 ・【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します ・大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか? ・ 病院嫌いの愛犬、不安を取り除くためにできること ・ リスクはある?ペットのMRIやCT検査について ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

実は知らない【盲導犬】のこと。デビュー前や引退後の生活とは?

街中や公共交通機関、飲食店、盲導犬を見かける機会は度々ありますよね。とても賢いというイメージはあるかもしれませんが、彼らが盲導犬としてデビューするまでどういった訓練を重ね、引退後はどのように生活していくかはあまり知られていません。中には「盲導犬は可哀想」という声もあります。でも彼らは子犬期から沢山の人間に触れ、愛情を知り、学び、そして誇りを持って盲導犬の仕事に就いています。今回はそんな盲導犬について少し掘り下げてみましょう。 盲導犬の歴史 第一次世界大戦後、ドイツで盲導犬を訓練する組織が作られました。日本で盲導犬が知られるようになったのは昭和13年、盲導犬を連れたアメリカ人旅行者が公演を行ったことがきっかけです。その後、ドイツで訓練された4頭の盲導犬が日本にやってきてくれます。この子たちは日本語で、かつ国内の交通事情に合わせ訓練を受けなおし失明軍人に寄贈されました。第二次世界大戦中に一度は立ち消えてしまった盲導犬育成ですが、やはりその必要性が大きかったため戦後に研究が開始され、1967年に日本盲導犬協会が発足しました。 盲導犬の一生 盲導犬になるワンちゃん達は専門の施設で繁殖、出産が行われ生後2ヵ月まで施設内で過ごします。この時期は母犬や兄弟犬と触れ合い、犬の社会化に必要な経験をしっかりと積む期間です。その後【パピーウォーカー】という盲導犬候補生を育てるボランティア家庭にうつり、たくさんの愛情を受け成長していきます。人間との生活、褒められる事の喜び、車や電車の音、いつもと違うお出かけ先、色々なことをボランティア家族と一緒に経験することで人間への信頼や安心を覚えていくのです。1歳になるとパピーウォーカーと離れ、訓練センターに入ります。ここで様々な訓練を受け、3つの試験をクリアしたワンちゃんだけが盲導犬となるのです。実際に盲導犬になれるのは全体の3~4割で、それ以外のワンちゃん達はキャリアチェンジといって他のお仕事に就く事も。デビューするのは2歳前後で10歳頃まで約8年間、目の不自由な方の手足となり生活のサポートを行います。10歳を迎えるとプロの判断の元、盲導犬としてのお仕事は引退することとなります。 もしも見かけたときは 街中では訓練中の盲導犬候補生や、お仕事中の現役ワンちゃんを見かける機会もあるかと思います。真面目に頑張っている光景を前にするとついつい「お利口だね」と声をかけたくなりますが、ここはぐっと我慢しましょう。彼らは自分の仕事を全うするために周囲の音や声、匂いにとても集中しています。仮に一人でお座りしていても、それは【マテ】のコマンドをかけられている状態。声をかけたり、不用意に物音を立てて気をそらしたりしてしまうとユーザーさんに危険が及ぶ可能性すらあります。信号や駅、ホームで困っていそう、危険、という場面に遭遇したときは、盲導犬に対してではなくユーザーの方に直接お声掛けをしてみてくださいね。特に信号は盲導犬が色を識別しているわけではなく、ユーザーさんが周囲の音で判断しています。赤ですよ、青になりましたよ、と声をかけるだけでも力になれる事があります。 引退後の生活 10歳を迎え、ハーネスを外したら盲導犬のお仕事は引退となります。その後は引退犬飼育を行うボランティア家庭で余生を過ごすか、環境が整った専門の施設で仲間たちと暮らします。パピーウォーカーを行った家庭が引退後引き取るケースもありますが、全ては盲導犬協会を経由し、条件が適合した場合のみ。ボランティア家庭もしくは施設で過ごすにしても、定期的な獣医師のチェックのもと、穏やかで自由な日々を送ることが約束されています。私自身、動物病院での勤務中パピーウォーカーさんが候補生を連れて来院されることや、現役の盲導犬がデイリーケアを受けにこられる場面に何回か遭遇しました。どの子も共通しているのは【人が大好き】ということ。そんな尊い気持ちを持ち、人のためにお仕事をしてくれる彼らには感謝しかありません。盲導犬協会のホームページには更に盲導犬について色々な事が紹介されていますのでご興味がある方はぜひ調べてみてくださいね! 関連ブログ ・愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? ・愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは? ・ ペットの健康診断!?受ける頻度や金額の目安はどれくらい? ・愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 ・【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します ・大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか? ・ 病院嫌いの愛犬、不安を取り除くためにできること ・ リスクはある?ペットのMRIやCT検査について ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

リスクはある?ペットのMRIやCT検査について

リスクはある?ペットのMRIやCT検査について

大きな病院へ行くと耳にする機会がある【MRI】や【CT】という言葉。ご存知の通り大きな筒のような機械に入り撮影を行うものですが、ペットの世界にも存在しているのをご存じでしょうか?とはいえMRIとCTは何が違うのか、そもそもどのような時にペット達に必要となるのかというとわかりにくいですよね。実はペットのMRI、CT検査は人間より大掛かりで麻酔を使う事も多いのです。そこで今回はペット達の精密検査について気になるポイントをまとめました! MRIとCTの違い MRIとCTの大きな違いはその撮影方法です。MRIは磁気と電波を利用して行われ、CTはレントゲン同様X線を使って撮影と、異変が起きている体の部位や病気によって使い分けられます。MRIは脳や脊椎、関節の軟部組織の撮影に強いとされていて、けいれん発作や椎間板ヘルニアが見られたときに使用されることが多いかと思います。そしてCTは心臓や肺、血管などの細かい部分の撮影が可能なため腫瘍や骨折時に使用されることが多い傾向です。どちらにするか、またはどちらも撮影するかは診察を行った獣医師の判断となります。 検査が必要になるのはどんなとき? MRIやCTが必要とされるのは、病気の原因や異常が起きている場所を正確に突き止めないといけない場合。レントゲンや血液検査でもわからなかった原因をはっきり特定することができるのが強みです。例えば椎間板ヘルニアの場合、手術を行う前に異常をきたした場所を正確に把握する必要があります。こういった時にMRIやCT検査が活躍するのです。発症した病気に対し治せる、緩和できる、そういった可能性がある場合は積極的に検査が勧められています。 検査時は麻酔が必須? 基本的にペットのMRIやCT撮影には麻酔が必要です。所要時間は、部位や病状によって大きく変わるため一概には言えませんが、30分から3時間が平均的。その間じっとしていてもらうのは難しいため、できるだけ早く、かつ的確に進めるためにも麻酔はかけざるを得ません。年齢や病状によって麻酔のリスクが出てきますが、事前に血液検査等を行い、検査中はプロの獣医師や看護師が万全の態勢でモニタリングを行います。関連ブログ 健康でもリスクはある?知っておきたい【麻酔】のこと なお、体の自由が効かずあまり動くことができない子や、大人しくしていられる子、短時間での撮影で終わりそうな子については、獣医師の判断のもと麻酔なしで進められることもあります。ただしこの場合、麻酔リスクがない反面、検査機器の大きな音や慣れない場所での緊張やストレスが発生する可能性もあるので、ペットの性格や体調を考慮しつつ、担当する獣医師と相談してみてくださいね。 検査ができる病院とできない病院があります MRIやCT検査は行うことができる病院と、できない所があります。むしろ『通常の動物病院のほとんどができない』と考えておきましょう。こういった精密検査機器は、どうしても取り付けるためのスペースや専門的人員の確保が必要となるため設置できる病院は限られてしまいます。かりつけが対応していない動物病院で検査が必要になってしまった場合は、検査のみを行う検査センターに行くか、検査後の治療も行っている二次診療施設へ行くかの二択となります。どちらもかかりつけ医からの紹介で決まります。 検査を行うかの最終決定は飼い主さんで 前述した通り、精密検査が推奨されるのは病気が改善する可能性がある時です。とはいえ少なからずリスクもある上、15~30万円ほどの大きな費用もかかってきます。最終的に検査を受けるかどうかを決めるのは飼い主さんです。決して検査を受ける事だけが正解ということではありません。ペットの年齢、性格、体調、その後の病気との付き合い方、様々な部分を考慮しご家族や獣医師と相談して決めてくださいね。 関連ブログ 猫が爪とぎする理由とは?自宅でできる対策方法をご紹介! ペットのノミ・マダニ予防、開始時期やお薬選びのポイントとは? 猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪 大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか? 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは 愛猫がエリザベスカラーを嫌がる時はどうしたらいい?困った時の対処法。 猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

リスクはある?ペットのMRIやCT検査について

大きな病院へ行くと耳にする機会がある【MRI】や【CT】という言葉。ご存知の通り大きな筒のような機械に入り撮影を行うものですが、ペットの世界にも存在しているのをご存じでしょうか?とはいえMRIとCTは何が違うのか、そもそもどのような時にペット達に必要となるのかというとわかりにくいですよね。実はペットのMRI、CT検査は人間より大掛かりで麻酔を使う事も多いのです。そこで今回はペット達の精密検査について気になるポイントをまとめました! MRIとCTの違い MRIとCTの大きな違いはその撮影方法です。MRIは磁気と電波を利用して行われ、CTはレントゲン同様X線を使って撮影と、異変が起きている体の部位や病気によって使い分けられます。MRIは脳や脊椎、関節の軟部組織の撮影に強いとされていて、けいれん発作や椎間板ヘルニアが見られたときに使用されることが多いかと思います。そしてCTは心臓や肺、血管などの細かい部分の撮影が可能なため腫瘍や骨折時に使用されることが多い傾向です。どちらにするか、またはどちらも撮影するかは診察を行った獣医師の判断となります。 検査が必要になるのはどんなとき? MRIやCTが必要とされるのは、病気の原因や異常が起きている場所を正確に突き止めないといけない場合。レントゲンや血液検査でもわからなかった原因をはっきり特定することができるのが強みです。例えば椎間板ヘルニアの場合、手術を行う前に異常をきたした場所を正確に把握する必要があります。こういった時にMRIやCT検査が活躍するのです。発症した病気に対し治せる、緩和できる、そういった可能性がある場合は積極的に検査が勧められています。 検査時は麻酔が必須? 基本的にペットのMRIやCT撮影には麻酔が必要です。所要時間は、部位や病状によって大きく変わるため一概には言えませんが、30分から3時間が平均的。その間じっとしていてもらうのは難しいため、できるだけ早く、かつ的確に進めるためにも麻酔はかけざるを得ません。年齢や病状によって麻酔のリスクが出てきますが、事前に血液検査等を行い、検査中はプロの獣医師や看護師が万全の態勢でモニタリングを行います。関連ブログ 健康でもリスクはある?知っておきたい【麻酔】のこと なお、体の自由が効かずあまり動くことができない子や、大人しくしていられる子、短時間での撮影で終わりそうな子については、獣医師の判断のもと麻酔なしで進められることもあります。ただしこの場合、麻酔リスクがない反面、検査機器の大きな音や慣れない場所での緊張やストレスが発生する可能性もあるので、ペットの性格や体調を考慮しつつ、担当する獣医師と相談してみてくださいね。 検査ができる病院とできない病院があります MRIやCT検査は行うことができる病院と、できない所があります。むしろ『通常の動物病院のほとんどができない』と考えておきましょう。こういった精密検査機器は、どうしても取り付けるためのスペースや専門的人員の確保が必要となるため設置できる病院は限られてしまいます。かりつけが対応していない動物病院で検査が必要になってしまった場合は、検査のみを行う検査センターに行くか、検査後の治療も行っている二次診療施設へ行くかの二択となります。どちらもかかりつけ医からの紹介で決まります。 検査を行うかの最終決定は飼い主さんで 前述した通り、精密検査が推奨されるのは病気が改善する可能性がある時です。とはいえ少なからずリスクもある上、15~30万円ほどの大きな費用もかかってきます。最終的に検査を受けるかどうかを決めるのは飼い主さんです。決して検査を受ける事だけが正解ということではありません。ペットの年齢、性格、体調、その後の病気との付き合い方、様々な部分を考慮しご家族や獣医師と相談して決めてくださいね。 関連ブログ 猫が爪とぎする理由とは?自宅でできる対策方法をご紹介! ペットのノミ・マダニ予防、開始時期やお薬選びのポイントとは? 猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪 大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか? 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは 愛猫がエリザベスカラーを嫌がる時はどうしたらいい?困った時の対処法。 猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

ペットの健康診断!?受ける頻度や金額の目安はどれくらい?

ペットの健康診断!?受ける頻度や金額の目安はどれくらい?

自治体や会社から送られてくる健康診断のお知らせ。年に1回受けている方も多いのではないでしょうか?でもペット達は飼い主さんが動物病院に足を運ばない限り健康診断の機会はありません。人間の数倍も早く年齢を重ねていくペット達。まだ若いように感じる5歳でも人間齢に換算すれば30~40歳前後にあたります。健康寿命をのばすためにも、ぜひとも健康診断の習慣をつけておきましょう! ペット健康診断の頻度 健康診断は1歳以降を目安に年1回の頻度で受けるとベストです。1歳でも人間齢にすれば20歳、成人を超えてきますので早すぎるという事はありません。また7歳以降のシニア期はできれば年2回が理想的です。心臓や腎臓など持病が出てきた時は、かかりつけの獣医師の指示に従って検査を受けましょう。健康診断を受けるタイミングは、春の予防時期にフィラリア検査と合わせて受けると採血も1度で済み、ワンちゃん達の負担も軽減できるためオススメです。反対に猫ちゃん達は、春時期ですと待合室にたくさんのワンちゃんがいて怯えてしまう事もありますので、秋から冬時期に受けるといいかもしれませんね。 健診って一体なにをするの? 人間では身体測定の他、採血、視力、聴力など様々な検査を受けますがペット達の健康診断メニューは少し違います。まず麻酔が必要になる胃カメラやMRI,CT検査は基本的にありません。ではここで検査メニューを簡単にご紹介します。■診察体重や体温測定の他、聴診を行い心雑音がないかのチェックが行われます。目や耳、皮膚、関節、目で見て異常がないか、手で触って痛みがないかなど外見上わかることを獣医師が確認するのが診察です。日常生活で気になっている事や心配なことがあるときはこの時に相談してくださいね。■便検査腸内細菌の様子や寄生虫の有無を確認します。病院から指示があれば自宅から出来るだけ新鮮な便を持参しましょう。ビニールやプラスチックなど水分を吸収しない容器にいれて持参すると検査を行うことが可能です。■尿検査基本的には人間の尿検査と同様です。鮮血や結晶がないかの確認、ph値が正常かなどをチェックします。尿糖や比重の数値によって糖尿病や腎不全が見つかることも。■血液検査一般的には腎臓や肝臓、血糖値、中性脂肪などが測定項目に含まれていて、病気の早期発見に役立ちます。年齢や持病の有無に合わせ、心臓や膵炎の検査項目が追加されることも。■エコーお腹の中の様子を確認します。エコー検査でわかることは多く、各臓器に腫瘍がないか、異変が起きていないかを総合的に見る事ができます。心臓の病気がある場合、心臓のエコーを見る事もありますが、こちらは専門医でなければできないため行っていない病院の方が多いかもしれませんね。■レントゲン関節の異常がないか、各臓器の大きさが正常か、異物がないかなどを確認します。撮影時の被爆を気にされる方もいらっしゃいますが、撮影時の放射線はごく少量で健康に問題はありませんのでご安心くださいね。 ペット健康診断、金額の目安は? 健康診断にかかる費用は検査のメニューによって大きく変わってきます。診察と血液検査のみであれば1万5千円~2万円程。上記のメニューを全て行うということであれば3万5千円~5万円程と考えておきましょう。原則、健康診断にペット保険は使用できません。しかし健康診断の割引キャンペーンを行っている病院も多いので、ぜひかかりつけの動物病院に確認してみてくださいね。 年齢に合わせて内容はカスタムしよう 検査の内容はカスタムできます。とはいえ、健康診断セットとしてメニューを決めて行っている病院もあれば、飼い主さんから希望があったもののみを行う病院もあります。飼い主さんの中にも、どの検査が必要なのか分からない方も多いかと思います。そこで、予約制であるか否かに関わらず、健康診断前に一度お電話で問い合わせすることをお勧めします。なかには便や尿の持参が必要な事や、血液検査のため絶食をお願いされることもあります。当日はペット達が緊張し、結果が出るまでは飼い主さんが心配するかと思います。もし何か異常が見つかっても、その病気は健康診断を受けなければ気が付くことすらできなかったものです。見つけることができたことをラッキーと考え、切り替えて治療をスタートしてくださいね。 関連ブログ ・愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? ・愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは? ・涼しくなっても要注意!もしも愛犬がマムシに咬まれてしまったら ・愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 ・【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します ・大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか? ・ 病院嫌いの愛犬、不安を取り除くためにできること ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

ペットの健康診断!?受ける頻度や金額の目安はどれくらい?

自治体や会社から送られてくる健康診断のお知らせ。年に1回受けている方も多いのではないでしょうか?でもペット達は飼い主さんが動物病院に足を運ばない限り健康診断の機会はありません。人間の数倍も早く年齢を重ねていくペット達。まだ若いように感じる5歳でも人間齢に換算すれば30~40歳前後にあたります。健康寿命をのばすためにも、ぜひとも健康診断の習慣をつけておきましょう! ペット健康診断の頻度 健康診断は1歳以降を目安に年1回の頻度で受けるとベストです。1歳でも人間齢にすれば20歳、成人を超えてきますので早すぎるという事はありません。また7歳以降のシニア期はできれば年2回が理想的です。心臓や腎臓など持病が出てきた時は、かかりつけの獣医師の指示に従って検査を受けましょう。健康診断を受けるタイミングは、春の予防時期にフィラリア検査と合わせて受けると採血も1度で済み、ワンちゃん達の負担も軽減できるためオススメです。反対に猫ちゃん達は、春時期ですと待合室にたくさんのワンちゃんがいて怯えてしまう事もありますので、秋から冬時期に受けるといいかもしれませんね。 健診って一体なにをするの? 人間では身体測定の他、採血、視力、聴力など様々な検査を受けますがペット達の健康診断メニューは少し違います。まず麻酔が必要になる胃カメラやMRI,CT検査は基本的にありません。ではここで検査メニューを簡単にご紹介します。■診察体重や体温測定の他、聴診を行い心雑音がないかのチェックが行われます。目や耳、皮膚、関節、目で見て異常がないか、手で触って痛みがないかなど外見上わかることを獣医師が確認するのが診察です。日常生活で気になっている事や心配なことがあるときはこの時に相談してくださいね。■便検査腸内細菌の様子や寄生虫の有無を確認します。病院から指示があれば自宅から出来るだけ新鮮な便を持参しましょう。ビニールやプラスチックなど水分を吸収しない容器にいれて持参すると検査を行うことが可能です。■尿検査基本的には人間の尿検査と同様です。鮮血や結晶がないかの確認、ph値が正常かなどをチェックします。尿糖や比重の数値によって糖尿病や腎不全が見つかることも。■血液検査一般的には腎臓や肝臓、血糖値、中性脂肪などが測定項目に含まれていて、病気の早期発見に役立ちます。年齢や持病の有無に合わせ、心臓や膵炎の検査項目が追加されることも。■エコーお腹の中の様子を確認します。エコー検査でわかることは多く、各臓器に腫瘍がないか、異変が起きていないかを総合的に見る事ができます。心臓の病気がある場合、心臓のエコーを見る事もありますが、こちらは専門医でなければできないため行っていない病院の方が多いかもしれませんね。■レントゲン関節の異常がないか、各臓器の大きさが正常か、異物がないかなどを確認します。撮影時の被爆を気にされる方もいらっしゃいますが、撮影時の放射線はごく少量で健康に問題はありませんのでご安心くださいね。 ペット健康診断、金額の目安は? 健康診断にかかる費用は検査のメニューによって大きく変わってきます。診察と血液検査のみであれば1万5千円~2万円程。上記のメニューを全て行うということであれば3万5千円~5万円程と考えておきましょう。原則、健康診断にペット保険は使用できません。しかし健康診断の割引キャンペーンを行っている病院も多いので、ぜひかかりつけの動物病院に確認してみてくださいね。 年齢に合わせて内容はカスタムしよう 検査の内容はカスタムできます。とはいえ、健康診断セットとしてメニューを決めて行っている病院もあれば、飼い主さんから希望があったもののみを行う病院もあります。飼い主さんの中にも、どの検査が必要なのか分からない方も多いかと思います。そこで、予約制であるか否かに関わらず、健康診断前に一度お電話で問い合わせすることをお勧めします。なかには便や尿の持参が必要な事や、血液検査のため絶食をお願いされることもあります。当日はペット達が緊張し、結果が出るまでは飼い主さんが心配するかと思います。もし何か異常が見つかっても、その病気は健康診断を受けなければ気が付くことすらできなかったものです。見つけることができたことをラッキーと考え、切り替えて治療をスタートしてくださいね。 関連ブログ ・愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? ・愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは? ・涼しくなっても要注意!もしも愛犬がマムシに咬まれてしまったら ・愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 ・【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します ・大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか? ・ 病院嫌いの愛犬、不安を取り除くためにできること ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

病院嫌いの愛犬、不安を取り除くためにできること

病院嫌いの愛犬、不安を取り除くためにできること

定期的な予防注射や健康診断、シニア期に入ると持病が出てきてお薬や検査で動物病院へ通院される方も増えてきますよね。そんな時ちょっぴり困ってしまうのが愛犬の病院嫌い。鳴いてしまったり凶暴になってしまったり、ワンちゃんによってストレスの出方は様々ですが、通院しないわけにもいかずどうしたものかと悩んでしまうこともあるかもしれません。私たちスタッフは悲しいことに嫌われてしまうことの方が多いのですが…やはりできることならストレスなく病院に来てくれると嬉しいなと思います。そこで今回は、ワンちゃんが病院に苦手意識を持ってしまう理由やその対策方法についてご紹介していきます。 病院嫌いのサインとは 元気よく動物病院へ入り、ご機嫌でスタッフに近づくワンちゃんの方が少ないのですが、特に病院が苦手なワンちゃんには以下のようなサインが見られます。・硬直・震え・鳴き続ける・噛みつく・粗相する病院前で硬直し、頑なに中に入ることを嫌がるワンちゃんと、なんとかして連れて行こうとする飼い主さんの格闘劇は、ほぼ毎日お見かけする光景です!鳴き続けたり噛みつくようになってしまうのは緊張や恐怖、興奮など動物病院へ来たことで様々な感情がワンちゃんに襲い掛かっている証拠でもあります。そんな時は、叱らずに受け止めてあげてくださいね。病院や周囲に迷惑がられるのでは…と焦る方もいらっしゃいますが、動物病院ではごく日常的な事ですので気にしなくて大丈夫です。 病院が苦手な理由とは 動物病院に苦手意識を持つ理由は様々ですが、多くは過去の経験が引き金になっています。手術を受けた、ペットホテルで預けられたことがある、予防接種をした、採血をされた、など痛かったり怖かったりしたネガティブな経験が病院そのものへの苦手意識に繋がっているのかもしれません。もちろん元々の性格も関係しており初診の段階から警戒心を強く抱くワンちゃんもいます。愛犬の様子をよく観察し、上手に対応してあげたいですね。 すぐにできるストレス対策 既に恐怖心を抱いている場合でもいくつか事前に対策しておくことでワンちゃんのストレスを減らしてあげることができます。まずは出発前。準備でバタつく飼い主さんを見てワンちゃんは病院だ!とすぐに気が付いてしまいます。この段階から緊張が始まってしまうと、病院に着くころにはパニックに近い状態になってしまっていることも。準備は事前に済ませておき、出発までワンちゃんには気が付かれないようにしておきましょう。また病院を受診する時間帯も重要です。病院によって混み合う時間帯、空いている時間帯が存在します。沢山の動物の鳴き声がする中で長時間待たなければいけなくなると、ワンちゃんにかかるストレスもグッと増えてしまいますよね。予約制ではなくても事前に空いている時間帯を電話で確認しておくとベストです。病院に着いたら受付を済ませ、お外で待つのもいいですね。トイレ出し程度にお散歩すると少しリラックスできるかもしれません。 困ったときはスタッフへ相談しよう 動物病院が苦手なペットに向け、各病院で様々な対応を取っています。待合室の雰囲気が不得意であれば、順番が来るまで中の静かな部屋で預かってくれる事もありますし、車や外でギリギリまで待機し診察が回ってきたら電話で知らせてくれる病院も。遠慮せず是非スタッフに相談してみてくださいね。また普段から動物病院に慣れておくことも、苦手意識を克服するポイントになります。お散歩ついでに寄ってみる、スタッフからおやつをあげてもらうなど、病院に行っても『嫌なことがなかった』『楽しかった』と新しい記憶を作ってあげると、ワンちゃんの気持ちにも変化が見られるかもしれません。完全に克服することは無理でも、少しづつ慣れてくれるよう無理のない範囲でチャレンジしてみましょう♪ 関連ブログ ・愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? ・愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは? ・涼しくなっても要注意!もしも愛犬がマムシに咬まれてしまったら ・愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 ・【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します ・大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか? ・探してた!愛犬が噛んでも壊れない、究極の耐噛みベッドはこれ! ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

病院嫌いの愛犬、不安を取り除くためにできること

定期的な予防注射や健康診断、シニア期に入ると持病が出てきてお薬や検査で動物病院へ通院される方も増えてきますよね。そんな時ちょっぴり困ってしまうのが愛犬の病院嫌い。鳴いてしまったり凶暴になってしまったり、ワンちゃんによってストレスの出方は様々ですが、通院しないわけにもいかずどうしたものかと悩んでしまうこともあるかもしれません。私たちスタッフは悲しいことに嫌われてしまうことの方が多いのですが…やはりできることならストレスなく病院に来てくれると嬉しいなと思います。そこで今回は、ワンちゃんが病院に苦手意識を持ってしまう理由やその対策方法についてご紹介していきます。 病院嫌いのサインとは 元気よく動物病院へ入り、ご機嫌でスタッフに近づくワンちゃんの方が少ないのですが、特に病院が苦手なワンちゃんには以下のようなサインが見られます。・硬直・震え・鳴き続ける・噛みつく・粗相する病院前で硬直し、頑なに中に入ることを嫌がるワンちゃんと、なんとかして連れて行こうとする飼い主さんの格闘劇は、ほぼ毎日お見かけする光景です!鳴き続けたり噛みつくようになってしまうのは緊張や恐怖、興奮など動物病院へ来たことで様々な感情がワンちゃんに襲い掛かっている証拠でもあります。そんな時は、叱らずに受け止めてあげてくださいね。病院や周囲に迷惑がられるのでは…と焦る方もいらっしゃいますが、動物病院ではごく日常的な事ですので気にしなくて大丈夫です。 病院が苦手な理由とは 動物病院に苦手意識を持つ理由は様々ですが、多くは過去の経験が引き金になっています。手術を受けた、ペットホテルで預けられたことがある、予防接種をした、採血をされた、など痛かったり怖かったりしたネガティブな経験が病院そのものへの苦手意識に繋がっているのかもしれません。もちろん元々の性格も関係しており初診の段階から警戒心を強く抱くワンちゃんもいます。愛犬の様子をよく観察し、上手に対応してあげたいですね。 すぐにできるストレス対策 既に恐怖心を抱いている場合でもいくつか事前に対策しておくことでワンちゃんのストレスを減らしてあげることができます。まずは出発前。準備でバタつく飼い主さんを見てワンちゃんは病院だ!とすぐに気が付いてしまいます。この段階から緊張が始まってしまうと、病院に着くころにはパニックに近い状態になってしまっていることも。準備は事前に済ませておき、出発までワンちゃんには気が付かれないようにしておきましょう。また病院を受診する時間帯も重要です。病院によって混み合う時間帯、空いている時間帯が存在します。沢山の動物の鳴き声がする中で長時間待たなければいけなくなると、ワンちゃんにかかるストレスもグッと増えてしまいますよね。予約制ではなくても事前に空いている時間帯を電話で確認しておくとベストです。病院に着いたら受付を済ませ、お外で待つのもいいですね。トイレ出し程度にお散歩すると少しリラックスできるかもしれません。 困ったときはスタッフへ相談しよう 動物病院が苦手なペットに向け、各病院で様々な対応を取っています。待合室の雰囲気が不得意であれば、順番が来るまで中の静かな部屋で預かってくれる事もありますし、車や外でギリギリまで待機し診察が回ってきたら電話で知らせてくれる病院も。遠慮せず是非スタッフに相談してみてくださいね。また普段から動物病院に慣れておくことも、苦手意識を克服するポイントになります。お散歩ついでに寄ってみる、スタッフからおやつをあげてもらうなど、病院に行っても『嫌なことがなかった』『楽しかった』と新しい記憶を作ってあげると、ワンちゃんの気持ちにも変化が見られるかもしれません。完全に克服することは無理でも、少しづつ慣れてくれるよう無理のない範囲でチャレンジしてみましょう♪ 関連ブログ ・愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? ・愛犬の認知症、自宅でできるケアや治療の方法とは? ・涼しくなっても要注意!もしも愛犬がマムシに咬まれてしまったら ・愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 ・【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します ・大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか? ・探してた!愛犬が噛んでも壊れない、究極の耐噛みベッドはこれ! ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

【最新版】自動猫トイレのニオイが気になる問題

【最新版】自動猫トイレのニオイが気になる問題

弊社カスタマーサポート部には日々、お客様から様々なお問い合わせが寄せられます。 その中でも特に多い内容は「自動猫トイレのニオイが気になる」というご相談です。 「自動猫トイレを導入して、これまで使用していたシステムトイレや箱タイプのトイレに戻れない!」 という、嬉しいお声もたくさん頂戴しておりますが、自動猫トイレは全く何もしなくてもよい...という魔法のトイレではないのです。 汚れたまま放置したり、お手入れをせずに使い続けたときだけではなく、 正しく使用いただいていてもニオイが気になってくることもあるのです。 そんなときにお試しいただきたい対処方法を今回はご紹介したいと思います。 こまめに排泄物の処理を行う 排泄物の入るコンテナ(引き出し)の中をこまめに処理していただくことが重要です。専用ライナーをお使いの方であれば、口にある紐を引っ張るだけで巾着袋となり、捨てる際に手が汚れず簡単です。また専用ライナーを切らしてしまった場合でも、市販のビニール袋や、大きなごみ袋で代用が十分に可能です。 コンテナのふちをしっかり覆うように取り付けていただき、左右の切り欠きに引っ掛けて固定してください。 より固まりやすい砂に替える ▲キャッサバで作られた自然由来のサスティナブリーユアーズ 砂の凝固力が弱いと、排泄物が流れて隙間に入り込んでしまったり、トイレ本体の側面に付着してしまったりと、ニオイを発生させる原因になります。まずは、トイレ本体に汚れを付けないことがポイントですね。オーエフティーでは、凝固力そして短時間で固まる下記の猫砂を自動猫トイレ用に推奨しています。 セリームバイオサンド/グリーン(7.5kg) サスティナブリーユアーズ MULTI-CAT Plus (5.9kg)BOXIECATシリーズ (7.2kg ) 香りつきの砂に替える 微香料の砂に替えることで、排泄物のニオイをある程度ごまかしてくれます。セリームバイオサンド/ホワイト(8.5kg)は、優しいベビーパウダーの香りで、大変ご好評をいただいている猫砂です。天然素材派の猫オーナー様には、おから系猫砂PULFINO(パルフィノ)シリーズからグリーン/ピーチもオススメです。植物由来で安心・安全なだけでなく文句なしの凝固力を誇ります。さらには、すぐに処理されたい方は、そのままトイレに流せるのも嬉しいポイントではないでしょうか。 空気清浄機や消臭剤を利用する トイレ近くに空気清浄機を設置することもニオイ対策には有効です。家電も日々進化し、驚くべき機能を持つ製品が増えてきました。 また、塩素系のスプレー消臭剤を使用されている方がいらっしゃいますが、実はニオイ対策には、スプレーよりも置き型が効果を発揮します。特に二酸化塩素ガスを利用した製品は、ガスが空気よりも重い性質があります。自動猫トイレよりも高い位置に設置していただくことで、ニオイ除去の効果がアップするのです。部屋の窓は開けず、密閉空間でご利用くださいね。換気すると空気の流れができるため、消臭効果が薄れてしまう可能性があります。※ただし、塩素系のニオイでくしゃみ等アレルギーのような症状が出る方もいらっしゃいます。使用するお部屋のサイズに合った製品サイズを確かめ、使用上の注意をお守りください。 食事の内容を見直す 猫ちゃんに与えているキャットフードを見直してみることもひとつの方法です。おやつ類も含め、1日に食べるトータルの食事内容が、偏ってしまっている場合は臭いウンチの原因となってしまうこともあります。バランスを意識した食生活を心がけることが何よりも重要です。 本来猫ちゃんは肉食ですので、タンパク質が多めに含まれているものが多いのですが、「不溶性食物繊維(穀類、野菜、豆類など)」をバランス良く含むものを選ぶことで、腸内環境が改善され、便秘解消や便臭軽減の期待ができます。 消臭機能が備わった最新機種を検討する 自動猫トイレの導入を検討する場合、または買い替えを考えている方であれば、消臭機能にも着目して機種を選ぶのも良いでしょう。最新の自動ネコトイレにはさまざまな消臭機能が搭載されているからです。排泄物がたまるコンテナを完全に密閉してニオイ漏れを防ぐものや、本体そのものに消臭するためのオゾン発生器やUVライトが内臓されているものまで発売されています。その中から、猫ちゃんと飼い主さんの生活スタイルに合った自動ネコトイレをぜひ探してみてくださいね。関連ブログ 【決定版!】自動猫トイレ全機種徹底比較!うちの子におすすめのトイレは...

【最新版】自動猫トイレのニオイが気になる問題

弊社カスタマーサポート部には日々、お客様から様々なお問い合わせが寄せられます。 その中でも特に多い内容は「自動猫トイレのニオイが気になる」というご相談です。 「自動猫トイレを導入して、これまで使用していたシステムトイレや箱タイプのトイレに戻れない!」 という、嬉しいお声もたくさん頂戴しておりますが、自動猫トイレは全く何もしなくてもよい...という魔法のトイレではないのです。 汚れたまま放置したり、お手入れをせずに使い続けたときだけではなく、 正しく使用いただいていてもニオイが気になってくることもあるのです。 そんなときにお試しいただきたい対処方法を今回はご紹介したいと思います。 こまめに排泄物の処理を行う 排泄物の入るコンテナ(引き出し)の中をこまめに処理していただくことが重要です。専用ライナーをお使いの方であれば、口にある紐を引っ張るだけで巾着袋となり、捨てる際に手が汚れず簡単です。また専用ライナーを切らしてしまった場合でも、市販のビニール袋や、大きなごみ袋で代用が十分に可能です。 コンテナのふちをしっかり覆うように取り付けていただき、左右の切り欠きに引っ掛けて固定してください。 より固まりやすい砂に替える ▲キャッサバで作られた自然由来のサスティナブリーユアーズ 砂の凝固力が弱いと、排泄物が流れて隙間に入り込んでしまったり、トイレ本体の側面に付着してしまったりと、ニオイを発生させる原因になります。まずは、トイレ本体に汚れを付けないことがポイントですね。オーエフティーでは、凝固力そして短時間で固まる下記の猫砂を自動猫トイレ用に推奨しています。 セリームバイオサンド/グリーン(7.5kg) サスティナブリーユアーズ MULTI-CAT Plus (5.9kg)BOXIECATシリーズ (7.2kg ) 香りつきの砂に替える 微香料の砂に替えることで、排泄物のニオイをある程度ごまかしてくれます。セリームバイオサンド/ホワイト(8.5kg)は、優しいベビーパウダーの香りで、大変ご好評をいただいている猫砂です。天然素材派の猫オーナー様には、おから系猫砂PULFINO(パルフィノ)シリーズからグリーン/ピーチもオススメです。植物由来で安心・安全なだけでなく文句なしの凝固力を誇ります。さらには、すぐに処理されたい方は、そのままトイレに流せるのも嬉しいポイントではないでしょうか。 空気清浄機や消臭剤を利用する トイレ近くに空気清浄機を設置することもニオイ対策には有効です。家電も日々進化し、驚くべき機能を持つ製品が増えてきました。 また、塩素系のスプレー消臭剤を使用されている方がいらっしゃいますが、実はニオイ対策には、スプレーよりも置き型が効果を発揮します。特に二酸化塩素ガスを利用した製品は、ガスが空気よりも重い性質があります。自動猫トイレよりも高い位置に設置していただくことで、ニオイ除去の効果がアップするのです。部屋の窓は開けず、密閉空間でご利用くださいね。換気すると空気の流れができるため、消臭効果が薄れてしまう可能性があります。※ただし、塩素系のニオイでくしゃみ等アレルギーのような症状が出る方もいらっしゃいます。使用するお部屋のサイズに合った製品サイズを確かめ、使用上の注意をお守りください。 食事の内容を見直す 猫ちゃんに与えているキャットフードを見直してみることもひとつの方法です。おやつ類も含め、1日に食べるトータルの食事内容が、偏ってしまっている場合は臭いウンチの原因となってしまうこともあります。バランスを意識した食生活を心がけることが何よりも重要です。 本来猫ちゃんは肉食ですので、タンパク質が多めに含まれているものが多いのですが、「不溶性食物繊維(穀類、野菜、豆類など)」をバランス良く含むものを選ぶことで、腸内環境が改善され、便秘解消や便臭軽減の期待ができます。 消臭機能が備わった最新機種を検討する 自動猫トイレの導入を検討する場合、または買い替えを考えている方であれば、消臭機能にも着目して機種を選ぶのも良いでしょう。最新の自動ネコトイレにはさまざまな消臭機能が搭載されているからです。排泄物がたまるコンテナを完全に密閉してニオイ漏れを防ぐものや、本体そのものに消臭するためのオゾン発生器やUVライトが内臓されているものまで発売されています。その中から、猫ちゃんと飼い主さんの生活スタイルに合った自動ネコトイレをぜひ探してみてくださいね。関連ブログ 【決定版!】自動猫トイレ全機種徹底比較!うちの子におすすめのトイレは...

家庭用とペット用!掃除機を絶対に分けるべき理由とは?

家庭用とペット用!掃除機を絶対に分けるべき理由とは?

全身を毛で覆われているワンちゃんたちにとって「抜け毛」は付き物。特に換毛期にごっそり抜け落ちる毛は、飼い主さんにとって悩みの種でもありますよね。SNSを覗くと、掃除機で毛を吸われ気持ちよさそうにしているペットを見かけますし、最近では掃除機に専用ノズルを付け替えてブラッシングもできるアイテムも増えています。しかし、私たちOFTでは家庭用とペット用で掃除機を分けることをオススメしています。どうして分けるべきなのか?ペットとペット製品のエキスパートとして、ポイントごとにしっかりとご説明させていただきます♪ 音はペットにとってストレス大! 人間の何倍も聴覚に優れているワンちゃんは大きな音を怖がり、強いストレスを感じます。そして日常生活でペットたちが出会う大きな音のする家電製品と言えば、掃除機やドライヤーですね。突発的に鳴りだし、モーターの回転や床を擦る音、ゴミを吸う音など、私たちには想像できないほど騒がしく聞こえていて、例え掃除機のエコモードや静音モードなどを使用したとしてもペット達にとっては大きな音には変わりありません。 また、ブラッシングが苦手な子も意外と多くいます。顔周りや手足は敏感な場所なので、特に触れられるのを嫌います。飼い主さんとの信頼関係ができているのにも関わらず嫌がってしまうのには、ブラッシングに慣れていない、見慣れないブラシに警戒している、過去に痛い思いをしたなどの様々な理由が関係していているのです。 ▲ペットを第一に開発されたOFT DOG CLEANER OFT DOG CLEANERは怖がりで繊細なワンちゃんたちを第一に考え開発されました。静かで優しい稼働音は怖がりのワンちゃんでも安心!ペットにとって心地よい吸引力で癒しのひとときをプレゼントします。 フィルターに蓄積される菌とニオイ 家庭用掃除機は使っていくうちにフィルターに微細なゴミやカビ・菌、ときには水分が付着、蓄積することにより嫌なニオイを発生させます。そこへペットの毛に潜むノミやダニ、また猫砂などの特有のニオイも加わることになります。お掃除をするたび、部屋中に臭気を振りまいてしまうのはちょっと悲しいですよね。また人間の髪の毛よりも細いペットの毛は、ローラーへの絡まりや目詰まりを頻繁におこし、故障や掃除機の寿命を縮めてしまう原因に繋がってしまいます。掃除機を分けてしまうことでトラブルを防ぎ、いつまでも気持ちよくお使いいただけます。 ペットと飼い主さんに嬉しい最大ポイントは!? ブラッシングは毛並みが整ってツヤツヤになるだけではありません。毛に潜むノミやダニを取り除き、皮膚トラブルの予防、しこりなど疾患の早期発見、猫ちゃんでは毛づくろいによる「毛玉症」のリスクも軽減するというようにメリットは多いのです。さらにペット専用クリーナーでブラッシングを行えば、とかしている時に抜け落ち続ける毛をグングン吸い込んで処理するので、お掃除の手間が大幅に短縮されます。また、毛やフケを吸い込んで発症するアレルギーも予防!ペットにとっては大好きな飼い主さんとの濃密なコミュニケーションになり、幸せな時間を過ごせるのが何よりもハッピーですね♪ 掃除機の音が苦手な子にオススメの使い方 ペットの近くで突然スイッチを入れる、勢い良く動かすのはNG!掃除機が苦手な子には根気よく、少しずつ慣らしてあげることが大切です。最初はお部屋に置いて掃除機の存在をしっかりアピールします。また、電源を入れずにブラッシングだけしてあげるのもいいですね。慣れてきたら、離れている場所でスイッチを入れてみましょう。「こんな音が鳴るけれど怖いものではないよ」と音を優しく教えてあげるのも重要です。最終的に実際スイッチを入れて使用するときも、いきなり近づけたりせず、普段どおり丁寧に声を掛けながら行ってくださいね。吠えなければたくさん褒めて、ブラッシングは嬉しいものなのだと覚えてもらいましょう♪家庭用とペット用で掃除機を分けると、たくさんのメリットがあることがお分かりいただけましたでしょうか。上手に使い分けて、ブラッシングの時間をペットと一緒に楽しみましょう。OFT DOG CLEANERの詳細はこちら 関連ブログワンちゃんと掃除機の付き合い方《前編》ワンちゃんと掃除機の付き合い方《後編》 ▼ この記事を書いたのは ▼

家庭用とペット用!掃除機を絶対に分けるべき理由とは?

全身を毛で覆われているワンちゃんたちにとって「抜け毛」は付き物。特に換毛期にごっそり抜け落ちる毛は、飼い主さんにとって悩みの種でもありますよね。SNSを覗くと、掃除機で毛を吸われ気持ちよさそうにしているペットを見かけますし、最近では掃除機に専用ノズルを付け替えてブラッシングもできるアイテムも増えています。しかし、私たちOFTでは家庭用とペット用で掃除機を分けることをオススメしています。どうして分けるべきなのか?ペットとペット製品のエキスパートとして、ポイントごとにしっかりとご説明させていただきます♪ 音はペットにとってストレス大! 人間の何倍も聴覚に優れているワンちゃんは大きな音を怖がり、強いストレスを感じます。そして日常生活でペットたちが出会う大きな音のする家電製品と言えば、掃除機やドライヤーですね。突発的に鳴りだし、モーターの回転や床を擦る音、ゴミを吸う音など、私たちには想像できないほど騒がしく聞こえていて、例え掃除機のエコモードや静音モードなどを使用したとしてもペット達にとっては大きな音には変わりありません。 また、ブラッシングが苦手な子も意外と多くいます。顔周りや手足は敏感な場所なので、特に触れられるのを嫌います。飼い主さんとの信頼関係ができているのにも関わらず嫌がってしまうのには、ブラッシングに慣れていない、見慣れないブラシに警戒している、過去に痛い思いをしたなどの様々な理由が関係していているのです。 ▲ペットを第一に開発されたOFT DOG CLEANER OFT DOG CLEANERは怖がりで繊細なワンちゃんたちを第一に考え開発されました。静かで優しい稼働音は怖がりのワンちゃんでも安心!ペットにとって心地よい吸引力で癒しのひとときをプレゼントします。 フィルターに蓄積される菌とニオイ 家庭用掃除機は使っていくうちにフィルターに微細なゴミやカビ・菌、ときには水分が付着、蓄積することにより嫌なニオイを発生させます。そこへペットの毛に潜むノミやダニ、また猫砂などの特有のニオイも加わることになります。お掃除をするたび、部屋中に臭気を振りまいてしまうのはちょっと悲しいですよね。また人間の髪の毛よりも細いペットの毛は、ローラーへの絡まりや目詰まりを頻繁におこし、故障や掃除機の寿命を縮めてしまう原因に繋がってしまいます。掃除機を分けてしまうことでトラブルを防ぎ、いつまでも気持ちよくお使いいただけます。 ペットと飼い主さんに嬉しい最大ポイントは!? ブラッシングは毛並みが整ってツヤツヤになるだけではありません。毛に潜むノミやダニを取り除き、皮膚トラブルの予防、しこりなど疾患の早期発見、猫ちゃんでは毛づくろいによる「毛玉症」のリスクも軽減するというようにメリットは多いのです。さらにペット専用クリーナーでブラッシングを行えば、とかしている時に抜け落ち続ける毛をグングン吸い込んで処理するので、お掃除の手間が大幅に短縮されます。また、毛やフケを吸い込んで発症するアレルギーも予防!ペットにとっては大好きな飼い主さんとの濃密なコミュニケーションになり、幸せな時間を過ごせるのが何よりもハッピーですね♪ 掃除機の音が苦手な子にオススメの使い方 ペットの近くで突然スイッチを入れる、勢い良く動かすのはNG!掃除機が苦手な子には根気よく、少しずつ慣らしてあげることが大切です。最初はお部屋に置いて掃除機の存在をしっかりアピールします。また、電源を入れずにブラッシングだけしてあげるのもいいですね。慣れてきたら、離れている場所でスイッチを入れてみましょう。「こんな音が鳴るけれど怖いものではないよ」と音を優しく教えてあげるのも重要です。最終的に実際スイッチを入れて使用するときも、いきなり近づけたりせず、普段どおり丁寧に声を掛けながら行ってくださいね。吠えなければたくさん褒めて、ブラッシングは嬉しいものなのだと覚えてもらいましょう♪家庭用とペット用で掃除機を分けると、たくさんのメリットがあることがお分かりいただけましたでしょうか。上手に使い分けて、ブラッシングの時間をペットと一緒に楽しみましょう。OFT DOG CLEANERの詳細はこちら 関連ブログワンちゃんと掃除機の付き合い方《前編》ワンちゃんと掃除機の付き合い方《後編》 ▼ この記事を書いたのは ▼

涼しくなっても要注意!もしも愛犬がマムシに咬まれてしまったら

涼しくなっても要注意!もしも愛犬がマムシに咬まれてしまったら

夏時期になると愛犬がマムシに咬まれた!なんて話を耳にするようになります。自然が多い場所には強い毒性をもつ動物も生息しており、普段は無縁な場所で生活していても帰省や旅行先で遭遇してしまうこともあります。SNSやネットニュースでマムシに咬まれ顔がパンパンに腫れあがったワンちゃんの写真を見たことがある方もいるのではないでしょうか?私自身は都内の動物病院で勤務しているのであまり多くは目にしませんが、それでも帰省先で咬まれ、緊急でかかった動物病院から帰宅後の治療を引継ぐといった経験が何回かあります。そこで今回はもしワンちゃんがマムシに咬まれてしまった時の対処法についてまとめてみました。 マムシとは一体!? 毒蛇は夏が危険!というのはご存知かもしれませんが、マムシは初夏から秋にかけて活発に行動する生き物です。少し涼しくなったからといって油断は大敵で、秋口でも遭遇してしまう可能性は十分あります。生息場所は日本全土、そしてその毒性はハブの数倍にも及ぶとされていてます。本来は大人しい性格なですが、外部から攻撃されたと認識すると一変して反撃体制に入りとても危険です。水田や川沿い、池のそばなど水と自然が融合している場所が危険区域となり、草むらに潜んでいることが特に多いので、咬まれるまで存在に気が付けないことも。 犬はマムシの毒に耐性がある? 人間はマムシに咬まれると死に及ぶ可能性もありますが、ワンちゃん達はどうでしょうか?基本的にワンちゃんは人間比べてマムシの毒に耐性があると言われています。その原因ははっきりしていませんが、体温が38度台と高いことがマムシの毒性を抑える働きをしているのではないかという説もあります。とはいえ、これは咬まれた時点で速やか、かつ的確な処置を受けた場合です。放置すればもちろん死に至る可能性がありますし、すぐに動物病院を受診したとしても入院や点滴、時には輸血など大掛かりな処置が必要になることも。決してマムシに咬まれても耐性があるから大丈夫ということではありませんので注意しましょう。 咬まれたときの症状は? ▲蛇等に咬まれた場合、2ヶ所に針で刺されたような傷痕があるのが一般的です。(3~4つの例もあり) ワンちゃん達がマムシに咬まれる場所は顔、または足先であることがほとんどです。草むらを移動している時や、顔を茂みの中にいれた時にマムシを刺激して咬まれてしまうためです。咬まれた箇所はマムシの牙が刺さるため、二か所出血するような穴が開きます。咬まれた瞬間、そしてその後も強い痛みを感じますので動けなくなる、元気がなくなる、鳴き叫ぶ、といったこともあるでしょう。過去にはあまりの痛みでパニックになり、救出しようとした飼い主さんに咬みついてしまったというワンちゃんもいたほどです。放置してしまうと傷は悪化していき、皮膚や筋肉が壊死してしまいます。また症状が進行すると重度の腎不全など命に関わる状態になることにもつながります。 応急処置として、してあげたい事 もし愛犬がマムシに咬まれてしまったときは、とにかく早急に動物病院を受診してください。受診までにできることは、毒の回りを少しでも遅らせるようできるだけ動かさないこと、そして傷口を清潔な水で流すことがポイントです。よく耳にする『毒を吸う』『絞り出す』などの処置は、ワンちゃんの場合は逆効果になることも。傷をむやみに触ってしまうと、かえって悪化させてしまうこともあるので要注意です。痛みも強いので、あまり刺激せず処置は病院スタッフに任せましょう。 マムシ対策として事前に準備すること ▲マムシ、ノミ・ダニ対策にも便利!オーエフティー『ポータブルポップアップベッド』 基本的な事ですが、草むらや茂みに近づかせないことが最善策です。アウトドアに連れて行くときも、視界の良い場所で必ず飼い主さんと一緒に行動させましょう。暗くなってからバーベキューやキャンプをする時は、一層注意が必要です。そして旅行や帰省される場合には、近くにある動物病院を事前に見つけてきましょう。特に長期休暇中には、動物病院も休みである可能性があるので、何軒かピックアップしておき、緊急時にすぐ電話ができるよう番号を控えておきましょう。万が一咬まれてしまい治療を受けたときは、帰宅後かかりつけに引き継いでもらい治療を継続しなくてはならないケースもあります。使用した薬剤や行った治療を簡単にメモにしてもらい、かかりつけに渡してくださいね。痛がる愛犬に驚いてしまうかもしれませんが、マムシに咬まれてしまった時は、時間との勝負です。いざという時にできるだけ冷静に動けるよう、対処法を知っておくのは大切です。 関連ブログ 愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? 犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎 シニア期からの運動!飼い主ができるサポートと注意点は? 愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 犬のかかりやすい病気vol.2~下痢 大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか? 探してた!愛犬が噛んでも壊れない、究極の耐噛みベッドはこれ! ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

涼しくなっても要注意!もしも愛犬がマムシに咬まれてしまったら

夏時期になると愛犬がマムシに咬まれた!なんて話を耳にするようになります。自然が多い場所には強い毒性をもつ動物も生息しており、普段は無縁な場所で生活していても帰省や旅行先で遭遇してしまうこともあります。SNSやネットニュースでマムシに咬まれ顔がパンパンに腫れあがったワンちゃんの写真を見たことがある方もいるのではないでしょうか?私自身は都内の動物病院で勤務しているのであまり多くは目にしませんが、それでも帰省先で咬まれ、緊急でかかった動物病院から帰宅後の治療を引継ぐといった経験が何回かあります。そこで今回はもしワンちゃんがマムシに咬まれてしまった時の対処法についてまとめてみました。 マムシとは一体!? 毒蛇は夏が危険!というのはご存知かもしれませんが、マムシは初夏から秋にかけて活発に行動する生き物です。少し涼しくなったからといって油断は大敵で、秋口でも遭遇してしまう可能性は十分あります。生息場所は日本全土、そしてその毒性はハブの数倍にも及ぶとされていてます。本来は大人しい性格なですが、外部から攻撃されたと認識すると一変して反撃体制に入りとても危険です。水田や川沿い、池のそばなど水と自然が融合している場所が危険区域となり、草むらに潜んでいることが特に多いので、咬まれるまで存在に気が付けないことも。 犬はマムシの毒に耐性がある? 人間はマムシに咬まれると死に及ぶ可能性もありますが、ワンちゃん達はどうでしょうか?基本的にワンちゃんは人間比べてマムシの毒に耐性があると言われています。その原因ははっきりしていませんが、体温が38度台と高いことがマムシの毒性を抑える働きをしているのではないかという説もあります。とはいえ、これは咬まれた時点で速やか、かつ的確な処置を受けた場合です。放置すればもちろん死に至る可能性がありますし、すぐに動物病院を受診したとしても入院や点滴、時には輸血など大掛かりな処置が必要になることも。決してマムシに咬まれても耐性があるから大丈夫ということではありませんので注意しましょう。 咬まれたときの症状は? ▲蛇等に咬まれた場合、2ヶ所に針で刺されたような傷痕があるのが一般的です。(3~4つの例もあり) ワンちゃん達がマムシに咬まれる場所は顔、または足先であることがほとんどです。草むらを移動している時や、顔を茂みの中にいれた時にマムシを刺激して咬まれてしまうためです。咬まれた箇所はマムシの牙が刺さるため、二か所出血するような穴が開きます。咬まれた瞬間、そしてその後も強い痛みを感じますので動けなくなる、元気がなくなる、鳴き叫ぶ、といったこともあるでしょう。過去にはあまりの痛みでパニックになり、救出しようとした飼い主さんに咬みついてしまったというワンちゃんもいたほどです。放置してしまうと傷は悪化していき、皮膚や筋肉が壊死してしまいます。また症状が進行すると重度の腎不全など命に関わる状態になることにもつながります。 応急処置として、してあげたい事 もし愛犬がマムシに咬まれてしまったときは、とにかく早急に動物病院を受診してください。受診までにできることは、毒の回りを少しでも遅らせるようできるだけ動かさないこと、そして傷口を清潔な水で流すことがポイントです。よく耳にする『毒を吸う』『絞り出す』などの処置は、ワンちゃんの場合は逆効果になることも。傷をむやみに触ってしまうと、かえって悪化させてしまうこともあるので要注意です。痛みも強いので、あまり刺激せず処置は病院スタッフに任せましょう。 マムシ対策として事前に準備すること ▲マムシ、ノミ・ダニ対策にも便利!オーエフティー『ポータブルポップアップベッド』 基本的な事ですが、草むらや茂みに近づかせないことが最善策です。アウトドアに連れて行くときも、視界の良い場所で必ず飼い主さんと一緒に行動させましょう。暗くなってからバーベキューやキャンプをする時は、一層注意が必要です。そして旅行や帰省される場合には、近くにある動物病院を事前に見つけてきましょう。特に長期休暇中には、動物病院も休みである可能性があるので、何軒かピックアップしておき、緊急時にすぐ電話ができるよう番号を控えておきましょう。万が一咬まれてしまい治療を受けたときは、帰宅後かかりつけに引き継いでもらい治療を継続しなくてはならないケースもあります。使用した薬剤や行った治療を簡単にメモにしてもらい、かかりつけに渡してくださいね。痛がる愛犬に驚いてしまうかもしれませんが、マムシに咬まれてしまった時は、時間との勝負です。いざという時にできるだけ冷静に動けるよう、対処法を知っておくのは大切です。 関連ブログ 愛犬の気管虚脱、予防や治す方法はある? 犬のかかりやすい病気vol.1~外耳炎 シニア期からの運動!飼い主ができるサポートと注意点は? 愛犬がシニア期になってしてあげられる事は?飼い主と老犬の付き合い方 犬のかかりやすい病気vol.2~下痢 大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか? 探してた!愛犬が噛んでも壊れない、究極の耐噛みベッドはこれ! ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか?

大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか?

ペットが体調を崩し、動物病院を受診すると症状緩和のため注射を打つことがあります。注射の内容は病院によって様々ですが、とびきり大きな注射が登場し、驚いてしまった方もいらっしゃるかもしれません。この大きな注射、その名も【皮下補液(以下、皮下点滴という。)】と呼びます。動物病院では毎日使用されるとてもポピュラーな存在ですが、初見の飼い主さんからするとギョッとしてしまうサイズで一体何事かと思った!なんてお声もお聞きします。そこで今回は、この皮下点滴の中身や効果について説明します。 皮下点滴とは 皮下点滴とはその名の通り皮下に打つ点滴のことです。点滴といえば腕の血管に針を刺し、輸液剤を流すイメージが強いですよね。この腕に刺す点滴は【静脈点滴】といい急速に体の循環を改善させることができます。しかし腕に異物が繋がっている、飼い主さんから離れ入院しなければならない、などペット達が大きなストレスを抱える可能性も同じくあります。そういった問題を解決してくれるものが、皮下点滴です。ペット達には人間と異なり筋肉と皮膚の間に少し空間があり、その空間を皮下と呼びます。この皮下にまとめて輸液剤を注入することで、その後時間をかけて輸液剤を体に吸収させることができるのです。輸液剤を注入するのにかかる時間は5分程度、あとは自宅で過ごしている間に輸液剤が吸収され点滴効果が発揮されていきます。ただし静脈点滴に比べ効果が出るまで時間がかかること、またその効果も静脈点滴には劣る事から症状が重い時は静脈点滴が優先されることもあります。 皮下点滴の効果 効果の強さは静脈点滴の方が強くはありますが、効能としては同じです。嘔吐や下痢による脱水を改善、循環を促し毒素を排出、ペットが感じているだるさや気持ち悪さを改善するためにも有効です。輸液剤のみを打つ病院もあれば、ビタミン剤や胃薬、吐き気止めなど様々な薬剤を一緒に打つ病院もあります。気になった時は注射の配合を獣医師に聞いてみてくださいね。 自宅で行う事もできます この皮下点滴、最大のメリットともいえるのが自宅で行うことができるという点。もちろん打つのは飼い主さんです。とはいえ、どのような子でも...というわけではありません。対象になるのは腎不全や肝不全などの持病を抱えていて、治療として頻繁な皮下点滴が勧められているペット達です。通院も頻回で、飼い主さんやペットに大きな負担となってしまう時などに皮下点滴セットが獣医師から処方され、初めて自宅で行えるようになります。打ち方は前もって動物病院で練習できますし、処方時に医療廃棄物の取り扱いについて詳しい説明もあるかと思います。最初はおっかなびっくりで挑む飼い主さんがほとんどですが、あっという間にスタッフ顔負けのレベルに到達されていきます。病院に行かずに済む、というだけでペットにかかるストレスを減らしてあげる事が可能です。勇気を出してトライしてみてくださいね。 皮下点滴後の様子もよく見ておきましょう 対症療法として選択されることも多い皮下点滴ですが、もちろんその後症状が治まらない時は早めに受診しなければいけません。皮下点滴で改善がなければ血液検査など次のステップに移行することが多いです。またごくまれですが、皮下点滴の中に入れた薬剤に体が過剰に反応してしまう子がいます。興奮状態になってしまったり、逆に気だるそうに寝てしまったりと気になる様子があれば動物病院に問い合わせてみましょう。なお皮下点滴直後は、皮下に沢山の輸液剤が溜まっている状態なのでラクダのコブにように皮膚が膨らんで見えますが、吸収されるとともにコブは無くなっていきますので大丈夫です。皮下点滴後もよく様子を観察し、気になる変化がないかチェックしてあげてくださいね! ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

大きな注射にびっくり!【皮下点滴】をご存知ですか?

ペットが体調を崩し、動物病院を受診すると症状緩和のため注射を打つことがあります。注射の内容は病院によって様々ですが、とびきり大きな注射が登場し、驚いてしまった方もいらっしゃるかもしれません。この大きな注射、その名も【皮下補液(以下、皮下点滴という。)】と呼びます。動物病院では毎日使用されるとてもポピュラーな存在ですが、初見の飼い主さんからするとギョッとしてしまうサイズで一体何事かと思った!なんてお声もお聞きします。そこで今回は、この皮下点滴の中身や効果について説明します。 皮下点滴とは 皮下点滴とはその名の通り皮下に打つ点滴のことです。点滴といえば腕の血管に針を刺し、輸液剤を流すイメージが強いですよね。この腕に刺す点滴は【静脈点滴】といい急速に体の循環を改善させることができます。しかし腕に異物が繋がっている、飼い主さんから離れ入院しなければならない、などペット達が大きなストレスを抱える可能性も同じくあります。そういった問題を解決してくれるものが、皮下点滴です。ペット達には人間と異なり筋肉と皮膚の間に少し空間があり、その空間を皮下と呼びます。この皮下にまとめて輸液剤を注入することで、その後時間をかけて輸液剤を体に吸収させることができるのです。輸液剤を注入するのにかかる時間は5分程度、あとは自宅で過ごしている間に輸液剤が吸収され点滴効果が発揮されていきます。ただし静脈点滴に比べ効果が出るまで時間がかかること、またその効果も静脈点滴には劣る事から症状が重い時は静脈点滴が優先されることもあります。 皮下点滴の効果 効果の強さは静脈点滴の方が強くはありますが、効能としては同じです。嘔吐や下痢による脱水を改善、循環を促し毒素を排出、ペットが感じているだるさや気持ち悪さを改善するためにも有効です。輸液剤のみを打つ病院もあれば、ビタミン剤や胃薬、吐き気止めなど様々な薬剤を一緒に打つ病院もあります。気になった時は注射の配合を獣医師に聞いてみてくださいね。 自宅で行う事もできます この皮下点滴、最大のメリットともいえるのが自宅で行うことができるという点。もちろん打つのは飼い主さんです。とはいえ、どのような子でも...というわけではありません。対象になるのは腎不全や肝不全などの持病を抱えていて、治療として頻繁な皮下点滴が勧められているペット達です。通院も頻回で、飼い主さんやペットに大きな負担となってしまう時などに皮下点滴セットが獣医師から処方され、初めて自宅で行えるようになります。打ち方は前もって動物病院で練習できますし、処方時に医療廃棄物の取り扱いについて詳しい説明もあるかと思います。最初はおっかなびっくりで挑む飼い主さんがほとんどですが、あっという間にスタッフ顔負けのレベルに到達されていきます。病院に行かずに済む、というだけでペットにかかるストレスを減らしてあげる事が可能です。勇気を出してトライしてみてくださいね。 皮下点滴後の様子もよく見ておきましょう 対症療法として選択されることも多い皮下点滴ですが、もちろんその後症状が治まらない時は早めに受診しなければいけません。皮下点滴で改善がなければ血液検査など次のステップに移行することが多いです。またごくまれですが、皮下点滴の中に入れた薬剤に体が過剰に反応してしまう子がいます。興奮状態になってしまったり、逆に気だるそうに寝てしまったりと気になる様子があれば動物病院に問い合わせてみましょう。なお皮下点滴直後は、皮下に沢山の輸液剤が溜まっている状態なのでラクダのコブにように皮膚が膨らんで見えますが、吸収されるとともにコブは無くなっていきますので大丈夫です。皮下点滴後もよく様子を観察し、気になる変化がないかチェックしてあげてくださいね! ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

シニア期の猫ちゃんの住環境!気をつけてあげたいポイントは?

シニア期の猫ちゃんの住環境!気をつけてあげたいポイントは?

最近ではワンちゃんの飼育数を上回るほど人気の猫ちゃん。医療の発達やフードの進歩、生活環境の改善などから20歳くらいまで生きる猫ちゃんも増えてきています。一般的に7歳から衰えが始まり、11歳からが高齢期・老猫と言われますが、中には外見ではあまり変化が見られない子もいます。しかし実際には、成猫の頃よりも行動がゆっくりになっていたり、寝るなどじっとしている時間が増えたりすることで、筋肉量が減って機能低下が進んでいます。そのため、愛猫の高齢化に応じて住環境にも気を配る必要があるのです。ではシニア期に向けて、どんな所に配慮してお部屋を整えてあげれば良いのでしょうか。関連ブログ  シニア期の猫ちゃんの食事!切り替えの時期や注意点、フード選びのポイントは? まずは安全性の確保から 屋外飼育の猫ちゃんはケガや他の猫との接触による感染症など、危険がたくさん!ときには命に関わる事故に遭うことも考えられます。猫ちゃんを守るためにも、まずは完全室内飼育がオススメです。シニア期のワンちゃんと同様、滑りやすい床材は避けてあげましょう。歩きづらいと猫ちゃんが歩きたくないと思ってしまうかもしれません。ペット用の滑り止めワックスを塗るのも効果的ですよ。床材は粗相をしても掃除がしやすいものを選ぶと便利です。また、コードや植物、隙間、出っ張りなど、危険な箇所がないか念入りにチェックしてくださいね。 室温、湿度は一定に保ち、快適に 高齢になると若いときに比べて抵抗力が落ちてしまうため、空調管理にも気をつけましょう。温度変化が大きくならないよう、室温・湿度を一定に保ってあげることが大切です。■夏エアコンを使い、お部屋を涼しくします。お気に入りのベッドなど過ごす時間の長い場所は、エアコンの風が直接当たらないようにしましょう。窓を少し開けて自然の風を入れ、風通しをよくすることもポイントです。日向と日陰をつくってあげると喜びますよ。■冬エアコンや暖房器具でお部屋を暖めます。年を重ねると感覚が鈍ってくるので、ストーブやこたつなどを使用する場合にはやけどにも注意が必要です。猫種によっては寒さに弱い子もいます。その場合、飼い主さんがちょうどいいと思う温度より少し暖かくし、寒さを感じた時には自分で暖を取れるように毛布などを用意しましょう。最適な室温は23〜26度、湿度は50%前後。やや乾燥した環境を好みます。関連ブログ 猫ちゃんも熱中症になる?自宅でできる対策や応急処置 少しの刺激で脳を活性化♪ シニア期の猫ちゃんには低めのキャットタワーを用意します。高すぎるものはジャンプに失敗したときに怪我をするおそれがあるので、50cmと1mの2段程度で十分です。さらに、猫じゃらしなどで遊んであげることも大切です。屋外飼育から室内飼育に変えた子は、初めは外に出たがるかもしれませんが、運動で満足させれば少しずつ環境に慣れていきます。落ち着かないときには、キャットタワーに興味を持たせるようまたたびを使用するのも良いですよ。また、窓辺でくつろげるスペースをつくると、外を眺めることもできるので、良い刺激になりオススメです。 安全・快適・少しの刺激でシニア期にも幸せな暮らしを 猫ちゃんに楽しみを与えようと、新しい猫ちゃんを迎えたり、お客さんをたくさん呼んだり、引越しをしたり…そういった環境の変化はかえってストレスになってしまいます。これまでの暮らしを大切にしながら、シニア期でもずっと幸せに暮らせるよう、過ごしやすいお部屋作りを意識していきましょう。 関連ブログ マンションでペットと快適に過ごすために知っておきたいポイントとは? 猫が爪とぎする理由とは?自宅でできる対策方法をご紹介!寿命は猫種によって違う?一番ご長寿な猫ちゃんとは猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼

シニア期の猫ちゃんの住環境!気をつけてあげたいポイントは?

最近ではワンちゃんの飼育数を上回るほど人気の猫ちゃん。医療の発達やフードの進歩、生活環境の改善などから20歳くらいまで生きる猫ちゃんも増えてきています。一般的に7歳から衰えが始まり、11歳からが高齢期・老猫と言われますが、中には外見ではあまり変化が見られない子もいます。しかし実際には、成猫の頃よりも行動がゆっくりになっていたり、寝るなどじっとしている時間が増えたりすることで、筋肉量が減って機能低下が進んでいます。そのため、愛猫の高齢化に応じて住環境にも気を配る必要があるのです。ではシニア期に向けて、どんな所に配慮してお部屋を整えてあげれば良いのでしょうか。関連ブログ  シニア期の猫ちゃんの食事!切り替えの時期や注意点、フード選びのポイントは? まずは安全性の確保から 屋外飼育の猫ちゃんはケガや他の猫との接触による感染症など、危険がたくさん!ときには命に関わる事故に遭うことも考えられます。猫ちゃんを守るためにも、まずは完全室内飼育がオススメです。シニア期のワンちゃんと同様、滑りやすい床材は避けてあげましょう。歩きづらいと猫ちゃんが歩きたくないと思ってしまうかもしれません。ペット用の滑り止めワックスを塗るのも効果的ですよ。床材は粗相をしても掃除がしやすいものを選ぶと便利です。また、コードや植物、隙間、出っ張りなど、危険な箇所がないか念入りにチェックしてくださいね。 室温、湿度は一定に保ち、快適に 高齢になると若いときに比べて抵抗力が落ちてしまうため、空調管理にも気をつけましょう。温度変化が大きくならないよう、室温・湿度を一定に保ってあげることが大切です。■夏エアコンを使い、お部屋を涼しくします。お気に入りのベッドなど過ごす時間の長い場所は、エアコンの風が直接当たらないようにしましょう。窓を少し開けて自然の風を入れ、風通しをよくすることもポイントです。日向と日陰をつくってあげると喜びますよ。■冬エアコンや暖房器具でお部屋を暖めます。年を重ねると感覚が鈍ってくるので、ストーブやこたつなどを使用する場合にはやけどにも注意が必要です。猫種によっては寒さに弱い子もいます。その場合、飼い主さんがちょうどいいと思う温度より少し暖かくし、寒さを感じた時には自分で暖を取れるように毛布などを用意しましょう。最適な室温は23〜26度、湿度は50%前後。やや乾燥した環境を好みます。関連ブログ 猫ちゃんも熱中症になる?自宅でできる対策や応急処置 少しの刺激で脳を活性化♪ シニア期の猫ちゃんには低めのキャットタワーを用意します。高すぎるものはジャンプに失敗したときに怪我をするおそれがあるので、50cmと1mの2段程度で十分です。さらに、猫じゃらしなどで遊んであげることも大切です。屋外飼育から室内飼育に変えた子は、初めは外に出たがるかもしれませんが、運動で満足させれば少しずつ環境に慣れていきます。落ち着かないときには、キャットタワーに興味を持たせるようまたたびを使用するのも良いですよ。また、窓辺でくつろげるスペースをつくると、外を眺めることもできるので、良い刺激になりオススメです。 安全・快適・少しの刺激でシニア期にも幸せな暮らしを 猫ちゃんに楽しみを与えようと、新しい猫ちゃんを迎えたり、お客さんをたくさん呼んだり、引越しをしたり…そういった環境の変化はかえってストレスになってしまいます。これまでの暮らしを大切にしながら、シニア期でもずっと幸せに暮らせるよう、過ごしやすいお部屋作りを意識していきましょう。 関連ブログ マンションでペットと快適に過ごすために知っておきたいポイントとは? 猫が爪とぎする理由とは?自宅でできる対策方法をご紹介!寿命は猫種によって違う?一番ご長寿な猫ちゃんとは猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう猫エイズはうつる?症状や治療方法とは ▼ この記事を書いたのは ▼

【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します

【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します

  2022年6月より始まった【マイクロチップ装着の義務化】これにより、ペットショップやブリーダーさんから迎え入れる全てのペットに、マイクロチップが挿入されていることとなります。そして、今までワンちゃんを自宅に迎え入れた際に役所で行っていた【畜犬登録】の方法も変更されることとなりました。まだシステムが導入されたばかりで混乱されている方も多いかと思います。そこで今回は現時点での最新情報をお届けいたします。 マイクロチップが鑑札としてみなされるように 今までワンちゃんを家族として迎え入れたときは役所の窓口に出向き【畜犬登録】を行う必要がありました。これはいわばワンちゃんの住民登録のようなもので、登録と引き換えに【鑑札】が交付され、データを役所で管理、かつ春になると役所から狂犬病接種のお知らせが届くようになる。というものです。鑑札には個別の番号が印字されていて、番号にはワンちゃんの情報、飼い主さんの情報が紐付けられています。キーホルダー型になっているので首輪につけておけば迷子札の代わりにもなります。この鑑札が今後は基本発行されなくなります。挿入されているマイクロチップが鑑札としてみなされ、畜犬登録も窓口まで出向く必要もなくなります。なお既に畜犬登録をして手元に鑑札がある方は、今まで通り鑑札番号が役所で管理されていますので大切に保管してくださいね。あくまで、マイクロチップ義務化後に新しくワンちゃんを迎えた方が対象となります。 マイクロチップ挿入済みのペットを迎え入れたら 前述した通り今後はショップやブリーダーさんの元からワンちゃんを迎えると、原則マイクロチップが入っている状態で引き渡しとなります。この時マイクロチップに紐づけられているのは販売者の情報です。これを飼い主さんの情報に変更しなくてはいけません。そのために必要となるのが、引き渡し時に販売者から一緒に渡される【登録証明書】です。この登録証明書には、挿入されているマイクロチップの番号や、サイト内で必要になる暗証番号が記載されていますので、この書類を手元に用意し【犬と猫のマイクロチップ情報登録】にアクセスしましょう。あとはオンライン上のガイドに従って情報内容を変更する手続きを進めていけばOKです。登録が完了すると飼い主さんの情報に切り替わった新しい登録証明書が出てきますので、印刷してご自宅で保管してくださいね。この変更手続きを行うと、今まで役所で行っていた畜犬登録が自動で行われることとなります。しばらくすると初年度の狂犬病のお知らせが届くかと思いますが、その期間は地区によって異なりますので気になる時は役所で確認してみてくださいね。関連ブログ 狂犬病予防注射を打つ時期は?必要な手続きや金額とは マイクロチップ未挿入のペットを迎え入れたら もし何らかの理由でマイクロチップが挿入されていない子をお迎えした場合は、飼い主さんにマイクロチップを装着させる義務が出てきます。(正確には第一種動物取扱業者以外からの譲渡であれば努力義務となります)マイクロチップの挿入は動物病院で行うことができますが、在庫数に限りがありますので受診前に一度確認の電話をいれておくと安心です。挿入後、動物病院から【装着証明書】が発行されます。この書類にはワンちゃんの情報、そして挿入されたマイクロチップの番号が記載されています。この書類を手元におき【犬と猫のマイクロチップ情報登録】にアクセス、ガイドに従って情報登録を行いましょう。既におうちにいるペットにマイクロチップを挿入する場合も同様の流れです。畜犬登録を先に済ませている場合も、マイクロチップのデータと畜犬登録のデータが紐づけされることになるかと思います。 既にマイクロチップを挿入しているときは? 【犬と猫のマイクロチップ情報登録制度】ができる前にマイクロチップを挿入している場合は、まだマイクロチップの情報を管理している団体は民間団体なはずです。任意ではありますが、可能であれば情報の移行登録を行いましょう。必要になる書類はありませんが、マイクロチップの番号、鑑札番号、飼い主さんの情報、ワンちゃんの情報、登録している民間団体の名前、などの情報が必要になりますので確認しておいてくださいね。情報が揃ったところで環境省の【移行登録受付サイト】へアクセスしてください。あとはガイドに従って手続きを進めていけば完了です。 要チェック!畜犬登録は不要でも狂犬病接種の手続きは必要 畜犬登録は窓口に出向く必要がなくなりましたが、狂犬病予防注射後に行う済票交付の手続きは変わらず必要です。集合注射や代行可能な動物病院で接種すれば窓口に行く必要はありませんが、そうでない場合はご自身で役所にて手続きを行いましょう。 今後変更点が出る可能性も 6月に導入されたこの新システムですが、今後変更点が出る事や地区によって手続きの仕方に差異が出る事もあります。完全に浸透するまでは数年かかるかもしれませんね。マイクロチップ装着方法について、随時更新することが考えられます。疑問や不明点あった時は役所、もしくは環境省の方で問い合わせをしてみましょう。手続きが多く混乱してしまうかもしれませんがオンライン上の手続きはわかりやすく、手軽に行うことができます。焦らず一つずつすすめていきましょう! 関連ブログ【2022年6月施行】マイクロチップの義務化に伴い必要な移行手続きとは?【2022年6月】犬猫のマイクロチップ装着の義務化におけるメリットやデメリットは? 【2021年6月1日施行】動物愛護法改正での変化 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

【最新版】マイクロチップが鑑札に!変わりゆく畜犬登録方法をわかりやすく解説します

  2022年6月より始まった【マイクロチップ装着の義務化】これにより、ペットショップやブリーダーさんから迎え入れる全てのペットに、マイクロチップが挿入されていることとなります。そして、今までワンちゃんを自宅に迎え入れた際に役所で行っていた【畜犬登録】の方法も変更されることとなりました。まだシステムが導入されたばかりで混乱されている方も多いかと思います。そこで今回は現時点での最新情報をお届けいたします。 マイクロチップが鑑札としてみなされるように 今までワンちゃんを家族として迎え入れたときは役所の窓口に出向き【畜犬登録】を行う必要がありました。これはいわばワンちゃんの住民登録のようなもので、登録と引き換えに【鑑札】が交付され、データを役所で管理、かつ春になると役所から狂犬病接種のお知らせが届くようになる。というものです。鑑札には個別の番号が印字されていて、番号にはワンちゃんの情報、飼い主さんの情報が紐付けられています。キーホルダー型になっているので首輪につけておけば迷子札の代わりにもなります。この鑑札が今後は基本発行されなくなります。挿入されているマイクロチップが鑑札としてみなされ、畜犬登録も窓口まで出向く必要もなくなります。なお既に畜犬登録をして手元に鑑札がある方は、今まで通り鑑札番号が役所で管理されていますので大切に保管してくださいね。あくまで、マイクロチップ義務化後に新しくワンちゃんを迎えた方が対象となります。 マイクロチップ挿入済みのペットを迎え入れたら 前述した通り今後はショップやブリーダーさんの元からワンちゃんを迎えると、原則マイクロチップが入っている状態で引き渡しとなります。この時マイクロチップに紐づけられているのは販売者の情報です。これを飼い主さんの情報に変更しなくてはいけません。そのために必要となるのが、引き渡し時に販売者から一緒に渡される【登録証明書】です。この登録証明書には、挿入されているマイクロチップの番号や、サイト内で必要になる暗証番号が記載されていますので、この書類を手元に用意し【犬と猫のマイクロチップ情報登録】にアクセスしましょう。あとはオンライン上のガイドに従って情報内容を変更する手続きを進めていけばOKです。登録が完了すると飼い主さんの情報に切り替わった新しい登録証明書が出てきますので、印刷してご自宅で保管してくださいね。この変更手続きを行うと、今まで役所で行っていた畜犬登録が自動で行われることとなります。しばらくすると初年度の狂犬病のお知らせが届くかと思いますが、その期間は地区によって異なりますので気になる時は役所で確認してみてくださいね。関連ブログ 狂犬病予防注射を打つ時期は?必要な手続きや金額とは マイクロチップ未挿入のペットを迎え入れたら もし何らかの理由でマイクロチップが挿入されていない子をお迎えした場合は、飼い主さんにマイクロチップを装着させる義務が出てきます。(正確には第一種動物取扱業者以外からの譲渡であれば努力義務となります)マイクロチップの挿入は動物病院で行うことができますが、在庫数に限りがありますので受診前に一度確認の電話をいれておくと安心です。挿入後、動物病院から【装着証明書】が発行されます。この書類にはワンちゃんの情報、そして挿入されたマイクロチップの番号が記載されています。この書類を手元におき【犬と猫のマイクロチップ情報登録】にアクセス、ガイドに従って情報登録を行いましょう。既におうちにいるペットにマイクロチップを挿入する場合も同様の流れです。畜犬登録を先に済ませている場合も、マイクロチップのデータと畜犬登録のデータが紐づけされることになるかと思います。 既にマイクロチップを挿入しているときは? 【犬と猫のマイクロチップ情報登録制度】ができる前にマイクロチップを挿入している場合は、まだマイクロチップの情報を管理している団体は民間団体なはずです。任意ではありますが、可能であれば情報の移行登録を行いましょう。必要になる書類はありませんが、マイクロチップの番号、鑑札番号、飼い主さんの情報、ワンちゃんの情報、登録している民間団体の名前、などの情報が必要になりますので確認しておいてくださいね。情報が揃ったところで環境省の【移行登録受付サイト】へアクセスしてください。あとはガイドに従って手続きを進めていけば完了です。 要チェック!畜犬登録は不要でも狂犬病接種の手続きは必要 畜犬登録は窓口に出向く必要がなくなりましたが、狂犬病予防注射後に行う済票交付の手続きは変わらず必要です。集合注射や代行可能な動物病院で接種すれば窓口に行く必要はありませんが、そうでない場合はご自身で役所にて手続きを行いましょう。 今後変更点が出る可能性も 6月に導入されたこの新システムですが、今後変更点が出る事や地区によって手続きの仕方に差異が出る事もあります。完全に浸透するまでは数年かかるかもしれませんね。マイクロチップ装着方法について、随時更新することが考えられます。疑問や不明点あった時は役所、もしくは環境省の方で問い合わせをしてみましょう。手続きが多く混乱してしまうかもしれませんがオンライン上の手続きはわかりやすく、手軽に行うことができます。焦らず一つずつすすめていきましょう! 関連ブログ【2022年6月施行】マイクロチップの義務化に伴い必要な移行手続きとは?【2022年6月】犬猫のマイクロチップ装着の義務化におけるメリットやデメリットは? 【2021年6月1日施行】動物愛護法改正での変化 ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

猫トイレの洗いすぎ!?ニオイがないのは猫にとって死活問題!

猫トイレの洗いすぎ!?ニオイがないのは猫にとって死活問題!

毎日使うものだから、愛猫のためにも猫トイレはいつでも清潔にしておきたいですよね。最近では、おしっこやウンチを検知して自動でお掃除してくれる”自動猫トイレ”の人気も高まってきています。なかなかトイレ掃除の時間が取れない忙しい飼い主さんにとっても強い味方ですよね。しかし、たとえ自動猫トイレやシステムトイレを使用している場合でも、衛生面や故障防止の観点から、砂の全入れ替え、トレー部分の丸洗いなどの定期的なお手入れは必要です。当店でも、自動猫トイレの場合なら2週間~1ヵ月に1回程度のメンテナンスを推奨しています。ところが、よかれと思って飼い主さんが必要以上にトイレをきれいに掃除しすぎることが、かえって猫ちゃんのストレスを生んでしまう結果につながることもあるのです! 洗いすぎはストレスの元!? 猫ちゃんの強烈なおしっこやウンチのニオイ、できることなら一瞬だって嗅ぎたくないですよね。しかし猫ちゃんにとっては、自分のトイレのニオイは大切な安心材料です。飼い主さんが過剰に洗浄剤や消臭剤を振りまいて排せつ物のニオイを完全に消してしまうと、猫ちゃんはたちどころに不安になってしまいます。そこへ芳香剤やニオイ付きの猫砂なんかが加われば、過剰なストレスとなってしまうことも考えられます。 マーキングは猫ちゃんの本能! そもそも、自分の縄張りを示すために行う”マーキング”は猫ちゃんの本能です。爪とぎや体をこすりつけるといった行為もそうですが、おしっこやウンチのニオイによって他の猫に自分の存在をアピールし、テリトリーを主張することで、自分だけの居場所を確保しているのです。たとえ完全室内飼育の単頭飼いである場合でも、生まれ持った習性は変わりません。そんな猫社会のルールを、飼い主さんが知らずに壊してしまうとどうなるでしょうか?猫ちゃんにとってプライベートな空間を失うことは大きなストレスとなりますし、マーキングのために粗相を繰り返してしまう結果につながるかもしれません。このような理由から、トイレの脱臭や消臭をしすぎること、加えて強すぎる芳香剤を使用することは、繊細な猫ちゃんには気を付けてあげた方がいいでしょう。 トイレ掃除は適度に! もちろん、猫ちゃんとの生活においてトイレをきれいに保つことは欠かせません。トイレが汚れていることも、排せつを我慢してしまったり他の場所に粗相してしまったりする大きな原因となります。最悪の場合、膀胱炎や尿路結石といった泌尿器系の病気につながる可能性もあるのです。適切な頻度で、やりすぎない範囲でお掃除することで、負担のない排せつを促すことが大切です。ただ、一口に猫ちゃんと言ってもその性格はさまざまです。少しの変化が気に食わない子もいれば、ニオイ付きの猫砂や芳香剤をまったく気にしない大らかな子もいます。 ▲香りが平気な猫ちゃんの場合、清掃処理ごとにデオドラント液が自動噴射される”PETKIT”シリーズもおすすめ。 トイレの徹底的なお手入れや新しい猫砂などを導入した場合は、その後の猫ちゃんの様子をよく見守るようにしましょう。トライ&エラーを繰り返しながら、飼い主さんと愛猫がお互いに気持ちよく過ごせる環境づくりができるといいですね。 ▼ この記事を書いたのは ▼

猫トイレの洗いすぎ!?ニオイがないのは猫にとって死活問題!

毎日使うものだから、愛猫のためにも猫トイレはいつでも清潔にしておきたいですよね。最近では、おしっこやウンチを検知して自動でお掃除してくれる”自動猫トイレ”の人気も高まってきています。なかなかトイレ掃除の時間が取れない忙しい飼い主さんにとっても強い味方ですよね。しかし、たとえ自動猫トイレやシステムトイレを使用している場合でも、衛生面や故障防止の観点から、砂の全入れ替え、トレー部分の丸洗いなどの定期的なお手入れは必要です。当店でも、自動猫トイレの場合なら2週間~1ヵ月に1回程度のメンテナンスを推奨しています。ところが、よかれと思って飼い主さんが必要以上にトイレをきれいに掃除しすぎることが、かえって猫ちゃんのストレスを生んでしまう結果につながることもあるのです! 洗いすぎはストレスの元!? 猫ちゃんの強烈なおしっこやウンチのニオイ、できることなら一瞬だって嗅ぎたくないですよね。しかし猫ちゃんにとっては、自分のトイレのニオイは大切な安心材料です。飼い主さんが過剰に洗浄剤や消臭剤を振りまいて排せつ物のニオイを完全に消してしまうと、猫ちゃんはたちどころに不安になってしまいます。そこへ芳香剤やニオイ付きの猫砂なんかが加われば、過剰なストレスとなってしまうことも考えられます。 マーキングは猫ちゃんの本能! そもそも、自分の縄張りを示すために行う”マーキング”は猫ちゃんの本能です。爪とぎや体をこすりつけるといった行為もそうですが、おしっこやウンチのニオイによって他の猫に自分の存在をアピールし、テリトリーを主張することで、自分だけの居場所を確保しているのです。たとえ完全室内飼育の単頭飼いである場合でも、生まれ持った習性は変わりません。そんな猫社会のルールを、飼い主さんが知らずに壊してしまうとどうなるでしょうか?猫ちゃんにとってプライベートな空間を失うことは大きなストレスとなりますし、マーキングのために粗相を繰り返してしまう結果につながるかもしれません。このような理由から、トイレの脱臭や消臭をしすぎること、加えて強すぎる芳香剤を使用することは、繊細な猫ちゃんには気を付けてあげた方がいいでしょう。 トイレ掃除は適度に! もちろん、猫ちゃんとの生活においてトイレをきれいに保つことは欠かせません。トイレが汚れていることも、排せつを我慢してしまったり他の場所に粗相してしまったりする大きな原因となります。最悪の場合、膀胱炎や尿路結石といった泌尿器系の病気につながる可能性もあるのです。適切な頻度で、やりすぎない範囲でお掃除することで、負担のない排せつを促すことが大切です。ただ、一口に猫ちゃんと言ってもその性格はさまざまです。少しの変化が気に食わない子もいれば、ニオイ付きの猫砂や芳香剤をまったく気にしない大らかな子もいます。 ▲香りが平気な猫ちゃんの場合、清掃処理ごとにデオドラント液が自動噴射される”PETKIT”シリーズもおすすめ。 トイレの徹底的なお手入れや新しい猫砂などを導入した場合は、その後の猫ちゃんの様子をよく見守るようにしましょう。トライ&エラーを繰り返しながら、飼い主さんと愛猫がお互いに気持ちよく過ごせる環境づくりができるといいですね。 ▼ この記事を書いたのは ▼

病気やケガをしていたら?野良猫との上手な付き合い方

病気やケガをしていたら?野良猫との上手な付き合い方

皆さんのご近所では、野良猫を見かけることはありますか?日向ぼっこをしていたり、誰かがあげたご飯を食べていたり、自由気ままにのんびり生活しているように見えますよね。とはいえ外の生活環境というのは厳しく過酷なものです。その証拠に家猫の平均寿命が15年近くあるのに対し、野良猫達は3~5年程度。この数字を見ただけでもいかに外の世界を生き抜くことが大変かわかります。事実よく観察してみると鼻を垂らしている子や目ヤニで目がつぶれてしまっている子、大きなケガをしている子、健康上のトラブルを抱えている子も多くいます。こんな時、何かしてあげたい。そんな気持ちになる方は少なくないはず。そこで今回は野良猫にしてあげられること、お付き合いの仕方についてピックアップしてみました。 どこまでなら許してくれる? 外で生活している猫ちゃん達は、自分に意識を向けてくれる人間をよく覚えていて触らせてくれることもあります。それが彼らの生きる術でもあるからです。でも抱っこをする、病院へ連れて行く、家の中で一緒に生活しようとする、この一線は超えさせてくれない子の方が多いかと思います。子猫や、よほど衰弱状態であれば別ですが成猫の野良猫を【捕獲】するのはとても難しい事。まずはお顔を触らせてくれるか、体を触らせてくれるか、食事やおやつを食べてくれるか、その猫ちゃんがどこまでの接触を許容してくれているのか見極めてみましょう。なお抱っこまでさせてくれるような懐っこい子は、一度人間の元で生活していた可能性もあります。迷子猫であることも視野に入れていきましょう! 捕獲をする前にできること 野良猫達が病気やケガをしている、繁殖を食い止めるために避妊や去勢手術を受けさせたい、そんなときに向かう場所が動物病院ですよね。ですが、どうやって動物病院まで連れて行くのかが大きな問題なのです。捕まえる事のハードルがあまりに高すぎて断念される方は少なくありません。確かに手術は動物病院を訪れなければ難しいですが、治療は猫ちゃんが不在でも開始することができるかもしれません。抱っこはできないけれど、触ることはできる状態であれば十分です。患部や猫ちゃんの状態を写真や動画に収め、獣医師に確認してもらってください。この時点でお薬だけ処方してくれることがあります。こういったご相談は珍しくありませんので、遠慮せず動物病院スタッフに相談してみてくださいね。 捕獲時に用意しておきたいもの ▲正面と上から出入りができるペットケンネル・ファーストクラス  トップオープン 上記の策では対応できず、やはり病院へ連れて行くとなれば、捕獲に踏み切るしかありません。その前に最低限準備しておきたいものは、バスタオル、軍手、大きめの洗濯ネット、ケージ、おやつ、ごはん、またたび、などです。ケージはプラスチック製で上からも前からも開けられるタイプがいいでしょう。野良猫達は様々なウイルスを持っている可能性がありますので、捕獲時は厚手の長そでを着用し、軍手を重ねてつけ自身の身を必ず守りましょう。捕獲はできれば2人以上で行う事。手順は後ろから大判のバスタオルをそっとかけ、視覚を奪ったところで洗濯ネットへ。動きを制限した状態でケージの中へ入れる事が理想的です。ただ実際にトライしてみると、なかなか上手くいかないことも…。静かに、かつ迅速に行わないとあっという間に逃げてしまい、一度失敗すると猫ちゃんの警戒心はぐっと上がってしまうので、出来るだけ一回目のチャレンジで成功させたいところです。捕獲まで時間をかけられるようであれば、日頃からケージにブランケットを敷き、中にご飯やおやつを入れ猫ちゃんが自由に出入りできるようすることで、ケージへの警戒心を解いていく手段も有効です。自治体や保護団体が捕獲機を貸し出してくれることもあります。なお動物病院では猫網、捕獲網、というものを常備していたりもします。虫取り網を頑丈にしたような形状で、院内でパニックを起こした猫ちゃんの捕獲に使用することがあります。至近距離まで近寄ることができないような子には使用できるかもしれません。必要に合わせ用意しておきましょう。 動物病院での対応は? なんとか捕獲に成功し動物病院に向かったあと、どのような処置を受けるのか気になりますよね。まず動物病院では野良猫であれば脱走、パニック、興奮を始め咬まれる、引っかかれるということは全て想定して対応します。猫ちゃん達は最大1.5メートルから2メートルの高さまでジャンプすることができます。特に野良猫達が初めて動物病院にきた場合、あまりの恐怖心からケージを開けた瞬間、目にもとまらぬ速さで飛び出し、ジャンプして棚裏などに逃げてしまう事があります。これを飛ぶ、飛んだと表現することが多いのですが、この飛んでしまった時に活躍するのが前述した猫網です。とはいえ、飛ばせないにこしたことはありません。咬まれても傷を負わずに済むよう皮手袋をつける、密室で処置を行う、洗濯ネットや猫袋という専用の袋に入ってもらう、など脱走の対策しながら診察や処置を進めていきます。ただ残念ながら中には全く触ることができない子もいます。そのような時は来院の目的に合わせできるだけ保護主さんと猫ちゃんにとって最善の答えを相談しながら決めていきます。またどうしても捕獲できずキャンセルのご連絡が入った場合、迷惑をかけてしまったと気にされる方がいらっしゃいますが、全くそんなことはありませんのでご安心ください。保護猫ちゃんに限らず猫ちゃんの診察予約は「捕獲不可」を理由にキャンセルになることが多々あります。完全室内飼育の猫ちゃん達ですらそういったケースがあるのですから、野良猫ちゃんを捕獲できなかった…というのはごく自然な事です。遠慮せず事情をお話しくださいね。 自分の身を第一に考えましょう 咬まれたり引っかかれた傷は想像以上に大掛かりな治療が必要となることがあります。実際に動物病院では傷がひどく、点滴や縫合、ドレーン設置を必要とするほど深刻な状態になるスタッフもいます。もちろん猫ちゃんの体のことは大切です。私自身、ケガをした猫がそばにいたらいてもたってもいられなくなると思います。ですが、1番は保護する人間が無事であること。野良猫ちゃん達は外の生活が長くなるほど、どんなに暖かな寝床より、十分な食事と安全が保障された室内より、過酷で、それでいて自由な外の世界での暮らしを望みます。もちろん双方が安全な状態で動物病院へ行けるようであれば、それにこしたことはありません。それでも頑なに猫ちゃんが拒否をし、保護主さんの身が危険にさらされるようであれば、一定のラインで諦めるという選択肢も頭の片隅に置いていただければと思います。 とはいえ、万全の準備を整え挑んだもののあっさり捕獲できた!なんてお話もよく聞きます。猫ちゃんの性格や人間との距離感を見つつ無理のない範囲でチャレンジしてくださいね。 関連ブログ 野良猫や保護猫を迎え入れたら?まず最初にしてあげたいこと猫に生理はある?避妊手術は必要?猫ちゃんの生態にクローズアップ! 猫の去勢手術は10分で終わる!?手術のメリット、デメリットとは猫ちゃんの避妊手術、気になる費用や時間はどれくらい? 猫ちゃんも熱中症になる?自宅でできる対策や応急処置 猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう 猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪 健康でもリスクはある?知っておきたい【麻酔】のこと 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

病気やケガをしていたら?野良猫との上手な付き合い方

皆さんのご近所では、野良猫を見かけることはありますか?日向ぼっこをしていたり、誰かがあげたご飯を食べていたり、自由気ままにのんびり生活しているように見えますよね。とはいえ外の生活環境というのは厳しく過酷なものです。その証拠に家猫の平均寿命が15年近くあるのに対し、野良猫達は3~5年程度。この数字を見ただけでもいかに外の世界を生き抜くことが大変かわかります。事実よく観察してみると鼻を垂らしている子や目ヤニで目がつぶれてしまっている子、大きなケガをしている子、健康上のトラブルを抱えている子も多くいます。こんな時、何かしてあげたい。そんな気持ちになる方は少なくないはず。そこで今回は野良猫にしてあげられること、お付き合いの仕方についてピックアップしてみました。 どこまでなら許してくれる? 外で生活している猫ちゃん達は、自分に意識を向けてくれる人間をよく覚えていて触らせてくれることもあります。それが彼らの生きる術でもあるからです。でも抱っこをする、病院へ連れて行く、家の中で一緒に生活しようとする、この一線は超えさせてくれない子の方が多いかと思います。子猫や、よほど衰弱状態であれば別ですが成猫の野良猫を【捕獲】するのはとても難しい事。まずはお顔を触らせてくれるか、体を触らせてくれるか、食事やおやつを食べてくれるか、その猫ちゃんがどこまでの接触を許容してくれているのか見極めてみましょう。なお抱っこまでさせてくれるような懐っこい子は、一度人間の元で生活していた可能性もあります。迷子猫であることも視野に入れていきましょう! 捕獲をする前にできること 野良猫達が病気やケガをしている、繁殖を食い止めるために避妊や去勢手術を受けさせたい、そんなときに向かう場所が動物病院ですよね。ですが、どうやって動物病院まで連れて行くのかが大きな問題なのです。捕まえる事のハードルがあまりに高すぎて断念される方は少なくありません。確かに手術は動物病院を訪れなければ難しいですが、治療は猫ちゃんが不在でも開始することができるかもしれません。抱っこはできないけれど、触ることはできる状態であれば十分です。患部や猫ちゃんの状態を写真や動画に収め、獣医師に確認してもらってください。この時点でお薬だけ処方してくれることがあります。こういったご相談は珍しくありませんので、遠慮せず動物病院スタッフに相談してみてくださいね。 捕獲時に用意しておきたいもの ▲正面と上から出入りができるペットケンネル・ファーストクラス  トップオープン 上記の策では対応できず、やはり病院へ連れて行くとなれば、捕獲に踏み切るしかありません。その前に最低限準備しておきたいものは、バスタオル、軍手、大きめの洗濯ネット、ケージ、おやつ、ごはん、またたび、などです。ケージはプラスチック製で上からも前からも開けられるタイプがいいでしょう。野良猫達は様々なウイルスを持っている可能性がありますので、捕獲時は厚手の長そでを着用し、軍手を重ねてつけ自身の身を必ず守りましょう。捕獲はできれば2人以上で行う事。手順は後ろから大判のバスタオルをそっとかけ、視覚を奪ったところで洗濯ネットへ。動きを制限した状態でケージの中へ入れる事が理想的です。ただ実際にトライしてみると、なかなか上手くいかないことも…。静かに、かつ迅速に行わないとあっという間に逃げてしまい、一度失敗すると猫ちゃんの警戒心はぐっと上がってしまうので、出来るだけ一回目のチャレンジで成功させたいところです。捕獲まで時間をかけられるようであれば、日頃からケージにブランケットを敷き、中にご飯やおやつを入れ猫ちゃんが自由に出入りできるようすることで、ケージへの警戒心を解いていく手段も有効です。自治体や保護団体が捕獲機を貸し出してくれることもあります。なお動物病院では猫網、捕獲網、というものを常備していたりもします。虫取り網を頑丈にしたような形状で、院内でパニックを起こした猫ちゃんの捕獲に使用することがあります。至近距離まで近寄ることができないような子には使用できるかもしれません。必要に合わせ用意しておきましょう。 動物病院での対応は? なんとか捕獲に成功し動物病院に向かったあと、どのような処置を受けるのか気になりますよね。まず動物病院では野良猫であれば脱走、パニック、興奮を始め咬まれる、引っかかれるということは全て想定して対応します。猫ちゃん達は最大1.5メートルから2メートルの高さまでジャンプすることができます。特に野良猫達が初めて動物病院にきた場合、あまりの恐怖心からケージを開けた瞬間、目にもとまらぬ速さで飛び出し、ジャンプして棚裏などに逃げてしまう事があります。これを飛ぶ、飛んだと表現することが多いのですが、この飛んでしまった時に活躍するのが前述した猫網です。とはいえ、飛ばせないにこしたことはありません。咬まれても傷を負わずに済むよう皮手袋をつける、密室で処置を行う、洗濯ネットや猫袋という専用の袋に入ってもらう、など脱走の対策しながら診察や処置を進めていきます。ただ残念ながら中には全く触ることができない子もいます。そのような時は来院の目的に合わせできるだけ保護主さんと猫ちゃんにとって最善の答えを相談しながら決めていきます。またどうしても捕獲できずキャンセルのご連絡が入った場合、迷惑をかけてしまったと気にされる方がいらっしゃいますが、全くそんなことはありませんのでご安心ください。保護猫ちゃんに限らず猫ちゃんの診察予約は「捕獲不可」を理由にキャンセルになることが多々あります。完全室内飼育の猫ちゃん達ですらそういったケースがあるのですから、野良猫ちゃんを捕獲できなかった…というのはごく自然な事です。遠慮せず事情をお話しくださいね。 自分の身を第一に考えましょう 咬まれたり引っかかれた傷は想像以上に大掛かりな治療が必要となることがあります。実際に動物病院では傷がひどく、点滴や縫合、ドレーン設置を必要とするほど深刻な状態になるスタッフもいます。もちろん猫ちゃんの体のことは大切です。私自身、ケガをした猫がそばにいたらいてもたってもいられなくなると思います。ですが、1番は保護する人間が無事であること。野良猫ちゃん達は外の生活が長くなるほど、どんなに暖かな寝床より、十分な食事と安全が保障された室内より、過酷で、それでいて自由な外の世界での暮らしを望みます。もちろん双方が安全な状態で動物病院へ行けるようであれば、それにこしたことはありません。それでも頑なに猫ちゃんが拒否をし、保護主さんの身が危険にさらされるようであれば、一定のラインで諦めるという選択肢も頭の片隅に置いていただければと思います。 とはいえ、万全の準備を整え挑んだもののあっさり捕獲できた!なんてお話もよく聞きます。猫ちゃんの性格や人間との距離感を見つつ無理のない範囲でチャレンジしてくださいね。 関連ブログ 野良猫や保護猫を迎え入れたら?まず最初にしてあげたいこと猫に生理はある?避妊手術は必要?猫ちゃんの生態にクローズアップ! 猫の去勢手術は10分で終わる!?手術のメリット、デメリットとは猫ちゃんの避妊手術、気になる費用や時間はどれくらい? 猫ちゃんも熱中症になる?自宅でできる対策や応急処置 猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう 猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪 健康でもリスクはある?知っておきたい【麻酔】のこと 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

野良猫や保護猫を迎え入れたら?まず最初にしてあげたいこと

野良猫や保護猫を迎え入れたら?まず最初にしてあげたいこと

猫ちゃんとのご縁は様々な場所にあります。ペットショップやブリーダーさんというのはその代表的な場所ですが、中には子猫を拾ったり、知り合いから譲渡を受けたりする方もいらっしゃるでしょう。出会いの形は飼い主さんと猫ちゃんの数だけ存在しています。とはいえ突然猫ちゃんを迎える事になった方は、一体何から始めればいいのかと悩んでしまいますよね。そこで今回はショップ等を経由せず猫ちゃんがおうちにやってきたときに行いたい事をリストアップしてみました。 まずは健康診断へ 猫ちゃんを迎えた当日は、飼い主さんも猫ちゃんもソワソワ落ち着かないかと思います。まずはおうちに慣れてもらい、食欲や排泄に異常がないか様子を見てみましょう。その後は、できるだけ早めに動物病院にかかることをおすすめします。子猫ちゃんの場合はおうちで性別を見極める事は難しいかもしれません。初めての診察では主に性別診断、健康チェック、寄生虫や猫エイズ、猫白血病などの感染症を持っていないかの確認など基本的なことが行われます。成猫であれば持病がないか確認するため血液検査を行う事もありますが、猫ちゃんが極度の緊張状態であれば日を改めた方がいいでしょう。異常が見つかったときは内服薬や目薬、外用薬など症状に合わせたお薬が処方されます。使い方や与え方に不安がある時は遠慮せずスタッフに聞いてみてくださいね。 寄生虫やノミ取りの駆除 初回の診察で寄生虫が見つからなかったとしても、数日たってからうんちと一緒に虫が出てきた!なんてケースもあります。多くの病院では結果に関わらずノミ・マダニの駆虫薬とお腹の虫下しを処方することが多いのですが、もし処方がなかった場合には念のため駆虫を行いたい旨を伝え、お薬を出してもらうと安心です。特に先住猫ちゃんがすでにおうちにいる場合には感染が広がることのないよう必ず駆虫は行いましょう。 月齢に合わせ予防接種を受けましょう 次に受けてもらいたいのが混合ワクチンの接種、つまり予防注射ですね。これはいつでもいいというわけではなく、子猫なのか成猫なのか、子猫であれば生後何か月齢なのか、今までに接種を受けたことがあるか、など猫ちゃんに関わる色々な情報から獣医師が時期を決定します。完全にお外で生活していた猫ちゃんであれば初回接種となりますが、保護センターや譲渡主の元で既に接種を受けている場合は、前回からどれほどの期間があいているかがポイントになります。猫ちゃんをおうちに迎え入れるときに前回のワクチン接種証明書を一緒にもらうかコピーをさせてもらってくださいね。基本的に一度動物病院で予防注射を受けると、その後はハガキで接種時期を知らせてくれるようになりますのでご安心ください。 避妊や去勢手術を検討 お迎え後、落ち着いてきたら避妊や去勢手術を行うかを検討しましょう。今回、猫ちゃんは暖かな寝床と毎日食べられる食事を手に入れ、生活を共にしてくれる飼い主さんに出会う事ができました。でも、もし猫ちゃんを誰も見つけなかったら...保護させてくれなかったら...今でもお外の厳しい環境の中で生きていたかもしれません。避妊や去勢手術は将来の病気を予防するだけでなく、そういったおうちのない猫ちゃん達を増やさないための手段でもあります。また発情期がやってくるとマーキングや夜鳴きなど、現実的に頭を抱えてしまう問題が出てきます。交配を予定しないのであれば早めに検討してみてもいいかもしれませんね。最初は戸惑う事も多いかもしれません。でもせっかく出会うことができたご縁です。猫ちゃんと少しずつ時間をかけて、素敵な家族になっていってくださいね。 関連ブログ猫に生理はある?避妊手術は必要?猫ちゃんの生態にクローズアップ! 猫の去勢手術は10分で終わる!?手術のメリット、デメリットとは猫ちゃんの避妊手術、気になる費用や時間はどれくらい? 猫ちゃんも熱中症になる?自宅でできる対策や応急処置 猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう 猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪 健康でもリスクはある?知っておきたい【麻酔】のこと 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

野良猫や保護猫を迎え入れたら?まず最初にしてあげたいこと

猫ちゃんとのご縁は様々な場所にあります。ペットショップやブリーダーさんというのはその代表的な場所ですが、中には子猫を拾ったり、知り合いから譲渡を受けたりする方もいらっしゃるでしょう。出会いの形は飼い主さんと猫ちゃんの数だけ存在しています。とはいえ突然猫ちゃんを迎える事になった方は、一体何から始めればいいのかと悩んでしまいますよね。そこで今回はショップ等を経由せず猫ちゃんがおうちにやってきたときに行いたい事をリストアップしてみました。 まずは健康診断へ 猫ちゃんを迎えた当日は、飼い主さんも猫ちゃんもソワソワ落ち着かないかと思います。まずはおうちに慣れてもらい、食欲や排泄に異常がないか様子を見てみましょう。その後は、できるだけ早めに動物病院にかかることをおすすめします。子猫ちゃんの場合はおうちで性別を見極める事は難しいかもしれません。初めての診察では主に性別診断、健康チェック、寄生虫や猫エイズ、猫白血病などの感染症を持っていないかの確認など基本的なことが行われます。成猫であれば持病がないか確認するため血液検査を行う事もありますが、猫ちゃんが極度の緊張状態であれば日を改めた方がいいでしょう。異常が見つかったときは内服薬や目薬、外用薬など症状に合わせたお薬が処方されます。使い方や与え方に不安がある時は遠慮せずスタッフに聞いてみてくださいね。 寄生虫やノミ取りの駆除 初回の診察で寄生虫が見つからなかったとしても、数日たってからうんちと一緒に虫が出てきた!なんてケースもあります。多くの病院では結果に関わらずノミ・マダニの駆虫薬とお腹の虫下しを処方することが多いのですが、もし処方がなかった場合には念のため駆虫を行いたい旨を伝え、お薬を出してもらうと安心です。特に先住猫ちゃんがすでにおうちにいる場合には感染が広がることのないよう必ず駆虫は行いましょう。 月齢に合わせ予防接種を受けましょう 次に受けてもらいたいのが混合ワクチンの接種、つまり予防注射ですね。これはいつでもいいというわけではなく、子猫なのか成猫なのか、子猫であれば生後何か月齢なのか、今までに接種を受けたことがあるか、など猫ちゃんに関わる色々な情報から獣医師が時期を決定します。完全にお外で生活していた猫ちゃんであれば初回接種となりますが、保護センターや譲渡主の元で既に接種を受けている場合は、前回からどれほどの期間があいているかがポイントになります。猫ちゃんをおうちに迎え入れるときに前回のワクチン接種証明書を一緒にもらうかコピーをさせてもらってくださいね。基本的に一度動物病院で予防注射を受けると、その後はハガキで接種時期を知らせてくれるようになりますのでご安心ください。 避妊や去勢手術を検討 お迎え後、落ち着いてきたら避妊や去勢手術を行うかを検討しましょう。今回、猫ちゃんは暖かな寝床と毎日食べられる食事を手に入れ、生活を共にしてくれる飼い主さんに出会う事ができました。でも、もし猫ちゃんを誰も見つけなかったら...保護させてくれなかったら...今でもお外の厳しい環境の中で生きていたかもしれません。避妊や去勢手術は将来の病気を予防するだけでなく、そういったおうちのない猫ちゃん達を増やさないための手段でもあります。また発情期がやってくるとマーキングや夜鳴きなど、現実的に頭を抱えてしまう問題が出てきます。交配を予定しないのであれば早めに検討してみてもいいかもしれませんね。最初は戸惑う事も多いかもしれません。でもせっかく出会うことができたご縁です。猫ちゃんと少しずつ時間をかけて、素敵な家族になっていってくださいね。 関連ブログ猫に生理はある?避妊手術は必要?猫ちゃんの生態にクローズアップ! 猫の去勢手術は10分で終わる!?手術のメリット、デメリットとは猫ちゃんの避妊手術、気になる費用や時間はどれくらい? 猫ちゃんも熱中症になる?自宅でできる対策や応急処置 猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう 猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪 健康でもリスクはある?知っておきたい【麻酔】のこと 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

病院は一大イベント!?愛猫ちゃんと上手に通院するポイントとは

病院は一大イベント!?愛猫ちゃんと上手に通院するポイントとは

愛猫の通院に手を焼いている飼い主さん、いらっしゃいませんか?ワンちゃんでも病院が苦手な子はたくさんいますが、単純に抱っこやリードの着用でなんとか連れていけることの方が多いかと思います。その点猫ちゃん達は逃亡してしまったり、身を隠してみたり、中には暴れる、噛みつく、引っかく、と力いっぱいの抵抗を見せてくれる子も。一般的に、どうしても連れて行くことができない状態が発生してしまうのが猫ちゃんというものなのです。そこで今回は猫ちゃん、そして飼い主さんが少しでもストレスなく通院できるポイントをご紹介します。 病院嫌いでも健康診断は受けるべき? まず大前提にどんなに病院が嫌いでも、定期的な健康診断は猫ちゃんの健康寿命を延ばすためにとても重要です。 猫ちゃん達は野生時代、他の動物に襲われないよう弱っている所は見せないようにする習性がありました。その名残で現代の猫ちゃん達も本能的に体調の悪さをギリギリまで隠してしまうため、いざ目に見えた症状が出てきた時には、かなり進行してしまっているケースも少なくありません。本人が不調を見せない初期のうちに病気を見つけ、治療を始めてあげられることが健康診断を受ける大きなメリットです。ただし、病院に行った後体調を壊してしまうほどデリケートな猫ちゃんは健診のタイミングや頻度を獣医師に相談してみましょう。連れて行ってもスタッフが触れないほど興奮状態になってしまっては飼い主さんと猫ちゃんの頑張りが無駄になってしまいます。愛猫の性格やご機嫌に合わせベストタイミングで受診できるといいですね。 どうして病院を怖がってしまう? 猫ちゃんが病院を怖がってしまう理由は様々です。慣れない場所であることに加え、他の動物の匂いや鳴き声がするのでやはり警戒してしまいますよね。また過去に経験した注射や手術、お泊りなどがトラウマになっていて強い恐怖心を抱いている事もあります。猫ちゃん達は飼い主さんの不安や焦りを感じ取ることができるため、普段と違う飼い主さんの様子に一層緊張感が増してしまう...なんてことも。 お互いストレスのためない通院のための配慮 猫ちゃん達はとても賢い動物。普段動物病院で働いていると「予約の電話を聞いていたようで朝から姿が見当たらず連れて行くことができない…」というご相談を驚くほどお受けします。本当に電話を理解しているのか、準備している様子で察知しているのかはわかりませんが、あまり飼い主さんが身構えてしまうと猫ちゃんも緊張してしまうようです。できるだけ直前まで普段通りに過ごし病院へ行くことを悟られないように工夫してみましょう。また病院へ行く前に空いている時間帯を確認しておくのもおススメです。他の動物の鳴き声に委縮してしまうようであれば、静かな別部屋で待機させてもらえないかスタッフに相談してみてください。どんなに大人しい猫ちゃんであっても、抱っこで病院へ行くのはNG。予想外の出来事が起こると、猫ちゃん達は信じられないパワーとスピードで逃げ出してしまいます。まずは猫ちゃんが安心感を持てるよう、キャリーにいれて上からバスタオルをかぶせてあげるといいですね。パニックを起こしてしまう可能性がある猫ちゃんは、大きめの洗濯ネットにいれてからキャリーに入ってもらう事で検査や診察が受けやすくなります。 無理はせず事前にスタッフと相談を 病院が嫌いで、連れて行くことが難しい猫ちゃんというのは動物病院では決して珍しくありません。スタッフもそういったご相談はよくお受けしているので、遠慮せず相談してみましょう。無理に連れて行くことで猫ちゃんがかえって体調を壊してしまったり、飼い主さんがケガをしてしまうと本末転倒ですよね。まずは病院へ行く前に、症状や性格などを伝えどう対処すべきか都度相談してみてください。 関連ブログ猫に生理はある?避妊手術は必要?猫ちゃんの生態にクローズアップ! 猫の去勢手術は10分で終わる!?手術のメリット、デメリットとは猫ちゃんの避妊手術、気になる費用や時間はどれくらい? 猫ちゃんも熱中症になる?自宅でできる対策や応急処置 猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう 猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪 健康でもリスクはある?知っておきたい【麻酔】のこと 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

病院は一大イベント!?愛猫ちゃんと上手に通院するポイントとは

愛猫の通院に手を焼いている飼い主さん、いらっしゃいませんか?ワンちゃんでも病院が苦手な子はたくさんいますが、単純に抱っこやリードの着用でなんとか連れていけることの方が多いかと思います。その点猫ちゃん達は逃亡してしまったり、身を隠してみたり、中には暴れる、噛みつく、引っかく、と力いっぱいの抵抗を見せてくれる子も。一般的に、どうしても連れて行くことができない状態が発生してしまうのが猫ちゃんというものなのです。そこで今回は猫ちゃん、そして飼い主さんが少しでもストレスなく通院できるポイントをご紹介します。 病院嫌いでも健康診断は受けるべき? まず大前提にどんなに病院が嫌いでも、定期的な健康診断は猫ちゃんの健康寿命を延ばすためにとても重要です。 猫ちゃん達は野生時代、他の動物に襲われないよう弱っている所は見せないようにする習性がありました。その名残で現代の猫ちゃん達も本能的に体調の悪さをギリギリまで隠してしまうため、いざ目に見えた症状が出てきた時には、かなり進行してしまっているケースも少なくありません。本人が不調を見せない初期のうちに病気を見つけ、治療を始めてあげられることが健康診断を受ける大きなメリットです。ただし、病院に行った後体調を壊してしまうほどデリケートな猫ちゃんは健診のタイミングや頻度を獣医師に相談してみましょう。連れて行ってもスタッフが触れないほど興奮状態になってしまっては飼い主さんと猫ちゃんの頑張りが無駄になってしまいます。愛猫の性格やご機嫌に合わせベストタイミングで受診できるといいですね。 どうして病院を怖がってしまう? 猫ちゃんが病院を怖がってしまう理由は様々です。慣れない場所であることに加え、他の動物の匂いや鳴き声がするのでやはり警戒してしまいますよね。また過去に経験した注射や手術、お泊りなどがトラウマになっていて強い恐怖心を抱いている事もあります。猫ちゃん達は飼い主さんの不安や焦りを感じ取ることができるため、普段と違う飼い主さんの様子に一層緊張感が増してしまう...なんてことも。 お互いストレスのためない通院のための配慮 猫ちゃん達はとても賢い動物。普段動物病院で働いていると「予約の電話を聞いていたようで朝から姿が見当たらず連れて行くことができない…」というご相談を驚くほどお受けします。本当に電話を理解しているのか、準備している様子で察知しているのかはわかりませんが、あまり飼い主さんが身構えてしまうと猫ちゃんも緊張してしまうようです。できるだけ直前まで普段通りに過ごし病院へ行くことを悟られないように工夫してみましょう。また病院へ行く前に空いている時間帯を確認しておくのもおススメです。他の動物の鳴き声に委縮してしまうようであれば、静かな別部屋で待機させてもらえないかスタッフに相談してみてください。どんなに大人しい猫ちゃんであっても、抱っこで病院へ行くのはNG。予想外の出来事が起こると、猫ちゃん達は信じられないパワーとスピードで逃げ出してしまいます。まずは猫ちゃんが安心感を持てるよう、キャリーにいれて上からバスタオルをかぶせてあげるといいですね。パニックを起こしてしまう可能性がある猫ちゃんは、大きめの洗濯ネットにいれてからキャリーに入ってもらう事で検査や診察が受けやすくなります。 無理はせず事前にスタッフと相談を 病院が嫌いで、連れて行くことが難しい猫ちゃんというのは動物病院では決して珍しくありません。スタッフもそういったご相談はよくお受けしているので、遠慮せず相談してみましょう。無理に連れて行くことで猫ちゃんがかえって体調を壊してしまったり、飼い主さんがケガをしてしまうと本末転倒ですよね。まずは病院へ行く前に、症状や性格などを伝えどう対処すべきか都度相談してみてください。 関連ブログ猫に生理はある?避妊手術は必要?猫ちゃんの生態にクローズアップ! 猫の去勢手術は10分で終わる!?手術のメリット、デメリットとは猫ちゃんの避妊手術、気になる費用や時間はどれくらい? 猫ちゃんも熱中症になる?自宅でできる対策や応急処置 猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう 猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪 健康でもリスクはある?知っておきたい【麻酔】のこと 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

猫の去勢手術は10分で終わる!?手術のメリット、デメリットとは

猫の去勢手術は10分で終わる!?手術のメリット、デメリットとは

男の子の猫ちゃんと一緒に生活していると必ずやってくる【去勢手術】問題。健康な体に麻酔をかけることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。ですが未去勢でいることによって目の当たりにする様々な問題行動は、実際に飼い主さんを困らせてしまうこともあるのです。そこで今回は、オス猫ちゃんに見られる発情症状や去勢手術のメリットについてまとめてみました。 オス猫の発情期とは 暖かい時期に発情を起こすメス猫とは異なり、男の子たちは発情している女の子の匂いや鳴き声を察知することで発情期がやってきます。嗅覚が鋭いため、自宅内でメス猫との接触がなかったとしても、近隣の猫ちゃんや野良猫ちゃん達に発情がきていれば誘発される可能性が大いにあります。性成熟していればいつでも交配することが可能で、その妊娠率は100%!男の子と女の子のペアで飼育している場合、どちらかが手術を受けていなければほぼ確実に繁殖すると考えましょう。 発情期に見られる症状 オス猫の発情期には以下のような症状が見られます。・大声で鳴き続ける・スプレー行動を取る・攻撃的になる・脱走する発情中は今までに聞いたことがないような大きな声で鳴き続けるため、愛猫がおかしくなってしまったのでは?と病院に駆け込む方もいらっしゃるほどです。またメス猫を惹きつけるための匂いの強い尿を所かまわずまき散らすスプレー行動は、飼い主さんを悩ませる問題行動の1つでもあります。強いオスであることをアピールするため凶暴性が増すことや、本能的に外に飛び出しメス猫を探そうとする猫ちゃんも。そのため発情期中の脱走事故には特に注意が必要です。 手術を受けるメリット 去勢手術を受けることで上記の問題行動を抑制することができます。ただし時期が遅れれば遅れるほど、その抑制効果は弱まってしまうとされているため、行うのであれば早めに手術を受けた方がいいかもしれませんね。また精巣腫瘍など、性ホルモンに関わる病気を予防することにも繋がります。発情がきているにも関わらずメス猫と接触できない、という状態は猫ちゃんにとって大きなストレス。このストレスを緩和し、病気を予防することで健康寿命を延ばすことができるというのも去勢手術の大きなメリットといえるでしょう。 手術にデメリットはある? 去勢手術のデメリットは【麻酔のリスク】【体質変化】の2点があげられます。猫ちゃんの去勢手術は睾丸を摘出するごく短時間の手術です。とはいえ全身麻酔を使用しますので絶対に安全!と言い切れるものではありません。動物病院ではこのリスクを最小限に抑えるため、術前に様々な検査を行い、万全を期して手術に臨みますが、術前の説明はしっかり聞き不明点はその場で確認しておきましょう。また猫ちゃんに限った事ではありませんが、避妊や去勢手術というものは本来持っているホルモンのバランスを大きく変えることになります。性ホルモンが分泌されなくなり代謝が落ちる結果、太りやすくなったというケースは珍しくありません。ただしこのデメリットは去勢後用フードに切り替えることで対応可能ですので、術後フードチェンジをするか獣医師と相談してみてくださいね。 手術時間や気になる費用 猫ちゃんの去勢手術は少し特別。睾丸を取り出した傷口は自然にすぐ癒合するため縫合を行う必要がありません。そのため手術自体は10分程度というごく短時間で終了します。麻酔を入れてから完全に覚醒するまでの時間としては30分前後です。とはいえ手術当日は朝に来院し、採血後に血液検査、お昼前後に手術を行い夕方に帰るというパターンが多いかと思います。縫合しませんのでもちろん抜糸もありません。費用は3~4万円前後の病院が多いかと思いますが、病院差が大きい部分になりますので術前にトータルの費用を聞いてみてくださいね。 助成金が出ることも!? お住いの地域によっては猫ちゃんの去勢手術に数千円の助成金が出る事があります。役所のホームページなどで確認してみましょう!また外猫を保護し、去勢後また外に放つということであれば去勢済を知らせるためのサインとして術中にお耳を少しカットすることもできます。こちらを希望する場合は、必ず術前に獣医師に伝えましょう。その他去勢手術時にはウイルスの検査、マイクロチップの挿入、爪切りなど普段嫌がってさせてくれないような処置をまとめて行う事も可能。まずはご家族で手術を行うか否かを話し合うことが大切です。もし行う場合には、ベストなタイミングをかかりつけの獣医師と相談し、予約を入れましょう。不安に感じる点は遠慮せず聞き、ご納得のうえ手術をうけてくださいね。 関連ブログ 猫に生理はある?避妊手術は必要?猫ちゃんの生態にクローズアップ! 猫ちゃんの避妊手術、気になる費用や時間はどれくらい? 猫ちゃんも熱中症になる?自宅でできる対策や応急処置 猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう 猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪 健康でもリスクはある?知っておきたい【麻酔】のこと 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは 愛猫がエリザベスカラーを嫌がる時はどうしたらいい?困った時の対処法。 猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。

猫の去勢手術は10分で終わる!?手術のメリット、デメリットとは

男の子の猫ちゃんと一緒に生活していると必ずやってくる【去勢手術】問題。健康な体に麻酔をかけることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。ですが未去勢でいることによって目の当たりにする様々な問題行動は、実際に飼い主さんを困らせてしまうこともあるのです。そこで今回は、オス猫ちゃんに見られる発情症状や去勢手術のメリットについてまとめてみました。 オス猫の発情期とは 暖かい時期に発情を起こすメス猫とは異なり、男の子たちは発情している女の子の匂いや鳴き声を察知することで発情期がやってきます。嗅覚が鋭いため、自宅内でメス猫との接触がなかったとしても、近隣の猫ちゃんや野良猫ちゃん達に発情がきていれば誘発される可能性が大いにあります。性成熟していればいつでも交配することが可能で、その妊娠率は100%!男の子と女の子のペアで飼育している場合、どちらかが手術を受けていなければほぼ確実に繁殖すると考えましょう。 発情期に見られる症状 オス猫の発情期には以下のような症状が見られます。・大声で鳴き続ける・スプレー行動を取る・攻撃的になる・脱走する発情中は今までに聞いたことがないような大きな声で鳴き続けるため、愛猫がおかしくなってしまったのでは?と病院に駆け込む方もいらっしゃるほどです。またメス猫を惹きつけるための匂いの強い尿を所かまわずまき散らすスプレー行動は、飼い主さんを悩ませる問題行動の1つでもあります。強いオスであることをアピールするため凶暴性が増すことや、本能的に外に飛び出しメス猫を探そうとする猫ちゃんも。そのため発情期中の脱走事故には特に注意が必要です。 手術を受けるメリット 去勢手術を受けることで上記の問題行動を抑制することができます。ただし時期が遅れれば遅れるほど、その抑制効果は弱まってしまうとされているため、行うのであれば早めに手術を受けた方がいいかもしれませんね。また精巣腫瘍など、性ホルモンに関わる病気を予防することにも繋がります。発情がきているにも関わらずメス猫と接触できない、という状態は猫ちゃんにとって大きなストレス。このストレスを緩和し、病気を予防することで健康寿命を延ばすことができるというのも去勢手術の大きなメリットといえるでしょう。 手術にデメリットはある? 去勢手術のデメリットは【麻酔のリスク】【体質変化】の2点があげられます。猫ちゃんの去勢手術は睾丸を摘出するごく短時間の手術です。とはいえ全身麻酔を使用しますので絶対に安全!と言い切れるものではありません。動物病院ではこのリスクを最小限に抑えるため、術前に様々な検査を行い、万全を期して手術に臨みますが、術前の説明はしっかり聞き不明点はその場で確認しておきましょう。また猫ちゃんに限った事ではありませんが、避妊や去勢手術というものは本来持っているホルモンのバランスを大きく変えることになります。性ホルモンが分泌されなくなり代謝が落ちる結果、太りやすくなったというケースは珍しくありません。ただしこのデメリットは去勢後用フードに切り替えることで対応可能ですので、術後フードチェンジをするか獣医師と相談してみてくださいね。 手術時間や気になる費用 猫ちゃんの去勢手術は少し特別。睾丸を取り出した傷口は自然にすぐ癒合するため縫合を行う必要がありません。そのため手術自体は10分程度というごく短時間で終了します。麻酔を入れてから完全に覚醒するまでの時間としては30分前後です。とはいえ手術当日は朝に来院し、採血後に血液検査、お昼前後に手術を行い夕方に帰るというパターンが多いかと思います。縫合しませんのでもちろん抜糸もありません。費用は3~4万円前後の病院が多いかと思いますが、病院差が大きい部分になりますので術前にトータルの費用を聞いてみてくださいね。 助成金が出ることも!? お住いの地域によっては猫ちゃんの去勢手術に数千円の助成金が出る事があります。役所のホームページなどで確認してみましょう!また外猫を保護し、去勢後また外に放つということであれば去勢済を知らせるためのサインとして術中にお耳を少しカットすることもできます。こちらを希望する場合は、必ず術前に獣医師に伝えましょう。その他去勢手術時にはウイルスの検査、マイクロチップの挿入、爪切りなど普段嫌がってさせてくれないような処置をまとめて行う事も可能。まずはご家族で手術を行うか否かを話し合うことが大切です。もし行う場合には、ベストなタイミングをかかりつけの獣医師と相談し、予約を入れましょう。不安に感じる点は遠慮せず聞き、ご納得のうえ手術をうけてくださいね。 関連ブログ 猫に生理はある?避妊手術は必要?猫ちゃんの生態にクローズアップ! 猫ちゃんの避妊手術、気になる費用や時間はどれくらい? 猫ちゃんも熱中症になる?自宅でできる対策や応急処置 猫の食欲不振、様子見NG?早めの受診で愛猫の体を守りましょう 猫のかかりやすい病気vol.1~下部尿路疾患猫のかかりやすい病気vol.2~猫風邪 健康でもリスクはある?知っておきたい【麻酔】のこと 猫エイズはうつる?症状や治療方法とは 愛猫がエリザベスカラーを嫌がる時はどうしたらいい?困った時の対処法。 猫の肥満細胞腫、見分け方と治す方法はある? ▼ この記事を書いたのは ▼クリックでライターの詳細がご覧いただけます。