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オオカミという野生動物と犬との比較

人間が変えることになった犬とオオカミの運命

2頭のオオカミ

犬は遺伝子的にタイリクオオカミの近縁種であると判明しています。そのため、犬のしつけや行動、食事などの多くの点について、オオカミが参考とされてきました。

しかし現在、この2者の立場には大きな差があり、生活圏の違いとなって表れています。

犬たちの方は、文明を発達させ世界中に生活圏を広げてきた人間の家族の一員として、一緒に自分たちの生活圏も広げてきました。

一方オオカミたちの方は、進んだ文明を持つようになった人間にとって、その存在が危険で邪魔なものになり、生息地域を激減させることになってしまいました。

犬は、それこそ北極圏などを除くあらゆる地域に広まっていますが、オオカミたちは、人間が飼っている家畜を襲う害獣として大量に駆逐されていったのです。

今、オオカミたちには、絶滅の危機がせまっているのですが、その張本人は私たちだったということですね。


食事と環境の違いが寿命を大きく左右した

次に、犬とオオカミの生活環境や食事についての違いを見てみます。

現在の日本では、多くの犬たちが室内の安定した環境下で飼育され、毎日栄養バランスの良いドッグフードを与えられています。

ところが野生のオオカミたちは、季節には関係なく1年を通じて狩りを行い、生きるための食料を確保しなければなりません。

もっとお金をかければ、さらに健康的な『個別の食事』が与えられ、高度な医療まで受けることができる犬たちに比べ、オオカミたちは、自然のもと、命がけで獲物を得ることでしか生きていけないのです。

さらに雪が積もり、獲物も少なくなるより厳しい冬の季節も、毎年なんとか超えていかなければならないのです。

この環境と食事の差は、寿命となって表れます。犬の平均寿命は、今では小型犬で14~15才、中大型犬で13~14才。

10歳を生きれば長生きと言っていた時代を過ぎ、さらに寿命は伸びているのです。

一方、野生のオオカミの平均寿命は、たった5~10年と言われています。そのオオカミたちも、動物園などでしっかり管理されれば、なんと寿命は一気に15年ほどに延びるのです。

食事と健康管理がいかに大切かということを物語っています。


もっとも身近な犬は自然の入り口になる

散歩するペット

犬とオオカミ。

元は同じ仲間だったにも関わらず、人間との接点の違いによって、その立場にはとても大きな差が生じてしまいました。

今私たちは、その状況を他人事のようにはせず、同じ地球上で暮らしているものとして、オオカミも棲息し続けられる自然をずっと守り続けていかなければなりません。

今まで自然のことなど無関心だった人でも、犬と共に暮らすことで、自然や他の生き物のことなどを考えるようになるかもしれません。

犬は、最も身近な自然の窓口であり、学びのきっかけを与えてくれる存在だからです。

犬との生活が心を豊かにしてくれる理由は、このような点なのかもしれませんね。

筆者:イノヨシ



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